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ガン完全克服マニュアル

当ブログはガンを克服するための最新治療法を全て掲載しています。
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日本生化学大会で発表された新しい癌治療法SOLWEED

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2008年10月18日 (23:14)

<子宮頸がん>原因ウイルスの新ワクチン開発 国立感染症研

子宮頸(けい)がんの原因となるヒトパピローマウイルスの新たなワクチンを、国立感染症研究所などが開発した。日本人は欧米人と異なるウイルスの型での感染例が多いことも確認した。欧米などで使われているワクチンは一部の型しか効かないが、新ワクチンは日本人に幅広く有効となる可能性が高い。29日、名古屋市で開かれる日本癌(がん)学会で発表する。

 ウイルスは遺伝子の型の違いから約100種に分類され、このうち15種類に発がん性がある。欧米では16型と18型が発症原因の約70%を占めるが、日本の患者では16型42%、18型7%と半数にとどまる。製薬企業が厚生労働省に16型と18型に対応したワクチンの承認を申請しているが、認可されても感染防止には不十分とされる。

 研究チームは15種類に共通する構造があることに注目。この構造を作るアミノ酸配列を特定し、その特徴からワクチンを開発した。ウサギに接種し、16型と18型を含む6種類で感染防止を確認した。日本人の患者の76%が6種類による感染だったことも突き止めた。

 日本では毎年1万2000人以上が子宮頸がんを発症。ウイルスを発見したドイツの研究者は今年のノーベル医学生理学賞に決まった。

 国立感染症研究所の神田忠仁・病原体ゲノム解析研究センター長(腫瘍(しゅよう)ウイルス学)は「発がん性を持つ残りの9種類への効果は未確認だが、理屈から感染防止に有効と考えられる。実用化と予防接種の普及に努め、患者を減少させたい」と話す。【関東晋慈】

2008年10月17日 (22:12)

増加する『ドライアイ』 市販目薬の多用逆効果の場合も

パソコン作業に従事する人や高齢者の「ドライアイ」が増え続けている。重い疾患ではないが、目の疲れ、痛み、充血などの症状が続くと、生活全般に影響を及ぼす。日本眼科医会は、早めの受診を勧めている。 (安藤明夫)

 眼球の表面の粘膜(角膜上皮)は、いつも涙液で覆われている。涙には、乾燥を防いだり、汚れを洗い落としたり、細菌の侵入を防いだりする作用がある。しかし、涙の量が少ない、蒸発しやすいなど涙液が不安定な状態になると、角膜上皮が乾いてざらざらになり、さまざまな不快な症状につながる。これが、ドライアイだ。

 藤田保健衛生大坂文種(ばんぶんたね)報徳会病院(名古屋市中川区)教授の平野耕治医師は「目の乾きだけでなく、目が疲れる、ショボショボする、ゴロゴロするといった不定愁訴が多い。推定患者は八百万人ともいわれる。病気だと考えていない人も多いが、生活に不快な影響を与え続けるという意味で明らかに病気。患者さんの満足度を高めるために、長期間伴走していくのが医師の仕事だと思う」と話す。

 ドライアイがパソコン作業者に多いのは、モニターを見つめる間、まばたきの数が減って、涙が蒸発しやすくなるため。モニターが高い位置で、いつも顔を上げて作業をしていると、さらに蒸発しやすくなる。

 コンタクトレンズ、エアコン、車の運転なども、ドライアイを起こしやすい条件。男性よりも女性に多く、オフィス労働者のほか、最近は高齢者の受診も増えている。

 治療は、ドライアイが起きた原因によって異なる。最も一般的なのは、涙をためる効果のあるヒアルロン酸点眼薬や人工涙液による水分補給。治療を始めて一カ月以内に角膜上皮の状態がよくなることが多いが、継続した治療が必要な場合もある。

 眼科にかからず市販の目薬を使う人も多いが、市販薬の中には防腐剤や添加物が含まれているものもあり、使い過ぎると角膜上皮をさらに傷める場合もあるので注意が必要だ。

 コンタクトレンズを使う人がドライアイに悩まされることも多い。名古屋大眼科講師の杉田二郎医師は「コンタクトレンズを装用すると、涙液の蒸発が活発になり、角膜の表面がどうしても乾きやすい。角膜上皮の状態が悪い人は、いったん眼鏡に替えて、傷を治してからコンタクトに戻す場合もある」と話す。

 このほか、シェーグレン症候群(口の中や眼球の乾きが特徴の自己免疫疾患)などで、涙の分泌量が少ない場合は、涙の排出口(涙点)をプラグで閉鎖する場合もある。

 患者のセルフケアも大切だ。乾燥しやすい季節には加湿器を使う▽職場の空調が顔に直接当たらないように工夫する▽テレビやパソコンの画面は視線が下向きになるように配置する▽意識してまばたきをする▽目を小さく開けるようにする-といった配慮で悪化を防ぐこともできる。

 日本眼科医会は「ドライアイは、体質や体調の変化ではなく、適切な治療が必要な病気。自己判断で市販薬を使わずに、眼科を受診して正しい診断を受けて」と呼び掛けている。

2008年10月17日 (22:09)

女性の尿もれ骨盤臓器脱(3) 臓器脱の悩みと新手術 負担軽く、不快感を改善

長年、骨盤臓器脱に苦しんできた三重県鈴鹿市の主婦、山口友子さん(56)=仮名=は、二〇〇六年、名古屋市の名古屋第一赤十字病院女性泌尿器科で、導入されたばかりのメッシュ手術(TVM手術)を受けた。

 この手術は腹圧性尿失禁の中部尿道スリング手術(三日付健康面に紹介)と同じく、ポリプロピレン製のメッシュシートを膣(ちつ)壁の中に広げて、骨盤底の筋膜や靱帯(じんたい)を強化。骨盤内臓器の脱出を防ぐ。膣壁の一、二カ所に三-四センチと、脚の付け根四カ所ないし六カ所に〇・五センチの切開で済む。

 病院にもよるが、一時間前後の手術で、入院は五日から十日ほど。費用は健康保険適用で十五万円前後という。術後六週間は重い物を持つ、自転車に乗るなどを控える。

 山口さんは二十九歳で三人目を出産した後、子宮が下がって膣から出てしまった。歩くのも気になり、自転車にも乗れない。ひどいときは五センチも出て、おしっこも出なくなる。手で押し込みながら用を足したこともあったという。

 山口さんのように生活に支障が出る不快な症状が骨盤臓器脱の特徴。女性の骨盤底には尿道と肛門(こうもん)、膣と三つの出口があり、出産や加齢などで骨盤底の結合組織がゆるむと、支えきれない臓器が膣壁を押して下がってしまう。子宮が膣口から下がる子宮脱、膀胱(ぼうこう)や直腸が膣の壁と一緒に下がる膀胱瘤(りゅう)や直腸瘤、子宮摘出後に膣の壁が裏返ったように出てくる膣断端脱を合わせて骨盤臓器脱と呼ぶ。

 五、六十歳代に悩む人が多い。夕方や疲れた時、長く立っていると下がる人も。同時に排尿トラブルも抱える場合が多い。

 臓器自体に異常があるわけではなく、手術をするかは本人の希望によるが、子宮や膀胱が外に出ている程度と生活への影響が目安。ただ診療所などでは、まだまだ骨盤臓器脱の治療や手術への理解が進んでいない。「深刻なため、尿もれよりは早く婦人科を受診しても『大したことない』『放っておけばいい』と言われるなど、適切な治療にたどり着けず、悩みを深める人も」と同病院女性泌尿器科部長の加藤久美子医師は話す。

 〇五年にメッシュ手術が日本にも導入されるまでは、子宮脱の手術治療は子宮摘出が前提だった。摘出後に膣が出てしまう症状では治療が行き詰まる状態だった。

 メッシュ手術の日本での長期成績の検証などはこれからで「まだ新しい技術のため慎重に進めている」(加藤医師)が、体への負担が少ないことや、欧米では普及しており、再発が6%と少ないことから今後、広がりが期待されている。「何より病気でもない健康な子宮を取らなくていい」(同)

 尿失禁手術より実施している病院は少ないため、女性泌尿器科などで確認する。女性特有の体の悩みを受ける相談電話ウーマンズ・ヘルス・パートナー=電0120・744066、平日午前十時-午後四時=でも看護師らに相談できる。 

2008年10月17日 (17:43)

「肝がん:広がる治療法とチーム医療」

11月1日午後2時、東京・有明の癌研究会吉田記念講堂。肝がんの幅広い治療法などについて専門医が話す。無料。希望者は往復はがきかファクスで〒135・8550江東区有明3の10の6癌研究会企画部「肝がん公開講座」係((電)03・3570・0383、ファクス03・3520・0141)へ。


(2008年10月17日 読売新聞)

2008年10月17日 (14:57)

なくそう・減らそう糖尿病:第10部・患者の心理的葛藤/1

糖尿病では血糖値の管理が重要になる。医師や看護師らの指導だけでは不十分で、患者自身が前向きな姿勢で病気とうまくつきあうことが大切になる。第10部では、患者が抱える心理的な葛藤(かっとう)や社会的問題を考える。【小島正美、下桐実雅子】

 ◇就職の不安、なお強く--1型…「会社に告げた」は半数
 ◇上手に自己管理し、理解広める人も
 「就職時に、自分が1型糖尿病患者だと隠していた。いつも罪悪感があった」。東京都の大井町子さん(34)=仮名=はこう語った。

 1型糖尿病は、血糖値を下げるホルモン「インスリン」が膵臓(すいぞう)から出ないか、出にくくなる病気だ。生活習慣が原因で大人に多い2型と異なり、大半は小児で発症。毎日インスリンを自己注射する生活を強いられる。

 大井さんは4歳で発症した。現在、2~3時間おきに血糖値を自分で測り、1日4回、インスリンを注射している。糖分を適宜、補給しないと低血糖になって倒れることもあるが、適切にインスリン注射すれば、特に食事制限する必要もない。

 自己管理に自信があり、病気だと言わずに就職。トイレで注射し、低血糖のときは持参の砂糖を口にさっと入れた。職場で気づかれることはなかったが、「低血糖で頭がふらついたことがあり、隠すつらさを感じた」と漏らす。

 その後、退社して大学院に進学。修了後は民間のクリニックに勤めた。病名を明かした上で採用された。ただ頑張りすぎて体調を崩し、いまは臨床心理士として学校などで働く。現在の職場でも病気を隠していない。人前でも注射する。保護者との面談が長くなると低血糖になるが、「ごめんなさい」と言って、砂糖を口に放り込む。

   *

 4歳で発症した東京都の会社員、小山慶介さん(32)=仮名=は私立高受験の面接で病名を明かすと、別室に呼ばれた。「何かあっても対処できない」と言われ、不合格になった。

 就職時には病気を隠した。告白すると採用されないと感じたからだ。だが、低血糖で倒れたとき、職場の同僚はこちらが思ったほど驚かなかった。「正直に言えば、普通に働くことができる」と感じた。患者団体が主催するキャンプに参加し、悩んでいるのは自分だけではないと悟った。「何でも挑戦してみよう」と前向きになった。

 今年2月、血糖値を測りながら、東京マラソン(42・195キロ)を完走した。「病気だからできないと思い込んでいた。将来の世代が暮らしやすい社会を作るために、まず私が自分の病気を明らかにして、周囲の理解を高めたい」と決意を見せた。

 1型糖尿病患者とその家族でつくる「つぼみの会」(東京都渋谷区)の岡本宗重代表も「患者が恐れるほど周囲の目は冷たくない。患者が自分の殻に閉じこもるのが一番よくない」と訴える。

   *

 糖尿病患者にとって、就職活動で病気を告げるかどうかは悩みの一つだ。日本糖尿病協会が昨年実施した調査によると、「就職の際に糖尿病と告げた」のは52%で、15年前に比べ9ポイント上昇した。その一方で、採用されなかった経験がある人の中で、糖尿病が原因と感じている人は67%だった。1型糖尿病の患者団体「北海道ヤングの会」(札幌市)の田島和仁会長(31)は「就職時に告げなかったという話はよく聞く。ただ、糖尿病を前向きにとらえて、自分を知ってもらう材料にしている人もいる」と話す。

   *

 東京都在住の1型糖尿病患者、柳沢理恵子さん(27)は「病気を管理できていることが伝えられれば、採用も前向きに検討してもらえる」と話す。

 柳沢さんはインスリンを扱う製薬会社「ノボ ノルディスク ファーマ」に入社し5年目。医薬品情報担当者として、医療機関を回る。仕事の都合で、昼食が午後2時以降になることが多い。最初はインスリン注射の時間を作るのに苦労し、医師と話しているときに低血糖になったこともあった。今は間食を取ることで、病気に振り回されなくなった。同僚にも1型糖尿病の人が知っているだけで6人。「相談できるし励みになる」という。

 柳沢さんは、新しいインスリン製剤が登場すると試している。食べ過ぎても、少し体を動かせば血糖値が下がることも知っている。患者としての視点が仕事上の強みでもある。「少しの工夫で、糖尿病や合併症を防げることを伝えたい」と目を輝かせる。

 最近、定期検査で入院し、一緒になった糖尿病の女性の言葉がうれしかった。

 「インスリンは嫌だと思っていたが、使いこなせば、あなたのように普通に生活できる。元気をもらった」=つづく

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 イラストは、過食を警告するシンボルマークの「エンゼルピッグ」

毎日新聞 2008年10月17日 東京朝刊

2008年10月17日 (14:51)

赤い発疹 実はリンパ腫

 東京都内のC子さん(66)の手や足に、赤い発疹(ほっしん)ができ始めたのは7年前のこと。「はれもかゆみもなかった」と話す。

 2年後、心配になって近くの病院の皮膚科を受診した。炎症を抑える錠剤を服用すると一時的に症状が消えたが、再び悪化し、以前よりもひどくなった。そのうち、左足のふくらはぎに、うずらの卵程度の大きさの赤いふくらみができた。

 ふくらみの一部を取り、組織を調べてもらった。その結果、医師から入院を勧められ、入院手続き用の書類に「悪性リンパ腫の疑い」とあることに目に留めた。「亡くなった芸能人もいたと思って、足がガタガタふるえた」

 悪性リンパ腫は、血液に含まれる白血球の一種であるリンパ球のがん。リンパ節が腫れるのが普通だが、皮膚組織に入り込んで増殖することがある。「皮膚悪性リンパ腫」という。

 新規患者数が年間約400人とまれな病気で、半数近くは、発疹ができるだけで、がんとは言っても寿命に影響はしない。だが、患者の十数%は数年で亡くなる。がん細胞の増殖を抑える作用がある紫外線照射を主体とした治療を行う。

 C子さんは、東大病院皮膚科で詳しく検査を受け、発疹だけではなく、腫瘍(しゅよう)ができやすいタイプとわかった。定期的な紫外線照射に加え、腫瘍ができた場合は、より強い効果がある放射線治療を行う。

 C子さんは、顔や尻、かかと、ひじなどに計6回、入院や通院で放射線治療を受け、2週間に1回、紫外線照射を続けている。紫外線や放射線は、がん細胞を殺すと同時に、皮膚組織の中で、がん細胞を誘引したり、増やす原因となる物質を減らす効果があると考えられている。

 担当医の菅谷誠さんは「原因のリンパ球は体内に潜むため、完治は難しい。良好な状態を維持するのが治療の狙い」と言う。

 C子さんは、「完治しないと聞き、落ち込んだこともあるが、今は大丈夫」と語り、幸い治療が良く効いており、症状は抑えられている。

 皮膚悪性リンパ腫は、見た目がアトピー性皮膚炎と似ており、組織を調べないと診断できない。もし、アトピーと誤診して免疫抑制剤を使うと、がん細胞を殺す免疫機能を抑えるため、リンパ腫は悪化してしまう。

 菅谷さんは「検査目的で皮膚を切るのをいやがる人も多いが、疑わしい場合は積極的に検査を受けてほしい」とアドバイスする。

(2008年10月17日 読売新聞)

2008年10月16日 (23:15)

<神経芽腫>原因遺伝子の一つを特定 治療薬に道

小児がんの一種「神経芽腫(がしゅ)」の原因遺伝子の一つを、小川誠司・東京大特任准教授(腫瘍(しゅよう)学)らが特定した。肺がんなどの原因遺伝子としても知られ、欧米で開発中の薬剤が効果的な治療薬になる可能性がある。16日付の英科学誌ネイチャーで発表した。

 研究チームは、遺伝子の異常を高精度に検出する技術を開発し、神経芽腫の細胞を調べた。その結果、細胞増殖を担う酵素をつくる遺伝子「ALK」の働きが異常に活発化していることが分かった。

 患者215人のALKを調べると、18人(8・4%)で遺伝子の働きが活発化していた。そのうち、難治性の進行性がん患者80人に限ると16人(20%)に上った。

 神経芽腫は年間約1000人が発症し、小児では白血病と脳腫瘍(しゅよう)に次いで多いがんだ。84年に別の原因遺伝子が見つかったが、阻害薬の開発が難しく効果的な治療法がなかった。

 小川特任准教授は「ALK阻害薬は開発が進み、早い時期に治療に使うことができるようになる。患者と家族には大きな希望になるはずだ」と話す。【関東晋慈】

2008年10月16日 (13:57)

顔に「イボ」手術で切除

新潟市の主婦B子さん(64)は16年ほど前、鼻の右脇に黒いイボのようなものができた。5年くらいは1センチ足らずのまま変化がなかったが、その後、次第に大きくなり、3年前、かかりつけの内科医に相談した。「イボだからだいじょうぶ」の言葉に安心した。いちおう皮膚科に紹介状は書いてくれたが、行かなかった。

 「悪いものと分かれば行っていたが……。勇気もなかった。7年前に腎臓がんの手術を受け、少しのことでもおびえてしまう」

 放っておいた結果、イボは最近1年で直径約2センチにまでなり、表面がデコボコしてきた。タオルでこすると血が出ることもある。子供たちも心配し、治療を勧めた。7月末、地元の皮膚科を受診すると、すぐに新潟県立がんセンターを紹介してくれた。

 同センター皮膚科部長の竹之内辰也さんは、拡大鏡でイボを観察し、基底細胞がんと診断、「他の臓器に転移する危険は低いが、取った方がいい」と説明した。B子さんは少しほっとしたが、顔にメスが入るのが心配だった。しかし、「放っておけば骨まで穴があく」と言われて、覚悟を決めた。

 基底細胞がんは、毛の元になる毛芽ががん化したものと考えられている。皮膚がんの中で最も多く、日本人の患者は毎年10万人に5人以上。7~8割が顔にでき、9割以上がホクロのように黒い。他の皮膚がんと違い、転移は極めてまれだ。発症原因ははっきりしないが、白人の場合は紫外線との関連が指摘されている。

 普通は切除すれば治る。高齢者など手術による負担が大きい場合は、放射線療法や凍結療法が行われている。最近、欧米では外用薬や光線を使った新しい療法が広まり、国内でも普及が期待されている。

 竹之内さんは「顔に多いので、手術後の見た目も無視できない。ホクロのようなイボの表面が崩れたり、出血したりしたなら、基底細胞がんを疑うべきだ」と話す。

 B子さんは8月中旬、局所麻酔で1時間あまりの手術を受けた。がんは皮膚の浅いところでとどまっており、皮下組織を深く切る必要はなかった。患部を中心に皮膚を丸く切除し、すぐ下の顔の皮膚を移植した。

 B子さんは「今は鼻のあたりにしびれが残っている程度だが、手術直後は、顔が内出血ではれて大変だった。気付いていたのだから、もっと早く受診すべきだった」と話している。

(2008年10月16日 読売新聞)

2008年10月15日 (16:21)

ホクロ似「メラノーマ」

長野県千曲市の主婦A子さん(63)は十数年前、夫の実家の農作業を手伝い、汚れた靴下をぬいだ時、左足の裏にうす茶色のシミを発見した。小指の付け根近くにあり、長さ2センチ弱の細長い三角形だった。「生まれつきのものかなと、あまり気にしなかった」

 5年ほどたつとホクロのように色濃くなり、気にはなったが、深刻な病気とは想像もしなかった。その後、夫の勧めもあり、2005年に近くの病院の皮膚科を受診した。最初に気づいてから10年以上経過していた。たまたま信州大学病院から来ていた若い医師に診てもらうと、すぐに詳しい検査を勧められた。

 同病院皮膚科では、拡大鏡で患部を観察するダーモスコピーと呼ばれる診断法で、「メラノーマ」(悪性黒色腫)が疑われた。周囲1~2ミリの範囲を摘出し、検査の結果、メラノーマと確認された。ただ、皮膚表面にとどまる早期で、転移の心配はないと判定された。念のため、さらに4~5ミリ広く切除して完治した。

 メラノーマは、紫外線から皮膚を守る色素を作る細胞メラノサイトが、がん細胞になって生じる。日本人の患者は毎年、人口10万人に2人程度で、発症部位は手足に多く、特に足の裏が30%を占める。転移しやすく、進行すると有効な治療法がない。最も恐れられているがんの一つだ。A子さんは「治療後に怖さを周りに教えられた」と言う。

 発症原因について、同大医学部皮膚科教授の斎田俊明さんは「手のひらや足裏は白いが、メラノサイトは色素を作らない状態で存在している。そこに、けがなどの外的刺激が引き金になり、がんになると推測される」と話す。

 患部の面積が広くても表層内にとどまる段階なら、周囲3~5ミリ離して切れば完治する。しかし、厚さが4ミリ以上になると転移の危険性が高くなる。

 早期はホクロに似ており、以前は少し疑わしいと切除していた。しかし、斎田さんらが1990年代前半にダーモスコピーにより、ホクロとメラノーマの違いを世界に先駆けて発見し、不要な手術は避けられるようになった。手のひらや足裏には指紋に相当する凹凸があり、メラノーマは丘が黒く、ホクロは溝が黒いという違いがあるからだ。この診断法は06年に保険適用された。

 斎田さんは、メラノーマの外観の特徴として、〈1〉大きさが7ミリ以上〈2〉形が不規則〈3〉色に濃淡差がある――などを挙げる。「気になったら、大学病院やがんの専門病院などを受診してください」と話す。

(2008年10月15日 読売新聞)

2008年10月14日 (23:40)

前立腺癌(がん)の生存に肥満とインスリン値が影響

前立腺癌(がん)と診断されたときに過体重で、かつインスリン値が高い男性は、この疾患により死亡するリスクの高いことが新しい研究で示された。

カナダ、マッギルMcGill大学(モントリオール)腫瘍学教授のMichael Pollak博士および米ハーバード大学チャニングChanning研究所(ボストン)のJing Ma博士らは、医師健康調査(Physicians' Health Study)の一部として24年間にわたり追跡調査が行われた2,500人以上の男性に関する情報を検討。

被験者全員のボディ・マス・インデックス(BMI:肥満指数として用いられる)、827人のCペプチド濃度(血中インスリン値のマーカー)の情報が入手可能であった。研究の結果、過体重(BMI25~29)の男性は、健康な体重(BMI25未満)の男性に比べて前立腺癌による死亡リスクが47%高く、肥満(BMI30以上)男性では2.5倍高かった。

また、Cペプチド濃度が最も高い男性は、最も低い男性に比べて癌による死亡リスクが2倍以上高かった。結果的に、BMIが25を上回り、かつCペプチド濃度が高い男性の癌による死亡リスクは、BMI、Cペプチド濃度とも低い男性の4倍であった。研究結果は、英医学誌「Lancet Oncology(腫瘍学)」オンライン版に10月6日に掲載された(印刷版は11月号に掲載予定)。

Pollak氏は「化学療法は有用だが、インスリンと肥満への対処のほうが有益になる日が来るかもしれない。アンドロゲン(男性ホルモン)だけでなくインスリンも癌の習性(behavior: 刺激に対する反応パターン)に関係しているという全く新しいストーリーが示唆された」と述べ、インスリンホルモンが前立腺癌細胞表面のインスリン受容体に結合すると推測している。いくつかの製薬会社はすでにインスリンシグナルを標的とした試験薬の開発を行っている。また、Ma氏は「この知見は他の癌に対しても大きな影響を及ぼす」としている。

米ロチェスター大学(ニューヨーク州)医学部泌尿器学助教授のGanesh Palapattu博士は「今回の知見は、様々な理由から肥満が良くないことを示唆する新たなエビデンス(証拠)である」と述べ、米オクスナーヘルスシステムOchsner Health System(ルイジアナ州)のJay Brooks博士は、肥満がたばこに次ぐ2番目の癌死亡の原因である点を指摘している。

2008年10月13日 (16:27)

直径1センチ いびつな赤み

東京都狛江市の荒川敏雄さん(74)は8年ほど前、右の耳たぶに小豆粒大のしもやけのようなしこりができた。入浴時、やわらかくなったしこりの表面のかさぶたを取ると、血は出ないが真っ赤になる。痛みやかゆみはなかった。

 3年後、かかりつけの診療所で、近くの大学病院を紹介された。皮膚がんが疑われ、少し皮膚を切って調べると、表皮の中間層にある有棘(ゆうきょく)細胞のがんとわかった。

 この「有棘細胞がん」と「メラノーマ(悪性黒色腫)」「基底細胞がん」が三大皮膚がんとされる。高齢化とともに増えているが、皮膚がん全体でも患者数は年間約8000人と、少ないがんだ。

 有棘細胞がんは、ただれた肉のかたまりのように見えたり、初期には湿疹(しっしん)や治りにくい傷にも見えたりし、「赤い皮膚がん」と言われる。紫外線が関係しているが、やけどや外傷跡などにもできやすい。一方、他の二つは黒っぽい。

 荒川さんの場合、幸いに他への転移はなかったが、耳は丸ごと取り、あばら骨の軟骨で耳の形を作る、という手術の説明に驚いた。いったんは耳を失う覚悟をしたが、会社の同僚に勧められて、国立がんセンター皮膚科を受診、「なるべく耳を残したい」と相談すると、引き受けてくれた。

 同センター皮膚科医長の山崎直也さんは「顔や手の甲などに直径1センチ程度のいびつな赤みができて、出血が続いたり、かさぶたがとれても治らなかったりした場合は、有棘細胞がんの可能性がある」と話す。

 荒川さんは定年退職まで毎日、ダムの調査設計会社の営業担当として全国の山間部の工事現場を駆け回っていた。「車を運転して移動することも多くて、腕や顔が日焼けしてシミも多かった」と振り返る。

 治療の基本は切除手術。山崎さんは「皮膚がんは目につきやすいが、放置してリンパ節に転移すると、有棘細胞がんの5年生存率は4割台と低い。唇など手術で切れない場所や、手術の負担が大き過ぎる患者には放射線も有効」と話す。

 荒川さんの場合、根治に必要な最小限の範囲を切り、病理検査でがんを取り切れたことが確認できた。右耳は少し小さくなったが、左耳と比べないと分からない。今も3か月に1回通院するが、再発の兆候はない。定年後の趣味は月2~3回のゴルフで、「帽子と日焼け止めで紫外線には気をつけている」と笑顔で話す。

(2008年10月13日 読売新聞)

2008年10月13日 (10:25)

峰岸徹さん:肺がんで死去 7カ月に及んだ闘病生活

貴重なバイプレーヤーとして活躍した俳優の峰岸徹(みねぎし・とおる、本名知夫=ともお)さんが11日午後11時32分、肺がんのため都内の病院で死去した。65歳だった。東京都出身。4月にがんの告知を受けた後も復帰を信じて闘病を続け、公開中の出演映画「おくりびと」のヒットを喜んでいたという。故人の遺志で密葬を行い、後日「お別れの会」が開かれる予定。

 シリアスものからコミカルな役まで芸域の広い俳優として知られた峰岸さんが帰らぬ人となった。7カ月に及んだ闘病生活は一進一退を繰り返したが、11日夜に容体が急変。家族らにみとられて息を引き取った。

 トライアスロンを趣味とした峰岸さんは宮古島で開催される大会に8年前から出場。今年も4月の大会に参加を予定し、2月から自転車の練習を本格化させた。しかし腰痛がひどく4月に検査入院。肺に末期のがんが見つかり腰骨にも転移。それが腰痛の原因だった。

 このため、6月に出演を予定していた舞台「あした~愛の名言集」を降板して治療に専念。まず腰の手術を受けた後、5月から抗がん剤投与と放射線治療を受けてきた。効果が表れ、体力も回復したことから、テレビ東京の旅番組「絶景!大自然の露天湯めぐり旅」(8月9日放送)に出演するなど体調を見ながら仕事を続けてきた。

 公開中の映画「おくりびと」には主演の本木雅弘(42)の父親役でスクリーンに登場。くしくも死んでいく設定だった。関係者によると、峰岸さんは同作品が米アカデミー賞外国語映画賞の日本代表にノミネートされたことを喜び「まだクリアしなければいけない壁があるが、来年の授賞式には出たい」と病床でひそかに英語のスピーチを練習していたという。

 11月1日に公開される大林宣彦監督(70)の新作「その日のまえに」が遺作となった。77年の「瞳の中の訪問者」に出演して以来、大林作品の常連。今回も体調不良を理由に断ったが、監督たっての希望でワンシーンだけ出演。撮影は8月に自宅で行われたという。このほか、ジャッキー・チェン(54)主演の映画「新宿事件」やビデオ映画「東京マフィア」が撮影済み。どの作品もヒットすることを願っていたという。(スポニチ)

2008年10月13日


2008年10月10日 (22:10)

女性の尿もれ骨盤臓器脱(2) もれのタイプ知ろう 

負担の少ない手術で治せる「腹圧性尿失禁」の話を先週紹介した。おなかに力を入れるともれてしまう「腹圧性」は、女性の尿もれの約半分を占めるが、ほかに、急に尿意を催して我慢がきかずにもれてしまう「切迫性尿失禁」が約二割。腹圧性と切迫性の混合型が残る三割だ。

 腹圧性か切迫性かで治療が異なるため、まずどちらのタイプか知る必要がある。

 「切迫性」だと思ったら、かかりつけの内科や泌尿器科のクリニックなどで相談してみる。膀胱(ぼうこう)が小さく、勝手に収縮してしまい、もれるのが「切迫性」で、膀胱の過剰な収縮を抑える抗コリン薬を飲むことで七、八割が改善される。唾液(だえき)が減って口が渇く、便秘になるなどの不快な副作用があるが、こうした副作用の少ない新薬も増えてきた。飲み続けることが大切だ。

 健保連大阪中央病院泌尿器科部長の竹山政美医師は「尿がたまっていないのにすごく行きたくなるのは、非常につらい。生活にも支障が出るが、恥ずかしさや命にかかわることではないからと患者も我慢し、医師もあまり注目してこなかった」と話す。

 腹圧性、混合型の場合や、抗コリン薬が効かない場合は、女性泌尿器疾患を扱う病院の泌尿器科に相談してみよう。

 同病院女性泌尿器科では、問診、尿検査のほか、内診台でもれを確認したり、尿流量や残尿などを測定する。尿もれパッドを付けて歩き、もれを量るパッドテスト、膀胱に鎖を入れてエックス線撮影し、尿道の動きを見るチェーン膀胱造影、センサー付きのカテーテルを入れて膀胱内に水を注入し、膀胱の収縮などの機能を見る尿流動態検査など、必要によっては一泊二日で検査して診断する。

 「治療は患者さんの気持ちや希望を第一に」と竹山医師。もれが頻繁にあっても、家にいる時間が長くパッドで大丈夫と感じる人もいれば、軽度でも仕事やスポーツ、趣味の際に非常に気になる人は積極的な治療を望む。生活スタイルに応じて治療を決めるのが大切という。

      ◇

 近年、もれがあってもなくてもおしっこが近く(頻尿)、我慢できないほど強い尿意(尿意切迫感)がある症状全体を「過活動膀胱」と呼び、抗コリン薬の治療や生活指導が進められるようになった。

 男女とも年齢が上がるほど増え、四十歳以上の男女の12・4%がこの症状を持っているという。

 健康のためにと水分を取り過ぎてもれにつながる場合も、気にしすぎて極端に水分を控え、健康に支障が出る例もある。排尿時間や量、もれの有無、飲んだ水分量を記入した排尿日誌を作って自分の状態を把握することも大切。日誌で時間を確認しながら、可能な範囲で尿意を我慢する膀胱訓練や骨盤底筋訓練も併せて行い、悪化を防ぎたい。

 治りにくい例もあるが竹山医師は「尿もれは誰もがなる病気。あきらめる必要はないので怖がらず受診して」と呼び掛ける。

2008年10月10日 (14:55)

(3)「腹八分目」で糖尿病予防

 「砂糖を控えれば糖尿病を防げるの?」。精糖工業会の内田豊・事務局長は、こんな質問をよく受けるという。糖尿病という病名から、原因は砂糖だと思われがちだが、それは誤解だ。

 砂糖やご飯、パンなどの糖質食品を食べると、最終的にブドウ糖に分解されて血液中に取り込まれる。ブドウ糖は、脳や体の重要なエネルギー源のため、常に血液中に一定のブドウ糖量(血糖値)が維持される仕組みになっている。

 この仕組みを担っているのが各種ホルモン。膵臓から分泌される「インスリン」は、食事をして血糖値が上昇すると、ブドウ糖を体の細胞に取り込んだり、肝臓や筋肉で蓄えたりして、血糖を下げる役割を担っている。

 糖尿病は、このインスリンが不足したり、うまく働かなくなる病気だ。インスリンが働かないと、血液中のブドウ糖が体細胞に取り込まれなくなり、尿にあふれ出てしまう。すると、体では逆にブドウ糖が不足し、代わりに筋肉や体脂肪を分解してブドウ糖を作り出してエネルギーを補う。糖尿病が進むと太っていた人がやせるのは、このためだ。

 糖尿病の原因は、遺伝子異常や感染症など様々だが、日本では95%が、運動不足などの生活習慣や内臓肥満が関係しているという。例えば、食べ過ぎや運動不足で高血糖の状態が続くと、インスリンを常に分泌しなければならなくなり、膵臓が疲れて分泌量が減ってしまうという訳だ。

 日本の砂糖の消費量は年々減少しているが、糖尿病患者は増加を続け、今や予備軍も含め成人の6人に1人にあたる約1870万人に上る。糖質6割、たんぱく質2割、脂質2割という理想的な配分を目標に、腹八分目の食事を心がけたい。

(2008年10月10日 読売新聞)

2008年10月10日 (10:44)

薬害C型肝炎訴訟、新たに162人を追加提訴

 薬害C型肝炎集団訴訟で、新たに162人が9日、全国8地裁に追加提訴した。大阪地裁に提訴した76人のうち32人はカルテなどの医療記録がなく、感染源の血液製剤を投与された事実の立証方法が課題となる。

 原告側弁護団は「医師の具体的な記憶や症状に応じた当時の治療方針などから投与を証明したい」としている。大阪以外は東京39人、福岡26人、名古屋12人、仙台4人、鳥取3人、広島、松江各1人。全国原告団は1222人になり、うち506人が国と和解している。

(2008年10月10日 読売新聞)

2008年10月10日 (00:07)

iPS細胞:ウイルス使わず作成、実験成功…山中教授ら

さまざまな細胞に変化する可能性を持つ「人工多能性幹細胞」(iPS細胞)を、ウイルスを使わずに作ることに、山中伸弥・京都大教授らが、マウスの細胞を使った実験で成功した。従来は、ウイルスの一種(レトロウイルス)の使用が必要で、細胞に発がんなどの遺伝子異常をもたらす危険が指摘されてきた。ウイルスなしで作れたことで、今後iPS細胞から作った細胞を移植する際の、患者に対する安全性向上につながるとみられる。

 10日、米科学誌「サイエンス」電子版に論文が掲載される。

 iPS細胞を作るには、皮膚細胞など基になる細胞に4種類の遺伝子を導入する必要がある。従来はこの4遺伝子をレトロウイルスの内部に組み込み、ウイルスごと細胞に注入していた。このウイルスは、細胞が元々持っている遺伝子の集まり(染色体)に入り込む。この際に細胞の遺伝子に異常が生じ、がんなどが起きる心配があった。

 山中教授と沖田圭介・京大助教らは、レトロウイルスの代わりに大腸菌などが持つ環状の遺伝子「プラスミド」を使ってiPS細胞を作ることに成功した。プラスミドは一般に染色体内に入らず、遺伝子異常を起こす心配がないとされる。

 4遺伝子のうち、細胞作成に欠かせない3遺伝子を一つのプラスミドに、作成効率を上げる1遺伝子を別のプラスミドに組み込んだ。これらをマウス胎児の皮膚細胞に4回に分けて注入すると、実験開始から25日目にiPS細胞ができた。染色体を調べ、外から遺伝子が入った形跡がないことを確認した。

 今後はヒトの細胞で同様の方法でのiPS細胞作成を目指す。山中教授は「iPS細胞を患者の治療に使うために重要なワンステップだ」と話している。【野田武】

2008年10月08日 (23:42)

三菱電機、南東北がん陽子線治療センターに粒子線治療装置を納入

Tokyo, Oct 8, 2008 - (JCN Newswire) - 三菱電機株式会社(TSE:6503)は、財団法人脳神経疾患研究所附属南東北がん陽子線治療センターに「粒子線治療装置」を納入しました。この装置を使った治療は、10月17日から開始される予定です。

納入装置の概要

製品名:
粒子線治療装置
(陽子タイプ)

仕様:
ビーム種:陽子線
エネルギー:70~250MeV
主加速器タイプ:シンクロトロン
照射野拡大法:ワブラー法

照射室 :
回転ガントリー照射:2室
水平固定照射:1室

対象がん:
脳腫瘍および
固形がん

納入先の概要


施設名 財団法人 脳神経疾患研究所 附属 南東北がん陽子線治療センター
所在地 福島県郡山市八山田7丁目
延べ床面積 約6500㎡ 地上3階、地下1階
病床数 19床


粒子線治療について

粒子線治療は放射線治療の1つで、従来のX線治療やγ線治療に比べ患部を集中的に照射できるため、副作用や身体機能の損失を最小限に抑えられるという特長があります。粒子線治療は、2001年7月に国から先進医療の認可を受け、現在、公的医療機関5施設ですでに治療や臨床研究が行われています。今回納入した装置は、国内初の民間医療機関向け粒子線治療装置として2005年12月に契約を結び、計画どおり約3年で納入・稼働に至りました。

当社の粒子線治療への取り組みと今後の展開

当社は、放射線治療装置と加速器の両分野で約40年にわたる実績とノウハウがあり、この2つの技術を組み合わせて粒子線治療装置を開発しました。2002年に「陽子タイプ」の医療機器製造販売承認を取得し、2005年には世界で初めて「炭素イオン/陽子タイプ」の医療機器製造販売承認を取得しています。

国内の粒子線治療施設は、建設中のものを含めて9施設あり、このうち7施設が当社製です。当社は今後も、粒子線治療装置本体の性能向上や、治療を支援する機能の開発を進め、より高度に、より多くの患者を治療できる装置を提供するとともに、粒子線治療施設の運営に必要な人材育成や、施設間の連携支援などの運用面にも注力し、粒子線治療の普及促進に取り組んでゆきます。


概要: 三菱電機株式会社

三菱電機グループは、先にコーポレートステートメントとして「Changes for the Better」を制定いたしました。この趣旨は、“常により良いものを目指して変革していく”意志を表したものです。この言葉は、私たちグループ社員一人ひとりの心に掲げ、行動を起こすためのものでもあります。
“自分が変わらなければ、行動を起こさなければ、三菱電機グループは変わらない”という強い気持ちを持って取り組み、より良い明日へと前進していく決意です。

2008年10月07日 (16:28)

がんの特徴把握 国内外で高評価

血液などから遺伝子を取り出して人工的に増やし、様々な試薬を用いて行う遺伝子診断。がんの診断にも導入されているが、有効性はどの程度あるのか。国内でいち早くがんの遺伝子診断を実施し、高い実績を上げている愛知県がんセンター中央病院遺伝子病理診断部の谷田部恭部長=写真=に話を聞いた。(片岡太・中部支社編集委員)

 ――がんの遺伝子診断について説明して下さい。

 多くの研究結果から、がんは遺伝子異常の蓄積によって生じることが分かっています。逆に、がん細胞は、正常細胞にはない遺伝子異常を持っているので、この異常を検出することで、がんを診断したり、がんの特徴を把握したりすることができます。

 ――遺伝子診断のメリットとデメリットは。

 遺伝子診断によって、例えば、抗がん剤が効きやすいとか、たちの悪い腫瘍といったがんの特徴を知ることができます。ただ、実際の医療に用いることのできる遺伝子診断はまだ少ないうえ、遺伝子(核酸)は比較的不安定のため、組織を取ったからといって、すべて検査が可能なわけではありません。

 ――がんセンターではいつから遺伝子診断を行っていますか。

 厚生労働省から高度先進医療として承認された2000年から始めています。高度先進医療とは、保険承認医療の一歩手前にある医療について、同省の認めた施設に限って提供しようという制度です。現在では、その成果が認められ、多くのがんの遺伝子診断が保険によって行われるようになりました。がんセンター中央病院でも07年、計541件の遺伝子診断を実施しています。

 ――精度はどうですか。

 結果については、すでに論文で発表しており、国内外から高い評価を得ています。

 ――すべてのがんに対して遺伝子診断を実施しているのですか。

 実際に行っているがんは限られており、乳がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、軟部腫瘍、血液腫瘍を対象にしています。このうち、乳がんと肺がん、大腸がんは抗がん剤の効果予測を行い、薬剤の選定に役立てています。また、膵臓がん、軟部腫瘍、血液系腫瘍については、がんタイプの決定に役立てています。

(2008年10月7日 読売新聞)

2008年10月06日 (15:05)

神戸の洋菓子店が「ピンクリボンケーキ」 検診呼びかけ

 乳がんの早期発見、早期治療を呼び掛けるキャンペーン「ピンクリボン・フェスティバル」に賛同する神戸市の洋菓子店が、ピンク色のケーキをつくって乳がん検診を呼び掛けている。「ボックサン」(本社・同市須磨区)と「レーブドゥシェフ」(本社・同市垂水区)で、それぞれ5~6店を営む。

 各店舗で、イチゴを使った生ケーキや焼き菓子をピンクリボン協賛商品として店頭に並べ、購入客には検診や自己触診法について説明したパンフレットを渡す。両社とも関連商品の売り上げの一部を、日本対がん協会のほほえみ基金などに寄付する。ボックサンの福原敏晃社長(55)は「来年以降、業界全体に広げられれば」と話している。

2008年10月06日 (14:33)

催眠が乳癌(がん)患者の顔面紅潮を軽減

面紅潮(hot flash、のぼせ)に苦しむ乳癌(がん)患者は、催眠(hypnosis、半眠半覚の状態)を用いた治療法でその発作を有意に軽減できることが、新しい研究で明らかにされた。顔面紅潮は、多くの乳癌生存者にとって問題であり、不快感を引き起こすだけでなく、睡眠を中断し、不安の原因となり、生活の質(QOL)に影響を及ぼす。

米医学誌「Journal of Clinical Oncology(臨床腫瘍学)」9月号に掲載された今回の研究で、米ベイラーBaylor大学(テキサス州)心理学教授のGary Elkins氏らは、顔面紅潮を有する乳癌生存者60人を、催眠セッションを週1回、5週間行う催眠群、治療を行わない無治療群のいずれかに無作為に割り付けた。

催眠セッションでは毎回、被験者に心的イメージを与え、くつろぎ落ち着くように暗示をかけた。また、顔面紅潮と自分自身を切り離して考えるように指示し、自己催眠時は肯定的な暗示と心的イメージを使うことを教えた。

その結果、催眠群では、顔面紅潮の頻度と重症度が平均68%低下し、不安や抑うつも少なく、無治療群に比べて、睡眠と日常活動の遂行能力が有意に改善した。研究者らは「ホルモン療法や薬物学的介入の代替療法として催眠を行うことができる可能性と有効性が示された」と結論付けている。

米国癌協会(ACS)のTed Gansler博士は「乳癌生存者における顔面紅潮の有病率は高いが、安全かつ有効な治療法はほとんどないため、重要な問題となっている。今回は対照群が無治療であったため、改善の一部またはすべてが“プラセボ効果”かどうかは不明だが、研究者らが改善度が大きいので完全にプラセボ効果である確率は低いとした点は理にかなっている」としている。

米ウェイク・フォレストWake Forest大学医学部(ノースカロライナ州)教授で、同誌の論説著者のNancy E. Avis氏も、顔面紅潮が癌治療において注意すべき症状であるとしており、「多くの心身的アプローチが有望であり、今回の催眠に関する研究結果はすばらしいが、有用であるとするにはさらなる研究が必要。ただし、これらが安全でないとする理由はなく、試みることには害はない」と述べている。

2008年10月05日 (23:47)

ビタミンCサプリメントで一部の抗がん剤の効果減少、米研究

がんの化学療法中にビタミンCのサプリメントを摂取すると、一部の抗がん剤の効果が減少するとの新しい研究結果が、米医学誌『キャンサーリサーチ(Cancer Research)』(10月1日号)で発表された。

 実験室での研究では、あらかじめビタミンCで処理した分離されたがん細胞の死滅率が30-70%減少することが判明した。また、ビタミンCの投与と化学療法を平行して行ったマウスでは、腫瘍(しゅよう)が通常より速く成長することも判明した。研究チームは、同様の効果が人間のがん患者にも当てはまる可能性があるかもしれないとしている。

 多くの抗がん剤は「酸素遊離基」を作ってがん細胞を攻撃するが、今回の研究はビタミンCがこの遊離基を吸収するために化学療法の効果が薄れるのではないかとの仮説を提示した。

 論文の主執筆者である米ニューヨーク(New York)のメモリアル・スローン・ケタリング癌センター(Memorial Sloan-Kettering Cancer Center、MSKCC)のマーク・ヒーニー(Mark Heaney)氏は「ビタミンCのサプリメントは化学療法の治療効果を減少させる可能性がある」と説明する。

 ヒーニー氏は、ビタミンCは細胞が活動を続けるための「動力装置」である極めて重要なミトコンドリアを保護することによって細胞の寿命を延ばす効果があり、通常の細胞にとってきわめて有益だと述べた。しかし、抗がん剤はがん細胞のミトコンドリアを破壊してがん細胞を殺すことを狙っているため、化学療法中はビタミンCが逆効果になるのではないかとの見方を示した。

 これまでの研究では、ビタミンCは抗酸化物質であるため、がん患者によい効果をもたらす可能性があることが示されていた。8月に発表された研究では、マウスに高濃度のビタミンCを注射した結果、腫瘍(しゅよう)が小さくなり、がんの成長が約50%遅くなることが示された。論文では、がん患者はビタミンCが豊富な食べ物など、健康的な食事をとるべきだとしている。(c)AFP

2008年10月05日 (23:38)

動物性脂肪減らし予防 子宮・卵巣がん

定期検診で早期発見を

女性の生活スタイルの変化が影響し、2種類の子宮がんのうち、子宮頸(けい)がんは若年化し、子宮体がんは確実に患者が増えているという。子宮がんや、がん治療で発症が考えられるリンパ浮腫(ふしゅ)の予防策、県内で施されている先端治療などについて、徳島大医学部産科婦人科教室の准教授で、同大学病院(徳島市蔵本町)の古本博孝・がん診療連携センター長(51)に聞いた。(上田真央)

 徳島大学病院では毎年、新規患者を160人ほど診ています。子宮体がんは50~60歳代の患者が多く、子宮頸がんは40~50歳代が中心。ただ、子宮頸がんの「0期」と呼ばれる初期患者の6割は40歳未満で、2割が20歳代。10歳代から体内にがん細胞を保有している場合もあります。

 子宮頸がんは、潜伏期間では半数が自然に治ります。徳大では、まだ様子を見ることが多いですが、レーザーで細胞を焼く「レーザー蒸散」を勧めている病院もあります。日帰りで出来る簡単な治療です。進行すると電気メスで病巣を切除するのとレーザーを組み合わせる治療があります。

 そのうち、長さ3ミリ未満の腫瘍(しゅよう)では、そこを切り取る円すい切除のほか、PDTと呼ばれる治療があります。静脈に薬を注射し、2日後、弱いレーザーを当て、腫瘍細胞に入った薬の力で細胞を破壊します。

 痛みがなく、子宮を切らないので若い女性に勧めます。四国では徳大だけが導入した先端技術です。ただ、シミ、ソバカスができないよう、術後3週間は暗室で生活してもらいます。

 4センチ以上の腫瘍になると、転移している可能性があり、子宮、リンパ節、卵巣の摘出が考えられます。しかし、最近は放射線治療が増え、放射線と抗がん剤の併用が世界的に認められてきました。ただ、内分泌機能が低下する副作用もあり、若い患者には手術を勧めます。年齢や生活環境で、どの治療が最適か見極めてもらう必要があります。

 子宮体がんは、生活環境の欧米化で動物性脂肪の摂取量が増え、女性ホルモンを過剰にするため、患者数が増えています。子宮体がんは初期から出血があり、多くの患者がそこで気付きます。痛みはありません。

 治療は、初期では黄体ホルモンという妊娠状態を維持するホルモンを錠剤で飲む方法が有効です。子宮を残したい若い女性に勧めます。進行すると、手術で子宮の全摘や、転移の具合で卵巣、リンパ節の摘出も考えます。日本では放射線治療は行われていません。

 リンパ浮腫はほとんどのがん治療で起こりえる問題で、徳大ではがんの手術時、超音波の熱でリンパ節を切除する「ハーモニック」という方法を使い、発症を防ぎます。それでも症状が出た場合は、徳島市内の専門医を紹介しています。

 子宮体がんの予防は、動物性脂肪の摂取を減らし、肥満にならないことです。子宮体がん、卵巣がん共に妊娠状態になると、黄体ホルモンを大量に生んで排卵を止め、がんになる確率を下げます。黄体ホルモンを含む排卵を止めるピルの服用も有効です。

 いずれのがんも定期検診で早期発見に努め、不正出血などの異常があれば、すぐ治療してほしい。早期なら治療効果は想像以上です。がんになったという現実から逃れようとせず、問題を受け止めることが大切です。

(2008年10月5日 読売新聞)

2008年10月05日 (17:40)

子宮・卵巣がん 1期の5年生存率9割

後遺症の可能性考慮して
 
子宮・卵巣がんは、比較的若い年齢でもかかる女性のがんだ。読売新聞では、日本婦人科腫瘍学会の専門医のいる施設や全国のがん診療連携拠点病院など全国498医療機関に対し、2007年の治療件数アンケートを実施、306施設から回答を得た(回収率61%)。治療合計件数が30件以上(子宮頸がん0期を除く)の施設を一覧表に掲載した。

 子宮がんは、入り口の部分(頸部)にできる子宮頸がんと、奥の袋状の部分(体部)にできる子宮体がんに分かれる。

 子宮頸がんは、初期には自覚症状がなく、がん検診や妊娠時の検査で見つかることが多い。進行すると月経時以外の出血(不正出血)などの症状が出る。がんの広がりによって0~4期に分かれる。高度な治療が必要な場合があるのは1期以降なので、表には1~4期の治療件数を掲載した。

 治療の選択肢は病期によって違うが、大きく分けて、手術でがんを切除し、必要に応じて放射線や抗がん剤を組み合わせる方法と、手術をせずに放射線治療をし、抗がん剤を組み合わせる方法がある。

 手術をしない放射線治療では、放射線を出す小さな物質を膣から挿入し、子宮の内側からがん細胞をたたく腔内照射を行う。欧米では普及しているが、日本では手術が中心だ。根治が可能とされる2b期までの実施件数を示した。

 子宮頸がん1期の5年生存率は9割前後、2期では7割前後。がんを克服できる人も多いが、治療後には、足がむくむリンパ浮腫、排尿や排便をつかさどる神経が傷ついて起きる排尿・排便障害、腸閉塞や腸出血、卵巣機能がなくなって更年期障害と似た症状が出る「卵巣欠落症」などの後遺症が起きることがある。

 子宮体がんは、子宮の内膜から発生する。不正出血から見つかることが多い。1期の5年生存率は約9割。治療は手術が中心で、必要なら放射線や抗がん剤治療が追加される。子宮頸がんと同様の後遺症が出ることがある。

 卵巣がんも1~4期に分かれる。1期の5年生存率は約9割と高いが、初期にはほとんど症状がなく、転移して見つかることも多い。抗がん剤が効きやすく、手術と抗がん剤が治療の柱になる。卵巣がんでは、治療件数の多い施設は、少ない施設に比べて5年生存率が高いというデータがある。

 子宮・卵巣がんとも、早期で見つかり、妊娠を望んでいれば、治療を必要最小限にとどめ、厳重に経過を観察しながら、子宮や卵巣を温存できる場合がある。

 日本婦人科腫瘍学会副理事長の宇田川康博・藤田保健衛生大産婦人科教授は「周囲の組織にがんが広がっていたり、癒着して出血しやすくなっていたりすることもあり、手術には経験が必要。治療件数は病院選びの目安の一つだ。学会の認定施設や専門医かどうかも判断材料になる」と話す。同学会の専門医はホームページ(http://www.jsgo.gr.jp/)で公開している。(館林牧子)

2008年10月05日 (10:38)

子宮・卵巣がん 1期の5年生存率9割

後遺症の可能性考慮して

子宮・卵巣がんは、比較的若い年齢でもかかる女性のがんだ。読売新聞では、日本婦人科腫瘍学会の専門医のいる施設や全国のがん診療連携拠点病院など全国498医療機関に対し、2007年の治療件数アンケートを実施、306施設から回答を得た(回収率61%)。治療合計件数が30件以上(子宮頸がん0期を除く)の施設を一覧表に掲載した。

 子宮がんは、入り口の部分(頸部)にできる子宮頸がんと、奥の袋状の部分(体部)にできる子宮体がんに分かれる。

 子宮頸がんは、初期には自覚症状がなく、がん検診や妊娠時の検査で見つかることが多い。進行すると月経時以外の出血(不正出血)などの症状が出る。がんの広がりによって0~4期に分かれる。高度な治療が必要な場合があるのは1期以降なので、表には1~4期の治療件数を掲載した。

 治療の選択肢は病期によって違うが、大きく分けて、手術でがんを切除し、必要に応じて放射線や抗がん剤を組み合わせる方法と、手術をせずに放射線治療をし、抗がん剤を組み合わせる方法がある。

 手術をしない放射線治療では、放射線を出す小さな物質を膣から挿入し、子宮の内側からがん細胞をたたく腔内照射を行う。欧米では普及しているが、日本では手術が中心だ。根治が可能とされる2b期までの実施件数を示した。

 子宮頸がん1期の5年生存率は9割前後、2期では7割前後。がんを克服できる人も多いが、治療後には、足がむくむリンパ浮腫、排尿や排便をつかさどる神経が傷ついて起きる排尿・排便障害、腸閉塞や腸出血、卵巣機能がなくなって更年期障害と似た症状が出る「卵巣欠落症」などの後遺症が起きることがある。

 子宮体がんは、子宮の内膜から発生する。不正出血から見つかることが多い。1期の5年生存率は約9割。治療は手術が中心で、必要なら放射線や抗がん剤治療が追加される。子宮頸がんと同様の後遺症が出ることがある。

 卵巣がんも1~4期に分かれる。1期の5年生存率は約9割と高いが、初期にはほとんど症状がなく、転移して見つかることも多い。抗がん剤が効きやすく、手術と抗がん剤が治療の柱になる。卵巣がんでは、治療件数の多い施設は、少ない施設に比べて5年生存率が高いというデータがある。

 子宮・卵巣がんとも、早期で見つかり、妊娠を望んでいれば、治療を必要最小限にとどめ、厳重に経過を観察しながら、子宮や卵巣を温存できる場合がある。

 日本婦人科腫瘍学会副理事長の宇田川康博・藤田保健衛生大産婦人科教授は「周囲の組織にがんが広がっていたり、癒着して出血しやすくなっていたりすることもあり、手術には経験が必要。治療件数は病院選びの目安の一つだ。学会の認定施設や専門医かどうかも判断材料になる」と話す。同学会の専門医はホームページ(http://www.jsgo.gr.jp/)で公開している。(館林牧子)
(2008年10月5日 読売新聞)

2008年10月03日 (23:36)

がん生存率HPで公表、胃・肺など5種類…全国19病院

地域のがん治療の中核を担う、32病院が加盟する「全国がん(成人病)センター協議会」は3日、胃がん、肺がんなど5種類のがんについて、加盟病院の治療成績を示す患者の「5年生存率」をホームページで公表する。

 がん対策基本法がめざす「がん治療の地域格差解消」を実現し、病院ごとの治療成績を知りたい患者や家族の要望に応える目的がある。

 公表するのはこのほか、乳がん、大腸がん、子宮けいがんで、がん種ごとの全患者数と全体の生存率、数字が大きいほど早期のがんを多く治療したことを示す「1期/4期比」など。1999年、2000年中に初めて入院治療を受けた患者について、がん種ごとに、〈1〉100人以上を治療〈2〉全患者の90%以上を5年後まで追跡――などの基準を満たした施設を対象に、厚生労働省の研究班が解析した。

 同協議会のホームページでは、公表に同意した19施設に限り、集計結果を閲覧できる。本紙は19施設に加えて、研究班の報告書をもとに、ホームページでの公表に同意しなかった施設の集計も匿名で掲載した。ただ、1期/4期比が高い病院では、生存率も高くなる傾向があり、治療の質を正確に判断しにくいので注意が必要だ。

2008年10月03日 (23:35)

マッサージ療法が進行癌(がん)患者の痛みや抑うつ気分を緩和

特別な訓練を受け、資格を持った療法士によるマッサージ療法が、進行癌(がん)に立ち向かっている患者の疼痛や抑うつ気分を、短期間ではあるものの軽減させることが、新しい研究によって明らかにされた。

米コロラド大学(デンバー)医学部内科准教授のJean Kutner博士は、進行癌を有する成人患者380人を対象に、抗腫瘍マッサージの訓練を受け、6カ月以上の抗癌マッサージの経験のある資格を持った療法士によって行われるマッサージ療法が、療法士が特定の部位10カ所に3分間両手を当てるシンプルタッチに比べて、有益かどうかを検討した。

被験者全員に中等度以上の疼痛が認められ、大多数がホスピスケアを受けていた。癌の種類は、肺癌、乳癌、膵臓癌、結腸直腸癌、前立腺癌であった。約半数の被験者にマッサージ療法を1回以上、残り半数にシンプルタッチを実施し、各セッションの前後および3週間後に、疼痛と気分について患者に尋ね、スコア評価した。

その結果、治療セッション直後において、マッサージ群では気分スコアが平均1.58ポイント上昇、疼痛スコアは1.87ポイント低下したのに対し、シンプルタッチ群ではそれぞれ0.97ポイント上昇、0.97ポイント低下であった。ただし、3週間後には、統計学的に有意な持続的な変化はみられなかった。

Kutner氏は「週単位ではグループ間での効果の違いは認められなかったが、セッション直後は、マッサージ群のほうが気分や疼痛に対して効果的であった」と述べるとともに、マッサージ療法は非常に安全だが、試みる場合には資格を持つ療法士を探すことを勧めている。研究は、米医学誌「Annals of Internal Medicine(内科学)」9月16日号に掲載された。

2008年10月03日 (23:34)

子宮頸がん、低い認知度…日本の18~26歳

日本人の若い女性は子宮頸(けい)がんに対する認知度が低く、検診の受診率も低いことが、産婦人科の女性医師で作る「子宮頸がん予防の会」と金沢大医学部の笹川寿之准教授(保健学)の共同調査でわかった。

 調査は、日米豪の18~26歳の女性に対し、インターネットで実施。「子宮頸がんという名前を知っているか」との問いに、米では100人中99人、豪では100人全員が「はい」と答えたが、日本では約6割だった。実際に子宮頸がん検診を受けたことがある人は米72%、豪54%に対し、日本は9%にとどまった。

 子宮頸がんは、子宮の入り口(頸部)にできるがんで、20~30歳代の若い女性に増えている。早い段階では自覚症状はないが、検診で初期に見つければ、ほぼ100%治り、子宮も温存できる。欧米の多くの国での女性の検診受診率は7~8割に達するが、日本では2~3割程度だ。

(2008年10月3日 読売新聞)

2008年10月03日 (22:14)

女性の尿もれ骨盤臓器脱(1) 腹圧性尿失禁の手術 9割が治癒か改善

十歳以上の女性の四割が経験するという尿もれ。悩みながらも泌尿器科への受診をためらったり、「年だから」とあきらめたりしている人は多い。近年、負担の少ない手術で治せたり、薬で症状を抑えたりする治療が進んできた。同様に悩みの多い骨盤臓器脱とともに四回にわたって取り上げる。初回は女性特有の腹圧性尿失禁の手術治療。 (野村由美子)

 京都市在住の放送作家秋田千枝さん(45)は三十八歳の春、ひどい風邪をひき、くしゃみや咳(せき)をするたびに下着が湿ってしまうのに驚いた。雑誌や本を持って歩くとまた-。好きな映画も笑うたびにもれて足が遠のいた。「もっと年配の人の病気では? 出産もしていない私がなるなんて」。誰にも相談できないまま、仕事にも集中できなくなっていた一年後、たまたま眼科を受診した病院の掲示板で「尿もれが治る手術」を知った。

 女性泌尿器科で腹圧性尿失禁と診断され、中部尿道スリング手術(TVT手術)を受けると、もれはなくなり「悩みにとらわれていたのがうそのよう。今もまったく平気です」と患者の相談に乗る活動に参加する。

 尿もれに悩む女性の約七割が、おなかに力が入るともれる腹圧性の症状を持つ。女性の尿道は長さ四センチしかなくもれやすい。骨盤前部の恥骨から後方の尾骨の間にハンモック状にある筋肉群と靱帯(じんたい)などが膀胱(ぼうこう)や子宮、直腸といった骨盤内臓器を支えているが、その骨盤底の組織がゆるむと、腹圧が掛かった際、膀胱と尿道が膣(ちつ)の方に動いて開き、もれてしまうのだ。妊娠や出産、肥満、更年期の女性ホルモン減少や加齢で骨盤底が緩んだり、傷んだりする。

 東京女子医科大東医療センター泌尿器科講師の巴ひかる医師によると、一九九九年から保険適用されたスリング手術はポリプロピレンのメッシュ状テープを中部尿道の下にゆるく通し、腹圧で下がってぐらぐらする尿道を支えて、もれを防ぐ。

 膣の前壁を一・五センチほど、恥骨の上辺り二カ所を一センチほどだけ切開してテープを通す方法で体への負担が少ない。同センターでは、手術後一時間で飲食が可能に、翌朝には歩くことができる。ただ、自転車に乗るのは四週間後、重い物(三キロ以上)を持つのは六週間後以降だ。

 各病院で異なるが、手術は局所麻酔や局所麻酔プラス軽い全身麻酔などで行い、二十分前後。入院は一泊から数泊。費用は保険適用で十万円前後が多い。五年後九割以上が治癒か改善を維持しているという。

 二〇〇五年からは同じ原理で、テープを脚の付け根辺りから通すことで、大きな血管や膀胱、腸管を傷つける危険がほとんどないTOT手術が導入され、主流となっている。

 名古屋第一赤十字病院女性泌尿器科部長の加藤久美子医師も出産数年後からもれが気になり、三年前、四十七歳でTVT手術を受けた。「手術で患者さんがすごくハッピーになる」と話す。

 有効なのは腹圧性の場合のみ。別のタイプの尿もれと混合型の症状の場合、症状の度合いに応じて考える。これから妊娠を望む人は手術できない。症状が軽い人やすぐには手術できない人などは、まずは骨盤底筋訓練などで改善を目指す。

2008年10月03日 (10:39)

がん生存率HPで公表、胃・肺など5種類…全国19病院

地域のがん治療の中核を担う、32病院が加盟する「全国がん(成人病)センター協議会」は3日、胃がん、肺がんなど5種類のがんについて、加盟病院の治療成績を示す患者の「5年生存率」をホームページで公表する。

 がん対策基本法がめざす「がん治療の地域格差解消」を実現し、病院ごとの治療成績を知りたい患者や家族の要望に応える目的がある。

 公表するのはこのほか、乳がん、大腸がん、子宮けいがんで、がん種ごとの全患者数と全体の生存率、数字が大きいほど早期のがんを多く治療したことを示す「1期/4期比」など。1999年、2000年中に初めて入院治療を受けた患者について、がん種ごとに、〈1〉100人以上を治療〈2〉全患者の90%以上を5年後まで追跡――などの基準を満たした施設を対象に、厚生労働省の研究班が解析した。

 同協議会のホームページでは、公表に同意した19施設に限り、集計結果を閲覧できる。本紙は19施設に加えて、研究班の報告書をもとに、ホームページでの公表に同意しなかった施設の集計も匿名で掲載した。ただ、1期/4期比が高い病院では、生存率も高くなる傾向があり、治療の質を正確に判断しにくいので注意が必要だ。

 同協議会のホームページは、http://www.gunma-cc.jp/sarukihan/seizonritu/

 研究班は「集計は患者の病院選びの材料になる。医師と治療方針を話し合う資料としても使ってほしい」と話している。

(2008年10月3日 読売新聞)

2008年10月02日 (23:39)

前立腺がん:ロボット支援手術を「高度医療」に指定

厚生労働省の高度医療評価会議は2日、東京医科大病院が申請していた、ロボットで前立腺がんを全摘出する「ロボット支援手術」について、保険診療との併用(混合診療)が可能な「高度医療」に指定することを了承した。手術が50例に達するまでは、10例ごとに結果を入念に点検することを条件とした。

 今年4月にスタートした国内未承認の医薬品、医療機器を使った治療の混合診療を可能とする「高度医療評価制度」に基づく措置。同手術は画像を見ながらロボットアームを遠隔操作する。人の手より微細な動きが可能で、患者にかかる負担も小さいという。従来はこの技術の費用約72万円に加え、入院費など他の保険が利く項目も全額自己負担となった。【吉田啓志】

毎日新聞 2008年10月2日 20時49分

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