ガン完全克服マニュアル

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2014年12月31日 (16:02)

セルジーンの免疫調節薬レブラミド 骨髄異形成症候群の国際共同P3で主要評価項目達成

セルジーンはこのほど、骨髄異形成症候群(MDS)患者を対象に実施したレブラミド(一般名:レナリドミド水和物)の国際共同第3相臨床試験(P3)「MDS-005」で主要評価項目を達成したと発表した。レブラミドの現在の適応は「再発または難治性の多発性骨髄腫」および「5番染色体長腕部欠失を伴うMDS」。今回のP3は「5番染色体長腕部欠失を伴わないMDS」が対象で、日本も参加している。ただ、この試験を基に適応拡大申請の準備に入るかどうかについて、同社は現段階では明らかにしていない。

国際共同P3は、多施設共同二重盲検試験として行われた。レブラミド10 mg(クレアチニンクリアランス40~60 mL/分の場合は5mg)を1日1回経口投与する群160人とプラセボ群79人に2:1で割り付け、主要評価項目の「56日以上の赤血球輸血非依存」の達成率を比べた。その結果、プラセボ群の2.5%に対してレブラミド群では26.9%と、レブラミド群が有意に上回った(P<0.001)。輸血非依存を達成した患者の非依存持続期間は8.2カ月間(中央値)だった。さらに、急性骨髄性白血病への進行率も、プラセボ群2.46(100人年あたり)、レブラミド群1.91(同)とレブラミド群での進行抑制が認められた。

主な有害事象は骨髄抑制で、グレード3~4の好中球減少症がレブラミド群61.9%に対してプラセボ群12.7%、血小板減少症も同様に35.6%、3.8%とレブラミド群で多かった。

レブラミドは新規免疫調節薬のひとつで、サイトカイン産生調節作用や造血器腫瘍細胞に対する増殖抑制作用、さらに血管新生阻害作用を持つとされる。今回検討された適応以外でも追加適応取得に向けた開発が進んでおり、「未治療の濾胞性リンパ腫 」 「再発または難治性の低悪性度リンパ腫 」がP3(国内)、「未治療の多発性骨髄腫」、「成人T細胞白血病リンパ腫」がP2(同)の段階にある。
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2014年12月31日 (11:03)

大鵬薬品、「アブラキサン」が切除不能すい臓がんの効果追加の承認を取得

大鵬薬品工業(大鵬薬品)は12月18日、抗悪性腫瘍剤「アブラキサン点滴静注用100mg(アブラキサン)」について、治癒切除不能なすい臓がんの効能追加の承認を取得したと発表した。

「アブラキサン」は、海外では欧米を中心に米セルジーンが販売し、国内において大鵬薬品が開発販売権を持つ。2010年7月に乳がん、2013年2月に胃がん、非小細胞肺がんの効能・効果を取得しており、今回の効能追加は、切除不能進行・再発すい臓がんを対象とした国内第1/2相臨床試験と提携先である米セルジーンが実施した海外第3相臨床試験の結果に基づく承認となる。

同社は「本剤が患者さんや医療関係者により広く貢献できる薬剤となることを期待し、すい臓がんの治療においても、適正使用の推進を通じてがん治療の一翼を担うべく努めてまいります」とコメントしている。

2014年12月30日 (17:09)

大腸がん抑える食品成分を解明 パパイアの種など、岡山大

 パパイアの種などに含まれる成分に、大腸がんの増殖を抑えるタンパク質の働きを高める機能があることを岡山大と鹿児島大のチームが突き止め、20日までに発表した。治療や予防に有効な薬剤の開発に役立つとしている。

 岡山大の中村宜督教授によると、大腸がんは大腸の細胞にタンパク質が過剰に蓄積することで、細胞を増殖させる遺伝子の働きが活発化し、がんの増殖が進む。

 チームは、大腸がんの増殖を抑制する中心的な役割を担うタンパク質に注目。

 パパイアの種やキャベツ、クレソンの一部に含まれる食品成分「ベンジルイソチオシアネート(BITC)」を人の大腸がん細胞に加えると、がん抑制タンパク質が、がんを増やす、過剰蓄積したタンパク質に結合し、がん増殖遺伝子の働きを邪魔した。その結果、がんの増殖も抑えられた。

 BITCはすりつぶすことで効果が出るが、大量に摂取すると体に悪影響が出るという。

 中村教授は「自然界の成分から安全性の高い抗がん剤を開発できる可能性がある。作用は弱いかもしれないが、安心して使用できる薬になることが期待できる」と話す。

 成果は英オンライン科学誌に掲載された。〔共同〕

2014年12月30日 (10:57)

肝がんの原因…「C型肝炎」変わる治療 新薬増えて副作用軽減

 肝がんの原因の約8割を占めるといわれるC型肝炎。血液を介してC型肝炎ウイルス(HCV)に感染することで起こる肝臓の病気だが、早期にHCVを排除すればがん化を防ぐことができる。最近は新薬の登場などで副作用が軽減し、治療の機会が広がっている。(平沢裕子)

 気付かず肝がんに

 肝炎情報センター(千葉県市川市)によると、日本のHCV感染者は推定150万~200万人といわれる。感染すると6~8割が慢性肝炎となり、肝硬変、肝がんへと進行する。感染は衛生状態が悪かった戦後の輸血や注射器の使い回し、ウイルスチェックが不十分だった時期の血液製剤などが原因で、患者の多くは60歳以上の高齢者だ。

 “沈黙の臓器”といわれる肝臓は、肝硬変になっても自覚症状が出ないことが多く、感染に気付かないまま肝硬変や肝がんへと進行する人も少なくない。肝がんは感染から約30年たってから発症するとされる。60歳を過ぎると進行が速まり、慢性肝炎から一気にがん化してしまうこともあるという。

2014年12月29日 (17:12)

軟骨肉腫の新たな遺伝子異常を同定、前立腺がんとの相似性も発見-国がん

軟骨肉腫の全ゲノムを世界に先駆け解読

国立がん研究センターは12月16日、軟骨肉腫の全ゲノム解読を行い、新たなゲノム異常(ドライバー遺伝子)を同定し、また全ゲノム変異プロファイルから軟骨肉腫と前立腺がんの相似性を発見したと発表した。

この研究は、同研究所がんゲノミクス研究分野長の柴田龍弘氏による第3次対がん総合戦略研究推進事業「国際協調に基づく日本人難治がんゲノムデータベースの構築(国際がんゲノムコンソーシアム(ICGCプロジェクト)」により行われたもので、ゲノム専門誌「Genome Research」にも発表されている。

軟骨肉腫はこれまで、IDH1遺伝子変異が高頻度に見られることが報告されているが、それ以外のゲノム異常がどのように腫瘍発生に寄与しているのかは未知のままだった。これは希少疾患であるために、十分な症例集積が難しいことや体系的な全ゲノム解読が行われていないことが原因とされる。同時に発生頻度が低いために臨床試験を行うことが困難であり、開発が進まず、標準治療の確立や他の固形がんのようにゲノム異常などを標的とした治療の検討が遅れている。

国内トップレベルのゲノムシークエンスで解析

今回の研究では、10例の軟骨肉腫凍結検体並びに同一患者の正常リンパ球よりDNAを抽出。次世代シークエンサーを用いて、全ゲノム解読並びに全トランスクリプトーム解読をし、体細胞ゲノム異常の包括的な同定を行った。更に47症例の軟骨肉腫を追加して検証実験を行った。その結果、約20%の症例で軟骨細胞の分化に重要な働きをしている細胞外基質であるCOL2A1遺伝子に高頻度なゲノム異常を同定したという。

またトランスクリプトーム解読との統合解析の結果、新たにアクチビン受容体を含む融合遺伝子 (FN1-ACVR2A)を発見。アクチビン受容体ACVR2Aは、軟骨並びに骨分化に重要なTGF/BMPシグナリングに関与しており、またキナーゼ活性を有することから治療標的の可能性が考えられるとしている。

さらに、喫煙や紫外線といった様々な発がん要因で誘発される体細胞変異は、その原因ごとに突然変異のパターンが異なることが知られているが、今回、軟骨肉腫と類似した突然変異パターンを持つがんを探索したところ、前立腺がんと非常に類似していることを発見したという。どちらの腫瘍も高齢者男性に多いことから、何らかの共通した要因がそれぞれの腫瘍発生に関係していることが示唆されたとしている。(横山香織)

▼外部リンク
・国立がん研究センター プレスリリース

2014年12月29日 (11:30)

すい臓がんとの闘いに新たな可能性

AsiaNet 58997(1403)

【ツーク(スイス)2014年12月19日PRN=共同通信JBN】AmVacとヘルムホルツ・センター(Helmholtz Centre)との間のMalp-2補助剤に関する契約のライセンス延長は患者と主治医、それに医薬品、医学の研究に持続的な可能性を提供する。

▽ライセンス延長によるマイルストーン
Malp-2のライセンスは2014年11月に延長に成功した。この補助剤は例えばがん、中でもすい臓がんで、初めてすべての予防、治療への使用が可能になり、Malp-2のサクセスストーリーの新たな章を開くことになる。これまでこの補助剤はさまざまなワクチンの臨床前段階で混合され、ワクチンの投与量を減らすと同時に効能を強化してきた。

いまやウィン・ウィン・ウィンの状況が生まれた。ワクチンを接種された人は2倍の効果を受け、メーカーはコストを大幅に削減できる。ブラウンシュバイクのヘルムホルツ感染研究センター(Helmholtz Centre for Infection Research)と合意した独占的ライセンス契約のおかげで、AmVacはMalp-2の応用範囲を大幅に拡張できる。ここでの焦点は、この薬が有望な機会を提供するすい臓がんなどいくつかのがんの治療である。Malp-2はほかの薬と併用でも、単独でも使用できる。

▽研究はMalp-2ががん患者の生命を延長できることを示している
2007年にハイデルベルク大学病院で行われた研究はMalp-2が新たな可能性を開くことができることを示した。この研究は主要目標としてすい臓がん患者でのMalp-2の安全な使用を示すために、副次目標としてがんに対する効能の初期症状を確認するために設計された。Malp-2は人間に対して安全に使用できること、生存時間の大幅な延長をもたらすことを示すことに成功した。初期症状は人体免疫システムの効率的な活性化を示し、これががん組織に向けられる。これは通常がんによる活発な抑圧のプロセスである。

Malp-2とその利用についての詳しい情報はペーター・ミュールラット教授のウェブサイト(Muhlradt at http://malp-research.de/index.html )で見ることができる。

次の開発段階は第II相臨床研究で、Malp-2の投与量による効果の正確な判定とがんに対するMalp-2の作用モードの一層の明確化に関するものになる。ライセンス延長のおかげでAmVacの可能性もかなり増大するはずである。AmVacのメリンダ・カルパテ最高経営責任者(CEO)は「多くのオプションによってわが社はパイプラインの大幅強化、利用範囲の大幅拡大ができる」と強調している。同様に前向きの兆候と見られているのはライセンス契約の下でヘルムホルツ研究所(Helmholtz Institute)は現在保有しているAmVacの株式持ち分を増やすという事実である。

▽頑固な腫瘍
すい臓の腺がんとその変種は最も一般的な悪性腫瘍の1つである。腺がんは腺組織から形成される悪性腫瘍に与えられる名称である。年間に1万8000人から10万人の新患者が発生しており、3番目に多い消化管のがんである。すい臓がんはドイツのがんの約3%を占めており、男性では第9位、女性では第7位である。スイスでは毎年約1100人がすい臓がんと診断されており、これもがん全体の約3%にあたる。特に衝撃的なのは高い死亡率である。欧州ではこのがんは国によって第4位から第7位となっている。

▽Malp-2とは
Malp-2は有望な医薬品として知られる。Malp-2は脂質とペプチドで構成される微小分子である。Malp-2の活性は、マイコプラズマで汚染された細胞培養の中で偶然発見された。マイコプラズマは微小バクテリアであり、かつてはそれがバクテリアを捕捉するフィルターをすり抜けことからウイルスではないかと考えられていた。

Malp-2は以下のような作用がある。例えば、われわれはうまく克服した疾患について(再発を防ぐため)記憶にとどめる、「生得」で「適応性」のある免疫システムを保有する。この自然(先天的)免疫システムは特に、マクロファージ(貧食細胞)などファゴサイト(食細胞)で構成されている。適応性免疫システムは、別の白血球、リンパ球で構成される。マクロファージと(免疫システムをモニターする)樹状細胞は、メッセンジャーとリンパ球との細胞接触を通じて共役する。Malp-2はマウスの体内で抗体の生成を大いに促すとともに、肥満マウスにおいて慢性創傷の治癒を加速する。これら実験動物は糖尿病を発症すると、その傷は糖尿病にかかった人のそれより治りにくい。さらに、Malp-2は手術ができない腫瘍の中に術中に注射された。すい臓がんにかかった患者はこのようにして、生存率を高めることが可能であることを実証した。

▽AmVacについて
AmVacはバイオ製薬会社であり、革新的なワクチンを開発、販売している。本社はスイスのツークにあり、ドイツとイタリアに研究ラボ、ハンガリーに製造施設を持っている。この国際会社はこの分野の指導的立場にある欧州の専門家の経験に依存している。

同社の医薬ポートフォリオは現在、ワクチン候補が5種とGynevac、Sendai、Malpの3つのプラットフォーム技術が含まれる。これらポートフォリオは、ハンガリーのパートナーおよびヘルムホルツとマックス・プランク学術振興協会の両ドイツ研究所からライセンス供与される。

AmVacの有力製品はGynevacである。これはすでに選択的な適応(症)と地域において認可済みで、現在特に発症例の多い泌尿生殖器疾患の治療目的で広く開発中である。まれに見る安全性プロファイルのおかげで、Gynevacは良性の前立腺肥大、前立腺炎、細菌性腟炎、トリコモナス感染症に対して効果的で事実上副作用のない治療もしくは予防ができるようになった。

▽問い合わせ先
Marie-Christine Kopkow
President of the Board
Tel.: +41-(41)-7253230
e-mail: kopkow@amvac.eu

AmVac AG
Metallstrasse 4, 6300 Zug, Switzerland
http://www.amvac.eu

ソース:AmVac AG

2014年12月27日 (16:56)

発がん性のリスクは? ラウリル硫酸Na入りシャンプーの安全性

【女性からのご相談】
ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naが入っているシャンプーは髪の毛に悪い、と言われました。でもそもそもこの2つって、どんなものなんですか? もしも髪の毛に悪いものだとしたら、どこが、どういう風に悪いんですか? この2つの特徴と、デメリットについて教えてください!

●A. ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naには、メリットもデメリットもあります。

こんにちは、美容ライターの大塚朝香です。

髪の毛をきれいにするためにシャンプーを使うのですから、安全性が高く、かつ効果のあるものを使いたいものですよね。そこで疑問として浮かんでくるのが、“このシャンプーに入っている成分は良いのか、悪いのか”という問題です。

ここでは、よく取り上げられている“ラウリル硫酸Na”と“ラウレス硫酸Na”について見ていきます。

●ラウリル硫酸Naの安全性と危惧、ラウレス硫酸Naとの違い

ラウリル硫酸Naは、界面活性剤のうちの1つです。泡立ちを良くする効果があり、医療の分野から洗剤の分野まで、幅広く活躍をしています。

しかし、この成分は、飲み込むと体に有害です。また、高い濃度のものを皮膚につけっぱなしにしていると、皮膚炎などが起こる可能性がある、と指摘されています。また、目などに入った場合は、強い刺激をもたらすので、即座に洗い流す必要があります。

このラウリル硫酸Naは、旧表示指定成分として1980年に位置づけられたという経緯があります。この指定は、“その成分によって、アレルギーやガンなどが起こる可能性があるもの”に対してなされるものです。

このため、ラウリル硫酸Naについて、「ガンになるのでは」「遺伝子毒として残るのでは」という疑惑がありました。しかし、これらは、現在ではあらゆるデータから否定されています。アレルギーが起こる可能性は否定できませんが、それはラウリル硫酸Naに限ったことではありません。

ちなみに、ラウレス硫酸Naはラウリル硫酸Naの分子を大きくしたものであり、安全性を高めたものと言えます。

●ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naの魅力と付き合い方

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naには、強い洗浄力があり、殺菌効果が非常に強いものです。これは、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naの大きな魅力の1つです。また、安価であるため、購入しやすいというメリットもあります。

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naには、デメリットもあればメリットもありますが、現状では、“発がん性などのように、大きな健康リスクはない。しかし肌の弱い人が使えば、肌が荒れる可能性がある。洗浄作用を求めるのであれば味方になる”という見方がもっとも正しいと言えるでしょう。

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naも、それだけが“絶対に悪い”というものではありません。これらの特徴を踏まえた上で、付き合っていくことが大切なのです。

(ライタープロフィール)
大塚朝香(フードアナリスト)/家でできるダイエットで、1年で17kg減量したアラサーライター。ファミレス勤務→葬儀会社勤務→デパート勤務を経てライターに。デパート勤務時代やダイエット時代に学んだ、「おいしくてヘルシーで安く、満腹感があってお洒落なメニュー」を編み出すのが得意。3000以上の美容記事を執筆し、100以上のオリジナルレシピを発表し、糖尿病や高血圧、メンタルヘルスにも携わってきました。母が看護師、兄が社会福祉士、姉が介護福祉士のため、医療や健康面の質問にもお答えできます。

2014年12月27日 (16:33)

わかったぞ、皮膚がん抑制の仕組み

脱リン酸化酵素のPP6が皮膚がんの抑制に働いていることを、宮城県立がんセンター研究所の島礼(しま ひろし)所長と奈良女子大学研究院自然科学系の渡邊利雄(わたなべ としお)教授らが初めて突き止めた。がんの新しい予防や治療につながる成果として注目される。東北大学、理化学研究所、九州大学、埼玉県立がんセンターとの共同研究で、12月8日付の米科学誌オンコジーンのオンライン版に発表した。

がん細胞の暴走を促進する貝毒成分のオカダ酸が、脱リン化酵素を阻害して細胞のがん化を起こしていることは1989年に国立がんセンター研究所(当時)の藤木博太(ふじき ひろた)部長らが見つけた。しかし、生体物質からリン酸を外す脱リン酸化酵素は細胞内にいっぱいある。オカダ酸がどの脱リン酸化酵素を阻害しているかは25年間謎だった。最近の大規模な遺伝子解析で、脱リン酸化酵素PP6の失活ががん細胞の暴走促進因子の候補として浮かび上がっていた。

研究グループは、遺伝子操作でPP6機能喪失マウスを作製した。PP6がなくなると、マウスの皮膚がん細胞の暴走は早まった。暴走を促進する薬剤なしでも、皮膚がんが生じることを確かめた。一連の実験から、脱リン酸化酵素のPP6が、がん細胞の暴走を促進するオカダ酸の標的酵素である可能性が強まった。 逆にいえば、PP6 は皮膚がんの暴走を抑え込むブレーキ役のがん抑制遺伝子であることが初めてわかった。この発見で、脱リン酸化酵素PP6の活性促進を指標として、新しいがん予防・治療薬の開発が期待されるという。

研究グループの渡邊利雄教授は「大規模遺伝子解析で黒色細胞腫(メラノーマ)やほかのがんにも、脱リン酸化酵素PP6の変異が見つかっており、皮膚がん以外の多様な発がんに関与している可能性もある。PP6の発現促進は、がん抑制に効くので、抗がん剤などの開発の新しいターゲットになるだろう。オカダ酸などは日本人研究者の長年の蓄積がある分野なので、研究をぜひ進めて、がんの予防や治療に役立つようにしたい」と話している。

2014年12月27日 (10:52)

抗がん剤「ジェブタナ」使用で5人死亡 製薬会社が注意呼びかけ

前立腺がん用に2014年9月に発売した抗がん剤「ジェブタナ」を使った患者5人が死亡したと、製薬会社「サノフィ」が2014年12月10日に発表した。

それによると、12月3日までに患者約200人が使用し、40人に白血球の一種類が減って発熱などがみられたという。5人は肺炎や敗血症で亡くなっており、サノフィでは、抗がん剤の原因も否定できないとし、使用に注意するよう呼びかけている。

2014年12月26日 (17:06)

抗がん剤治療か、緩和ケアか

Q.抗がん剤治療か緩和ケアか 

A.どう生きたいかが重要。希望をはっきりさせる

 半年前に末期がんを宣告され、72歳で亡くなったAさん。昨今は、抗がん剤治療と緩和ケアを並行して行うケースも増えており、緩和ケア=治療断念という図式は成り立たない。しかし、Aさんは緩和ケア1本に絞ったという。生前、そのいきさつをこう語っていた。

 「実は同じがんで娘を亡くしていまして。抗がん剤治療で弱り、ベッドにくぎ付けにされた姿は見ていられないほど強烈でしたから、自分が同じ状態になったら緩和ケア1本にしようと、妻とも話し合っていたんです」

 若ければなんとしてでも治療したいところだが、症状が末期ともなれば、延命しても仕方がないと考える年配者の思いも理解できる。Aさんは残された時間で、お世話になった人の所を訪ね歩いたという。亡くなる3日前に会った知人はこう語る。

 「薬が切れたら大変だなんて言っていましたが、普段と全く変わらない様子でした。突然の訃報に驚いたくらいです」

 緩和ケアなら「最後にやり残したことを」という可能性もあるということ。「残りの人生をどう生きるか」を真剣に考えるなら無視できない選択肢だ。

 語り合うには重いテーマだがテレビや新聞で話題が出たときなど、折を見て自分や家族の希望をはっきりさせておくべきだろう。

2014年12月26日 (10:48)

ALK陽性肺がん治療薬ザーコリ、白金製剤を含む化学療法に比べ優越性を示す-米ファイザー

白金製剤を含む化学療法よりPFSを有意に改善

米ファイザー社は12月3日、前治療歴のないALK陽性進行非小細胞肺がん(以下、非小細胞肺がんを「NSCLC」と略記)患者を対象に、未分化リンパ腫キナーゼ阻害剤である「ザーコリ」(一般名:クリゾチニブ)を評価する第3相試験(PROFILE1014試験)の結果を発表した。

ザーコリ250mgを1日2回投与することにより、標準治療である白金製剤(プラチナダブレット)を含む化学療法と比較して、無増悪生存期間(PFS)が有意に改善することが明らかになったという。また、有害事象はザーコリの既知の安全性プロファイルと同様だったとしている。

なお、この結果は「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)」12月4日号に掲載されている。

すでに日本を含む75か国で承認済み

ザーコリは、ALK融合遺伝子陽性の局所進行または転移性NSCLCの治療薬として、米国で初めて承認。現在ではオーストラリア、カナダ、中国、日本、韓国、EUなど75か国で承認されている。

PROFILE1014試験は、前治療歴のないALK陽性進行NSCLC患者を対象とした、ザーコリの有効性と安全性を評価する国際共同第3相無作為化非盲検比較試験。試験では合計343例がランダム化され、約半数がザーコリ群、もう半数が白金製剤併用化学療法群に割り付けられたという。

この試験の結果を受けて、ファイザー株式会社の取締役 執行役員 オンコロジー事業部門長の中村誠氏はプレスリリースで、

「この結果により、ザーコリが、セカンドラインだけでなくファーストラインとしてもALK陽性進行非小細胞肺がんの確固たる標準治療薬であることが証明されたといえます。2015年も、医療関係者への適正使用推進、特に副作用マネジメントに役立つよう情報収集・提供に尽力し、本剤を必要とする患者さんへの還元に貢献してまいります」

と述べている。(横山香織)

▼外部リンク
・ファイザー株式会社 プレスリリース

2014年12月25日 (15:54)

今日から実践しよう!がんリスクを下げる「カンタン生活習慣」6つ

私たちの誰もが、健康的で幸せに長生きしたいと願うもの。普段は意識しなくても、いったん病気になると、健康でいることや病気予防の大切さをしみじみ実感します。

「誰がいつ病気になるかなんてわからないし、なったらなったで仕方ない」という意見は確かに正しいかもしれません。でも、まだ完全な治療法が見つかっていない“がん”を未然に防ぐ方法があったら、実行したいと思いませんか?

ということで、今日は英語圏の生活系雑誌『Reader’s Digest』の記事を参考に、がんリスクを下げるとされる生活習慣を6つ、ご紹介しましょう!

■1:毎日30分エクササイズ

脂肪を燃焼して体型を整え、体と心を軽くしてくれる軽い運動は、ボディの外側だけでなく内側にもいいことばかりです。

今まで行われた数々の研究の結果、毎日30~40分ウォーキングなど簡単なエクササイズをすることで、乳がんやすい臓がんの罹患リスクが劇的に減少するとのことです。

■2:加糖飲料を飲むのをやめる

「水分補給しなきゃ」といいつつ、たっぷり加糖されたソーダ飲料やジュースなどをがぶ飲みしていたら元も子もナシ。

ミネソタ大学の研究によると、このような加糖飲料は、肥満や糖尿病など成人病の原因となるだけでなく、女性の“子宮体がん”の原因ともなるそうです。日中飲むのは、お水かお茶にしましょう!

■3:座る時間を減らす

「通勤中、電車で座れなくてツライ……」という方。“立っていること”が健康につながるとわかったら、そんな時間もうれしくなりませんか?

研究によると、1日のうち座っている時間が長い人は、結腸がんや子宮体がんになる可能性が24%も高かったということです。

仕事中は仕方なくても、なるべく定期的に立ち上がることをお忘れなく。家に帰ってもテレビの前に座りっきりはNGですよ!

■4:日光を浴びる

がん予防の大事な要素の1つは、体内の細胞同士のコミュニケーションを助け、メンテナンスをしてくれる“ビタミンD”だそうです。

研究によると、体内のビタミンDは90%が食べ物やサプリでなく、太陽の光から生成されるとか! ビタミンDは、がん細胞の繁殖を予防する働きもあるそうです。

自然の力は見事ですね! 紫外線対策は必要ですが、できれば1日15~30分程度は太陽の光を浴びるよう心がけてください。

■5:がんを予防する食品を摂取

記事によると、ブロッコリーやカリフラワーなどアブラナ科の野菜は腎臓がん、ナッツ類やニンニクは結腸を始めあらゆる種類のがんを、アーティチョークは皮膚がんなどを予防する効果を持つそうです。

がん予防に効果のある食品を調べ、積極的に食生活に取り入れてみてください。

■6:ワインやビールを1日1杯程度飲む

飲みすぎはNGですが、適量のお酒は“百薬の長”。アルコールは、胃潰瘍や胃がんなど、胃病の原因となるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の繁殖を予防してくれるそうです。

北アイルランドのクイーンズ大学ベルファストによると、週にグラス3~6杯程度のワインや2杯程度のビールを飲むことで、この悪玉菌から体を守れるとか。

でもこれ以上飲む習慣をつけると、かえって肝臓や咽喉、乳がんなどの原因となりうるそうですので要注意!

以上、毎日の生活の中で簡単に実行できる“がんのリスクを下げる生活習慣”をご紹介しましたが、いかがでしょうか?

どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ心に留めて、毎日実行してみてくださいね!

2014年12月25日 (10:45)

新規がん治療薬スクリーニングで、Cancer Research UKと共同研究へ−AZ

最先端の創薬施設へのアクセスが可能に

英アストラゼネカとCancer Research UKは11月28日、ケンブリッジに建設されるリード化合物創薬を目的とするアストラゼネカ・MRC英国センターに設置される最先端の創薬施設へ、Cancer Research UKの創薬研究者がアクセス可能になると発表した。

この創薬施設は、2016年にケンブリッジ・バイオメディカルキャンパス内にあるアストラゼネカの研究拠点内に設置される予定の、アストラゼネカ・MRC英国リード化合物創薬センター。今回の契約により、Cancer Research UKの科学者が、同施設内の化合物ライブラリーにある200万超の分子および世界有数のツールを初めて活用することが可能になるとしている。

年間最大5件のスクリーニングを相互に協力

この化合物ライブラリーにある化合物からリード化合物を同定するために、さまざまなハイスループット・スクリーニングの手法が用いられるという。それにはfragment-based lead generation、キナーゼ阻害の創薬ターゲットに役立つ可能性のある一連の化合物のスクリーニングおよび新薬の出発点になりうる細胞内の活性化合物を同定する表現型スクリーンも含まれるという。両社のスクリーニング担当科学者は、年間最大5件のスクリーニングを相互に協力して行う予定としている。

Cancer Research UKのトランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)資金調達部門の責任者であるAlexa Smith氏は、プレスリリースにおいて、

「本機関の研究者が、アストラゼネカの広範な化合物ライブラリーおよび医薬品創製技術へのアクセスを持つことは、新たな発見を患者さんの利益に迅速に転換することに有益です。私たちはこの最初の契約が私たちの創薬能力をさらに高めるとともに、将来的には他の主導的創薬機関と同様の戦略的提携を構築することを目指しています」

と述べている。(遠藤るりこ)

▼外部リンク
・アストラゼネカ株式会社 プレスリリース

2014年12月24日 (16:36)

米FDAがBRCA遺伝子変異陽性の進行卵巣癌にolaparibを承認

 英AstraZeneca社は、12月19日、生殖細胞系のBRCA遺伝子変異陽性または同変異が疑われる進行卵巣癌で、前治療で3ライン以上の化学療法を受けている患者に対する初の単剤療法として、olaparib(400mgを1日2回)が米食品医薬品局(FDA)に承認されたと発表した。

 olaparibは、既存の奏効率と奏効期間のデータから、FDAの迅速承認プログラムで承認を受けている。今回の承認を正式承認として取得するためには、現在進行中の2本のフェーズ3試験(SOLO2、SOLO3)のいずれかのデータの審査が必要となる。

 今回のFDAの承認は、12月18日に発表された欧州連合(EU)の承認に続くもの。欧州では、プラチナ製剤感受性でBRCA遺伝子変異陽性の再発性漿液性卵巣癌の成人患者の維持療法として、olaparibが初めて承認された。

 olaparibは経口のポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害薬で、腫瘍のDNA修復経路の異常を利用し、癌細胞を選択的に死傷させる。同剤は、生殖細胞系のBRCA遺伝子変異陽性の進行卵巣癌患者に対して承認された初のPARP阻害薬となる。遺伝子変異の検出には、FDAが承認したコンパニオン診断検査「BRACAnalysis CDx」が用いられる。

 AstraZeneca社は、2014年2月、米国の規制当局にolaparibの承認申請を行った。この申請は、プラチナ製剤感受性の再発性高悪性度漿液性卵巣癌患者を対象として、プラセボとの比較でolaparibの維持療法を評価したフェーズ2試験のデータに基づいて行われた。同年6月25日のFDAの諮問委員会(Oncologic Drugs Advisory Committee)の推奨、およびFDAからの追加データの要請に応じ、同社はolaparibの新薬申請書を大幅に修正し、同年7月24日に提出した。FDAは、BRCA遺伝子変異陽性または同変異が疑われる進行卵巣癌患者を対象としてolaparibを検討した単群、非盲件、フェーズ2試験の有効性データ、ならびに複数のolaparibの臨床試験(プラセボ対照試験を含む)の安全性データに基づき、olaparibを承認した。

 有効性を評価したフェーズ2試験では、BRCA遺伝子変異陽性の進行卵巣癌で、前治療で3ライン以上の化学療法を受けた患者137人の解析から、奏効率は34%(95%信頼区間:26-42)であることが示された。奏効期間中央値は7.9カ月(95%信頼区間:5.6-9.6)だった。olaparibの単剤療法に関連してこれまでに最も多く発現した有害事象は、全体的に軽度から中等度で、悪心、嘔吐、疲労感、貧血などだった。

 BRCA遺伝子変異陽性の進行卵巣癌に対するolaparibの迅速承認を全面的な承認に変えるため、現在進行中の2件のフェーズ3試験では全面的なデータの見直しが求められる。その1つ、SOLO2試験では、維持療法としてolaparibをプラセボとの比較で評価し、もう一方のSOLO3試験では、olaparibを再発に対する標準的な化学療法との比較で評価している。SOLO2試験のデータは2015年、SOLO3試験のデータは2019年に得られるとみられている。

2014年12月24日 (11:49)

新規診断多発性骨髄腫に対するレナリドミド継続投与が欧州で承認に近づく

 米Celgene社の全額出資子会社であるスイスCelgene International sarl社は、2014年12月19日、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、新規診断多発性骨髄腫患者で移植が適応にならない成人に対するレナリドミドの継続投与を支持する見解をまとめて欧州委員会(EC)に提出したと発表した。

 ECの判断は約2カ月後に下される見込みだ。承認されれば、EU加盟28か国とノルウェー、リヒテンシュタイン、アイスランドにおいて、新規診断患者にレナリドミドを継続投与することが可能になる。適応などに関する詳細な情報は、欧州公開医薬品審査報告(EPAR)に掲載される製品概要(SmPC)において公表される見込みだ。

 CHMPの勧告はMM-015とMM-020(FIRSTとも呼ばれる)という2件の臨床試験の結果に基づく。

 MM-020は、この適応症に関する最大規模の無作為化フェーズ3で、移植が適用できない新規診断多発性骨髄腫患者1623人を登録し、レナリドミド+デキサメタゾンを28日サイクルで進行が見られるまで投与、または、レナリドミドを72週後まで投与、もしくは、メルファラン+プレドニゾン+サリドマイドを72週後まで投与のいずれかに割り付けた。得られたデータは、他の2群に比べレナリドミド継続投与群において、全死因死亡リスクが有意に低いことを示した。

 MM-015もフェーズ3試験で、65歳以上の新規診断多発性骨髄腫患者459人を登録し、メルファラン+プレドニゾン+レナリドミドを用いた導入療法を行い、続いてレナリドミドのみを継続投与するグループ(MPR-R群)、または、メルファラン+プレドニゾン+レナリドミドを用いた導入療法を行い、その後偽薬を投与するグループ(MPR群)、メルファラン+プレドニゾンを用いた導入療法を行い、続いて偽薬を投与するグループ(MP群)に割り付けた。得られた結果は、MPR-R群がこの種の患者の標準治療になりうることを示した。

 新規診断多発性骨髄腫の患者の多くは、大量化学療法と幹細胞移植のような強力な治療の適用対象にはならない。現時点では、新規診断患者の長期的な管理を助ける、継続可能な治療の選択肢はない。レナリドミドの継続投与が可能になれば、新規診断患者の無増悪生存期間の延長に役立つと期待される。

 レナリドミドは既に、デキサメタゾンとともに治療歴のある成人の多発性骨髄腫患者に適用されている。また、5番染色体長腕部欠失(染色体5q欠失)を伴う低リスクまたは中等度リスクの骨髄異形成症候群(MDS)によって引き起こされる輸血依存性貧血で、他の治療法では効果不十分、もしくは他の治療法が適用できない患者にも用いられている。

2014年12月22日 (16:40)

バイオ回路がもたらす新治療、がん細胞を探して薬剤投与が可能に? (1/2)

 遺伝子工学では、細胞を取り出して、自然が本来意図するのとは違う機能を果たすよう遺伝子を変化させる。現在、電子回路を用いて細胞の構造を変える研究が進められている。こうした生物的回路/バイオ回路(biological circuit)は、新たな機能を果たすよう細胞を“配線”するという。例えば、パーキンソン病においてドーパミン神経細胞の代わりを担うといった具合だ。

がん細胞を探して治療

 米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のDomitilla Del Vecchio助教授は、EE Timesに対し、「最終的な目標は、医療向けの複雑なシステムを実現することだ。例えば、がん細胞を探知するバイオ回路を血流に注入し、がん細胞を発見した場合は薬剤を投入するといったものが考えられる。そのようなバイオ回路にはセンサー、コンピュータ、薬剤を投与するための駆動部品が必要となるが、現在われわれが開発に取り組んでいるのはそうした種類の部品である」と述べた。

 それ以外に想定している用途としては、糖尿病患者の血糖値を常時測定し、必要に応じて自動的にインスリンを放出するバイオ回路などが挙げられるという。

 こうしたバイオ回路の設計プロセスは、電子回路を設計するのに比べて時間がかかる上に、多大な努力を要する。1つには、回路内の“通信”方法として、細胞が自然に行っている方法を用いる必要があることだ。特定の化学物質のみに活性化される受容体を持つ細胞を“入力”として使う、といった具合である。

 2つ目の障壁は、数学的な要素だ。バイオ回路では、オームの法則のような単純なR/L/Cの方程式を使えない。代わりに微分方程式を利用する。Del Vecchio氏は「生物的回路は極めて非線形なので、微分方程式を用いて作る必要がある」と述べた。

 だが、開発が成功した暁には、これらの苦労を補って余りあるものが得られるだろう。単純な薬剤には免疫を持っている病気が多いからだ。こうした病気には、(病原菌などに)活発に反応して対処する複合的な方法を利用する治療が必要である。MITの研究者たちによると、これを実現する最良の方法は、これまで数多くの研究者が試みてきたような、人工的な神経網を“配線”するのではなく、体内でそのような機能を果たす細胞を作り出すことだという。

2014年12月22日 (11:26)

ECがBRCA遺伝子変異陽性の進行卵巣癌の画期的医薬品としてolaparibを承認

 英AstraZeneca社は、12月18日、BRCA遺伝子変異陽性(生殖細胞および/または体細胞)の再発性高悪性度漿液性卵巣癌、卵管癌、原発性腹膜癌で、プラチナ製剤を含む化学療法で完全奏効または部分奏効が得られた患者の維持療法として、olaparib(400mgを1日2回)が欧州委員会(EC)から医薬品製造販売承認を受けたと発表した。

 olaparibは革新的な画期的医薬品(ファースト・イン・クラス)で、経口のポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害剤。腫瘍のDNA修復経路の異常を利用して、腫瘍細胞を選択的に殺傷する。同剤は、プラチナ製剤感受性でBRCA遺伝子変異陽性の再発卵巣癌患者を対象として承認された初のPARP阻害剤となる。患者は検証された診断検査で特定される。

 ECの決定は、欧州連合(EU)加盟国の全28カ国、ならびにノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインに適用できる。

 olaparibの今回の承認は、フェーズ2試験(Study 19)のデータに基づく。同試験では、プラチナ製剤感受性の再発性高悪性度漿液性卵巣癌患者を対象として、プラセボとの比較において、olaparibの有効性と安全性を評価した。olaparibによる維持療法は、プラセボと比べて無増悪生存期間(PFS)を有意に延長し、PFS中央値はそれぞれ11.2カ月と4.3カ月となった(ハザード比0.18[95%信頼区間:0.10-0.31]、p<0.0001)。olaparib単剤療法に関連してこれまでに最も多く発現した有害事象は全体的に軽度から中等度であり、悪心、嘔吐、疲労感、貧血などだった。

 olaparibの作用モードから、DNA修復に異常がある癌腫で効果が得られる可能性がある。そのためAstraZeneca社は、卵巣癌だけでなく、胃癌のセカンドライン治療を受ける患者、BRCA遺伝子変異陽性膵癌患者、BRCA遺伝子変異陽性乳癌で術後補助療法を受ける患者および転移を有する患者を対象とするフェーズ3試験を行い、多くの癌腫でolaparibの可能性を検討する予定だ。

2014年12月20日 (17:43)

胃癌術後補助療法としてカペシタビン、オキサリプラチン併用療法が申請

 中外製薬は12月19日、抗悪性腫瘍剤カペシタビンについて、胃癌における術後補助化学療法に対する効能・効果追加の製造販売承認申請を、厚生労働省に行ったと発表した。

 今回の申請は、海外で実施されたフェーズ3試験であるMO17527/L9570試験(CLASSIC試験)、および中外製薬とヤクルト本社が共同で実施した国内フェーズ2試験(MO28223/LOHP-PII-06試験)の成績に基づくもの。

 CLASSIC試験では、治癒切除後にカペシタビンとオキサリプラチンの併用療法(併用群)と、手術単独による経過観察(観察群)の2群にランダムに割り付け、無病生存期間(DFS)を主要評価項目として検討を行った。その結果、3年DFS率で併用群74%、観察群59%と、併用群でDFSの統計学的に有意な延長が認められた。ハザード比0.56(95%信頼区間:0.44-0.72)、p<0.0001だった。また、副次的評価項目である全生存期間でも、5年生存率が併用群78%、観察群69%と併用群で有意な延長を認めた。ハザード比0.66(95%信頼区間:0.51-0.85)、p=0.0015だった。

 国内フェーズ2試験の成績は学会等での発表を予定しているという。

2014年12月20日 (11:19)

モガリズマブが化学療法未治療のCCR4陽性ATLに適応追加承認

 協和発酵キリンは12月18日、抗CCR4抗体モガリズマブについて、化学療法未治療のCCR4陽性成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)への適応追加承認を獲得したと発表した。

 モガリズマブは再発または難治性のCCR4陽性のATL治療薬として2012年5月29日に国内で発売され、2014年3月17日に再発または難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)、および皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)への適応追加を獲得していた。

2014年12月19日 (11:25)

胃癌術後補助療法としてカペシタビン、オキサリプラチン併用療法が申請

 中外製薬は12月19日、抗悪性腫瘍剤カペシタビンについて、胃癌における術後補助化学療法に対する効能・効果追加の製造販売承認申請を、厚生労働省に行ったと発表した。

 今回の申請は、海外で実施されたフェーズ3試験であるMO17527/L9570試験(CLASSIC試験)、および中外製薬とヤクルト本社が共同で実施した国内フェーズ2試験(MO28223/LOHP-PII-06試験)の成績に基づくもの。

 CLASSIC試験では、治癒切除後にカペシタビンとオキサリプラチンの併用療法(併用群)と、手術単独による経過観察(観察群)の2群にランダムに割り付け、無病生存期間(DFS)を主要評価項目として検討を行った。その結果、3年DFS率で併用群74%、観察群59%と、併用群でDFSの統計学的に有意な延長が認められた。ハザード比0.56(95%信頼区間:0.44-0.72)、p<0.0001だった。また、副次的評価項目である全生存期間でも、5年生存率が併用群78%、観察群69%と併用群で有意な延長を認めた。ハザード比0.66(95%信頼区間:0.51-0.85)、p=0.0015だった。

 国内フェーズ2試験の成績は学会等での発表を予定しているという。

2014年12月19日 (10:58)

骨髄異形成症候群に伴う貧血に対するダルベポエチン アルファの使用が承認、先進国で初

 協和発酵キリンは12月18日、持続型赤血球造血刺激因子製剤ダルベポエチン アルファに、骨髄異形成症候群注に伴う貧血の適応追加が承認されたと発表した。

 先進国の中で骨髄異形成症候群に伴う貧血に対するダルベポエチン アルファの使用が承認されたのは、これが初めてになる。

 ダルベポエチン アルファは、骨髄異形成症候群患者において、赤血球輸血の回避、赤血球輸血量の減少等を可能にするため、赤血球輸血の安全上のリスクを低減又は回避するといった医療上のメリットが期待されるという。

2014年12月18日 (17:37)

nab-パクリタキセルに治癒切除不能な膵癌の効能追加

 大鵬薬品工業は、12月18日、人血清アルブミンにパクリタキセルを結合させナノ粒子化したパクリタキセル製剤nab-パクリタキセルについて、治癒切除不能な膵癌の効能追加の承認を取得したと発表した。

 nab-パクリタキセルは、国内において2010年7月に乳癌、2013年2月に胃癌、非小細胞肺癌の効能・効果を取得していた。今回の効能追加は、切除不能進行・再発膵癌患者を対象とした国内フェーズ1/2試験と、提携先である米Celgene社が実施した海外フェーズ3試験MPACTの結果に基づくもの。

 MPACT試験は、前治療のない転移性膵癌患者を対象に欧米を中心とした11カ国で実施された。861人の患者が登録され、nab-パクリタキセル/ゲムシタビン併用療法群(nab-パクリタキセル125mg/m2とゲムシタビン1000mg/m2を1日目、8日目、15日目に投与し、28日を1サイクルとし繰り返す)と、ゲムシタビン単剤療法群(1サイクル目はゲムシタビン1000mg/m2を週1回7週間連続投与後、1週間休薬し、2サイクル目以降はゲムシタビン1000mg/m2を1日目、8日目、15日目に投与し、28日を1サイクルとし繰り返す)に割り付けられた。

 試験の結果、nab-パクリタキセル/ゲムシタビン併用療法は、ゲムシタビン単剤療法と比べ、主要評価項目である全生存期間(OS)を有意に延長した。OS中央値は併用療法群が8.5カ月(95%信頼区間:7.9-9.5)、単剤療法群が6.7カ月(同:6.0-7.2)、ハザード比は0.72、p<0.001だった。

2014年12月18日 (10:55)

FDAが転移性NSCLCを対象にramucirumabの適応拡大を承認

 米国食品医薬品局(FDA)は、転移性非小細胞肺癌(NSCLC)の治療薬として、抗VEGF受容体2抗体製剤ramucirumabの適応拡大を承認したと、12月12日に発表した。プラチナ系抗癌剤を用いた化学療法で増悪した患者に対し、ドセタキセルとの併用で投与される。

 今回の承認で、ramucirumabの適応は3つ目となる。今年4月21日に進行胃・胃食道接合部腺癌を対象にramucirumabの単剤療法が承認された。11月5日には進行胃・胃食道接合部腺癌を対象にパクリタキセルとの併用療法で承認を得ている。

 転移性NSCLC患者に対するramucirumabとドセタキセル併用療法の承認は、治療歴がある1253人を対象とした臨床試験に基づく。患者をramucirumab+ドセタキセル群とプラセボ+ドセタキセル群にランダム化して、病勢進行もしくは認容できない副作用の発現まで投与を継続した。

 試験の結果、主要評価項目である全生存期間(OS)の中央値は、ramucirumab+ドセタキセル群では10.5カ月、プラセボ+ドセタキセル群では9.1カ月で、死亡リスクは有意に14%低下した。

 ramucirumab+ドセタキセル群で認められた主な副作用は、好中球減少症、疲労感、口内炎であった。またramucirumabでは、重篤な出血、血栓、血圧上昇、創傷治癒遅延の可能性が示唆されている。

 FDAはこのramucirumabの申請について優先審査プログラムで審査した。米国National Cancer Instituteによれば、2014年に肺癌と新規診断されたのは22万4210、肺癌による死亡は15万9260人と推定されている。

2014年12月17日 (16:43)

HER2陽性で脳転移数4以上は予後不良だがトラスツズマブ、ラパチニブ両剤を投与し得た患者では脳転移後生存期間が有意に延長

 他のサブタイプと比較して脳転移リスクが高いHER2陽性(HER2+)乳癌では、脳転移数4以上が独立した予後不良因子であること、トラスツズマブとラパチニブの使用により脳転移後生存期間(OS)が有意に延長し、特に両剤を投与し得た患者では、さらに有意なOS延長を得ていたことがわかった。JCOG Breast Cancer Study Groupの24施設から収集したHER2+乳癌脳転移例の後方視的解析により明らかになったもので、12月9日から13日までサンアントニオで開催されたSan Antonio Breast Cancer Symposiumにおいて、聖路加国際病院の林直輝氏が報告した。

 HER2+乳癌は患者数が比較的少ないことから、その臨床経過や予後因子についてはあまりよくわかっていない。今回、2001年4月1日から2012年12月31日までにJCOG Breast Cancer Study Groupの24施設から後方視的に収集された脳転移例1256例のうち、HER2+の432例(年齢中央値54歳)について、ホルモン受容体の状態、脳転移診断時の症状の有無、脳転移数、脳転移に対する治療、抗HER2薬による治療、再発から脳転移までの期間、核異形度と脳転移診断後OSとの関係を評価した。

 単変量解析で脳転移後OS良好との関連が認められたのは、脳転移数3以下(ハザード比[HR]0.62、95%信頼区間:0.49-0.77、p<0.0001)、脳転移後のトラスツズマブ使用(HR 0.39、95%信頼区間:0.31-0.49、p<0.0001)、脳転移後のラパチニブ使用(HR 0.46、95%信頼区間:0.35-0.61、p<0.0001)。多変量解析でも、脳転移数3以下(HR 0.725、95%信頼区間:0.576-0.912、p=0.006)、脳転移後のトラスツズマブ使用(HR 0.445、95%信頼区間:0.352-0.563、p<0.0001)、脳転移後のラパチニブ使用(HR 0.510、95%信頼区間:0.383-0.679、p<0.0001)が、良好な脳転移後OSと関連していた。さらにトラスツズマブとラパチニブ両剤を投与できた患者では、それぞれ単剤での治療、あるいは抗HER2薬を投与されなかった患者と比較して、生存期間が有意に長かった(HR示されず、p<0.001)。

 トラスツズマブとラパチニブ単剤の脳転移後OSに対する効果がほぼ同等だったことについて林氏は、「これまでトラスツズマブは血液脳関門(BBB)を通過することができないと考えられてきたが、蛍光マーカーを用いた研究などで、トラスツズマブが脳内に到達しているという報告も散見される。今回の結果はそれを支持するものでもあり興味深い。今後、抗HER2薬のBBB通過のメカニズムや、ペルツズマブ、T-DM1といった新たな抗HER2薬と予後との関係を研究することで、脳転移に対する抗HER2薬の使い分けや、新たな薬剤開発につながるのではないか」と考察した。

 なお世界最大規模、全1256例の乳癌サブタイプ別の臨床経過、予後については、2014年8月にBreast Cancer Research and Treatment誌で発表されている。本研究内容の詳細についてもすでに論文受理され、近く同誌に掲載される。

2014年12月17日 (11:12)

閉経前患者に対する術後ホルモン療法、高リスク患者では卵巣機能抑制の追加が標準となる可能性:SOFT試験

 閉経前早期乳癌に対し術後化学療法を受け無月経とならなかった患者、35歳未満といった高リスク患者では、術後ホルモン療法としてタモキシフェンに卵巣機能抑制(OFS)を加えることで乳癌再発リスクが大きく低下し、エキセメスタン+OFSではさらに大きなリスク低下が得られた。一方、術後化学療法を受けなかった患者ではタモキシフェン単独でも予後良好で、OFSを加える意義は認められなかった。フェーズ3ランダム化試験SOFTで示されたもので、12月9日から13日までサンアントニオで開催されているSan Antonio Breast Cancer Symposiumにおいて、オーストラリアPeter MacCallum Cancer CentreのPrudence A. Francis氏が報告した。

 SOFT 試験は、閉経前ホルモン受容体陽性(HR+)早期乳癌患者に対する術後ホルモン療法において、タモキシフェン(T)またはアロマターゼ阻害薬エキセメスタン(E)にOFSを加えることの意義を明らかにすべく行われた。

 2003年12月から2011年1月までに25カ国426施設から3047例が登録され、タモキシフェン5年(T群、1018例)またはタモキシフェン+OFS 5年(T+OFS群、1018例)またはエキセメスタン+OFS 5年(E+OFS群、1014例)に無作為割付された。OFSの方法はGnRHアゴニストtriptorelinの投与、卵巣摘出術あるいは放射線照射とした。主要エンドポイントは無疾患生存(DFS)、副次エンドポイントは無乳癌期間(BCFI)、無遠隔再発期間(DRFI)、全生存(OS)。

 登録患者が試験計画時の想定より高齢で低リスクだったため、有効性評価に先立って2011年にプロトコール変更を実施。これに伴い、3群間の多重比較からT群とT+OFS群の比較を主要解析、T群とE+OFS群の比較を2次解析としたほか、化学療法の有無別の前向き解析が加えられた。

 追跡期間中央値5.6年における5年DFS率は、T群84.7%に対してT+OFS群では86.6%(ハザード比[HR]は0.83、95%信頼区間:0.66-1.04、p=0.10)で、有意差は認められなかった。E+OFS群(1014例)の5年DFS率は89.0%(HR0.68、95%信頼区間:0.66-1.04、p値は報告されず)だった。

 5年BCFI率はT群、T+OFS群、E+OFS群でそれぞれ86.4%、88.4%(HR 0.81、95%信頼区間:0.63-1.03、p値は報告されず)、90.9%(HR 0.64、95%信頼区間:0.49-0.83、p値は報告されず)で、T群と比較してT+OFS群では19%、E+OFS群では36%の乳癌再発リスク低下が認められた。

 患者の949例47%は術後化学療法なし(No Chemo:術後無作為化までの期間中央値1.8カ月)、1084例53%は化学療法終了後、血中エストラジオール濃度が閉経前レベルにあることを確認、登録した患者(Prior Chemo:同8.0カ月)だった。全例/No Chemo/Prior Chemoの年齢中央値は43/46/40歳、リンパ節転移陽性35/9/57%、腫瘍径>2cmが32/14/47%など、No Chemoはより低リスク、Prior Chemoはより高リスクの患者集団だった。

 No Chemo集団において、T群(476例)、T+OFS群(473例)、E+OFS群(470例)の5年DCFI率はそれぞれ95.8%、95.1%(HR 0.95、95%信頼区間:0.54-1.69)、97.1%(HR 0.59、95%信頼区間0.31-1.14)といずれも予後良好で、OFSを加える意義は認められなかった。

 一方、Prior Chemo集団では、T群(542例)、T+OFS群(542例)、E+OFS群(544例)の5年BCFI率はそれぞれ76.0%、82.5%(HR 0.78、95%信頼区間:0.60-1.02)、85.7%(HR 0.0.65、95%信頼区間:0.49-0.87)で、T群と比較してT+OFS群では22%、E+OFS群では35%の乳癌再発リスク低下が認められた。E+OFS群ではT群と比較して、患者100人における5年以内の再発を7-8人減らせる計算だという。

 さらに、ホルモン療法なしでは非常に高リスクであることが複数の研究で報告されている35歳未満の患者集団においては、T群(112例)、T+OFS群(121例)、E+OFS群(117例)の5年DFS率はそれぞれ67.7%、78.9%、83.4%だった。Francis氏によれば、T単独では5年以内に3人に1人が再発するが、E+OFSではこれが6人に1人に減少すると想定され、OFSを加える意義がもっとも高い集団と考えられる。

 主たる薬理作用によるグレード3/4以上の有害事象はT群で24%、T+OFS群31%。OFSを加えることで更年期症状、うつ、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症の頻度が上昇した。

 Francis氏は、「すべての閉経前HR+患者でOFSを加える意義があるわけではなく、特に化学療法が不要な患者ではタモキシフェン単独でも十分有効であることが示された。OSについてはより長期の追跡が必要だろう。その一方で、化学療法で無月経とならなかった患者、特に35歳未満では、タモキシフェンにOFSを加えることで再発リスクが低下すること、そのベネフィットはエキセメスタンを用いた場合により大きくなることも示された。こうした患者集団に対しては、実臨床を変える試験成績になったと考えている」と述べた。

 同演題についてディスカッションしたHope S. Rugo氏(UC San Francisco Comprehensive Cancer Center)はSOFT試験について、8年という長期にわたる登録期間にもかかわらず国際的な協働が成功したこと、閉経状態を厳しく定義したこと、ホルモン受容体の状態についての定義が明らかなこと、患者報告によるQOLなどの評価が注意深く行われている点などを評価し、実施が計画されている長期追跡や組織解析にも期待を寄せた。その上で、現時点では遠隔転移や全生存についての追跡期間が短いこと、有害事象についても十分考慮すべきであることを指摘。「術後化学療法の必要性が明確になっていない中等度リスクの患者集団はもちろん、すべての患者において、リスクベネフィット比を個別に考慮して治療選択を行うことが重要だ」との見解を示した。

2014年12月16日 (16:51)

毎週パクリタキセルと3週毎ドセタキセルはリンパ節転移陽性または高リスクの乳癌患者のDFSを改善、10年の追跡結果

 腋窩リンパ節転移陽性、または高リスクのリンパ節転移陰性の乳癌患者に対する術後化学療法として、AC療法施行後の毎週パクリタキセルと3週毎ドセタキセルは、3週毎パクリタキセルと比べて無病生存率(DFS)を有意に改善することが、大規模なフェーズ3試験(E1199)の10年間の追跡結果から明らかになった。全生存率(OS)の改善はわずかだった。12月9日から13日まで米国サンアントニオで開催されているサンアントニオ乳癌シンポジウム(SABCS2014)で、米国Albert Einstein College of MedicineのJoseph A Sparano氏が発表した。

 E1199試験の対象は、腋窩リンパ節転移陽性、または高リスク(腫瘍径2cm以上)のリンパ節転移陰性の乳癌患者。

 全例にAC療法(ドキソルビシン60mg/m2、シクロホスファミド600mg/m2)を3週毎に4サイクル行い、続いて次のいずれかの治療を行った。P3群:パクリタキセル175mg/m2を3週毎に4サイクル、P1群:パクリタキセル80mg/m2を毎週、計12サイクル、D3群:ドセタキセル100mg/m2を3週毎に4サイクル、D1群:ドセタキセル35mg/m2を毎週、計12サイクル。ランダム化割り付けはAC療法の開始前に行った。ER陽性乳癌患者には、タモキシフェンおよび/またはアロマターゼ阻害剤による内分泌療法を5年間行った。

 同試験の主な比較項目はタキサン(パクリタキセルvsドセタキセル)および投与スケジュール(3週毎vs毎週)、主要評価項目はDFSで、DFSのイベントはランダム化割り付け後の再発、対側乳癌、再発を伴わない死亡と定義した。

 1999年10月から2002年1月までに4954人が登録された。患者の年齢中央値は51歳(範囲:19-84)、閉経前の患者は46%、肥満の患者は35%、88%の患者に腋窩リンパ節転移があり、ER陽性は69%、HER2陽性は20%、乳房温存手術が行われたのは39%だった。内分泌療法が行われた患者は4群間で同等だった。

 追跡期間中央値5.3年における最初の結果はすでに発表されている(J.A. Sprano, et al. N Eng J Med 2008;358:1663-71)。DFSのイベントは1058件、死亡は686件発生した。主な比較項目では、タキサンと投与スケジュールの間に有意な交互作用はなかった。DFSはP1群とD3群で、OSはP1群で改善を認めた。ホルモン受容体(HR)の発現の有無に関わらず、P1群でDFSとOSは改善し、HER2陰性でもP1群の有用性は一致していた。また、肥満(BMI>30kg/m2)と黒人の患者では、エストロゲン受容体(ER)陽性乳癌で転帰が不良であることも示された。

 今回は、追跡期間中央値12.1年の最新結果が発表された。生存中の患者の89.7%が10年以上追跡を受けていた。DFSのイベントは1639件、死亡は1283件発生した。主な比較項目のタキサンと投与スケジュールの間には有意な交互作用があったが(p<0.007)、タキサンや投与スケジュールによるDFS、OSの有意差はなかった。

 標準的なP3群とその他の3群を比較すると、ハザード比で有意に優れていたのは、DFSではP1群の0.84(95%信頼区間:0.73-0.96、p=0.011)、D3群の0.79(95%信頼区間:0.68-0.90、p=0.001)だった。OSでは有意差はなく、P1群で0.87(95%信頼区間:0.75-1.02、p=0.09)、D3群で0.86(95%信頼区間:0.73-1.00、p=0.054)だった。

 探索的な解析としてサブタイプによる評価を行ったところ、トリプルネガティブ乳癌(TNBC)の患者1025人では、10年時DFSはP1群が69%と最も高く、有意に改善し(ハザード比0.69、95%信頼区間:0.52-0.91、p=0.01)、10年時OSもP1群が75.1%で最も高く、有意に改善した(ハザード比0.69、95%信頼区間:0.50-0.94、p=0.019)。

 ER陽性、HER2陰性または不明乳癌(ERBC)の患者2785人では、10年時DFSはD3群が75.3%と最も高く、有意に改善した(ハザード比0.76、95%信頼区間:0.63-0.91、p=0.004)が、10年時OSはD3群が81.6%で最も高かったものの、有意差はなかった(ハザード比0.87、95%信頼区間:0.69-1.08、p=0.20)。

 サブタイプでみた再発のリスクは、TNBCでは最初の3年間に最も高く、その後は低下していた。HR陽性乳癌では5年以降もリスクが持続した。さらにBMIも評価すると、診断から8年後の時点で再発のリスクが最も高いのはHR陽性乳癌で肥満の患者だった。ERBCの患者では黒人と肥満の患者で予後不良と強く相関することも確認された。

 Sparano氏は最後に、晩期再発の決定因子を同定するため、ECOG-ACRIN North American Breast Cancer Intergroupの支援を受けてLate relapse Biospecimen Bankを創設したことも紹介した。

2014年12月16日 (10:30)

S-1は転移・再発乳癌のファーストライン治療の1つに、QOLはタキサンより優れる

 転移・再発乳癌患者に対するファーストライン治療として、S-1とタキサン系薬剤を比較したフェーズ3のSELECT BC試験では、主要評価項目の全生存期間(OS)でS-1の非劣性が示されている。今回は健康関連QOL(HRQOL)の解析結果が発表され、S-1はタキサンと比べてHRQOLで優れ、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)は軽度であることがわかった。12月9日から13日まで米国サンアントニオで開催されているサンアントニオ乳癌シンポジウム(SABCS2014)で、国立病院機構仙台医療センター乳腺外科の渡邉隆紀氏が発表した。

 転移・再発治療の目標は、生存期間の延長と健康関連QOL(HRQOL)の改善であり、現在の標準的なファーストライン治療はタキサン系薬剤またはアントラサイクリン系薬剤である。ただし、治療に関連する有害事象の発生は患者のHRQOLを大きく低下させる。

 SELECT BC試験は、転移・再発乳癌に対するファーストライン治療として、タキサン系薬剤に対するS-1の非劣性を検証することを目的として実施された。対象は、HER2陰性の転移・再発乳癌で、化学療法による治療歴がない患者だった。

 治療として、タキサン系薬剤を投与する群(タキサン群)では、ドセタキセル60-75mg/m2を3週毎または4週毎に投与、パクリタキセル175mg/m2を3週毎または4週毎に投与、パクリタキセル80-100mg/m2を3週連続毎週投与・1週休薬のいずれかを、医師の裁量により選択し、増悪(PD)または6サイクルまで繰り返した。S-1を投与する群(S-1群)では、患者の体表面積に合わせて1回40-60mg/m2を1日2回、28日間投与し、14日間休薬するスケジュールで、PDまたは4サイクルまで繰り返した。ファーストライン治療が無効だった場合、セカンドライン治療は標準治療のレジメンの中から選択された。

 同試験の主要評価項目は全生存期間(OS)、副次的評価項目は治療成功期間(TTF)、無増悪生存期間(PFS)、有害事象、HRQOL、医療経済効果だった。

 主要評価項目のOSの結果はASCO2014で発表された。618人が登録され、生存に関する解析対象はタキサン群286人、S-1群306人だった。観察期間中央値34.6カ月において、OS中央値はタキサン群37.2カ月、S-1群35.0カ月、ハザード比(HR)は1.05(95%信頼区間:0.86-1.27)となり、非劣性マージンのHR1.33を下回り、非劣性が証明された。有害事象の脱毛、感覚性の末梢神経障害、浮腫などの発現率はS-1群で低く、下痢や悪心はS-1群で多く発現した(F. Hara, et al. ASCO2014 abst.1012)。

 今回はHRQOLの解析結果が発表された。HRQOLはEORTC QLQ-C30、EQ-5Dを用いて評価し、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)は患者用末梢神経障害質問票(PNQ)を用いて評価した。これらの質問票による評価は、治療開始前、試験治療開始から3、6、12カ月後に行った。また、HRQOLを評価するための包括的な評価尺度で、回答結果から「完全な健康=1」「死亡=0」と基準化することが可能なEQ-5Dを用いた評価は、可能な限り6カ月毎に行った。

 QOLの解析対象はタキサン群179人、S-1群212人となった。EORTC QLQ-C30による評価では、S-1はタキサンと比べて、全般的健康(Global health status/QOL)(p=0.04)、身体機能(p<0.01)、役割機能(p<0.01)、心理機能(p<0.01)、認知機能(p=0.03)、社会機能(p<0.01)、経済的な問題(p<0.01)、疼痛(p=0.04)において優れていた。

 PNQによる評価では、S-1群ではタキサン群と比べて、しびれに代表される感覚性末梢神経障害の症状が軽度の患者が多かった。中等度から重度のしびれ、疼痛、打診痛の累積確率はS-1群で低い傾向がみられた(p=0.053)。EQ-5Dのスコアでは、評価した最初の1年間はタキサン群と比べてS-1群で有意に高い結果だった(p=0.04)。

 渡邉氏は「S-1は、non-life threateningのHER2陰性の転移・再発乳癌に対し、ファーストライン治療における新たな標準的治療としてよいと考える」と結論している。

2014年12月15日 (11:36)

閉経後乳癌患者の術後のアナストロゾール投与では重度の関節症状が投与中止の危険因子である可能性

 閉経後のエストロゲン受容体(ER)陽性乳癌患者において、術後内分泌療法のアナストロゾールの投与中止の危険因子は重度の関節症状で、血管運動神経障害の新規発症または悪化は逆危険因子である可能性が、前向き、多施設共同のコホート研究(SAVS-JP)から示された。12月9日から13日まで米国サンアントニオで開催されているサンアントニオ乳癌シンポジウム(SABCS2014)で、関西労災病院乳腺外科の柄川千代美氏が発表した。

 閉経後のER陽性乳癌患者に対し、アロマターゼ阻害薬による5年間の術後内分泌療法は標準的な治療であるが、関節症状や血管運動神経障害など、アロマターゼ阻害薬に関連する有害事象が患者のQOLに強く影響し、投与中止に至る場合がある。

 SAVS-JP試験の目的は、患者報告アウトカム(PRO)に基づき、術後内分泌療法でアナストロゾールの投与を受けた日本人の閉経後の乳癌患者について、内分泌療法中止の危険因子を特定することだった。

 対象は、術後内分泌療法でアナストロゾールの5年間の投与を受けた患者391人で、ベースライン、3、6、9、12カ月時に自己報告質問票の回答を収集した。

 追跡期間中央値は44カ月(範囲:5-105)で、アナストロゾールの長期の内服遵守の状況が把握できたのは、391人中378人だった。33人で有害事象のため投与中止となった。治療および患者背景による関節症状や血管運動神経障害に関するアナストロゾールの投与中止について解析した。

 内服遵守の状況が把握できた378人の平均年齢は63.6歳、平均BMIは23.1歳、閉経後の平均期間は13.6年だった。術前化学療法は6.1%、術後化学療法は16.9%、トラスツズマブの投与は7.7%、放射線療法は58.7%が受けていた。

 378人中、67人(17.7%)が中止しており、305人(80.7%)が現在も内服を継続中で、6人(1.6%)は5年間の内服を完了していた。内服中止の理由は、有害事象が33人(9%)、再発が23人(6%)、2次癌6人(1%)、乳癌以外での死亡が1人(0%)、その他の理由が4人(1%)だった。

 有害事象で治療を中止した33人について、その他の345人と比較した。関節症状と血管運動神経障害は、グレード0+1+2(症状なし、またはベースラインからの変化なし+軽度+中等度)とグレード3(重度)に分類した。

 単変量解析では、グレード3の関節症状が内服中止の有意な危険因子であることが示された。関節症状では、グレード3では中止が25%、グレード0+1+2では中止が7.17%で、オッズ比[OR]は4.35(95%信頼区間:1.46-11.55、p=0.0101)だった。これに対し、血管運動神経障害の新規発症または悪化は逆危険因子で、新規発症のORは0.42(95%信頼区間:0.18-0.92、p=0.0305)、悪化のORは0.39(95%信頼区間:0.17-0.84)だった(p=0.0168)。ただし、柄川氏によると、血管運動神経障害の新規発症と悪化には交絡が認められたという。

 そのため多変量解析では血管運動神経障害の悪化を対象としたところ、ORはグレード3の関節症状では4.68(95%信頼区間:1.54-12.85、p=0.0081)、血管運動神経障害の悪化では0.37(95%信頼区間:0.16-0.82、p=0.0134)となった。

 また、グレード3の関節症状と血管運動神経障害の悪化なしの2つを有する場合にアナストロゾールの内服中止の頻度が最も高く、30%だった。中止の頻度が最も低かったのは、グレード0+1+2の関節症状と血管運動障害の悪化の組み合わせで3.9%だった。

 柄川氏は「対象数が少ないため、結論づけることはできない」としたうえで、今回得られた知見について「閉経後の日本人女性に術後内分泌療法のアロマターゼ阻害薬を提案する場合に有用な可能性がある」とした。

2014年12月15日 (11:25)

再発・難治性多発性骨髄腫に対しpomalidomideと低用量デキサメタゾン併用療法の安全性と有効性を大規模試験で確認

 再発・難治性多発性骨髄腫に対して、pomalidomideと低用量デキサメタゾン併用療法は、安全性に優れ、レナリドミドやボルテゾミブ不応例においても有効であることが、大規模単群フェーズ3b試験STRATUS(MM-010)で明らかになった。ギリシアUniversity of Athens School of MedicineのMeletios A. Dimopoulos氏らが、12月6日から9日までサンフランシスコで開催された米国血液学会(ASH2014)で発表した。

 pomalidomide+低用量デキサメタゾンは高用量デキサメタゾンに比べて有意に無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)を延長させることが、フェーズ3試験MM-003で明らかになっている。STRATUS試験はpomalidomide+低用量デキサメタゾンの安全性と有効性を大規模な集団で評価するため、多施設共同単群オープンラベルフェーズ3b試験として欧州17カ国87施設で実施された。

 対象は、前治療が2レジメン以上あり、ボルテゾミブとレナリドミドの治療が不応となった、難治性もしくは再発および難治性の患者。ここで再発および難治性の患者とは、2サイクル以上の治療でSD以上となった後に再発し、最終治療60日以内にPDとなった患者としている。

 1サイクル28日としてpomalidomideは4mgを1-21日目に投与し、低用量デキサメタゾンは40mg(75歳を超えた患者は20mg)を1、8、15、22日に投与した。PDもしくは許容できない有害事象の発現まで投与を継続した。全員に血栓症予防のため低用量アスピリンや低分子ヘパリン等が投与された。

 主要評価項目は安全性で、副次評価項目は奏効率(ORR)、奏効期間(DOR)、PFS、OS、pomalidomideの投与状況とした。観察期間中央値は9.3カ月だった。

 試験には604人が登録し、599人が治療を受けた。男性が56%、年齢中央値は66歳、初回診断からの期間中央値は5.2年だった。患者は中央値で5回(2-18回)の前治療を受けていた。レナリドミド難治性の患者は95%で、ボルテゾミブ難治性は83%、ボルテゾミブおよびレナリドミド難治性の患者は78%であった。

 主なグレード3/4の血液毒性は、好中球減少症(42%)、発熱性好中球減少症(5%)、貧血(29%)、血小板減少症(22%)だった。グレード3/4の非血液毒性は、感染症(30%)、肺炎(11%)、疲労感(5%)だった。またグレード3/4の深部静脈血栓症の発生頻度は1%、末梢神経障害は1%であった。

 治療期間中央値は4カ月(0.2-20.5カ月)で、有害事象によるpomalidomideの投与中止は5%、有害事象による減量は18%の患者で行われ、有害事象による投与中断は58%であった。

 奏効率は35%で、このうちCR/sCRが1%、VGPRが7%だった。DOR中央値は6.8カ月だった。レナリドミド難治性患者の奏効率は34%、ボルテゾミブ難治性患者では36%、レナリドミドおよびボルテゾミブ難治性患者では35%と、ほぼ同じであった。

 全患者におけるPFS中央値は4.2カ月、OS中央値は11.9カ月だった。レナリドミド難治性患者では、PFS中央値は4.2カ月、OS中央値は12.0カ月、ボルテゾミブ難治性患者ではそれぞれ4.2カ月、11.9カ月で、レナリドミドおよびボルテゾミブ難治性患者では4.1カ月、12.0カ月だった。

 以上のことから、治療歴の多い再発・難治性患者において、pomalidomide+低用量デキサメタゾンは優れた忍容性があり、この大規模な臨床試験の結果はMM-003試験の結果と一致していたとし、また前治療に関わりなく有効性も確認されたとした。このため「pomalidomide+低用量デキサメタゾンはレナリドミドとボルテゾミブ不応となった難治性もしくは再発・難治性の多発性骨髄腫患者にとって、新たな標準治療となりうる」と結論した。

2014年12月15日 (00:00)

がん治療、薬の効かなさを打破、「PD-L1」を抑え込む新手法、放射線+2種類の薬でメラノーマ奏功率向上

複数のがんで同様な動き、ネズミで治療抵抗性の原因を解明
新技術


 転移性メラノーマ(悪性黒色腫)の治療に放射線療法と2種類の免疫療法を組み合わせることで、治療がうまくいかない状況を打破できる可能性があるようだ。

 米国ペンシルベニア大学ペレルマン医学大学院を含む研究グループが、有力科学誌ネイチャーのオンライン版で2015年3月9日に報告した。

まずイピリムマブ+放射線で生存率アップ

 研究グループは、米国や欧州で承認されている転移性メラノーマの免疫治療薬、イピリムマブ(一般名、米国の商品名はエルボイ、yervoy)に放射線療法を組み合わせた臨床試験を実施。安全に腫瘍縮小の改善を確認している。

 一方で、放射線を組み合わせると、イピリムマブだけを使う場合より生存率は上がるものの、依然として治療に抵抗性を示すがんもあったのは課題だった。

 ネズミで同様の実験を行って抵抗性の仕組みを調べていったところ、失敗したマウスでは、腫瘍と闘うT細胞を抑制してしまう「PD-L1」という遺伝子が多く発現していると分かった。

さらに別の免疫治療薬を加える

 このPD-L1を阻害する薬、ペンブロリズマム(一般名、米国の商品名はキートルーダ、keytruda)、ニボルマブ(一般名、日本でも承認、商品名はオプジーボ)も米国食品医薬品局(FDA)承認を受けている。

 ネズミでは、PD-L1阻害薬を投与すると、イピリムマブと放射線療法の生存率がさらに上がった。

 臨床試験でも、PD-L1発現量が多い患者は治療に失敗していたが、少ない患者は生存率50%と高かった。

 PD-L1が治療抵抗性をもたらしているため、多くの治療法を組み合わせて副作用の危険増加を防ぎながら、効果的な治療につなぐこともできそうだ。

 膵臓がんや肺がん、乳がんでの臨床試験も進みつつあるという。

 がん治療は着実に進歩しそうだ。
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