ガン完全克服マニュアル

当ブログはガンを克服するための最新治療法を全て掲載しています。
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2009年1月28日より、新しく掲示板と、病院評価ランキングを追加しました。 どんどん活用して下さい。


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日本生化学大会で発表された新しい癌治療法SOLWEED

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2017年10月30日 (22:25)

“エンケン”遠藤賢司さん、胃がんのため死去 70歳 代表曲「カレーライス」

「カレーライス」「不滅の男」などで知られるシンガーソングライターの遠藤賢司さんが、胃がんのため死去した。70歳。25日に公式サイトで発表された。

 公式サイトによると、23日に都内の病院に入院したが、24日に容態が急変、25日早朝に亡くなった。葬儀は本人の意向を尊重し、家族だけで執り行い、年明けに音楽葬を行う予定。詳細は公式サイトで発表するとしている。

 「エンケン」の愛称で知られる遠藤さんは1969年にレコードデビュー。自らを「純音楽家」と称し、代表曲に「カレーライス」「東京ワッショイ」「不滅の男」「夢よ叫べ」などがある。俳優としても映画「20世紀少年」「中学生円山」などに出演。

 2016年6月にスタッフがフェイスブックとブログを通じて「エンケンは、昨年末から体調が優れずに検査をしていましたが、今年3月頭に癌であることが解り、4月から短期入院も経て治療中です」と、がん闘病を公表した。

 今年3月にはNHK BSプレミアム「出張ゼミナール~ザ・フォークソング番外編~」に出演するまでに回復。しかし、8月ごろから入退院を繰り返すようになり、今月19日に行う予定だった「遠藤賢司ソロライブ “猫と僕と君”~関西編~」(大阪・梅田クラブクアトロ)を体調不良により中止した。

 都内の病院でこん睡状態に陥っていることが報じられると、インターネット上には「エンケンがんばれ!」「あなたはまだそっちじゃない!!」など“不滅の男”の回復を願う声が相次いだが、叶わなかった。

スポニチニュース
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2017年10月30日 (22:24)

<日本癌治療学会>がん治療で情報ナビゲーター、全国展開へ

 日本癌(がん)治療学会(北川雄光理事長)は11月から、がんの情報提供に特化した「がん医療ネットワークナビゲーター」を育成し認定する制度を全国で展開する。モデル事業では10道府県の31人が認定されており、当面、全都道府県で約1000人の育成を目指す。

 ナビゲーターは、地域のがん診療や患者会、検診などの情報を収集し、がんの啓発活動をしたり、患者や家族のさまざまな疑問や悩みを解決する手助けをしたりする。

 患者や家族の相談支援と情報提供の充実は、国のがん対策の柱の一つ。全国のがん診療連携拠点病院には相談支援センターが設置されているが、周知不足で利用率も低く、病院と患者をつなぐ人材が求められていた。

 ナビゲーターの認定を受けるには、がんの基本的な知識を学ぶため約40時間、インターネットを介した講義と確認テストを受けることが必要。修了したら同学会のホームページから申請し、認定証とバッジを受け取る。

 さらに、上級のシニアナビゲーターは、病院でのがん診療や相談の実地見学、患者とのコミュニケーション技術を研修で身に着ける。退院後の在宅の患者にも対応する。研修の受講料などはいずれも有料。

 担い手として想定しているのは看護師や薬剤師、がん経験者など、地域のがん医療にかかわる人で、すでに薬局や病院などで活動しているナビゲーターもいる。同学会では「認定されたナビゲーターが十分な役割を果たせているかも検証していきたい」としている。問い合わせは同学会東京事務所(03・5542・0546)。

毎日新聞

2017年10月17日 (00:40)

「酵素ファスティング」やってる!?10日間で3kg減+αの効果とは

アスリートや芸能人が実践していることでも話題のファスティング(断食)。断食とは言っても、水以外一切口にしないストイックな方法ではなく、食事の代わりに酵素ドリンクや野菜ジュース、専用のサプリメントだけで3~5日間程度過ごすというやり方が最近では主流。筋肉が落ちにくく、身体能力も高まることから、ダルビッシュ投手を始めとする野球選手や、横綱白鵬関も取り組んでいるそうなんです。

【写真】「酵素ファスティング」やってる!?10日間で3kg減+αの効果とは

「それなら安心して行えそう!」ということで、筆者(30代・女・お酒好き)が人生で初のファスティングに挑戦。お酒好きな上、春頃から仕事のストレスと暴飲暴食により、心にも身体にも悪いものを溜め込んでしまった状態から、5日間のファスティングを行って実感した効果や感想をご紹介します。

■酵素ファスティングとは?

 ファスティング=断食のこと。といっても、水だけで過ごすわけではありません。今回実践した酵素ファスティングでは、「プロフェッショナルファスティングマイスター(1級断食指導者)」「臨床分子栄養学医学研究会 認定指導カウンセラー」の資格を持つ、株式会社be Organic代表の山岡玲子先生の指導のもと、糖分やミネラルなどの栄養を含む酵素ドリンクを食事の代わりに摂取しながら5日間を過ごしました。梅干しや塩、少量のサプリメントも体調を見ながら適宜摂取していきます。

 ファスティングというとダイエットをイメージする人が多いと思いますが、効果はそれがメインではないんです。山岡先生によれば、食事を摂らないことで消化器官を休められるほか、身体に溜め込んでいた有害物質の解毒と排出、細胞の生まれ変わり、傷んだ臓器の修復を促す効果などがあり、とにかく健康になれるというのです。

「人間の身体はもともと『潜在酵素』を持っているのですが、この潜在酵素は『消化酵素』と『代謝酵素』に分かれます。ファスティング中は、『消化酵素』を使う必要が極端に減るため、ほとんどの酵素を『代謝』に回すことができるのです。そうすると新陳代謝が活発になり、腸内環境を改善したり、傷んだ臓器の修復をしたり、免疫力を増強したりと様々な効果がもたらされます。

 その効果は、海外でファスティングが癌の治療に用いられたり、ドイツでは「断食で治せない病気は医者でも治せない」ということわざがあったりするほど! ほかにも、ダイエット効果はもちろん、アレルギー改善や妊活にも効果があると言われています。」とのこと。

 とにかく健康効果がものすごいのです!

■ファスティング中はもちろん、その前後もお酒は禁止

 ファスティング中は酵素ドリンクだけで過ごしますが、その前後数日間、胃腸を慣らすために「準備食」と「回復食」という食事を行います。山岡先生の「Organic Fasting」では、準備食は2日以上、回復食は5日以上が推奨されています。

 準備食・回復食の主なルールは、動物性たんぱく質や揚げ物は消化吸収に負担がかかるため、肉・魚・卵・乳製品と、脂っこいものは摂らないこと。また、甘いもの(お菓子など甘味料全般)と小麦製品は腸内環境を乱すため食べないこと。お酒も同じ理由でNG!

 食事は、ざっくりとベジタリアンのような感じですね。揚げ物も避けるのでかなりヘルシー。主食は、お米なら玄米や雑穀米を推奨(白米でもOK)、麺類なら蕎麦ならお昼のみOK。玄米や雑穀米、蕎麦はビタミン・ミネラルや食物繊維が白米よりも摂れるのと、血糖値を急上昇させないためだそうです。

 お酒は、準備食に入ってからファスティングを終え、回復食3日目までは一切NG! (Organic fastingの場合)10日間も禁酒したことなんて、恐らくもう10年ぶりです。

 筆者は夫婦ふたりの家庭なのですが、夫婦ともお酒好きで普段は毎晩のように晩酌しているんですよね。それがなくなったこの期間、何だか寂しい夕食タイムに...。夫は「ファスティングする」と言い出した私になんだかつまらなそうな、やや疑わしそうな視線を向けてくる...なんとなく、夫婦の会話も減っていたような気がします。夕食時のお酒を一緒に楽しむことが大事なコミュニケーションになっていたんだなと気づかされました。逆に、お酒がないとコミュニケーションが減るというのはどうなんだろうかと、考えさせられもしましたね(笑) 今後の夫婦関係のためにも良い発見でした。

■ファスティングをして気づいたこと

 ファスティング中は、お腹が空いたら酵素ドリンクを少しずつ飲みながら過ごします。酵素ドリンクを飲むと一時的に空腹感が解消されるので、辛さはほとんどありませんでした! 酵素ドリンクが甘くて好みの味だったのも良かったです。さらに3日目、4日目と日が経つにつれてどんどん身体が慣れていくんですよね。この感覚には感動でした。

 最初にお伝えしたように、ファスティングをすることで体内ではいろいろな良いことが起こるのですが、今回は生活の中で実感として気がついたことをご紹介します。

(1)夜にたっぷり時間ができた

 食事もお酒も摂らないので、夜の時間がすっぽりと空きます。「暇!」と思ってしまうくらいの時間が生まれます。読書や勉強をしたり、お風呂に長く浸かったりと有効に過ごすことができました。ついお酒を飲みながらダラダラ過ごしてしまう人や、資格勉強中の人などにはすごくおすすめです。

(2)とにかくお金を使わない

 食べられないので、基本的に外食の予定は入れません。私の場合、普段は週に1、2回以上外食をする機会がありますが、お酒も飲むので食事代が馬鹿になりません。平日のランチも、外食すれば1000円程度使ってしまいますが、それも0円。スタバやコンビニコーヒーも飲めないのでこの期間は買いません。とにかくお財布を開ける機会がなく非常に経済的でした。

 特に私は今回初ファスティングだったので、運動以外に外出の予定を入れなかったせいもありますが、約10日間ほとんどお金を使いませんでした。
(ただ、酵素ドリンクがちょっと高いんですけどね。)

(3)寝起きが100倍良くなる

 お酒好きの人に多いようですが、私ずっと寝起きが悪かったんです。お酒のせいにしたくなくて「低血圧」だからだと言い張っていましたが、間違いなくお酒のせいですね(笑)

 毎朝、目覚ましのスヌーズ機能を使って30分くらい粘ってから起きていました。
6時にセットして6時半頃やっと起きていたのが、ファスティング4、5日目になるとなぜか5時頃に自然と目が覚めるのです。しかもすごくスッキリ! これは、本当にお酒を飲む生活を見直そうと思いましたね。(恐らく禁酒だけではなくファスティングによる効果でもありますが!)

(4)食事もお酒も心を満たすためのものだった

 食べない生活をしてみて一番に感じたのが、いかに自分が「気分」のために食事をしていたかということ。仕事を終えた帰り道、いつも“お酒を飲みながら食事をする時間“を何よりも楽しみにしていたことに気づきました。

 楽しさはもちろん非常に大事な要素ですが、身体のためには、「本当に空腹なのか?」「本当に食べたいものを選んでいるか?」ということをきちんと見極めることが重要です。お酒も当然のように毎晩飲むのではなく、特別な時の楽しみにするなど、食事の仕方を変えていこう、というきっかけになりました。

■心と身体のデトックスに成功! 期間を置いてまたやりたい

 結果的に、回復食を含めた10日間で2.5~最大3 kgほど減量できました。ひとまわりすっきりできて満足です! 心のほうに溜め込んだあらゆるモヤモヤもデトックスされ、自分に自信を取り戻したような、爽快な気分で終えられました。

 お酒は、友人との約束があったので回復食4日目に再開。気分はファスティングモードが続いていたので、少量で我慢できましたよ。そこでも、楽しさのためにお酒を飲んでいるんだと改めて実感しました。やっぱりお酒は楽しい!

 とはいえ、今回のファスティングで、身体の中にしっかり意識を向けられるようになりました。二日酔いするほど飲んでしまうことも多かった私ですが、これからは身体をいじめるような飲み方はせず、ちゃんと身体を休ませながら大好きなお酒と付き合っていきたいと思います。

 身体が健康になる上、食生活への意識を根底から変えてくれるファスティング、お酒を控えたい方にとても良い健康法だと実感しました。興味があれば、ぜひ試してみてくださいね。

※実践する際には、専門的な知識を持った方の指導を受け、無理な断食などは行わないようにご注意ください。

指導を受けた先生/山岡玲子氏

文/suzuco
@DIME編集部

2017年08月30日 (11:15)

がん遺伝子治療でトラブル相次ぐ…効果得られず

がん細胞の増殖を抑えるとされる遺伝子を注入する国内未承認の治療を行うクリニックで、期待した効果を得られなかったとする患者側とのトラブルが相次いでいる。

 効果や安全性が立証されないまま、保険適用外の高額な自由診療で実施するクリニックが問題となっており、専門の学会が国に対策を求めている。

 「生きられると喜んでいた夫は、裏切られた思いに突き落とされました」。東京都内のクリニックでがん遺伝子治療を受け、その後に亡くなった男性患者の妻(49)が取材に心情を語った。

 男性は2014年6月、舌がんが再発し、入院先の大学病院で余命半年と告げられた。息子が何か治療法はないかとインターネットで探し、このクリニックを見つけた。面談した妻に、クリニックの院長(当時)は「ここで命が助かります。遺伝子が変異した状態では抗がん剤や放射線は効かないので、すぐに中止してください」などと説明した。

(ここまで387文字 / 残り710文字)

http://yomiuri.co.jp/science/20170810-OYT1T50131.html

2017年07月07日 (19:54)

泰葉、亡くなった小林麻央さんへの追悼句を靖国神社に奉納

歌手の泰葉が7日更新のブログで、6月22日に亡くなった歌舞伎俳優・市川海老蔵の妻・小林麻央さんへの追悼句を靖国神社に奉納したことを報告した。7月13日から始まる『みたままつり』で展示されるという。
靖国神社で行われる『みたままつり』は、昭和22年に始まった戦没者を慰霊するための夏まつりである。『泰葉オフィシャルブログ「Yasuha Style」』によると小林麻央さんへの追悼句は6月25日に書かれたもので、その時は「慟哭が私の心でいっぱいになり文字が乱れてしまった」という。

泰葉は4月27日のブログで、伝統芸能の社会がどれほど厳しく激しいものかを述べている。その中で「歴史と先人の偉業を継承していくこと」そして「それを支える家族の大変さ」を身をもって知る彼女は、「麻央さんのご努力は、並大抵のものではありません」「心から感謝します」と記していた。また「海老蔵さんを見習い、私は自分の天職“音楽”にその全てを捧げていきます」と表明している。この後、泰葉はタレント活動の休止を発表し、元夫・春風亭小朝と和田アキ子を提訴することを取りやめている。

この日のブログには追悼句“あなたとともに”が掲載されており、コメント欄には「泰葉さんの想い、願いは、きっと麻央さんに届いてます」との声が寄せられている。

画像2枚目は『yasuha 2017年7月7日付Instagram「I present my messages to soul in heaven」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

2017年07月07日 (19:39)

先進療法っぽいボッタクリ療法の見破り方 ― 小林麻央さん追悼 --- 筒井 冨美

6月22日、乳がんで死去したアナウンサーの小林麻央さん(享年34)に関連して、ビックリなニュースが飛び込んできた。彼女が通院していた都内のクリニックが、行政処分を受けたのだ。「臍帯血(へその緒から採取した血液)など他人の幹細胞を使った医療(再生医療)」を行う場合、専門委員会で安全性などの審査を受ける必要がある。しかし問題のクリニックは、「無届のままで再生医療を行った」として、厚生労働省から一時停止命令を受けた。麻央さんがこのクリニックで受けていたのは、水素温熱免疫療法と報道されており、行政処分対象ではない別の治療法だが、双方とも保険のきかない高額の自由診療であり、医学的な効果は未知数である(特に水素温熱免疫療法)。

公式ブログによると麻央さんは「ジュースクレンズ(酵素の生きている非加熱圧搾ジュースで免疫力を上げるとガン細胞が消える…らしい)」「酵素風呂」等の民間療法も試していたそうで、「治療費総額は1億円を超えた」という報道もある。しかし、「ごしんじょう(金の棒で体をこする)療法」を受けて、2015年に胆管がんで急逝した女優の川島なお美さん同様に、「先進医療っぽく見せかけたボッタクリ民間療法のせいで、死期を早めたのではないか」との疑念が晴れない。

という訳で、スマホで一般人が「先進医療」と「先進医療っぽく見せかけたボッタクリ系民間療法」を、手早く見分ける方法を伝授したい。ウェブサイトの「ac.jp」は、大学や研究機関に与えられるドメインであり、このドメインに限定してネット検索するのだ。具体的には、検索したい病気や治療法などのキーワードに加えて、「site:ac.jp」を検索を追加し、検索条件を「完全一致」に指定するだけである。実例を以下に示した。

2017年07月07日 (19:18)

職域でのがん検診の指針、来年夏ごろに公表 - 厚労省、検査項目など策定に向けた論点も提示


厚生労働省は6日の「職域におけるがん検診に関するワーキンググループ」(WG)の初会合で、保険者や事業主が任意で実施する職域でのがん検診に関する指針を策定し、来年夏ごろに公表する方針を明らかにした。また、策定に向けた論点として、その検診の対象となるがんの種類や検査項目などを提示した。【松村秀士】

 厚労省が先月に発表した2016年の国民生活基礎調査の結果によると、がん検診を受けた人の約3―6割が職域におけるがん検診を受けていた。ただ、職域でのがん検診は、法的な位置付けが明確ではなく、実施者によって検査項目や対象年齢などがさまざまなのが実情だ。また、全体を把握するための統一的なデータフォーマットがなく、精度管理をするのが困難といった課題もある。そのため、WGの上部組織である「がん検診のあり方に関する検討会」では、職域でのがん検診に関する指針を策定した上で、保険者や事業主はこれを参考に実施するのが望ましいとの意見が出た。

 こうした指摘などを受け、6日に開かれた初会合で厚労省は、職域におけるがん検診に関する指針の策定・公表スケジュール案を示すとともに、策定に向けた論点を提示。具体的には、職域でのがん検診について、▽対象となるがんの種類や検査項目、対象年齢、実施間隔▽データを把握できる仕組み▽受けていない人の受診率向上策▽受けやすい環境の整備―を議論するよう促した。

 スケジュール案について、委員からは特に反対の意見は出なかった。ただ、職域での検診の在り方について、羽鳥裕・日本医師会常任理事が、検診を受けた人が精密検査を受けたかどうかを実施者が把握する必要があると指摘。その上で、「(受診者に)精密検査を受けてもらうのを事業主や保険者に義務付けることを言い切らないといけないのではないか」と述べた。これに対して住吉正男・連合雇用対策局長は、実施者に何らかの義務を課すのは法的な整備をしないと難しいとの考えを示した。

 このほか、「職域においても、(市町村が実施する)対策型がん検診と同じようなものが行われることが必要だ」(松田一夫・福井県健康管理協会副理事長)といった声や、「産業医がいない事業所では、(検診を受けた人の)個人情報の保護は人事担当者や労務担当者が行うことになる。産業医制度の問題とも絡めながら議論すべきだ」(立道昌幸・東海大医学部基盤診療学系公衆衛生学教授)といった意見も出た。

 また、職域でのがん検診の指針に関して、福田崇典・聖隷福祉事業団理事が「対策型がん検診のもの(指針)を職域に持ち込むのはスタンダードを下げることになる」とし、市町村を対象にした既存の「がん予防重点健康教育及びがん健診実施のための指針」を職域でのがん検診の指針に適用すれば、従来の検査項目などが限定される恐れがあるとの懸念を示した。

 一方、祖父江友孝・阪大医学系研究科環境医学教授は、「市町村向けの指針では検査項目や対象年齢などは根拠に基づいて定められており、(検査項目などを)不用意に追加するべきではない」とし、市町村向けの指針に従って職域でのがん検診の指針を決めるべきだとの考えを示した。
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CBnews

2017年07月07日 (19:00)

がん転移、細胞レベルで観察 体を透明化したマウス利用


マウスの体を透明化する技術を使って、がんが転移する様子を細胞レベルで観察することに東京大の上田泰己(ひろき)教授(システムズ薬理学)と宮園浩平教授(分子病理学)らが成功した。6日、米科学誌セルリポーツ(電子版)で発表した。

 上田さんらは2014年、脂質や血液の色素を取り除く試薬を使い、マウスの全身を透明化することに成功。今回は試薬を改良し透明度を上げた。赤く光るように操作した腎がんの細胞をマウスの腎臓に移植して透明化したところ、肺や肝臓などに転移した様子を特殊な顕微鏡で観察できた。乳がんや肺がん、皮膚がんの一種のメラノーマなどでも同様に確認できた。

 この技術を使えば、抗がん剤治療の効果を確認したり、がんが転移する仕組みを解明したりすることにつながるという。上田さんは「がんだけでなく、再生医療や自己免疫疾患など、未発達の治療法や仕組みが未解明の病気にも貢献が期待できる」と話している。(南宏美)
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朝日新聞社

2017年07月07日 (18:44)

林家木久扇 喉頭がんの経験にきく姫「師匠は生命力が強い」

「弟子が真打になるときには師匠が口上を述べるよね。いま弟子は10人いるけれど、弟子をとるときには、『このコが真打になるとき死んでちゃあいけない』って覚悟を決めるから、それが元気の秘訣にもなってるかな」

こう話すのは、落語家・林家木久扇(79)。'76年からは『笑点』(日本テレビ系)にレギュラー出演中。'07年に木久蔵の名を長男にゆずり、木久扇に。漫画家、ラーメン店経営など多才ぶりも知られる。そんな木久扇師匠が、'87年に林家木久蔵(当時)に入門し、'01年秋には、東京の女性落語家としては4人目の真打昇進を果たした、弟子の林家きく姫(47)と語り合った。

きく姫「師匠はいつも飄々としていますよね。ほかの弟子が、『落語家をやめて忍者になる』と言ってきたときも、『そうか、(忍者は)伊賀か甲賀か』って。ふつうやめる理由を聞くでしょう!師匠のおかげでいつも場が和むんです。私もいまでも師匠のお宅に入り浸ってます」

木久扇「ウチのすぐ近くに住んでるしね」

きく姫「私はおかみさんにもとても感謝しているんです。私は9歳のときに母をすい臓がんで亡くしているので、おかみさんは私にとって、母のような存在です。礼儀作法や女性としてのたしなみなど、すべておかみさんから教えていただきました。私が悩んで困っているときには、本当に温かい言葉をかけてもらって、精神的に支えてもらいました。恋の相談もしていたんです。いまはひとりが楽しくて仕方ない!『シングル イズ ベスト!』です」

落語界に入って57年の木久扇師匠。40代で腸閉塞、61歳で胃がん、そして'14年の77歳のときに喉頭がんを経験している。

木久扇「3年前、医師から宣告されたときは、目の前が真っ暗。頭の後ろから棒で殴られたような衝撃を受けて、『後頭(喉頭)ガーン』って」

きく姫「あはは!」

木久扇「僕は小学1年生のときに日本橋で東京大空襲を経験したんです。そのとき、祖母の手を引いて防空壕に入って、『もうダメか、明日の命はあるのか』というギリギリの経験をしています。あの空襲により、たった一晩で10万人以上の人が死んだ。それを思うと『がんなんて自分ひとりの事件。たいしたことねーや』って」

きく姫「師匠はいつも明るくて生命力が強い方なので、胃がんのときも喉頭がんのときも、私たち弟子は、『師匠は必ず戻ってくるだろう』という安心感をどこかに持っていました」

木久扇「タダ飯を食わせてくれる人がいなくなったら困るしね」

きく姫「いえいえ」

木久扇「喉頭がんのときには、自分の体に向かって毎日こう叱っていたね。『またがんが入ってきたけど、どういうことなんだ。15年前に君は私の体に来たろう。あのときも大変だったんだ。もう出てってくれ。私はやることがいっぱいあるんだから』って。治療中、声が出ないことで焦る気持ちもありましたが、もともと漫画家だったので、療養中も絵を描いたり、本を出版したり、落語以外の仕事で稼がせてもらった。ちなみに僕のいちばん好きな言葉は『入金』です」

きく姫「師匠は私にも落語以外にもいろんなことやれと勧めてくださるのですが、本当に大切なことだと思います」

木久扇「僕は57年間、芸能界を見ているけれど、特に年をとってから芸能界で生き残ることって、とっても難しいんです。僕には漫画があったし、ラーメン店を開店したり、いろんなことをやってきたことが役立っています。きく姫もいろいろなことに挑戦を続けて、それを芸に生かしてほしいね」

2017年07月07日 (18:31)

がん患者を惑わす「甘い言葉」とは? インチキ医療で命を落とす前にできること

著名人の「がん」による訃報が続いている。「3人に1人ががんで死ぬ」とされる時代、著名であろうとそれを免れることはない、というのは当然だ。

しかし、そのうちのいくつかでは、代替医療、それも科学的根拠のない悪質なものに手を出してしまったがために、本来なされるべき治療が行われず、結果として病気が悪化し、命を落とした可能性が報道されるケースもある。

なぜ、人はがんという病を患ったとき、このような選択をしてしまうのか。著名人だけではない。一部のメディアにおいて今の医療を否定するような情報がもてはやされる現状では、誰もがいざというとき、判断を誤ることが起こり得る。

大きな病に直面しても、納得のいく選択をするために、私たちにできることとは——自身もがんサバイバーで報道記者の鈴木美穂さんと、腫瘍内科医の勝俣範之さん、医療政策学者の津川友介さんらの鼎談から考える。
患者の心の隙につけ込む誘惑。しかし、医療にだって「うまい話」は存在しない。


鈴木美穂(すずき みほ)さん。日本テレビの報道記者・ニュースキャスター。NPO法人マギーズ東京 共同代表理事。2008年、24歳の時にステージ3の乳がんを発症。8カ月間休職しての闘病後、職場復帰。以降、本業と並行してがん患者を支援する活動を継続する。治療後は再発・転移もなく、現在は治療の必要もない状態。


鈴木:私は9年前、2008年に乳がんになりました。こう言うと「がんになって9年経ってそんなに元気で、何か特別な治療をしたんですか?」と聞かれることがあります。でも、私は特別なことはしていません。ガイドラインに沿ったもの、「標準治療」と呼ばれるものを受けただけで。


いろいろな人と話して思うのは、有名だったり、お金があったりすればするほど、標準じゃないものを選んでしまいがちなのではないか、ということです。標準じゃなくて、特別なことができると思うからでしょうか。私自身、標準治療を受ける過程で、さまざまな誘惑がありました。

勝俣:誘惑とは、どのようなものですか?

鈴木:例えば、突然あまりよく知らない人から連絡が来たり、イベントに行ったときに話しかけられたりして。

「あなたがやっている抗がん剤治療は毒だから、一刻も早くやめた方がいい」とか「それは標準なんだけど、お金さえあればもっと簡単に治療できるんだよ」とか、そんなことを言われました。

勝俣:標準治療という言葉の意味が、まだ定着していない印象があります。もともと英語では「スタンダートセラピー」ですが、日本だと「標準=並みの」という聞こえになってしまう。しかし、これは「最善の治療」という意味なんですよ。

鈴木:その通りですね。「私は記者で、納得がいくまで調べて精査した上で、この治療を選んだ」とわかっていても、そのときは心が揺れました。やっぱり当時、抗がん剤治療は辛くて、これをやらないで済むのであれば、やってみたいと思ったことは何度もあります。結局はやらなかったのですが。

津川:やらなかった理由というのは、どのような?

鈴木:私の場合は、積極的に医師の意見を聞きに行き、知識を収集したからだと思います。自分の病気について、主治医以外の他の医師に意見を聞くことを「セカンドオピニオン」といいますが、私は2回ではなく7回、つまり「セブンスオピニオン」まで聞きに行ったんです。

何人もの医師に相談して、病気についての知識を身に着けていく間に、少しずつ自分にとって何を選ぶのがベストなのかが見えてきました。今振り返ってみると、選ばなかった治療には、「こっちを選んでいたら、今、私はここにいないだろうな」と思うものもあります。

勝俣:医師の中にも、例えば、未だに「抗がん剤は悪だ」というような、不勉強な方がいますからね。

鈴木:がん患者さんの相談に乗っていると、少なからず起きるのが、標準治療ではない治療を受けた方が、「私は間違った治療を選んでしまった」と納得できないまま亡くなること。それは本当に悲しいと思っていて。

生きていれば人はいつか必ず死んでしまいます。でも、たとえがんになっても、自分の選択に納得して最後まで自分らしく生きて亡くなるのと、「失敗した」と後悔しながら亡くなるのとでは、心の穏やかさがまったく違います。残されるご家族もそうです。


津川:人の命を扱う以上、「絶対」というものがない医療の中で、それなりに質がコントロールされているのが標準治療です。誤解を恐れずに言えば、うまい話はない。勉強や運動などもそうだと思いますが、「特別なことをやれば他の人より何倍もいい結果が得られる」なんてことは、医療に限らずあり得ません。

真実とは、地道な努力をコツコツと積み重ねた先にあるものなんです。医療についていえば、それが標準治療ということになります。だから「あまりうまい話を探そうとしない」というのは、心がけてほしいですね。そうしないと、そこにつけ込まれて、治るべき人が治らない、命が短くなってしまうことがあるので。

インチキ医療を見わける「五カ条」。「がんが消えた!」という体験談はよくあるけれど……。


勝俣範之(かつまた のりゆき)さん。日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科教授。著書に『医療否定本の嘘』(扶桑社)、『「抗がん剤は効かない」の罪』(毎日新聞社)など。日々の診療の傍ら、ニセ医学の検証を行う。


鈴木:何を信じるかによって、命の長さが変わってしまう現状があります。患者さんはどんな情報を信じればいいのでしょう。


勝俣:私はこれが今、一番問題なところだと思っています。飛びつきやすい情報というのは、マスメディアとインターネット、両方にありますよね。インターネット上の医療情報の信頼性については、昨年からいろいろと取り沙汰されていますが、がんの専門家の立場からすると、マスもネットもどちらも相当危ない。

テレビも、雑誌も、新聞も、本も、もちろんネットも、過激な言い方をすると、ほとんど信頼できない。現場とずれています。情報化社会と言われるのに、結局医療者と一般の方の知識のギャップは大きいままです。

鈴木:テレビ・ネットの報道に携わる人間として、身につまされます。

勝俣:10年くらい前、インターネットがこんなに発達するまで、患者さんは情報不足だったんです。みなさん「どこに行けば正しい情報が得られるか」と困っていた。一方、今は情報過多の時代です。情報で溢れ返ってしまって、結局、何を信じていいのかわからないという。

津川:アメリカで得られる情報と日本で得られる情報を比較するとわかるのが、日本人はもともと健康意識が高く、健康のことをすごく気にしている、ということです。

以前は情報がない中でもなんとか健康に生きようとしていたのでしょう。それが今、どうなったかというと、あまりに健康意識が高いために、さまざまな情報に手を出すようになってしまった。しかもその信頼性が低いものだから、実害が出はじめている、ともいえます。

現状は、健康に関する記事を出せばみんな読む、本を出せばみんな買う、番組を作ればみんな観る。そうすると「何でもいいから健康に関する新情報、意外な情報をどんどん流そう」という構造が生まれてしまう。これが社会を混乱させていると思います。

実害がなければ目くじらを立てることはないのかもしれませんが、抗がん剤のような情報は、人を不幸にすることが本当にあるので。エビデンス(科学的な証拠)のない医療を受けて、命を落とす方、病気を悪くする方が実際にいる以上、社会としてどう守っていくかを、考えなければならないでしょう。

鈴木:そもそも、専門家でないと、正しい情報とそうではない情報の区別がつけづらいですよね。

津川:「AとBのどちらを選んでもいいですよ」というグレーゾーンはもちろんあります。しかし、はっきり白黒ついているものもあります。明らかに正しいもの、明らかに正しくないものは、はっきり判別できるようにした方がいい。

鈴木:明らかに「クロ」、正しくない情報とは、どんなものですか?

勝俣:私が長年、ニセ医学の検証をしてきて傾向をつかんだ、「インチキの五カ条」があります。以下のうち、2つ以上の項目が当てはまるようでしたら、「インチキ医療」の可能性が高いので、注意してほしい、というものです。

1. 「○○免疫クリニック」「最新○○免疫療法」などの謳い文句

2. 調査方法などの詳細が掲載されていない「○○%の患者に効果」

3. 保険外の高額医療・厚生労働省の指定のない自称「先進医療」

4. 患者さんの体験談

5. 「奇跡の」「死の淵から生還」などの仰々しい表現

津川:先進医療についてですが、本当に「“まだ”エビデンスがそろっていないけれど、将来効果が認められる可能性がある」治療なら、厚労省が「先進医療」に指定しているはずです。

逆に言えば、厚労省が先進医療に指定していないものはインチキである可能性が高いということも、患者さんが知っておいた方がいい重要な情報ですね。

鈴木:体験談はよくありますが、これもインチキの可能性が高いのですね。

勝俣:エビデンスのピラミッド(順位)でいえば、いち個人の体験というのは、もっとも信頼できないものですよね。

鈴木:わかっていても「この人が治ったんなら自分も治るんじゃないか」と、そそられてしまいます。

勝俣:しかし、そもそもその患者さんが実在しない場合もある。あるいは、どこか隅の方に小さく「抗がん剤と併用していた」「手術後に使い始めた」という記載があるとか。だったらそれは抗がん剤や手術の効果じゃないか、と。

津川:「がんが消えた!」というのもありますよね。

勝俣:インチキほど「がんが消えた!」と言いますね。「がんが治った!」だと薬機法に抵触するおそれがあるので、「消えた」と表現する。

津川:おお、ではこれは六カ条目ですね。

勝俣:たしかにそうですね(笑)。

インチキ医療や信頼性の低い医療情報によって損をするのは「患者」、つまりそうなり得る私たち全員だ。


津川友介(つがわ ゆうすけ)氏。UCLA助教。医療政策学・医療経済学を専門に研究。聖路加国際病院で内科医をした後、ハーバード大学で博士号を取得。著書に『「原因と結果」の経済学』(ダイヤモンド社)がある。


津川:「科学が証明していないすごいものが、まだ世の中には眠っているかもしれない」と考える患者さんが多いのかもしれませんが、やっぱり、そううまい話はないんです。それに、効果がないことは「悪魔の証明」と言われるくらいで、証明するのが難しい。


その結果、正しくないと知りつつ、お金儲けのためにインチキをする人が出てくる。医師や薬剤師、栄養士など、本来はプロ意識により、そういうことをするべきでない専門家まで、それに加担している。市場が歪んでしまっているんです。

保険外診療の中には、詐欺まがいのものも含まれています。普通「◯◯したらがんが治る」と謳えば詐欺です。しかし、医師免許を持っているだけで、それが保険外診療として提供され得る。本来は医師のプロ意識で解決するべきですが、今は機能していません。何らかの規制が必要な段階かもしれない。


鈴木:本気でその治療に効果があると思っている医師の方もいるのでしょうか。

津川:エビデンスのない治療を信じている人もいるでしょう。それは宗教と同じなので、他の人に迷惑をかけないのなら個人の自由かもしれません。しかし、少なくとも専門家が正しくない情報を発信するのは許されないと思います。

勝俣:情報の非対称性が解消されていない以上、圧倒的に弱い立場なのは患者さんですからね。

津川:最近思っているのが、医療不信や昨今の健康本ブーム、ネット上の医療キュレーションメディアの問題というのは、ひょっとして医療者側にも原因があるのではないか、ということです。

患者さんに病気を告知したとき、よく受容のプロセスと言いますが、患者さんはまず、とてもショッキングなことを言われて、頭が真っ白になる。そのあとそれを否認するんですね。「そんなはずはない」「(医師が)間違っているんじゃないか」と。これまでなら、そのあと徐々に受け容れていって、「これからどうしよう」と考え始める。

昔はここで、患者さんは医師のところに、どうにか戻ってきてくれたんです。「やっぱりもう一度、話を聞かせてください」と。でも、今は先ほどもあったように、情報過多の時代です。さらに、健康本やインターネットの先には悪意を持っていたり、お金儲けを目的にしていたりする人がたくさんいる。

そんな状況で、あまりにもドライに「これが医学的に証明されています」と言っても、患者さんが受け容れられるわけはありません。「藁をもつかむ」という言葉がありますが、患者さんはたとえ詐欺的なものでも信じたい。人はなぜインチキだとわかっていても信じたくなるのか、と問わなければ何も変わりません。

医療者側はその気持ちを本当に理解できているでしょうか。こういう問題は医療者やメディア側の目線で語られることが多いですが、苦しんでいるのは誰よりも、患者さんですよね。

勝俣:おっしゃる通りだと思います。患者さんが科学的根拠に乏しい質問をしてくると、無下に否定してしまう医療者もいます。しかし、これではますます信頼関係が損なわれる。

がんの情報というのは、患者さんにとってうれしくないことも言わなければいけない。「治る」と言ってあげたいけど言えない。「治らない」と言わなきゃいけないこともある。「転移しました」「再発しました」これらも患者さんにとっては聞きたくない情報です。

患者さんにはそのサポートが必要です。やっぱり、がんの治療が難しいとなったら、「簡単だ」と言ってくれる方に逃げたいじゃないですか。これをうまくサポートできてない、サポートする時間的余裕がない現状がある。

その結果として、「がん難民」といわれるような患者の方々が出てきてしまう。積極的治療が難しくなってきたときに、病院から放り出されたように患者さんが感じることは、大きな問題です。例えば「緩和ケア」のように、患者さんの痛みを取って生活の質を向上させるのも、立派な標準治療ですよね。

医師に余裕がないなら、海外では一般的なオンコロジーナース(精神的ケアまでを含めたがん治療の専門ナース)の外来診療への導入などを検討するべきかもしれません。

鈴木:日本でもがん専門看護師が少しずつ増えてきましたが、果たす役割は大きいですよね。


津川:並行して、メディア教育と、医療者には科学的根拠のない治療の規制が必要でしょう。規制は悪いもの、規制緩和は良いものと無条件に考えてしまいそうですが、インチキ医療により人が命を落としたり、病気を悪くしたりというのは、自由診療など規制緩和の流れの中で起きていることとも言えます。

鈴木:なるほど、今の医療の課題と、これからどうするべきかが、はっきりしてきました。最後に、患者さん、そしていつ患者になるかわからないすべての人にとって、結局、どうするのが一番ですか?

津川:本屋の健康本コーナーにある本に、まともな情報はほとんどありません。インターネットの情報が玉石混交なのは、もう繰り返し指摘されています。医師にもおかしなことを言う人がいる。

ですので、大事なのは、鈴木さんのように、がんセンターやがん拠点病院といった、医師の知識や技術がある程度は担保されている専門の病院で、複数の医師から情報を収集することではないでしょうか。

勝俣:標準治療についての理解も必要です。国立がん研究センターのサイトから、ガイドラインやがんの情報を学ぶことができます。

鈴木:この記事もネット上の情報ではありますが、専門家のお二人が真剣に議論した内容ですので、これを読んでくださって、何らかの気づきがあって、今から軌道修正したり、何かあったときに、納得のいく選択ができたりするようになる方が増えたらいいなと思います。
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