ガン完全克服マニュアル

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2014年06月27日 (17:14)

nab-パクリタキセルとゲムシタビンの併用は進行膵癌のファーストライン治療として膵内の原発腫瘍の部位によらず有効【WCGC2014】

 転移を有する膵腺癌患者に対するファーストライン治療として、nab-パクリタキセルとゲムシタビンの併用は、膵内の原発腫瘍の部位が膵頭部と膵頭部以外のどちらであっても、全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)、奏効率をゲムシタビン単剤と比べて有意に改善することが、フェーズ3のMPACT試験のサブグループ解析から示された。6月25日から28日までスペイン・バルセロナで開催されている第16回世界消化器癌学会(WCGC2014)で、スペイン12 de Octubre University Hospital and Research InstituteのJose Lopez-Martin氏が発表した。

 MPACT試験では、4週間を1サイクルとしてnab-パクリタキセル125mg/m2とゲムシタビン1000mg/m2を1、8、15日目に投与する群(併用群)と、1サイクル目は8週間のうち7週間毎週ゲムシタビン1000mg/m2を投与し、その後は4週間を1サイクルとして1、8、15日目に投与する群(単剤群)を比較した。11カ国から登録された861人がランダム化割り付けに進み、併用群431人、単剤群430人となった。

 同試験の主な結果はすでに報告されており、主要評価項目であるOS中央値は、併用群8.5カ月、単剤群6.7カ月、ハザード比0.72(95%信頼区間:0.62-0.82)で、併用群で有意に延長した(p<0.001)。PFSは併用群5.5カ月、単剤群3.7カ月(ハザード比0.69、p<0.001)、独立審査委員会の評価による奏効率はそれぞれ23%と7%(p<0.001)となり、いずれも併用群で有意に改善したことが明らかになっている。

 今回は、膵内の原発腫瘍の部位により、nab-パクリタキセルとゲムシタビンの併用とゲムシタビン単剤の有効性と安全性を比較したサブグループ解析の結果が発表された。

 原発腫瘍の部位が膵頭部の患者は、併用群191人(年齢中央値61.0歳、男性57%)、単剤群180人(同64.0歳、66%)、膵頭部以外の患者はそれぞれ240人(同63.0歳、57%)と247人(同63.0歳、56%)となった。Whipple手術、胆管ステントが行われたのは膵頭部の患者で多かったが、その他の患者背景は同様で原発腫瘍の部位の影響はみられなかった。

 原発腫瘍の部位が膵頭部の患者のOS中央値は、併用群9.3カ月、単剤群6.5カ月、ハザード比0.59となり、併用群で有意に延長した(p<0.001)。さらにPFS中央値はそれぞれ5.5カ月と3.7カ月(ハザード比0.53、p<0.001)、奏効率は25.0%と5.0%(p<0.001)で、併用群で優れる結果だった。

 原発腫瘍の部位が膵頭部以外の患者のOS中央値は、併用群8.1カ月、単剤群6.9カ月、ハザード比0.80で、併用群で有意に延長した(p=0.033)。PFS中央値はそれぞれ5.4カ月と3.7カ月(ハザード比0.74、p=0.013)、奏効率は21.0%と9.0%(p<0.001)となり、併用群で優れる結果だった。

 原発腫瘍の部位が膵頭部と膵頭部以外の患者のいずれにおいても、nab-パクリタキセルの相対的用量強度、累積投与量は同様だった。ゲムシタビンの累積投与量は、原発腫瘍の部位によらず、単剤群よりも併用群で高かった。

 グレード3以上の有害事象の発現率は、原発腫瘍の部位によらず、各治療群で同様だった。多く観察されたグレード3以上の有害事象は、膵頭部の併用群では、好中球減少35%、末梢神経障害21%、疲労感16%などで、膵頭部以外の併用群ではそれぞれ40%、14%、17%だった。膵頭部の単剤群では、好中球減少26%、貧血15%、血小板減少9%などで、膵頭部以外の単剤群ではそれぞれ27%、11%、10%だった。各治療群の治療中止の割合も、原発腫瘍の部位の影響は受けなかった。

 Lopez-Martin氏は「今回の解析から、nab-パクリタキセルとゲムシタビンの併用は、転移を有する膵癌患者のファーストライン治療として、膵内の原発腫瘍の部位によらず、有効な治療選択肢であることが証明された」と結論している。
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2014年06月27日 (17:13)

Nivolumabは治療歴の無い進行メラノーマ患者の全生存期間を延長

 米Bristol-Myers Squibb社は、2014年6月24日、nivolumabをメラノーマに対する第1選択薬として用いた二重盲検の無作為化フェーズ3試験CheckMate-066において、ダカルバジンと比較した全生存期間の延長が示されたと発表した。

 nivolumabは、完全ヒト型抗PD-1抗体で、活性化されたT細胞の表面に発現されている抑制性チェックポイント受容体のPD-1(programmed death-1)に結合し、その機能を阻害して、免疫系による癌細胞の発見、認識、破壊を可能にする。

 CheckMate-066試験は、メラノーマに対する第1選択としてダカルバジンが広く使用されているカナダなどの国で行われたため、米国では患者登録は行われなかった。

 治療歴が無く、BRAF野生型で、切除不能のステージIIIまたはIVのメラノーマ患者418人を登録して、nivolumab 3mg/kgを各週投与、または、ダカルバジン1000mg/m2を3週間に1回投与のいずれかに割り付けた。主要評価項目は全生存期間に、副次的評価項目は無増悪生存期間、客観的奏効率に設定されていた。

 独立データ監視委員会が行った分析で、ダカルバジン群に比べnivolumab群に全生存期間の有意な延長が見られたため、試験は早期中止されることになった。これにより、ダカルバジンに割り付けられていた患者には、オープンラベルでnivolumabの投与を受けることが認められた。

 この試験はPD-1チェックポイント阻害薬が全生存期間延長をもたらすことを示した、初めての質の高い無作為化フェーズ3試験だ。

 BMS社は複数種類の癌を対象にこの抗体の開発を進めており、世界各国で、これを単剤適用する、または他の癌治療薬と併用する、35件を超える臨床試験を実施している。特に非小細胞肺癌、メラノーマ、腎細胞癌、頭頸部腫瘍、グリア細胞腫、非ホジキンリンパ腫を標的とする開発は、承認申請を見据えた段階に至っている。

 2013年に米食品医薬品局(FDA)は、自家幹細胞移植とブレンツキシマブの適用後に進行を見たホジキンリンパ腫を対象として、nivolumabを画期的治療薬に指定している。

 BMS社は2011年に小野薬品工業と結んだ契約に基づいて、小野薬品工業が全ての権利を持つ日本、韓国、台湾以外の世界各国におけるnivolumabの開発と商品化の権利を保有する。

2014年06月27日 (17:12)

Lenvatinibが甲状腺癌を対象に日本で申請、世界初申請

 エーザイは6月26日、日本においてlenvatinib の甲状腺癌を対象とした新薬承認申請を行ったと発表した。lenvatinibの申請は世界で初めてになる。

 lenvatinibは、血管新生や腫瘍増殖に関わるVEGFR、FGFR、PDGFRα、KIT、RETなどの受容体チロシンキナーゼに対する選択的阻害活性を有する経口投与可能な薬剤。

 今回の申請は、国際フェーズ3試験SELECTの結果に基づくもの。SELECT試験は、過去13 カ月以内に画像診断により病勢進行が確認され、VEGF受容体を標的とする薬物による治療歴が1レジメン以内である放射性ヨウ素治療抵抗性の分化型甲状腺癌患者392人を対象とした、多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験。試験の結果、lenvatinib投与群はプラセボ投与群に比べ、主要評価項目である無増悪生存期間 (PFS)を統計学的に有意に延長した(ハザード比0.21、p<0.0001)。PFSの中央値はlenvatinib投与群で18.3カ月、プラセボ投与群で3.6カ月だった。また、副次評価項目である奏効率は、lenvatinib投与群で64.8%、プラセボ投与群で1.5%となり、特に、lenvatinib投与群では、完全奏効が1.5%(4例)確認された。

 lenvatinib投与群において報告された主な有害事象は、高血圧、下痢、食欲減退、体重減少、嘔気。また、グレード3以上の主な有害事象は、高血圧、タンパク尿、体重減少、下痢、食欲減退だった。

2014年06月27日 (17:11)

ゲムシタビン既治療の膵癌にナノリポソーム型イリノテカンMM-398と5FU/ロイコボリンの併用が有効【WCGC2014】

 ゲムシタビン既治療の転移を有する膵癌にナノリポソーム型イリノテカン製剤MM-398と5FU/ロイコボリンの併用が有効であることが明らかとなった。国際無作為化フェーズ3試験NAPOLI-1で、対照群に比べて有意に全生存期間(OS)の延長が確認された。6月25日から28日までスペイン・バルセロナで開催されている第16回World Congress on Gastrointestinal Cancer(WCGC2014)で、米Washinngton UniversityのA.Wang-Gillam氏によって発表された。

 NAPOLI-1試験は、2012年1月から2013年9月までに全世界105施設で417人が登録された国際無作為化フェーズ3試験。アジアからは韓国と台湾が参加した。MM-398単剤投与群(3週間おきに120mg/m2を90分かけて静脈投与、151人)、標準治療である5FU(24時間にわたって2000mg/m2投与)+ラセミ化ロイコボリン(200mg/m2を30分間にわたって投与)を4週行い2週休薬する群(5FU/ロイコボリン群、149人)、2週間おきにMM-398(80mg/m2)を90分かけて静脈投与し、5FU(46時間にわたって2400mg/m2投与)+ラセミ化ロイコボリン(400mg/m2を30分間にわたって投与)の併用群(117人)に、ゲムシタビン投与後に増悪した患者を1対1対1に割り付けて行われた。主要評価項目はOSだった。副次評価項目は無増悪生存期間、奏効率、CA19-9の反応、安全性だった。

 患者背景に大きな差はなく、東アジア人は約3割を占めていた。

 試験の結果、併用群は5FU/ロイコボリン群に対して有意にOSを延長した。併用群のOS中央値は6.1カ月(95%信頼区間:4.8-8.9)で、5FU/ロイコボリン群は4.2カ月(同:3.3-5.3)だった。ハザード比は0.67(95%信頼区間:0.49-0.92)、p=0.0122だった。

 PFS中央値も併用群は3.1カ月(95%信頼区間:2.7-4.2)、5FU/ロイコボリン群は1.5カ月(同:1.4-1.8)で、ハザード比0.56(95%信頼区間:0.41-0.75)、p<0.001で有意に併用群が優れていた。

 MM-398単剤投与群は、5FU/ロイコボリン群に対して生存利益を証明することはできなかった。 単剤群のOS中央値は4.9カ月(95%信頼区間:4.2-5.6)、ハザード比0.99(95%信頼区間:0.77-1.26)、p=0.9418、PFS中央値は2.7カ月(95%信頼区間:0.63-1.04)、p=0.1001だった。

 奏効率は併用療法群が16%、5FU/ロイコボリン群が1%、単剤投与群は6%だった。CA19-9が50%以上減少したのは併用療法群が36%、5FU/ロイコボリン群が12%、単剤投与群は31%だった。

 血液学的なグレード3以上の副作用は、好中球減少症が併用療法群は20%、単剤投与群は16%、5FU/ロイコボリン群は25%、貧血が併用療法群は6%、単剤投与群は7%、5FU/ロイコボリン群は5%、血小板減少症が併用療法群は2%、単剤投与群は1%、5FU/ロイコボリン群は0%だった。発熱性好中球減少症は併用療法群で2%、単剤投与群で4%、5FU/ロイコボリン群では0%だった。

 グレード3以上の非血液学的な副作用は、倦怠感が併用療法群は14%、単剤投与群は6%、5FU/ロイコボリン群は4%、下痢が併用療法群は13%、単剤投与群は21%、5FU/ロイコボリン群は5%、嘔吐が併用療法群は11%、単剤投与群は14%、5FU/ロイコボリン群は3%だった。

2014年06月27日 (17:10)

進行膵癌でCRP高値の患者のセカンドライン治療としてruxolitinibとカペシタビンの併用が有望【WCGC2014】

 転移を有する膵癌でCRP高値の患者のセカンドライン治療として、JAK1/JAK2チロシンキナーゼの経口阻害剤であるruxolitinibとカペシタビンの併用は、カペシタビン単剤と比べて全生存期間(OS)を改善し、無増悪生存期間(PFS)も良好な傾向となる可能性が、フェーズ2のRECAP試験から示された。6月25日から28日までスペイン・バルセロナで開催されている16回世界消化器癌学会(WCGC2014)で、米国Duke University Medical centerのH. Hurwitz氏が発表した。

 進行膵癌患者を対象にゲムシタビンとベバシズマブの併用を検討したフェーズ3のCALGB80303試験では、さまざまな炎症のマーカーが中央値よりも低かった群では、中央値よりも高かった群と比べてOSが有意に改善したことが報告されている。

 RECAP試験の対象は、ゲムシタビンによる初回治療を施行後に進行した膵管腺癌(PDAC)患者で、Karnofsky PSが60%以上、適切な臓器機能を有していることとした。

 治療は21日を1サイクルとし、カペシタビン1000mg/m2は1日2回、1-14日目まで全例に投与し、併用でruxolitinib 15mgを1日2回、1-21日目まで投与する群(ruxolitinib群)、またはプラセボを1-21日目まで投与する群(プラセボ群)に、127人の患者を1:1でランダムに割り付けた。主要評価項目はOSだった。治療の多様性、ならびにruxolitinibは炎症のエビデンスがある患者に有用とする仮説を検討するため、サブグループ解析も予定された。

 ruxolitinib群64人、プラセボ群63人となり、男性はそれぞれ64.1%と54.0%、肝転移は68.8%と65.1%、肺転移は45.3%と44.4%だった。初回診断からの期間の中央値は、ruxolitinib群7.5カ月、プラセボ群8.0カ月だった。

 ITT解析対象集団では、OS中央値はruxolitinib群136.5日、プラセボ群129.5日、ハザード比0.79(95%信頼区間:0.53-1.18)となり、有意差はなかった(p=0.25)。3、6、12カ月の全生存率は、ruxolitinib群ではそれぞれ64%、42%、22%、プラセボ群では58%、35%、11%だった。

 ただし、OSのサブグループ解析では、血清CRP値(以下、CRP)が中央値の13mg/Lを超える患者は、13mg/L値以下の患者よりもruxolitinibで良好であることが示された。

 CRPが13mg/Lを超える患者のOS中央値は、ruxolitinib群83.0日、プラセボ群55.0日、ハザード比0.47(95%信頼区間:0.26-0.85)となり、ruxolitinib群で有意に改善した(p=0.01)。3、6、12カ月の全生存率は、ruxolitinib群でそれぞれ48%、42%、11%、プラセボ群で29%、11%、0%だった。年齢、肝転移・肺転移、Karnofsky PSなど、OSに影響するベースラインの特性を調整した後も、ハザード比は0.50(95%信頼区間:0.26-0.96)だった(p=0.037)。

 血清アルブミン値(以下、アルブミン)とCRPによる栄養状態の指標、mGPSで患者を分類し、ruxolitinib群とプラセボ群のOSを比較すると、ハザード比はmGPS 0の患者(CRP≦10mg/L)で0.91(p=0.77)、mGPS 1の患者(CRP>10mg/L+アルブミン≧35g/L)で0.71(p=0.39)、mGPS1または2の患者(CRP>10mg/L)で0.60(p=0.063)、mGPS 2の患者(CRP>10mg/L+アルブミン<35g/L)で0.49(p=0.063)となった。

 ITT解析対象集団におけるPFSは、ruxolitinib群51.0日、プラセボ群46.0日、ハザード比0.75(95%信頼区間:0.51-1.10)となり、有意差はなかった(p=0.14)。CRPが13mg/Lを超える患者のPFS中央値は、ruxolitinib群48.0日、プラセボ群41.5日、ハザード比0.62(95%信頼区間:0.36-1.10)で有意差はなかった(p=0.10)が、ruxolitinib群で良好な傾向がみられた。

 ruxolitinib群で多く観察されたグレード3/4の有害事象は、貧血(15.3%)、肺塞栓症(11.9%)、疲労感(10.2%)、腹痛(10.2%)などで、全体的に忍容性は良好だった。

 Hurwitz氏は「今回のデータにより、転移を有する膵癌に対する新たな臨床的に重要な標的として、癌における炎症とJAK/STAT経路の役割が裏付けられた」とした。同氏によると、mGPS1または2で転移を有する膵癌患者を対象として、2件のフェーズ3試験(JANUS1、JANUS2)が開始されており、また大腸癌、非小細胞肺癌、乳癌の患者からmGPSをベースとして患者選択を行い、ruxolitinibの効果を検討する試験も進行中であるという。

2014年06月27日 (17:08)

卵子提供の不妊治療55%容認 岡山大調査、法制化必要7割超

 第三者からの卵子提供による不妊治療について、一般市民の約55%が「認めてよい」とし、7割以上が法律での規制を求めていることが、岡山大大学院保健学研究科の中塚幹也教授(生殖医療)らが行った全国意識調査で分かった。

 調査は2013年7~9月、岡山、東京、大阪など8都府県の男女5972人に無作為にアンケート用紙を送付して実施した。有効回答は1144人。

 卵子提供による不妊治療を「認めてよい」としたのは54・9%、「認めない」は45・1%。規制については「法律で規制すべき」(73・9%)が最も多く、「学会で規制すべき(現状維持)」(18・6%)「いかなる規制もすべきでない」(4・8%)と続いた。

 提供を受ける理由として認めるのは「生まれつきの病気で卵巣機能が低下」(79・8%)「不妊治療を行っていたが、高齢になった」(68・0%)「抗がん剤治療で卵巣機能が低下」(67・8%)―が上位。「20~30代は仕事に打ち込み高齢になった」(26・8%)「パートナーが見つからないまま高齢になった」(18・0%)などは否定的な意見が多かった。

 一方、女性(744人)が不妊治療をどう受け止めているか、年代別、子どもの有無で比較。子どもがいる人は年齢が高くなるにつれ、卵子提供に否定的な人が増えた。子どもがいない人は55歳未満の全年代で5割以上が肯定し、45~49歳(72・7%)が最も多かった。

 生殖医療をめぐっては、法制化を検討している自民党プロジェクトチームが4月下旬、第三者の精子、卵子提供による治療や代理出産を容認する内容の法案をまとめた。卵子提供を仲介する民間団体も活動している。

 中塚教授は「さまざまな人の目に見える議論のプロセスが重要」とし、「生まれてくる子どもが出自を知る権利などを守る上で、提供者の情報を長期間管理する公的機関の設立を含めた法整備が必要だ」としている。

卵子提供 病気などで卵子ができない女性や、高齢で妊娠しにくくなった女性が、健康な第三者から卵子の提供を受け、夫の精子と体外受精させて出産を目指す生殖補助医療。国内の関連学会は自粛を求めているが、法律に基づく明確な規定はない。一部医療機関で姉妹間などに限って実施されているほか、海外で第三者から有償提供を受ける事例もあるという。

2014年06月27日 (16:38)

死亡率の高い肺がん いま注目されているのは「放射線治療」〈週刊朝日〉

 肺がんで死亡する人は年間7万人。がんの部位別では最も死亡者数が多く、しかも年々増え続けている。罹患(りかん)した場合の死亡率が高い「難治がん」のひとつだが、画像検査の普及によって早期に発見し、完治できるケースも増えている。

 高齢化が進み、持病のあるがん患者が増えるとともに、体に負担が少ない治療の必要性が高まっている。そんな中、注目されているのが、放射線治療だ。

 横浜市内で警備員として働いている伊藤隆さん(仮名・70歳)は、たばこを1日15本吸う生活を50年以上続け、数年前から肺線維症になっていた。肺胞(肺を構成する小さな袋)の壁が厚くなった状態で、咳や息切れの症状を悪化させないように、経過観察をしてきた。

 しかし2013年4月、CT画像上の右肺下葉に3.8センチの影が見つかり、神奈川県立がんセンターの呼吸器内科で気管支ファイバーによる針生検をしたところ、扁平上皮がんと診断された。肺がんは大きく「小細胞がん」と「非小細胞がん」に分けられるが、これは非小細胞がんの一種で、喫煙とかかわりが深いがんだ。

 IA期からIV期に分けられる進行度は、IB期。肺は右三つ、左二つの「肺葉」というブロックに分かれた構造をしており、通常なら肺葉切除をすれば根治が望めるが、呼吸機能が低下している伊藤さんの場合、術後に呼吸困難症状が出て在宅酸素治療が必要になる可能性がきわめて高い。

 手術は難しいと判断した主治医は、放射線腫瘍(しゅよう)科・部長の中山優子医師に相談。伊藤さんは「定位放射線治療(SBRT)」を受けることになった。定位放射線治療は、小さい腫瘍に多方向(6~10方向)から放射線を集中させて狙い撃ちする治療だ。脳腫瘍専用装置のガンマナイフがよく知られているが、I期の肺がんもこの治療単独で根治が期待できる。中山医師はこう説明する。

「放射線治療は手術のように体にメスを入れることはないし、抗がん剤のように全身にダメージを与えることもありません。さらに定位放射線治療は、高線量の放射線を数ミリ以内の精度で病巣に集中させるため、周囲の組織への影響は少なくて済む。からだに優しい治療です」

 また、1回の線量が高い分、治療期間は短い。通常の放射線治療では2グレイで30回程度の照射が必要だが、1回12グレイを照射できる定位放射線治療は4回で終わるので、患者の通院負担は格段に軽くなる。

 ただし、できるだけ正確に照射するため、体に合わせた固定具の作製や、呼吸による臓器移動の調整など、事前準備が数日間必要だ。

 伊藤さんは事前準備を経て月曜から照射をはじめ、連続4日間で治療を終了。しかも午前中で終わるため、午後から始まる仕事を休むこともなかった。放射線治療はがんが死滅したかどうか確認するのが難しいが、1年が経った今、CT画像上でがんは見えなくなった。伊藤さんは肺線維症の症状が悪化することもなく、元気に働いているという。

 定位放射線治療の効果をどう判断すればいいのだろうか。日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)では、IA期非小細胞がん患者に対し、標準手術が可能だが定位放射線治療をした「手術可能例」と、「手術ができないので定位放射線治療をした例」を対象に臨床試験を実施している。

 手術ができない症例のほうはデータ分析が終了し、3年全生存率が約60%と、従来の放射線治療の方法での治療成績に比べ、明らかにいい結果が出ている。

「現在のI期肺がんにおける標準的治療は肺葉切除手術ですが、実際には肺機能が低い人や持病のために手術困難という人、あるいは高齢なので手術は希望しないという人も少なくありません。こういった症例において定位放射線治療は根治を目指せる有用な治療です。今後さらに高齢化が進む中で、対象となる患者さんは増えていくと予想しています」(中山医師)

※週刊朝日  2014年6月20日号より抜粋

2014年06月27日 (16:33)

元パドレスのグウィン氏が死去 54歳、首位打者8度

 大リーグで首位打者を8度獲得し殿堂入りも果たした元パドレスのトニー・グウィン氏が唾液腺がんのため死去した。54歳。パドレスが16日(日本時間17日未明)に発表した。近年は闘病中だった。

 グウィン氏は1960年5月9日生まれ。左投左打。パドレス一筋で20年間を過ごし、歴代19位の通算3141安打をマークした。引退後は母校のサンディエゴ州立大のコーチに就任。11日に契約期間を1年延長したばかりだった。

 97年に耳下腺の腫瘍を除去、10年9月には唾液腺がんと診断され、2度手術を受けていた。

2014年06月27日 (16:31)

乳がんと誤診断、別の病院で切除 兵庫・高砂市民病院

 兵庫県高砂市の高砂市民病院(同市荒井町紙町)は16日、県南部の成人女性を4月に誤って乳がんと診断し、この女性が別の病院で手術を受けて片方の乳房の一部を切除していたと発表した。病理検査の検体を別の乳がん患者のものと取り違えたのが原因という。女性には良性の腫瘍(しゅよう)があったが手術の必要はなく、病院は女性に謝罪したという。

 高砂市民病院によると、5月上旬に女性の手術をした県南部の病院が、手術で摘出した腫瘍からがん細胞が見つからなかったと市民病院に連絡して発覚。女性から採取した病理検査の検体を、同じ日の検査で採取した別の50代の乳がん患者の検体と取り違えていたことがわかった。原因は調査中という。

 取り違えが発覚した後、50代の患者は県南部のほかの病院で5月下旬に手術を受けたという。

 大野徹病院長は会見で「患者に精神的・肉体的な苦痛を与え、申し訳ない」と謝罪した。

朝日新聞社

2014年06月27日 (16:29)

<成長戦略素案>混合診療に申し出制度

 政府の産業競争力会議が16日まとめた成長戦略「日本再興戦略」改定版の素案は「稼ぐ力=収益力」の強化で国民生活の向上を目指す方針を示した。

【成長戦略素案】労働・医療改革踏み込む

 ●医療

 保険診療に保険が利かない診療を組み合わせる「混合診療」の取り扱いが焦点となってきたが、混合診療を一部認めている保険外併用療養費制度の新たな枠組みとして、患者の申し出をもとにした「患者申し出療養」(仮称)を創設する。

 新制度は、難病やがん患者を念頭に、患者からの申し出を起点として安全性や有効性を確認しながら国内未承認薬との併用を迅速に認める仕組み。国内で治療実績のない新薬だと臨床研究で中核の病院が国に申請し、原則6週間以内に実施の可否を判断。すでに実績がある治療は2週間程度で可否を判断し、受診できるようにする。

 安全性を懸念していた日本医師会は「最低限の担保がされた」と容認する構えだが、制度の詳細は固まっておらず、具体化で調整が難航する可能性もある。

 地域で複数の病院や介護施設を傘下に置き、一つの持ち株型法人とする「非営利ホールディングカンパニー型法人制度」(仮称)の創設も盛り込んだ。

 入院ベッドは高齢化の進行に伴い近い将来に不足することが予想される。一方、現在も同じ地域の複数の病院で同じ診療科があったり、高額な医療機器が重複したりするケースがある。医療機関や介護施設を複数経営しやすい新型法人を認めると、グループ内でベッドや医療機器の資金を融通しあえるメリットがある。大規模化も容易になるが、地域の小規模な医療機関からは「大病院にのみ込まれてしまう」(開業医)との懸念も出ている。【佐藤丈一】

2014年06月27日 (16:26)

痛い内視鏡検査やらなくてもいい?飲むカプセルで大腸がんが分かるってホント?


大腸がんは早期発見、早期治療が大変有効ながんですが、40才以上の検診受診者は20%台という低い数字に留まっています。肛門からの内視鏡検査が怖い、恥ずかしいというイメージを持つ方に朗報なのが、2014年、大腸カプセル型の内視鏡にも保険適応されるようになりました。
ここでは、大腸カプセルの内視鏡検査について、簡単に解説してみます。

◆女性のがんの死亡率1位の大腸がん

病気による死亡原因の第一位とされる癌の中でも、ワースト3に入る大腸がん。男性のがん死亡率では第3位、女性においては第1位を占めています。
大腸がん自体は進行が遅いため、早期発見さえできれば治療が可能であることから検診が強く勧められているにも関わらず、40才以上の検診受診者は20%台。
これには検診方法が痛くてつらい、恥ずかしい、というイメージであることが関係しているようです。というのも、従来の大腸がん検診では肛門から内視鏡を入れる大腸内視鏡検査が取られていたため、身体的にも心理的にも負担の大きいものでした。

◆2014年、大腸カプセル内視鏡にも保険適用

そこで開発され、2014年より新たに健康保険が適用されるようになったのが、大腸カプセル内視鏡です。すでに小腸用のカプセル内視鏡は2007年に保険適用が認められていましたが、今回、さらにがん死亡率に歯止めをかけるべく、大腸用が承認されたというわけです。
保険適用により、1割負担なら約1万円、3割負 担なら約3万円程度で受診することができます。

◆大腸カプセル内視鏡ってどんなの?

大腸カプセル内視鏡は、その名の通りカプセル型の内視鏡で、大きさは長さ26mm、幅11mm。通常の錠剤と比べればどうしてもやや大きめにはなりますが、体験した人の意見を聞くと、意外に抵抗感なくすんなりと飲めると言います。

飲み込んだカプセルは消化管のぜん動運動を利用して体内を進んで行き、前後に付いている2つのカメラが360 度周囲を撮影して、その画像を腹部に貼ったデータレコーダーに送信します。
送られる画像数は大腸の運動が遅いときで毎秒4枚、早いときで毎秒35枚。これ らを医師が見て問題ないかどうかを判断するわけです。飲み込んだカプセルは約10時間後に便と共に排泄されます。

◆カプセル内視鏡のデメリットは?

このように痛い・恥ずかしいという従来の検査方法のデメリットを克服したのがカプセル内視鏡ですが、メリットばかりではありません。

例えば、臨床実験では、 従来の内視鏡検査で大腸がんが見つかった人66人を対象にカプセル内視鏡による検査を試してみたところ、病巣を確認できたのは62人に留まったとのこと。 カメラの精度が従来のものと比べるとやや劣るため、6%程度病巣を発見できなかったということです。
また、従来の内視鏡検査の場合、病巣を発見するとその場で 直ぐに切除に入ることができるのに対し、カプセル内視鏡は撮影するのみであるため、改めて肛門から内視鏡を入れる必要があります。

つまりカプセル内視鏡 は、内視鏡というよりレントゲン検査に近いものというわけです。更に腸内を洗浄する機能がないため、洗浄も兼ねて下剤を4リットルも飲む必要があります。 これは従来の2倍ほどの量であり、下剤を飲むことの方に苦労してしまうとの意見も少なくありません。

MocosukuWoman編集部

2014年06月27日 (16:22)

<脊髄損傷>たんぱく質投与で機能回復の治験開始へ

 ◇慶応大とベンチャー企業のチーム

 事故などで脊髄(せきずい)を損傷してから78時間以内に、神経を保護するたんぱく質を投与し、機能回復を目指す新薬の臨床試験(治験)を始めると、岡野栄之(ひでゆき)・慶応大教授(再生医学)とベンチャー企業「クリングルファーマ」(大阪府)のチームが16日発表した。国内で年間約5000人の新規患者の約8割で症状の改善を期待できるといい、安全性を確かめる。

 治験は月内に国内2カ所の病院で実施し、2016年10月まで続ける。対象は、重度の急性期患者48人。患者の同意を得て、2班に分けて神経細胞を保護する機能を持った「肝細胞増殖因子(HGF)」か疑似薬を腰から注射する。1週間ごとに計5回投与し、リハビリを続けながら機能回復の効果を比較する。

 脊髄損傷は外傷による損傷に加え、生き残った神経細胞も炎症で死滅し、運動機能や感覚がまひする。有効な治療薬はない。HGFは炎症を抑制したり、神経や血管の再生を促したりする効果がある。チームは、ラットやサルの仲間マーモセットの実験では、正常の8割程度まで機能が回復する効果を確認した。

 脊髄損傷の累積患者数は国内10万人以上で、重い後遺症が残るケースも多い。慶大の中村雅也准教授(整形外科)は「完全に神経が切れていない急性期患者の生活の質を改善する画期的な治療法になる」と話した。

 今後、慢性期の患者を対象に人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作る神経幹細胞の移植も目指している。

 HGFを使った治験では、東北大や慶大が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者で始めている。脊髄損傷では、札幌医科大が今年1月、患者から採取した幹細胞を培養し、神経を再生する治験を始めた。今回の方法はがん化の恐れが低く、簡単な方法になると期待される。【千葉紀和】

2014年06月27日 (16:20)

<いのちのコール>蛯原やすゆき監督に聞く 子宮頸がん「認知度を上げ偏見をなくしたかった」

 子宮頸(けい)がん患者の苦悩を描いた「いのちのコール~ミセスインガを知っていますか~」が7日からシネスイッチ銀座(東京都中央区)ほかで公開中だ。主演の安田美沙子さんは、若くして子宮頸がんにかかり、孤独に陥る主人公・たまきを熱演している。たまきの命をつなぎとめようと奔走し、同じ病気の患者からの応援メッセージをたまきに届けるラジオパーソナリティーのマユミ役を室井滋さんが演じている。蛯原やすゆき監督は、企画者の一人で子宮頸がんのためにこの世を去った渡邉眞弓さんの思いを引き継ぎ、「子宮頸がんへの偏見と、検診の大切さを訴えたい」と話している。

 --なぜ女性のがんをテーマに映画を撮ろうと思ったのでしょうか?

 企業PVや短編などを撮る仕事をしている最中に、子宮頸がんの啓発活動をしている方々と出会ったことがきっかけとなりました。僕自身、病気について知らないことばかりで、まず、妹は検診に行っているのかな、と身近なところから感じました。周囲の人に聞いてみると、病気についての認知度がとても低かった。最初は自主映画で、と考えていましたが、ちょうど病気の体験者である渡邉眞弓さん、プロデューサーの小池和洋さんと出会ったことで、劇場用の映画作りが始まりました。

 --惜しくも企画者の一人である渡邉さんが2012年にこの世を去ってしまいました。渡邉さんの伝えたかったことで映画に盛り込んだメッセージはなんですか?

 一つ目に、病気の認知度を上げたいということ。検診率を上げて、病気で苦しむ人をなくしたいということです。二つ目に、多くの人と性交渉した結果だという偏見をなくすこと。病気の原因とされるヒトパピローマウイルスは、男性から女性へと感染しますが、たった一人の性交渉でも感染してしまいます。

 --たまきは「インガ」と名乗ってラジオ局に電話をしてきます。物語は、インガ・ダイソンという女性が自殺防止協会に電話をしてくるシドニー・ポラックの第1回監督作「いのちの紐」(1965年)をベースにしていますね。これは誰のアイデアだったんですか?

 脚本家の南木顕生さんのアイデアです。教育映画みたいになるのを避けて、観客に楽しんで見ていただきたいというのがあったので、古い映画を現代風に取り入れた脚本にしたのです。また、僕の思いとして、ヒロインを弱い人間にしたいというのもありました。実際に患者さんにお会いして話を聞いてみると、外に出られずに引きこもってしまう人もいます。強い人は職場で頑張れるかもしれませんが、「死んでしまいたい」と思うほど追いつめて、乗り越えられない弱い人もたくさんいます。そんな人たちにスポットを当てたかったんです。

 --これまでがん患者を取り扱った映画では、夫婦の絆の強さや頑張る患者の姿を映し出すものが多かったですが、たまきと夫には亀裂が生じます。とてもリアルな設定でした。病気の妻を前に逃げ腰になる夫を通して、夫婦間の問題にもリアルに迫っていました。

 取材をしているとき、夫婦間がぎくしゃくする話も多く聞きました。夫側の視点は、僕だったらどうするかなと考えながら描いていきました。若いと妻を支えられなくて仕事に逃げてしまうかもしれず、乗り越えられないかもしれないと思いました。

 --たまきを励ましたのは、同じ体験を持つラジオのリスナーでした。ラジオパーソナリティーのマユミとたまきとのやりとりになった途端、たまきの姿は一切映し出されませんが、この演出は見事でした。どういう思いで作り上げていったのですか?

 声だけでたまきの姿を想像してもらえたらと思いました。ラジオ局のマユミたちが、リクエストをくれた、たまきを想像している気持ちも共有できると思います。局内でのシーンは速いテンポを大事にしました。脚本の中に役柄の個性がしっかりと描かれていたし、ベテラン俳優さんばかりだったので、僕も楽しみながら撮ることができました。一つの舞台を作り上げるように演出していきました。

 --ラジオパーソナリティー役を室井滋さんが演じています。キャスティングの理由は?

 元気を与える役柄なので、言葉に強いメッセージを込めて訴えられる方は室井さんしかいないと思ってお願いしました。一点のみの衣装で、次第にアクセサリーをとったり、上着を脱いだり、着飾っていたのがそぎ落とされていくところも見てください。

 --主演の安田美沙子さんのキャスティング理由は? 告知シーンはたまきの心情がよく出ていて「手術は結婚式の後にしてください」と言ったりして、とてもリアルでした。

 ドラマ「カーネーション」を見て、爽やかさがいいなと思っていました。元気な女性が病気を告知されて変化していくところを演じるのにピッタリだなと思って決めました。安田さんは病気のことをとてもよく調べてきてくれました。そして、そういうとき自分ならどう思うか、どう行動するかを一緒に考えて悩みながら作っていきました。告知のシーンは、何回もテイクを重ねました。がんを告知されて「ワーッ」とパニックになったり、大げさな感じにしたくなかったんです。たまきだったらどうするかを考えながら何パターンも撮りました。髪の毛が抜けるシーンもそうです。「うわあ!」みたいなシーンにしたくなかった。たまきは髪を静かに触って確認するだけ。そこも見てください。

 --監督の誠実な演出に、子宮頸がんについて真剣に知らせようという気持ちが感じられました。最後に一言、メッセージをお願いします。

 この映画は一番に若い人たちに見てもらいたいです。子宮頸がんは早めに分かれば治る病気です。そのためには検診に行ってほしい。映画はきっかけに過ぎないので、見終わった後、周りの人に検診に行っているかを聞いてほしいと思います。,

 <プロフィル>

 1982年生まれ、宮崎県出身。企業の営業用販促ツール映像をメインに約90社以上の映像制作を手掛ける。企画から撮影、編集までオールマイティーにこなし、ドキュメンタリーや短編映画も製作。今作が劇場公開デビューとなる。

 (インタビュー・文・撮影:キョーコ)

2014年06月27日 (16:17)

<訃報>池多孝春さん83歳=編曲家

 池多孝春さん83歳(いけだ・たかはる<本名・池田孝=いけだ・こう>編曲家)12日、胃がんのため死去。通夜は22日午後6時、葬儀は23日正午、東京都文京区大塚5の40の1の護国寺桂昌殿。喪主は長男池田純(きよし)さん。

 トロンボーン奏者として活躍後、1968年に編曲家として独立。藤圭子さん「京都から博多まで」、北島三郎さん「与作」など2000曲以上の演歌、歌謡曲を手がけた。2009年日本レコード大賞編曲賞。

2014年06月27日 (16:16)

作曲家・中川博之さんが肺がんで死去 「さそり座の女」など手がける

 歌手・美川憲一の名曲「さそり座の女」などを手がけた作曲家の中川博之さんが11日、肺がんのため死去した。享年77歳だった。

 すでに近親者のみで密葬が行われ、後日にお別れの会を予定している。

 中川さんは、1966年に黒沢明さんとロス・プリモスの「ラブユー東京」を手がけヒット。そのほか、「さそり座の女」など多数の話題曲を生み出し、1500曲以上の作曲を担当。妻は作詞家の高畠じゅん子氏。

2014年06月27日 (12:57)

薄毛改善の男性用薬用シャンプー「0-five」新発売

髪を育てる5つの成分をナノカプセルに閉じ込める新方式

薄毛改善を目的とした男性用の薬用シャンプー「プログノ 0-five (プログノゼロ-ファイブ)」が、プロピアから全国で発売中。

薄毛改善や育毛を目的としたメンズシャンプー、リンス市場が活況を呈する昨今、プロピアでは、医薬部外品処方で本格的に薄毛改善を目指す男性向けシャンプーを開発した。

「プログノ 0-five」は、医薬部外品でのプロテイン配合かつノンシリコン処方のため、有効成分がふけ・かゆみを防ぎ、毛髪・頭皮を清潔に保つと同時に、洗髪後きしみにくく指通りがよく、髪にハリ・コシ・ボリュームが出る使用感を実感できる。


≪「プログノ 0-five」特徴≫
.髪を育てる5つの成分をナノカプセルに閉じ込める新方式

直径0.00013mmのナノカプセルの中に、毛髪・頭皮の活性化および健全化作用のある5つの成分を配合。
髪を健やかに保つのに効果的な成分がいち早く必要な場所まで届き、髪や頭皮の細部にまで浸透する。

●高精製ツボクサエキス:KGF(毛母細胞成長因子)・FGF(発毛促因子)活性化
●アスコフィルムノドスムエキス:EGF(上皮細胞増殖因子)反応力向上
●フカスセラツスエキス:抗菌、保湿
●ウンシュウミカン果実エキス:血行促進
●加水分解ダイズエキス:脱毛予防


≪商品概要≫


商品名: プログノ 0-five(プログノゼロ-ファイブ)
内容量: 350m
価格: 3,564円(税込)


プロピア『PROGNO(プログノ)シリーズ』
『PROGNO(プログノ)』は、プロピアの育毛ブランド。創業以来、毛髪・頭皮専門企業として研究を重ねてきたプロピアと、抗がん剤治療における抜け毛予防にプロテインが効果的であることを発見した製薬会社によって共同開発された商品。シャンプーをはじめ、育毛剤やレディース商品などを取り揃えている。

2014年06月27日 (12:56)

健康に良いはずの玄米食の落とし穴

 ホリスティック栄養学では、自然食品は丸(ホール)のまま(=ホールフード)で食べることを勧めます。お料理の見栄えや食感を良くするために取り除かれてしまう皮などの部分には、ビタミンやミネラル、抗酸化物質のポリフェノールやフラボノイド、食物繊維が豊富なので、そのまま食べる方が美容にもよいですし、栄養価も高く、血糖値のコントロール、ひいては肥満予防のためにも好ましいのです(※甲状腺機能降下症の方は除きます)。

 とはいえ、農林水産省が公表している国産作物の残留農薬の検出結果を見ると、基準値の10分の1以上の残留農薬が検出された作物が19種ありましたから、ホリスティックな食生活を目指す方は、せめてこの19種の農作物については意識して、無農薬で栽培されたものを購入したいですね。

 さて今回は、ホールフードの中でもしばらく前にマクロビオティクスから火がついて、最近でも健康食として人気を集めている玄米、そして前回の炭水化物のお話(「炭水化物は本当に悪者なの?」)の中でも、「質の良い炭水化物」としてご紹介した玄米について、その人気の反面、巷でいろいろな誤解があるようですから、ここで回答したいと思います。

 玄米だけでなく、その他の穀類、豆類やナッツ類などの、つまり種(たね)を、薄皮がついたまま精白せずに食べる際にも知っておいて欲しいことです。正しく食べれば健康に良いこれらの食品も、扱いを誤ると健康を害してしまうことがあります。正しく知って賢く生活の中に取り入れてくださいね。

知っておきたい、玄米のウソ? ホント?

◆誤解その1:
薄皮(ヌカ)がついたままだと、食べても栄養素が取り出せない。

 お米を生のまま食べるのでない限り、そんなことはありません。何のために、私達の口の中には歯があるのでしょうか? 炊飯された玄米は、ちゃんと噛んで食べたら口の中で粉砕されて、ヌカに包まれていた中身も外にでます。精白されたのと変わらない状態になります。

 例えば、病人食として提供されるお料理も、病人にちゃんと噛んで食べる能力がある場合には、何もお粥や軟食にする必要はないと、女子栄養大学の香川芳子理事長も元埼玉医科大学病院栄養部長の竹内恭子教授もおっしゃっています。ご飯もちゃんと噛めば、お粥と同じくらい口の中で柔らかく、消化しやすくなるのですから、玄米も同じことです。

 しかも、ちゃんと噛むことで、唾液が出ます。唾液の中にはアミラーゼと呼ばれる消化酵素が含まれていて、デンプンをブドウ糖に消化してくれます。噛むことで玄米も、栄養素が取り出しやすい状態になるんです。

 そして噛むことで脳が刺激され、その他の消化酵素も分泌が促されます。また、咀嚼というリズミカルな動きが「幸福ホルモン」セロトニンの分泌に良いこと、噛むことで体内の代謝が上がって太りにくくなることも報告されています。ちゃんと噛むことで幸福感がアップして、しかもやせられるんですよ。

◆誤解その2:
玄米は圧力鍋で炊けば柔らかくなるので、浸水しておく必要はない。

 硬い食感の玄米をおいしく食べる工夫のひとつとして、圧力鍋で炊く方法があります。でも、だからと言って、浸水しなくて良いわけではありません。その理由は、「誤解その4」で詳しくご説明します。

 マクロビオティクスでは玄米を圧力鍋で炊くことを勧めますが、それは、理念の中心にある陰陽道に従うと、圧力鍋での調理が陽性だからです。玄米が柔らかくなるからではありません(ちなみに、土鍋と炊飯器は陰性。土鍋も時間をかけて炊けば陽性)。

 ホリスティック栄養学も東洋医学も、体質が「中庸(ちゅうよう)」であることを善しとします。でも、米国から逆輸入されたマクロビオティクスは、米国人の体質が基準となっているため、体質が「陽性」であることを善しとします。

 現代の日本人女性には、「陰性」の人(冷え症、虚弱、やせ型)が多いので、体質を中庸に戻すところまでは、マクロビ的食生活も理に適っていると、個人的には思いますが、既に体質が「陽性」の人は、さらに陽性に傾きすぎてさまざまな不調が現れてくることが報告されていますので、ご自分の「体と対話」しながら選択してくださいね。

◆誤解その3:
ヌカに含まれるフィチン酸によってミネラルの吸収が妨げられる。

 フィチン酸と金属イオンが結合した状態のフィチンという物質が、玄米などの未精製の種/穀類/豆/ナッツなどには含まれています。フィチン酸には、ミネラル、特に鉄分と亜鉛、そして少々のカルシウムとマグネシウムと強く結合する性質があるため、「玄米を食べるとミネラルが小腸で吸収されないのではないか」と長いこと考えられてきました。でも、フィチン酸がちょっとでもあったら、ミネラルが全部吸収できなくなるわけではありません。

 また、玄米のフィチン酸は既にヌカのミネラルと結合したフィチンの状態で存在しているので、玄米を食べたからと言って、他のミネラル吸収に影響することを心配する必要はありません。フィチンは、消化の過程でフィチン酸に還元されたり、再びフィチンに結合したりを繰り返し作用します。

 日常的に野菜の少ないミネラル不足の食事をしている貧しい国の人が、フィチン酸の多い穀類を食べたら、顕著に影響が現れるかもしれませんが、ちゃんとミネラルが豊富な野菜や果物などを日常的に食べられる私達は、フィチン酸の影響をそれほど心配する必要はないんです。

◆誤解その4:
フィチン酸は完全に取り除く方がいい。無い方が良い。

 それは、まったくの誤解です。

 全粒穀類(玄米など)が大腸がんの予防になるのは、食物繊維の効果だとよく言われますよね。でも、それは、食物繊維が善玉菌の食べ物になるからで、食物繊維が直接大腸がんを予防しているのではありません。玄米などのヌカつき穀類が大腸がん予防になる本当の理由は、フィチン酸なのです。

 フィチン酸には抗酸化作用があり、特に、大腸内の酸化を防止することがわかっています。また、大腸だけでなく、他の臓器の酸化も予防してくれるため、その他の癌の予防にもなるのではないかと期待されています。

 フィチン酸は癌予防をしてくれるのですから、多すぎず少なすぎず食べることが大切です。なにごともバランスですね。

 フィチン酸よりも心配して欲しいのは、種(たね)に含まれるアブシジン酸(ABA)とよばれる成分です。ABAは植物ホルモンの一種で、植物の発芽を調節しています。このABAは、私達の細胞内のミトコンドリアに対して毒性を持っています。ミトコンドリアは、体温維持などエネルギー代謝にとって重要な役割を果たしているので、悪影響を受けると低体温になったり、不妊になったり、免疫力が低下し、癌など様々な病気にかかりやすくなります。怖いのはフィチン酸ではなく、ABAです。フィチン酸は残っていた方が良いですが、ABAはちゃんと取り除かないと、癌になってしまうかもしれないんですよ。

 フィチン酸を効果的に取ったり、ABAを取り除くための解決法は次の通りです。

○解決方法その1:浸水あるいは発芽させた後に食べる

 穀類、豆類、シーズ類、ナッツ類など、いわゆる種(たね)は、浸水させることで、フィチン酸の影響を軽減し、ABAを不活性化できます。ですから、圧力鍋で炊く時もちゃんと浸水させておかなければいけません。さらに、発芽させるとABAは自然と無毒化します。他の栄養分の利用価値も高まります。発芽と言っても、プチっと白いものが見える程度が調度良いタイミングです。

 発芽によって、ABAが無毒化されるだけでなく、玄米に含まれるさまざまな栄養成分が増えたり、栄養素の体内吸収率が高まったり、新しく有効な成分が発生すると言われています。特に、γアミノ酪酸(ギャバ)は、白米や玄米の数倍になるそうです。ギャバは、神経伝達物質として作用するアミノ酸の一種ですが、血圧や精神を安定させる効果があると言われています。

 一方で、玄米は発芽させない方が良いとする意見もあります。じゃが芋の芽に毒があるように、種(たね)が発芽する時には、外敵から自分を守るために、毒を発生させるメカニズムがあるはずだから、発芽玄米は食べない方が良いとする意見です。

 でも、同じキノコでも毒キノコと食用キノコがあるように、必ずしも、進化の過程で、じゃが芋と同じ戦略を他のすべての植物がとるわけではないように思います。それに、じゃが芋は種ではなく茎が膨らんだものですし、メカニズムが違う様にも思います。また、モヤシやブロッコリースプラウツの様に芽に栄養がある植物もあります。

 個人的には発芽させることに問題があるようには思いませんが、心配な人は、発芽させなくても良いので、ちゃんと浸水させてから食べましょう。

○解決方法その2:ミネラルの多い食品といっしょに食べる

 穀類に含まれるフィチン酸の影響よりも、多くのミネラルを食べていれば、フィチン酸を心配する必要はありません。ご飯やパンや麺類ばかりではなく、ミネラルの多い緑の葉物野菜や切り干し大根をたくさん食べれば良いのです。

○解決方法その3:ビタミンCの多い食品といっしょに食べる

 ミネラルの吸収率は、ビタミンCといっしょに食べることで上昇します。お料理の中で、あるいは献立の中に、果物やビタミンCの多い野菜をいっしょに使うのが最適です。

○解決方法その4:カフェイン、タンニンの多い食品といっしょに食べない

 ミネラルの吸収率は、カフェインやタンニンの多い食品といっしょに食べることで低下します。なので、コーヒーやお茶、コーラなどカフェインを含んだ飲み物やタンニンを多く含む赤ワイン等は、食事中は避け、食後しばらくしてからの方が良いですね。

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

 ホリスティック栄養学は、何を食べるのかということと同じくらい、どのように食べるのかということを大切にします。マインドフル・イーティング(目の前の食事にまっすぐ向き合って、ゆっくり、五感を使って、噛みしめ、感謝して食べること)もそのひとつです。そして、その食事を可能にする調理においても、ちゃんと食材と向き合うことが大切となります。

 それぞれの食材の性質を知って、正しく扱うことが大切です。ただ闇雲に食べれば良いわけではありませんよ。

2014年06月27日 (12:44)

がんでも長生きするには「余命宣告に惑わされない」〈週刊朝日〉

 がん患者を50年以上診て、著書『がん「余命宣告」でも諦めない』で複数の長期生存者を紹介している帯津良一医師は、生き続けるための大切な要素の一つを“朗らかさ”だと指摘する。

「どなたも物事にあまり動じず、長く悩まないという共通項があります。気持ちで負けず、その一方で『いつ死んでもいいぞ』と一日一日を攻め抜く姿勢。大事なことです」

 もう一つ、帯津医師は「余命宣告に惑わされないことも重要な秘訣」と訴える。たいていの医師は、細かく調べず経験から割り出しているに過ぎない。だから患者が数字にとらわれすぎないことが、免疫力低下を防ぐポイントになるという。

 その二つを実践しているのが東京都のオオタケンジさん(仮名・82歳)だ。9年前に結腸がんの末期と告げられた。肝臓や肺などに転移しながらも在宅で治療を続け、免疫力を高める代替医療も少しやっている。この9年間、ほぼまったく変わらない日常を淡々と送る。

 例えば一日をこんなふうに過ごす。

 午前8時に起床。NHKの朝ドラを見ながらパンやチーズの朝食をとるほか、妻の特製ニンジンジュースを飲む。正午にはヨーグルトに果物、麺類などでランチタイム。午後はテレビを見たり昼寝をしたり。合間に家から徒歩20分の図書館に行き、夕方は「50年来の日課」という近所のサウナへ。

 オオタさんは若いころから多趣味だったが、肝転移した75歳のときに初めて携帯を購入。メールのやりとりをマスターして、定期検査の結果を3人の子どもたちに「変化なし」などと送信できるようになった。77歳でカルチャーセンターの太極拳や哲学を受講し、家族を驚かせた。好きな芝居にもまめに通い、今も美術館に足を運ぶ。

 昨夏、図書館帰りに熱中症で救急車で運ばれ、11月以降、抗がん剤はやめた。今年5月、右肺にがんが増え続けているにもかかわらず、腫瘍マーカーは下がっていた。主治医は「本人の免疫機能ががんを抑え込んでいるとしか思えない」と首をひねる。

 こうした長期生存者がなぜ現れるのか。

 癌研病院(当時)などで緩和ケア医として15年以上働いてきた行田泰明さん(53)は以前から「がんになっても長生きはできる」と唱えてきた。

「がん細胞には顔つきがあって、進行の速さや部位によって違う。まずは早期に正しく診断されることが大事なんです」

 そんな行田さんに今年2月、がんが見つかった。部位は消化器で、手術をした。合併症などを経て近々退院する。

「がんとわかって決めたことは三つ。私が看取ってきた千人以上の方々から学んだもので、自暴自棄にならない、八つ当たりしない、最後まで闘う。なのに自分は手術後は落ち込んで、笑えなかった。でも『頑張って』という言葉は、とてもうれしく感じました」

 行田さんには、当事者になって初めて気づいたことがある。“わらをもすがる”切実な思いが生きる力になっている。

「病も生の“一部”なんですよね」

※週刊朝日  2014年6月20日号より抜粋

2014年06月27日 (12:41)

女性の病気リスク 乳がん40代、大腸がん胃がんは50代で急増

「女性の更年期は、老年期対策を始める最もよい時期です。老年期対策というのは、骨粗しょう症や認知症、動脈硬化性の疾患など、要介護の基礎疾患になるような病気に備えることです」と語るのは関東中央病院健康管理科部長の宮尾益理子さん。

 閉経前の40代から老年期対策を始めるというのは気が早いようにも思えるが…。

「女性は閉経前の更年期からコレステロール値が上がってきたり、内臓脂肪がたまりやすくなったり、骨密度の減少が始まります。数値や自覚症状として表れなくても、老化は始まっているのです。また、動脈硬化性疾患のリスクファクターは、認知症の発症に関係しているともいわれています。更年期が始まったら、健康診断の数値は基準値内であっても、食事や運動習慣などの生活習慣に気をつけ始めてください」(宮尾さん)

 40代になったら生活習慣病とともに気をつけなければならないのが、がん。がんの発生率は、乳がんは40代、大腸がんや胃がんは50代で急増している。

「自治体が実施している乳がん検診は40才以上ですが、乳がんには遺伝的要素も関係しているので、親や姉妹に乳がんになった人がいるのであれば、より早期からの受診をおすすめします」(宮尾さん)

 自治体や会社の健保組合などが実施している健康診断やがん検診の多くは、自治体や会社からの補助金が出るので、自己負担はわずかですむ。また、女性医療ジャーナリストの増田美加さんはこう語る。

「最近は高価なアンチエイジングドックにお金をかけている女性もいますが、最もコストパフォーマンスが高いのは自治体や健保組合が実施する健康診断やがん検診。ほかの検診は受けなくても、せめてこれだけは受診してください」

※女性セブン2014年6月26日号

2014年06月27日 (12:41)

元巨人・角盈男氏、前立腺がんを告白!闘病サポートに夫人「覚悟」

 元巨人の抑えのエース・角盈男氏(57)が16日放送のTBS「私の何がイケないの?」(月曜後7・00)に出演。前立腺がんを告白する。

 1980年代、サイドスローの左腕から繰り出す投球でファンを魅了した角氏の口から、衝撃の事実が明かされる。

 がんが見つかったのは今年2月。長年、健康診断に行っていなかった角氏だが、知人に強引に誘われ、受診。放置しておけば、全身に転移してもおかしくなかった状態だった。自覚症状はなかったという。

 現在、入院はしておらず、今秋から受ける「重粒子線治療」に備え、男性ホルモンを抑える薬を使用。副作用により筋力が落ちるため、食事や運動に気を付ける日々を過ごす。

 前立腺全摘手術、放射線治療もあるが、より効果が得られる「重粒子線治療」を選んだ。この最先端治療が受けられるのは日本に4カ所しかなく、2年がかり。費用も300万円以上と高額だが、角氏のケースは「80%以上は完治するだろう」と言われている。

 角氏は「検査に行っていなかったら…」と言葉を失う。結婚27年になる昌恵夫人(56)も「ショックだった」が、闘病に立ち向かう「覚悟はしています。完治するまで一緒に頑張ろうと思っています」。角氏は「彼女なくして、今はない」とサポートに感謝する。

 同局の三島圭太プロデューサーは「困難を前にした時の夫婦の絆を感じていただけたら」と話している。

 今回は「元巨人軍夫婦 スター選手の引退後の人生SP」。球界の盟主に在籍した選手の引退後を追う。

 完全試合男・槙原寛己氏(50)の生涯獲得年俸は20億円。その使い道と東京・世田谷の大豪邸を大公開。中継ぎのエース・橋本清氏(45)は日焼けにハマり“ガングロチャラ夫”に。己の美を磨くため、妻の稼ぎを使う衝撃の私生活が明らかになる。

 2005年の高校生ドラフト1巡目・辻内崇伸氏(26)は1軍登板がないまま、昨年現役引退。サラリーマンになり、スーツ姿、慣れない事務作業に密着。節約生活を送る妻が涙ながらに本音を激白する。

 ◇重粒子線治療 がん病巣をピンポイントで狙い撃ちし、正常細胞へのダメージは最小限に抑えることが可能とされる放射線を用いた最先端の治療法。がん病巣の形・位置(深さ)に沿った照射により、正常器官への影響を抑える。

 ◆角盈男(すみ・みつお)1956年(昭31)6月26日、鳥取県米子市生まれ。米子工から三菱重工三原に入社。ドラフト3位指名され、77年に巨人入団。1年目に5勝7セーブを挙げ、新人王を獲得。81年には8勝20セーブを記録。最優秀救援投手に輝き、チームのリーグ優勝に貢献した。右サイドハンドの鹿取義隆とともに、巨人のリリーフ陣の核として長く活躍。89年、日本ハムに移籍。92年、ヤクルトに移籍し、現役引退した。通算618試合、38勝60敗、99セーブ。

2014年06月27日 (12:38)

広東の女性がゴキブリ10万匹を飼育、「みんな私のかわいいベビーちゃん」―中国紙

中国紙・南方都市報は12日、「広州の女性がゴキブリ10万匹を飼育、『みんな私のかわいいベビーちゃん』」と題した記事を掲載した。

広東省江門市新会区司前鎮の薬局店員、袁美霞さん(37)はゴキブリを10万匹も飼っていることで地元では有名な存在。古い空き家を購入して、ゴキブリの飼育小屋に改装。毎日エサを与え、温度調整をして大事に育てている。

「これはブドウ糖。幼虫にあげるの。子どもと同じよ。栄養をつけなきゃね」と袁さん。「巷でよく見られるのはチャバネゴキブリだけど、うちの子たちはワモンゴキブリ。甘い物が大好きなのよ」とのこと。エサ場にはハミウリやリンゴ。エサは1日1回、午後6時と決まっている。

ゴキブリを飼うようになったきっかけは、昨年のテレビ番組。「安徽省の人が同じ種類のゴキブリを飼っていたの。食べられるし、薬にもなると言っていた。すぐに数万元を持って1週間学びに行ったの。みんな私の子ども、かわいいベビーちゃんよ」。

本業は薬局の店員。ゴキブリの飼育は副業だ。「成長したゴキブリをきれいな水に浸して水死させ、それを乾かす。乾いたらビニール袋に詰めて、安徽省の薬メーカーに売るのよ。抗がん効果もあるらしい。500グラム300~400元(約4900円~約6500円)で売れるの」と語っている。

(編集翻訳 小豆沢紀子)

2014年06月27日 (12:36)

生きる喜びかみしめ歩く 「リレー・フォー・ライフ」で奔走


 がんになっても、負けずに元気に生きていける―。がん患者の支援に向け、参加者が交代で24時間歩き続けるチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン八戸」が14日、八戸市長根公園を会場に、2日間の日程で開幕した。実行委員として参加する同市の松本彌生さん(68)、長女の松浦千春さん(41)、次女の山内千夏さん(39)の3人は、親子2代にわたって乳がんを患い闘病した「がんサバイバー」だ。「病気になっても生き残って笑えることが幸せ。同じ思いで苦しんでいる人と一緒に頑張りたい」。こんな共通の思いを持ちながら、イベントを盛り上げようと奔走している。

 彌生さんが初めてがんになったのは45歳の時。「当時は『がんイコール死』。死にたくないと思い、うつ状態になるまで落ち込んだ」と振り返る。
 同市のがん患者や家族らでつくる「青森県よろこびの会八戸支部」の存在を知って入会。会員との交流を重ね、次第に元気を取り戻した。その後、乳がん、子宮がんと計3回の手術と治療を乗り越え、現在もパートの仕事を続けている。
 
 千春さんは33歳で右胸、その3年後には左胸に乳がんが見つかった。ことし二十歳になった娘がおり「もしかしたら自分も、という気持ちを持たせてしまっているのは申し訳ない」と表情を曇らせながらも「万が一なったとしても、自分がこうして生きているんだから大丈夫と言える」と語る。
 
 千夏さんは約6年前、寝返りを打った際にしこりに気づいたという。「まさか自分まで、とは思った。でも、母も姉も生きているんだから」と冷静に受け止めている。
 
 八戸では昨年に続く2度目の開催となったイベントの初日。青森県内外から医療関係者や学生が続々と長根公園に詰め掛ける中、母と娘2人は会場設営などをこなしながら、今回初めて一緒にトラックを歩いた。
 「今はもう良い仲間みたいな感じ。誰が欠けてもこうはならなかったし、生き残って歩けることが幸せ」。こう口をそろえる3人の笑顔に、生きる喜びがあふれていた。

デーリー東北新聞社

2014年06月27日 (12:31)

進む睡眠の遺伝子研究―体内時計に効く薬剤の開発も


 カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の実験室で、1組の夫婦が睡眠の秘密を解き明かすための研究を行っている。遺伝子を一つひとつ調べながらだ。

 ルイス・プタチェック氏はなぜ早寝早起きの人――推計で人口の3%に上る――がいたり、宵っ張りの人がいたりするのかを遺伝子の面から研究している。

 妻のインホイ・フー氏は別の現象を研究している。人口に占める割合は1%未満と少ないながら、異常に短い睡眠しかとらない人がいるのはなぜか、という研究だ。「ショートスリーパー(短眠者)」と呼ばれるたくましき人々は6時間未満の睡眠でも生物学的に問題なく過ごすことができ、しかも朝はすっきり目覚めている。

 プタチェック氏は、体の周期リズム――睡眠や食事から循環器系の機能にいたるまで全ての生物としての働きをつかさどる体内時計――を変える薬剤の試験投与を間もなく開始したいと考えている。こうした薬剤は例えば時差ぼけの治療や、がん治療の効果を高めることなどに有効かもしれないという。

 また、フー氏の目標はいつの日か睡眠時間を短縮できる薬剤療法を確立させることだ。フー氏によると、「自然なショートスリーパーは非常に楽観的でエネルギーに溢れていて、やり手」だという。「睡眠時間を決める経路を特定できれば、いつかカフェインよりも良い対処法が見つかるかもしれない」と話す。

 プタチェック氏とフー氏は共に50代。2人ともUCSFで神経学を教える教授で、同じ実験室で実験を行っている。夫妻はユタ大学の教授だった1996年に偶然、体の周期リズムに興味を持った。69歳の女性が睡眠クリニックを訪れ、夜はとても早い時間に寝ずにはいられず、朝はとても早い時間に起きてしまうと不満を訴えたことがきっかけだった。女性とその家族は今も、約100組の早起き家族と共に被験者として研究に参加している。

 早寝早起きの人々の研究を進める中で、両氏はごく短い時間しか眠らない人がいるという現象に出くわした。そこで別の研究が始まった。

 2人は全国から研究への参加を募った。協力を申し出た人たちは質問票に回答して、血液サンプルを提出する。綿棒で唾液を採取して送ることもある。

 検査技師が協力者から送られてきたサンプルからDNAを抽出し、塩基配列を調べて遺伝子変異を見つける。時間がかかるうえ、骨の折れる作業だ。夫妻は同時に、研究結果をテストするために動物を対象にした研究も行っている。

 人間の体内時計は細胞の一つひとつに組み込まれている。このすべての時計を同期させているのは脳の中の視交叉上核(しこうさじょうかく)と呼ばれる小さな部位だ。

 フー氏は現在、ショートスリーパーの家族50組余りのデータベースについて遺伝的な特徴を研究している。このグループの多くの人に、睡眠パターン以外にも共通の特徴があるらしいということが分かった。フー氏によると、彼らは一般的に楽天家で、痛みに対する耐性が高いようだ。被験者の中には、ノボカイン(局所麻酔薬)を使わずに歯の治療を受ける人や、出産の際に鎮痛剤を使用しなくてもほとんど痛みを感じなかったと話す女性もいた。

 睡眠の制御に関わる遺伝子は数多くある。フー氏はこれまでにDEC2(デックツー)と呼ばれる遺伝子にショートスリーパーに共通する1つの変異があることを発見した。現在は他の遺伝子にある2つの変異について研究を進めている。

 フー氏によると、次のステップは特定した3つの遺伝子がそれぞれどの経路に関係しているのかや、遺伝子に相互に関連しているのかを解明することだという。

 プタチェック氏が研究している、いわゆる「ヒバリ(朝型)」の人たちは一般的に平均で7~8時間の睡眠をとる。一般の成人と同じくらいだ。ただ、寝る時間帯は他の人よりも早い。(通常より遅い時間帯に眠る「フクロウ(夜型)」と呼ばれる。ほとんどの人はこの2つの中間に入る)

 プタチェック氏が取り組んでいるのは、夜8時半には就寝し、朝5時半前に起きる極端に朝型の人についての研究だ。同氏の研究チームは朝型の人の遺伝子に複数の変異を見つけた。その中のPER2(パーツー)と呼ばれる遺伝子は体内時計の制御に中心的な役割を果たしている。

 研究グループはすでに治療の標的となるかもしれない、PER2タンパク質を特定しており、さまざまな薬剤の効果を調べるスクリーニング試験の準備を進めている。

 プタチェック氏は、人間の睡眠周期を操作する薬剤は、時差ぼけの旅行者や夜間労働者の注意力を高めるために利用できると話す。がんの化学療法といった既存の治療法の効果を高めるというさらに重要な活用法もあるという。

 睡眠周期があるおかげで、通常、1日の間に化学療法が効きやすい時間帯がある。しかし、がんの治療スケジュールを立てるときには、多くの場合、その点は考慮されない。周期リズムを操作する薬剤を使えば、がん患者は化学療法が効きやすいように体内時計を調整できるようになるかもしれない、とプタチェック氏は話す。

By Sumathi Reddy

2014年06月27日 (12:26)

ピロリ菌の検査導入「前向きに検討」 上富田町


 和歌山県上富田町の小出隆道町長は13日の町議会で、胃がん予防のためのピロリ菌検査の導入を「前向きに検討したい」と述べた。沖田公子議員(公明)の一般質問に答えた。

 県によると、ピロリ菌が体内にあると発がん性リスクが高まる。胃がん患者の99%はピロリ菌を持っているという。その有無は、採取した血液を調べると分かるという。

 小出町長は答弁で、検査を導入する場合は、費用の半分を補助する県の制度を活用する考えも合わせて示した。

 県の補助制度は40歳、45歳、50歳の男女が対象で「バリウム検査と同時に受診することを強く促す」ことも条件にしている。補助の上限は1人当たり810円。町は今後、残る費用の負担について検討する。県が年齢を定めているのは、胃がんになる人は40代からが多く、予防の面でも効果が高いと見込まれるため。

 町によると、町内の40歳、45歳、50歳は5月末現在で約700人いる。胃がん検診(バリウム検査)はすでに導入していて、2013年度の受診者のうち40歳、45歳、50歳は合わせて50人だった。

 周辺市町では、みなべ町が本年度から、県の補助制度を使ってピロリ菌検査を始めた。残る費用は町が支出するため、受診者の負担はない。今年の対象者は約520人。

 田辺、白浜、すさみの各市町は、いずれも導入していない。来年度以降は「検討中」や「未定」としている。

最終更新:6月14日(土)16時52分

2014年06月27日 (12:11)

闘病経験者がまとめた「がんになってからの心得10カ条」〈週刊朝日〉

 がんを宣告され、しかも末期と言われ、絶望しない人はいないはずだ。しかし、そこから長く命をつないでいく人たちが、確かにいる。

 肺腺がんを患う青木晴海さん(58)だ。08年、咳が続くので総合病院を受診すると、肺からリンパ節への転移がわかった。専門病院で手術したが、がん細胞は大動脈と肺動脈に浸潤していて取れず、そのまま胸を閉じた。

 青木さんは情報学が専門の大学講師で、「アサーティブな考え方」を学生たちに教えてきた。それは自分の気持ちを大事にし、相手との関係をより良くするため、率直に「ことば」で伝えることだという。

「自分の研究テーマを、病床で実践した形になりました」(青木さん)

 手術の影響で、青木さんは声を出せなくなった。切開した場所が声帯の動きをつかさどる反回神経に近く、麻痺が起きたのだ。

「医師に『あきらめてください』と言われたけど、私にとって声がでないのは、がんになったことより重大事でした」

 入院しているにもかかわらず、声帯専門科がある別の病院を探し出し、「リハビリに通いたい」と、かすれ声で主治医に訴えた。了承を得てリハビリを続けた5カ月後、声を取り戻すことができた。

 放射線と抗がん剤治療を受けながら、09年2月、大学に復帰。その1年後、肝臓転移が見つかった。働きながら抗がん剤治療に通って5カ月後、肝臓のがんは縮小していた。

 その時、主治医から分子標的薬の治療を受けないか、と強くすすめられた。

「このまま穏やかな維持療法で仕事を続けていきたいと思っていたので戸惑いました」(青木さん)

 もはや完治は難しい。それなら、がん細胞の活動を抑えられるよう、全身を良い状態に保つことこそ大切ではないか。未知の薬を体内に入れればバランスを崩しかねない――どうしても折り合えず、11年3月、青木さんは転院した。

 新しい主治医は、青木さんと話し合いながら、抗がん剤を投与するペースを決め、昨年6月以降は治療を休止した。今は定期検査を受けながら働いている。幸いにも、がんは大きくなっていない。

「患者の願いは一日も長く生きること。その病院や主治医が、自分を長く生かしてくれるのかは、感覚でわかるものだと思います」

 青木さんは前の病院で2度カルテ開示を求め、自分の治療経過をつかんでいる。医師に任せっぱなしにしたくないからだ。下記の10カ条は、自身の闘病体験をまとめた『生きのびるためのがん患者術』(岩波書店)から抜粋した“患者の心得”だ。青木さんが言う。

「治療の主役は私たち、つまり患者なんです」

がんになってからの心得10カ条
・ 告知をしっかり受け止め、「自立心」を持つ
・ 自分の気持ちを言葉で医療スタッフに伝える
・ 検査や治療内容を日付順に記録、カルテや画像も入手する
・ 複数の医師に相談する
・ 抗がん剤の効果とリスクを確認する
・ 心置きなく頼める友人に支えてもらう
・ 重要な決定の時は友人や家族を「記録係」に
・ がんばる自分にご褒美をする
・ 病気のこと以外にも関心を持つ
・ がんの話題は情報源に気を付ける
※青木晴海さんの著書『生きのびるためのがん患者術』をもとに作成

※週刊朝日  2014年6月20日号より抜粋

2014年06月27日 (12:10)

中国の人々に朗報、「大気汚染にはブロッコリーが効く」

 米国がん学会の専門誌「Cancer Prevention Research」に今週掲載された論文によると、中国江蘇省でブロッコリースプラウトから作った飲料を村民に飲ませたところ、大気から体内に吸収された汚染物質が素早く除去されるなど、有益な効果が観察されたという。この研究にはジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部、ミネソタ大学マソニックがんセンターなどが参加している。

 この飲み物はスプラウトを煮て作ったお茶のようなもの。これを成人291人に12週間、毎日飲んでもらった。実験は長江デルタ地域の田舎町から無作為に抽出された成人を対象に実施。この地域は大気汚染がひどく、研究者らは肺がんや心臓病のリスクの高さにつながっているとみている。上海を含む長江デルタ地域の面積は中国全土の2%にすぎないが、全国の温室効果ガス排出量の15%以上がここに集中しているという。

 この食事療法は本当に大気汚染に効くのだろうか。研究者は、ブロッコリースプラウトを食べることで汚染物質が解毒され、大気汚染が健康に及ぼす長期的なリスクを低下させる可能性があるとみている。

 もちろん、これは大気汚染に悩む中国の人々の悩みを全て解決する手段ではない。ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部のトーマス・ケンスラー教授は「(中国の大気汚染に対する)最終的な答えは北京の政治家にある」と指摘した。

 教授は、さらに研究を進めれば、汚染への耐性を強める食事療法を発見できるかもしれないと指摘。「これが潜在的な解決策になると考えている」と述べた。

 ケンスラー教授によると、ブロッコリースプラウトがなくても、スーパーで売っている普通のブロッコリーにもがんの発生を抑える物質「スルフォラファン」が少量ながら含まれているという。また、「ブロッコリーは苦ければ苦いほど良い」と指摘し、ブロッコリースプラウト3グラム分のスルフォラファンを普通のブロッコリーから摂取するには約150グラムを消費する必要があると説明した。

 一方、副作用として、「受け入れがたい味と、軽いおなかの不快感を訴える声が多かった」という。研究者らはパイナップルやライム果汁を加えればブロッコリー臭さが幾分緩和されると助言している。

2014年06月27日 (12:08)

NEDO、13種類のがんを1回の採血で発見できる診断システムの開発を開始

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は6月11日、乳がんや大腸がんなど13種類のがんを1回の採血で発見できる次世代診断システムの開発プロジェクトに着手したことを発表した。

従来、がん検査に用いる腫瘍マーカーの多くは、がんがある程度進行した状態(進行がん)にならないと数値が上昇せず、判別ができないという課題があった。そこで今回のプロジェクトでは、国立がん研究センター(国立がん研)と国立長寿医療研究センター(NCGG)が蓄積している臨床情報と血液サンプルを利用してマイクロRNAの大規模解析を行うことで、病気が意識できない早期のがんや認知症の患者を発見できるマイクロRNAや個別症例の違いを予測するマイクロRNAを明らかにすることを目指すとする。

具体的には、13種類のがんと認知症にそれぞれ特徴的なマイクロRNAを組み合わせることで、2018年度末までに医療の現場で使用できる次世代診断システムを技術開発し、がんや認知症の分野での早期診断・治療や先制医療の実現を目指すとのことで、総事業費は約79億円を予定。研究期間は2014年度から2018年度までの5年間で、委託先としては、前述の国立がん研およびNCGGのほか、東レ、東芝、バイオチップコンソーシアム、バイオ産業情報化コンソーシアム、プレシジョン・システム・サイエンス、アークレイ、京都工芸繊維大学が予定されているという。

2014年06月27日 (12:06)

中国蘭州市の水道水汚染、施設の老朽化ダクトが原因=新華社

[北京 12日 ロイター] - 新華社によると、中国の甘粛省蘭州市で4月に水道水から検出された発がん性物質ベンゼンは、蘭州市と仏ヴェオリア・エンバイロメント<VIE.PA>の合弁会社施設の老朽化した水道管(ダクト)が原因だった。

同社はこの地域に水道水を供給しており、検出されたベンゼンは国の基準値を大幅に上回っていた。

新華社が、蘭州市で開かれた当局の記者会見の内容として伝えたところによると、合弁会社「蘭州ヴェオリア・ウォーター」の施設の2つの水道管で亀裂が見つかった。その亀裂に近くを通る送油管から漏れ出た原油が侵入したもよう。この水道管は耐用年数が50年だが、1959年から使用されていたという。 この問題では中国当局が4月、ヴェオリアの水質管理体制が不十分と批判。これに対し、ヴェオリアは水道水にベンゼンが混入したことに対する責任はないと表明していた。

*カテゴリーを変更して再送します。

2014年06月27日 (12:03)

今月からがん検診 伊東市

 伊東市健康医療課は6月から、がん検診などの事業を本格的に実施する。受診対象者の一部には通知を送付しているが、通知が届かない人も対象者であれば受診できるため、より多くの人の受診を呼び掛けている。

 がんの予防、早期発見・早期治療を目的とした健康推進事業の一環。

 検診は年齢、性別によって対象が変わる。受診料は200~千円。70歳以上の高齢者は受診時に年齢を確認できるものがあれば無料。申し込み、受診方法は同課〈電0557(32)1583〉へ。

 主な検診と対象者は次の通り。

 胃がん検診、大腸がん検診=30歳以上▽肺がん(肺結核)検診=40歳以上▽乳がん検診・視触診=前年度マンモグラフィーを受診していない30歳以上の女性▽同・マンモグラフィー=前年度受診していない40歳以上の女性▽子宮頚(けい)がん検診=前年度受診していない20歳以上の女性▽前立腺がん検診=50歳以上の男性▽肝炎ウイルス検診=40歳以上でこれまで検査を受けたことがない人

最終更新:6月13日(金)11時30分

2014年06月27日 (12:01)

「電子タバコ論争」勃発! 子どもが口にする危険性も!?

 食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。  2014年6月11日に、日本たばこ産業(JT)が、英国の電子たばこ会社ザンデラ(ウスターシャー州)を買収すると発表し話題になりました。電子たばこは禁煙に効果があるとされる一方で、健康被害の懸念が取りざたされています。WHOは、2014年10月に開催される加盟国会合での発表をめどに、電子たばこの規制に関する勧告の作成に取りかかっていますが、今回はそんな電子たばこ論争について、解説していきます。

 電子タバコは、米国を中心に禁煙に役立つとして推奨され、売り上げが急増しています。ところが、健康に対する悪影響やその規制の緩さへの懸念が高まり、米国では今、大議論となっています。

 そもそも、電子タバコって何でしょうか?

●ニコチンを含む液体を使用した製品もある電子タバコ

 電子タバコは、見た目は普通の紙巻タバコによく似た、バッテリー駆動のニコチン蒸気の吸引器のこと。マッチやライターで火をつける必要はありません。カートリッジ側を口で吸うと電源が入り、カートリッジ内の液体ニコチンが加熱されて気化し、その蒸気を吸い込んで吐き出し楽しみます。遠目には紙巻タバコを吸っているようにも見えますが、何も燃えていないため臭いはありません。

 日本では液体ニコチン入りの電子タバコの製造・販売は薬事法で規制されています。つまり国産の電子タバコも売られてはいますが、カートリッジには液体ニコチンは含まれていません。たばこの葉を詰めたカートリッジを用いるタイプは、未成年の利用は禁止されています。

 一方、外国産の電子タバコには、ニコチンを含む液体を使用した製品もあります。日本の薬事法では個人がニコチン入り電子タバコ(あるいはカートリッジや液体)を海外から入手してたしなむことまでは規制していないので、日本でも外国産を個人輸入して利用している人もいます。

●電子タバコで、禁煙できるの?

 先日、英国の研究者らが、専門家の助けを借りず(例えば病院に通うなど)に禁煙にトライする人が電子タバコを使用している場合は、意思のみ、あるいはパッチやガムなどのニコチン置換療法の場合と比べて、約60%以上も成功する可能性が高いことを報告しました。

■参考文献 Addiction「E-cigarette use for quitting smoking is associated with improved success rates」

 この報告だけ見ると、電子タバコは禁煙に有効なんじゃないかと感じますが、多くの専門家が、この研究の結果を疑問視しています。

■参考文献 Knight Science Journalism Program at MIT「E-cigs help smokers quit--if you believe the study.」

●減らないニコチンと成分表示の問題

 米国食品医薬品局(FDA)や専門家は、電子タバコによる純度の高いニコチンの吸入に伴う副作用は十分に研究されておらず、不明な点が多いとしています。

 また、FDAは電子タバコに含まれる全化学成分を適切に開示していないメーカーが複数あると指摘。カートリッジラベル記載のニコチン量は、カートリッジに入っている実際の量と一致しない場合があるため、品質管理に対する懸念があると報告しています。

 電子タバコは“禁煙を補助する”というイメージとは裏腹に、通常のタバコと同じくらい、あるいはそれ以上のニコチンを含むことがあるのです。

 肺から血中に入ったニコチンが脳に達すると、集中力が高まり、気分が落ち着き、さらに快感や覚醒といった効果をもたらします。ところがニコチンは依存性が強いことでも知られていますよね。依存状態に陥った人は、ニコチンが切れるとイライラ感や不安などの離脱症状(いわゆる禁断症状)を生じます。ニコチンの依存性は、ヘロインやコカイン、アルコール、カフェインなどよりも強いと言われるくらいですから、問題になるわけです。

●問題は、ニコチンだけではない

 ニコチンだけではありません。

 2009年7月、FDAは、複数の電子タバコ製品を予備的に分析し、電子タバコのカートリッジには、発がん性物質(特定のニトロソアミン類など)や人体に有害な化学物質(溶剤や凍結防止剤に使われるジエチレングリコールなど)などが含まれていることを報告しました。

■参考文献 U.S. Food and Drug Administration(FDA)「Summary of Results: Laboratory Analysis of Electronic Cigarettes Conducted」

 確かに電子タバコは副流煙を生みませんが、副蒸気は発生します。副蒸気は単なる水蒸気であって無害だとメーカー側は主張していますが、規制当局や専門家は電子タバコメーカーがそれを証明できるような研究さえしていないことを批判しています。

 実際、電子タバコの副蒸気は、人によっては目や鼻、喉への刺激、吐き気、呼吸への影響といった症状を引き起こすことが報告されています。電子タバコの反対派は、子どもや高齢者、特定の病状を持つ人々を含むすべての人にとって安全だとメーカーが証明するまで、副蒸気にさらされるべきではないと主張しています。

 先日サンディエゴで開催された米癌学会(AMERICAN ASSOCIATION FOR CANCER RESEARCH;AACR)の学術総会では、カリフォルニア大学やボストン大学などの研究者が発表した研究成果が話題になり、科学雑誌「Nature」ウェブ版のNews&Comment欄でも紹介されました。

■参考文献 Nature「E-cigarettes affect cells」

 電子タバコの蒸気にさらされた培地中で増殖した気管支細胞は、紙タバコの煙にさらされた培地中で増殖した気管支細胞に非常によく似た、遺伝子の変異を示しました。明確な結論を引き出すにはさらなる研究が必要とされますが、この類似性は、電子タバコの蒸気ががんのリスクを高めることの潜在的指標と言えます。

●若者や子どもが電子タバコを吸う!?

 実は今、米国では子どもや若者が口にする可能性も問題視されています。

 電子タバコメーカーは、直接若者に販売しないように注意を促していますが、電子タバコ用ニコチンカートリッジには、子どもたちにとって魅力的なチョコレートやフルーツ、キャンディーなどの風味が加えてあり、デザイン的にもスタイリッシュでちょっとおもちゃのように魅力的でもあるのです(ちなみに、風味には、タバコやカクテルなどもあります)。

 米国の法律では、未成年は紙巻タバコを購入できませんが、電子タバコにはこうした法律は適用されません。ですからインターネットでも販売でき、実際に売られているため、未成年者でも簡単に購入できるのが現状です。

 こうした電子タバコの中には、紙巻タバコより安い値段で売られているものもあり、若年層の使用が一気に広がっています。若者にしてみたら、映画やテレビで自分の憧れのスターが電子タバコを吸う姿を見たら、思わずマネしたくなるということもあるのでしょう。

 医学雑誌「Pediatrics」の報告によると、2011年~2013年の間で、テレビ広告により、電子タバコの情報にさらされる若者が、12歳~17歳の青年で256%、18歳~24歳で321%も増えました。

■参考文献 Pediatrics「Exposure to Electronic Cigarette Television Advertisements Among Youth and Young Adults」

 これでは電子タバコの禁煙の有効性をうたうどころか、これまでに喫煙をしたことのない若年齢層の利用者まで急増させ、“電子”とはいえ喫煙者を減らすどころか増やす結果になってしまいます。

●激増する子どものニコチン中毒

 また、米国では子供たちの間で事故的なニコチン中毒の報告が激増しています。2011年以来、大人のニコチン中毒による死亡は、ニコチンを注射して自殺した1例だけです。

 ところが中毒センター(POISON CONTROL CENTER)に報告されるニコチン中毒の全国件数は、2013年には2012年に比べて300%に増加し、1351症例となりました。今年はさらに倍増するペースで増えています。

 先ごろ、オクラホマシティの2歳の少女が、親の液体ニコチンを小瓶1瓶飲んで嘔吐し、緊急治療室に運ばれる事故がありましたが、液体ニコチンが消化管に入ると、タバコを吸って肺から取り入れるより迅速に体内に吸収されるため、はるかに危険なのです。

 こうした経緯や懸念から、海外では電子タバコ規制の動きが強まってきています。例えばフランスなどでは国の法律で、あるいは米国内でもニューヨークなどでは市の条例によって、電子タバコは禁煙場所で吸うことが禁止されました。

 日本国内で、個人輸入で海外のニコチン入り電子タバコをすでに利用されている方も、やはりタバコと同じように健康のためには量や頻度を抑えたり控えたりすることをお勧めします。長期的な健康への影響は、まったく不明なのです。
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