ガン完全克服マニュアル

当ブログはガンを克服するための最新治療法を全て掲載しています。
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日本生化学大会で発表された新しい癌治療法SOLWEED

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2015年03月31日 (16:16)

 アステラス製薬は4月3日、フェーズ2試験STRIVEにおいて、アンドロゲン受容体阻害薬エンザルタミドがビカルタミドとの比較で無増悪生存期間(PFS)を有意に延長したと発表した。

 ノボキュアはこのほど厚生労働省から、再発膠芽腫の治療に使用する交流電場腫瘍治療システムであるオプチューンの承認を取得したと発表した。

 オプチューンはポータブルな非侵襲性の医療機器。 In vitroとin vivoの研究から、細胞の有糸分裂を阻害し、腫瘍の成長を遅らせることが明らかになっているという。 電荷を帯びた細胞成分に物理的な力を及ぼす低強度の交流電場を腫瘍内で発生させ、通常の有糸分裂プロセスを阻害し癌細胞を死滅させる。

 承認された適応は、手術及び放射線治療の実施後にテント上に膠芽腫が再発した成人患者。
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2015年03月31日 (10:55)

子宮体がん「BMI」「魚の油の取り方」で防げる

「標準範囲内」が重要、肥満傾向や過体重
がん

 体重が標準範囲内であることが子宮体がんを防ぐために大切であるようだ。

 このたび「BMI」に加えて、「魚の油の取り方」によって子宮体がんのリスクが変わってくるという結果が出てきた。

 米国の研究グループが、栄養学の国際誌であるアメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌2015年3月4日号オンライン版で報告した。

9万人の女性を対象とした調査

 子宮体がんでは炎症が重要な役割を持つといわれている。魚の油に含まれている、オメガ3系長鎖多価不飽和脂肪酸はDHA、DPA、EPAなどという名前で知られている。この魚の油は炎症を抑えて、がんのリスクを下げる働きがあるようだ。BMIについても炎症や子宮体がんのリスクと関連してくるようだ。

 研究グループは、米国の「女性の健康イニシアチブ観察・臨床試験」に参加した9万人を対象として、日常の食生活をアンケートで調べて、13年間にわたって追跡調査をした。最初の調査時点で年齢は50歳~79歳。

BMIは低く、魚の油を取ろう

 追跡する中で、1253人ががん細胞の広がった子宮体がんとなった。子宮体がんのリスクとオメガ3多価不飽和脂肪酸を取ると、子宮体がんのリスクを下げると分かった。

 さらに、BMIが25未満の女性で、オメガ3多価不飽和脂肪酸を多く取っていた女性では、子宮体がんのリスクを4割下げていた。

 BMIが25以上の過体重や肥満の女性では同じような効果は確認できなかった。

 まず体重を抑えること、さらに魚の油を取ることを忘れないようにしたい。

2015年03月30日 (16:23)

進行・再発胃癌を対象に抗VEGF-R2抗体ラムシルマブが承認



 日本イーライリリーは3月26日、抗VEGF-R2モノクローナル抗体ラムシルマブについて、治癒切除不能な進行・再発胃癌を対象に製造販売承認を取得したと発表した。胃癌を対象に承認された初の血管新生阻害剤となった。

 ラムシルマブの承認は進行胃癌のセカンドラインとして行われた2件のフェーズ3試験RAINBOW(ラムシルマブ+パクリタキセルとプラセボ+パクリタキセルを比較)とREGARD(ラムシルマブ単剤とプラセボを比較)において、全生存期間と無増悪生存期間の両方で統計学的に有意な改善を示していたことに基づくもの。

 承認された用法・用量は「通常、成人には2週間に1回、ラムシルマブとして1回8mg/kgをおよそ60分かけて点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する」とされた。

 なお添付文書には1次治療としての有効性は確認されていないとの表記が行われるという。



2015年03月30日 (11:17)

抗がん剤「レンビマ」、治切除不能な甲状腺がんの適応で国内承認を取得-エーザイ

日本初となる根治切除不能な甲状腺がんの承認を取得

エーザイ株式会社は3月26日、新規抗がん剤「レンビマ(R)」(一般名:レンバチニブメシル酸塩)について、日本において「根治切除不能な甲状腺がん」の効能・効果で、承認を取得したと発表した。

レンビマは、グローバルで実施した分化型甲状腺がんを対象とした臨床第3相試験(SELECT試験)において、プラセボに対して無増悪生存期間を統計学的に有意に延長するとともに、高い奏効率を示した。また、国内で実施した臨床第2相試験(208試験)では、甲状腺髄様がん、甲状腺未分化がんにおいても、同剤の忍容性と有効性が示唆された。

これらの試験により、同剤は、分化型甲状腺がんに加えて、甲状腺髄様がん、甲状腺未分化がんを含む根治切除不能な甲状腺がんの効能・効果を有する日本ではじめての分子標的薬となる。

肝細胞がんなどを対象とした臨床第2相試験も進行中

レンビマは、エーザイが創製、開発した新規抗がん剤。2015年2月に米国において、局所再発又は転移性、進行性、放射性ヨウ素治療抵抗性分化型甲状腺がんの適応ですでに発売を開始している。

また、現在はEU、スイス、韓国、カナダ、シンガポール、ロシア、オーストラリア、ブラジルで承認申請中。さらに、肝細胞がんを対象としたグローバル臨床第3相試験や、腎細胞がん、非小細胞肺がんなど複数のがん腫を対象にした臨床第2相試験が進行中としている。(大場真代)

▼外部リンク
・エーザイ株式会社 ニュースリリース

2015年03月28日 (16:21)

抗がん剤に「迅速承認」の動き、悪性黒色腫のための免疫療法薬ペンブロリズマブ、英国

「PD-1」をターゲットにしてがんへの攻撃力高める
がん

 悪性黒色腫は皮膚にできるがんで、生存率が低いと知られている。

 体のがんへの攻撃力を高める効果を持つ「ペンブロリズマブ」がこの3月に英国の「迅速承認」の仕組みにより通常よりも早いタイミングで使えるようになった。

 日本でも有望な薬になりそうだ。

通常数年のプロセスをスキップ

 英国がん研究所の研究グループが2015年3月11日に報告している。

 ペンブロリズマブは、「抗体」と呼ばれる異物に対抗する免疫の仕組みを人工的に生かした薬だ。

 商品名はキートルーダ(Keytruda)と呼ばれる薬で、英国で重篤ながんにかかった人が未承認薬をより迅速に利用できるようにする「医薬品早期アクセス制度(EAMS)」の下で承認された最初の薬剤である。

 英国の医師は通常プロセスに数年かかる欧州での承認手順が終了する前にこの薬剤を処方できるようになっている。

 進行した悪性黒色腫では第1選択として使われる。

がんをフル攻撃

 がん細胞が、自分を攻撃させないためのメッセージを送っている。異物に対抗する免疫細胞がこのメッセージを誤解して、がん細胞を正常な体の細胞と勘違いするという現象が起きている。ペンブロリズマブはこのがん細胞のメッセージを受け取る場所である「PD-1」と呼ばれる免疫細胞の表面の分子にロックオン。メッセージの伝達をさまたげて、免疫細胞ががんに攻撃できるように変える。

 血液のがんの分野でニボルマブという薬が登場している。同様にがんにフル攻撃できるよう調節する薬となる(がんを「フル攻撃」させる薬剤、悪性リンパ腫で効果、有力医学誌で報告を参照)

 がんの人には朗報。今、PD-1をターゲットにした薬は増えつつあり、同様な動きも増えてくるかもしれない。

2015年03月28日 (10:20)

「ヒト化動物プロジェクト」でがんを殺す、ドイツで進む新鋭のがん免疫治療

動物の力を活用 西川伸一 THE CLUB
新技術

 発生や組織の維持に必要な遺伝子を人の遺伝子で置き換え、動物の体の中で人の組織を作らせ、それを移植治療に用いようとする「ヒト化動物プロジェクト」が世界中で進んでいる。

人の遺伝子を持つ、応用広がる

 中でも、「抗体遺伝子」や「T細胞受容体遺伝子」をヒト遺伝子で置き換えたネズミは、実用化に近いところまできている。

 特に、人型の抗体を作るネズミから得られた抗体は、実用化に向けた検証を実施する「第2相治験」まで進んでいるのではないだろうか。

 一方遅れていたT細胞の方も、がんだけを攻撃できるようにしたT細胞移植によりがんを治せる可能性が見えてきたために、研究が盛り上がっている。

「トーマス、よくやっている」

 今回紹介するドイツベルリン・マックスデルブリュックセンターからの論文はこの流れの研究を代表すると思う。

 タイトルは「がん抗原を持たないヒト化マウスを用いて、がん抗原に対するT細胞受容体を同定する(Identification of human T-cell receptors with optimal affinity to cancer antigens using antigen-negative humanized mice.)」で、生物化学分野のネイチャー・バイオテクノロジー誌オンライン版に掲載された。

 指摘される前に明かしておくと、このグループを率いるトーマス・ブランケンスタイン(Thomas Blankenstein)は私の留学時代からの友人だ。

 その意味で、「トーマス、よくやっている」という印象だ。

がんを攻撃する「T細胞」

 さて、2010年このグループは人の遺伝子を持ったマウスを作って、医学誌のネイチャー・メディシン誌に報告している。異物に抵抗するための免疫の仕組みが人と同じになっている。

 がんを攻撃するためには、がんの表面にあるタンパク質を標的にして、「T細胞」と呼ばれる細胞で攻撃する。

 今回の論文では、人の遺伝子を持ったネズミを用いて、このがんへの攻撃性を持たせるために必要な「T細胞受容体」を導入したT細胞を作り出すことに成功している。

 標的を狙って、動物実験ではがんを完全に治せると示すこともできた。

何を標的にするかさらに研究へ

 もちろんまだ概念が証明されたという段階。

 実際の応用には、少なくとも200種類は必要と見られるバリエーションのT細胞を作る必要もある。さらにがん細胞においても何を標的にするか特定する必要があるだろう。

 ひいき目なしに方向性は見えたと思う。

 余命を延ばすだけの治療と比べると優れている。トーマスならば使える「T細胞受容体遺伝子セット」を準備していると思う。「私にも合うT細胞を作って」と今度頼んでおこう。

2015年03月27日 (16:35)

大腸がんのリスク低下、鎮痛薬アスピリンやNSAIDに効果、遺伝的条件で異なる

まれな遺伝子型の人はむしろリスクが高まることも
がん

 鎮痛薬として知られている「アスピリン」や「非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)」の使用は大腸がんのリスク低下と関連しているようだ。

 なお、その効果は遺伝的な条件で異なり、条件次第ではリスクが高まるという事実も分かった。

 米インディアナ大学リチャードM.フェアバンクス校公衆衛生学部を中心とした研究グループが、有力医学誌ジャマ(JAMA)誌で2015年3月17日に報告した。

一塩基変異多型とリスクの相互作用を調べる

 研究グループは、アスピリンや他の非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の使用と大腸がんのリスクとの関連を検証。

 さらに薬の効果につながる一般的な遺伝子の条件を検証した。

 調べたのは、「一塩基変異多型(SNP)」。人間の遺伝情報を保っているDNAは、30億ほどのATGCという4種類の塩基と呼ばれる分子のつながりから成り立っている。全員が同じ並び方ではなく、300~1000個に1個の割合でばらつきがある。これが「一塩基多型(SNP)」だ。「rs」と「通し番号」の組み合わせで分類されている。体の特徴や病気のなりやすさにつながることがある。

 今回、この変化と薬の効果の相互作用(遺伝子と環境)について調べたわけだ。

遺伝子型を確認した上で予防を

 アスピリンやNSAIDの使用は、「rs2965667」という一塩基多型が関係していると分かった。「TT」という遺伝子型の人では大腸がんの低リスクと関連していた。危険度は66%に下がるという計算だ。まれな遺伝子型(4%)である「TA」と「AA」では高リスクと関連しており、189%に高まるという計算になった。

 さらに、「rs16973225」という一塩基多型も関係しており、「AA」という遺伝子型だと、66%にリスクが現象。まれな遺伝子型(9%)のACとCCだと97%とリスクは下がらないと分かった。

 遺伝子を調べることで、薬で大腸がんを予防できるかが分かるという結果になる。

 今後、大腸がん予防に薬が使われるとすれば、必要な知識となってくるだろう。

2015年03月27日 (11:24)

「舌苔」がんリスクか 原因化合物、口中で高濃度 岡山大など発表

 舌の表面にできる白い汚れ「舌苔」が多い人は、口や喉(のど)のがんの原因になるとされる化合物「アセトアルデヒド」の口中濃度が高いことを岡山大と北海道大のチームが突き止め、発表した。舌苔を取り除くと、濃度が下がることも確認しており、舌をきれいにすることが、がん予防につながる可能性があるとしている。

 チームによると、舌苔は食べかすや口の中からはがれ落ちた粘膜細胞、細菌がたまったことによる汚れ。口の中が乾燥しやすいと付着しやすく、口臭の原因ともされる。

 研究は健康な男女65人を対象に実施。その結果、舌苔が舌全体の3分の2以上付着した人の呼気中のアセトアルデヒド濃度は、付着が3分の1以下の人の約3倍に達していた。口の中のアセトアルデヒドは喫煙や飲酒などで発生するとされるが、チームは舌苔に含まれる細菌もアセトアルデヒドを作り出しているとみている。

 チームの岡山大病院歯科医師、横井彩さんは「舌苔と発がんとの詳しい関連性や、どんな細菌が関与しているのかさらに調べたい」と話した。研究成果は海外の科学誌電子版に掲載された。

2015年03月26日 (15:58)

欧州泌尿器科学会で転移性去勢抵抗性前立腺癌に対するエンザルタミドの最新データが発表

 アステラス製薬は3月25日、アンドロゲン受容体阻害薬エンザルタミドについて、転移性去勢抵抗性前立腺癌患者でエンザルタミドとビカルタミドの有効性と安全性を比較する無作為化二重盲検フェーズ2試験TERRAINの新たなデータと、化学療法施行歴のない転移性去勢抵抗性前立腺癌患者におけるエンザルタミドの使用とプラセボを比較したフェーズ3試験PREVAILの最新の全生存期間のデータが、欧州泌尿器科学会議のPlenary Sessionで発表されたと公表した。

 TERRAIN試験には、北米と欧州で、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)アナログによる薬物去勢後あるいは外科的去勢後に進行した転移性前立腺癌患者375人が組み入れられた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)だった。去勢治療を継続し、エンザルタミド160mgの1日1回経口投与群とビカルタミド50mgの1日1回投与群を比較した。

 試験の結果、エンザルタミド群ではビカルタミド群と比較して統計学的に有意なPFSの延長が認められた。PFS中央値はエンザルタミド群が15.7カ月、ビカルタミド群が5.8カ月で、ハザード比は0.44(95%信頼区間:0.34-0.57)、p<0.0001だった。さらにPSA増悪までの期間の中央値はエンザルタミド群が19.4カ月、ビカルタミド群が5.8カ月。ハザード比は0.28(p<0.0001)だった。

 ベースラインから投与13週目までに50%以上のPSA値低下を達成した患者の割合は、エンザルタミド群で82%、ビカルタミド群で21%だった。TERRAIN試験におけるエンザルタミド群の安全性プロファイルは、これまでに得られているエンザルタミドの安全性プロファイルと一致していた。

 一方、PREVAIL試験については全生存期間の最終解析結果が発表された。PREVAIL試験は国際共同無作為化二重盲検プラセボ対照フェーズ3試験。米国、カナダ、欧州、オーストラリア、ロシア、イスラエル、日本を含むアジア諸国において、アンドロゲン除去療法(LHRH療法あるいは外科的去勢)が無効となった化学療法施行歴のない転移性前立腺癌患者1717人が組み入れられた。主要評価項目は、全生存期間と画像診断による無増悪生存期間だった。エンザルタミド群(160mgを1日1回経口投与)とプラセボ群が比較された。

 全生存期間の最新の解析は784人が死亡した時点で行われた。エンザルタミド群では、プラセボ群と比較して統計学的に有意な全生存期間の延長が認められ、死亡のリスクを23%低下させた。ハザード比が0.77(95%信頼区間:0.67-0.88)、p=0.0002だった。また、生存期間の中央値は、エンザルタミド群が35.3カ月(95%信頼区間:32.2-到達せず)、プラセボ群が31.3カ月(95%信頼区間:28.8-34.2)だった。2014年6月のデータカットオフ時点で、観察期間の中央値は31カ月だった。

2015年03月26日 (11:29)

こんなに違いが!? 日本海側は「胃がん」、西日本「肝がん」、北東北「大腸がん」...発見率でわかる地域差

独立行政法人・国立がん研究センターは、悪性腫瘍=「がん」の地方別傾向について分析結果を2015年3月26日に発表した。2011年に「がん」と新たに診断された約85万人のデータを集計し、主要部位ごとに「がん」のなりやすさを都道府県単位で算出している。

患者の割合が公表されたのは39道府県。宮城・埼玉・東京・静岡・大阪・福岡・宮崎の7府県はデータを提出せず、また鹿児島は精度が正確ではないため除外されている。来年発表分から47都道府県のデータが揃う予定だ。

胃がん

かつて「がん」の死亡率で男女とも1位だったのは「胃」だった。現在は男女とも2位になっている。
県別の罹患率は、秋田から島根に至る日本海側で全国平均を上回る。南関東と熊本は90未満となっている。

大腸がん

遺伝の影響が大きいと言われる大腸がん。罹患率・死亡率とも男性は女性の2倍あるのが特徴だ。
全国平均を大きく上回るのが青森・岩手・秋田の3県。同じ東北でも福島は全国平均を大きく下回る。

肺がん

最新の調査によると、日本人喫煙者の肺がんリスクは男性で4.8倍、女性で3.9倍になるという。
がん研究センターの調査によると、成人喫煙率の高い県トップは男性が青森で、女性は北海道だった。肺がんの罹患率を図にした下の表も、その実態を反映しているように見える。

肝がん

肝がんの約90%は幹細胞がんが占める。そのほとんどは肝炎ウイルスが発生要因と言われる。地方別に見ると男女ともに西日本の罹患率が高い。東日本では山梨が突出して高い。地域差ががはっきり現れる種類のがんだ。

乳房・子宮がん
肝がんほどはっきりした地域差は見られない乳房・子宮がんだが、群馬・長野・広島・愛媛の4県で罹患比が高い。

現時点ではデータ精度に都道府県格差がある。あくまで、大まかな地域差の傾向として捉えておきたい。

また早期に発見された「がん」も含まれているので、罹患率の高い一方で死亡率の低い県もある。長寿県の長野はその好例といえる。

2015年03月26日 (10:48)

がんは本当に"臭う"のか? 特有の臭いを発する病気とは

 米オンライン科学誌『プロスワン』(3月11日付)に発表された「線虫によるがん識別」の研究は、多方面で大きく取り上げられた。

 九州大などの研究チームによると、体長1mmの線虫は犬と同程度の約1200種の嗅覚受容体をもつため、非常に"鼻がいい"。この線虫に、がん患者とそうでない人の尿を"嗅がせる"と、そうでない人の尿を避け、がん患者の尿全てに反応を示したという。

 嗅覚神経を破壊した線虫にはこの反応がないことから、がんの有無を臭いとして判別し、しかもその臭いを好む性質があるという結論だ。残念ながら今回の発表では、臭いの原因特定には至っていない。

 果たして、がんは"臭う"のか?

体内の変化からがん特有の臭いが......

 病気に罹った人というのは、病気による体内の変化から、特有の臭いを発することがある。臭いによる病気診断は「臭診」と呼ばれ、体臭や口臭が甘酸っぱければ「糖尿病」、カビ臭ければ「慢性肝炎」という具合だ。

 がんの場合、がん細胞の壊死による腐敗臭などが現れることがあり、「口臭治療ガイドライン」では"腐った卵の臭い"がする口臭は胃がんの可能性があるとしている。

 実際にがんの臭いに着目した研究がある。2011年、名古屋大大学院の研究チームは、英学術誌『ネイチャー・レビュー』で、大腸がん患者のおならから極端に多い量のメタンチオールが検出されたと発表した。

 メタンチオールは"腐ったタマネギの臭い"のする無色の気体で、元々おならの悪臭成分のひとつだ。だが、大腸がん患者のおならからは、健常者の10倍以上の高さの値が認められたという。

 また2009年、東大生物化学研究室の発表では、乳がんおよび頭頸部がんから採取した臭いの原因物質のひとつとしてジメチルトリスルフィドを特定した。ジメチルトリスルフィドは「たくあん臭」「強いタマネギ臭」とも表現され、キャベツやブロッコリーにも存在するものだ。

 いずれの研究もがん自体の臭いだという確証はない。だが、がんと臭いを巡る研究は他にも多く、早期発見・早期治療の期待が寄せられている。

臭いを手掛かりにしてがんを発見する?

 この"臭い"に注目して、がんの早期発見を目指す動きはある。線虫が匹敵するといわれた犬を使って「がん探知犬」の研究を続けているのは、日本医科大学のチームだ。探知犬「マリーン」は、がん患者の尿を嗅ぎ、子宮がん、卵巣がん、乳がん、胃がんなどの識別をするという。

 一方、2015年3月7日の「第97回米国内分泌学会」では、においの訓練を積んだ犬は尿から甲状腺がんをかぎ分けられることを米・アーカンソー医科大学が報告した。ジャーマンシェパードのミックス犬「フランキー」が、34の尿サンプルから30の甲状腺がんを正しく診断できたという。

 臭いに反応するのは、犬だけではない。2014年1月、ドイツ・コンスタンツ大学からはキイロショウジョウバエががん特有の臭いを嗅ぎ分ける能力をもつと発表された。

 現在、日本の死亡原因の第1位は悪性新生物(がん)。早期発見・早期治療ができれば完治の可能性は飛躍的に高まる。

 がん検診や人間ドックなどの大仰な検査をせずにがんを見つけられる方法があるのなら、犬であれ虫であれ、活用していくべきだろう。
(文=編集部)

2015年03月25日 (16:18)

減量でがんのリスクを下げる

ライフスタイルを少し見直すことが重要
健康 / 予防 / 食事 / 遺伝子

 ちょっとした工夫ががんを防ぐ。そういう発想が大切になってくるかもしれない。

肥満と女性ホルモンとがん

 英国の研究グループが、がんの専門誌、キャンサーリサーチ・UK誌2015年3月号で報告した。

 研究グループによると、英国では女性の約4人に1人が肥満で、これががんのリスクを高めている。毎年1万8000人が肥満によるがんを発症する。肥満ががんのリスクを高めるのは、脂肪細胞のホルモン産生、特にエストロゲンと関連があると説明する。このホルモンが、がんの発症を助長すると考えられている。

リスクが40%高い

 研究グループが示した最新の統計によると、肥満の女性は、体重と関連のあるがんの発症リスクを4人に1人が持つという。この意味は、1000人の肥満女性のうち、274人が一生のうちに体重と関連のあるがんと診断される可能性があるということ。

 一方、健康な女性では、この数字は194人になる。

 さらに、肥満の女性は、健康な女性に比べ、40%高い割合でがんになりやすいという計算結果になっている。

わずかに変える発想を

 減量は時間がかかるかもしれない。ジム通い、毎日のランニング、好きな食べ物を我慢する。それぞれは必ずしも簡単ではない。

 研究グループが勧めるのは、ライフスタイルを大きく変えるのではなく、少しだけ変えるという発想という。長期間にわたりライフスタイルを変える工夫を地域の情報も参考にしながら考えるとよいという。

 減量につながるライフスタイルは食べるものを少し変えるだけでも実現できることもある。野菜を取り入れたり、果物を取り入れたりするだけでも効果がある可能性もある。手軽なところでは、緑茶を飲むことで肥満を抑える効果があるといった報告もあるくらいだ(緑茶の肥満予防効果に脚光、「健康に及ぼす効果は絶大」を参照)。

 ちょっとした工夫を常に考えるところに意味があるのかもしれない。

2015年03月25日 (10:34)

毎日のクリニック:放射線で前立腺がん治療 切除手術せずに高い効果、副作用も低減

 超高齢社会を迎え患者が増えている男性特有の前立腺がん。最近は切らずに治す放射線治療が注目を集める。体の外側や内側から放射線をピンポイントでがんに照射して破壊する。副作用も少なく、専門家は「患者のQOL(生活の質)を落とさない治療法」と説明する。

 ●痛み、かゆさもなし

 今月10日夕、江戸川病院(東京都江戸川区)のがんセンターを訪れると、高齢の男性患者が列をなしていた。患者らは病院が用意した服に着替え、ドーナツ型の装置へと1人ずつ向かう。全国でもまだ約40台しかない最先端の放射線治療装置トモセラピーだ。患者は台の上で横になるだけ。後は台が自動的に装置の中を出入りする。「放射線の照射はわずか数分。患者は痛みや熱さ、かゆさも感じない」。同病院放射線科の浜幸寛部長はトモセラピーのメリットをこう説明する。

 放射線は、がん細胞を破壊する有力な手段だ。前立腺内にがんがとどまっている場合、72グレイ(グレイは放射線の単位)以上の線量をがんに照射すれば、手術と同じか、それ以上の治療効果を得られる。一方、前立腺は形が複雑で、すぐそばに直腸や膀胱(ぼうこう)などがある。このため、これまでは高線量の放射線を前立腺がんに照射すると、周りの直腸や膀胱にも必要のない放射線が当たり、頻尿や排尿困難、直腸からの出血、性的機能の低下など副作用が少なくなかった。そこで登場したのが、ピンポイントの照射でがんを破壊する放射線治療だ。

 トモセラピーはその一つで、直径2ミリ幅の細い放射線のビームを51もの方向から照射できる。まずCT(コンピューター断層撮影)で前立腺の位置を正確に把握し、さまざまな方向から放射線を当てて重ね合わせ、放射線の強度にメリハリをつけることによって、がんがある場所だけを狙いすまして当てることが可能となった。

 ●通院で約40回照射

 浜部長によると、トモセラピーは、1日1回、週5回照射し、全体で約40回の照射をする。1回の治療時間は位置合わせを含め約10分、外来で受診する。同病院は平日夜間の診療をしているため、仕事帰りにも治療を受けられる。またトモセラピーを使えば、従来の放射線治療で起きていた副作用を低く抑えることができ、患者のQOLの向上が期待できる。浜部長は「医療保険が適用されるため、国の高額療養費制度を利用すれば、治療費は所得にもよるが、1カ月3万〜8万円程度に抑えられる」と話す。

 ●体内に極小カプセル

 一方、体の内側から放射線を照射し、がん細胞を破壊する「小線源療法」という治療法も広がっている。

 対象は、がんが前立腺内にとどまっている患者。放射性ヨウ素125を入れた極小のチタン製カプセル(直径0・8ミリ、長さ4・5ミリ)を、針を使って前立腺の形に沿わせるように40〜100個ほど埋め込む。麻酔をかけるため痛みはない。放射性ヨウ素125の半減期(線量が半分になるまでにかかる時間)は約60日のため、約1年後には放射線の影響はなくなる。このためカプセルは埋め込んだままにしても害はないという。この治療も医療保険が適用される。

 2003年に国内で初めて小線源療法を始め、11年半で2400例を突破した東京医療センター(東京都目黒区)泌尿器科の斉藤史郎医長は「治療成績は手術に比べて同程度か、それ以上。治療の入院期間も4日だけ。ピンポイントで線源を置いて照射する場所を限定できるため、周囲の正常な臓器に影響を与えにくく、排尿障害や性機能障害など合併症を低く抑えられる」と話す。【河内敏康】

 ◇前立腺と前立腺がん

 前立腺は精液の一部を作る男性の生殖器。骨盤を形成する恥骨の裏側にあり、膀胱の真下に尿道を取り囲む形になっている。前立腺がんは、前立腺の細胞が正常な増殖機能を失い無秩序に増殖することで起こる。国立がん研究センターによると、年約6万5000人が新たに診断され、男性のがんの中で4番目に多い。65歳前後から発生率が急増し、年約1万2000人が死亡している。

2015年03月24日 (16:41)

ブルーベリーや赤ワインなどの成分、乳がんの転移を阻害??

プテロスチルベン「上皮間葉転換」のプロセスに作用
がん

 ブルーベリーや赤ワインなどの成分で、レスベラトロールと呼ばれるポリフェノールの仲間「プテロスチルベン」が乳がんの広がっていくプロセスを邪魔する効果を持つ可能性が示された。

 台湾の台北医科大学を中心とする研究グループは、その結果を栄養生化学の専門誌、ジャーナル・オブ・ニュートリショナル・バイオケミストリー誌オンライン版で2015年3月6日に報告した。

がんへの関与を検証

 発展途上国の女性において、がん関連の死亡の主要原因は乳がんだ。乳房悪性腫瘍の95%以上が「上皮」と呼ばれる母乳を運ぶ管の細胞から出てくる。乳がんでは、「上皮間葉転換」によって転移プロセスが開始することが示されている(「上皮間葉転換(EMT)」により薬が効かなくなったがん、2種の薬の併用が効果ありを参照)。通常動かない上皮性のがん細胞が「間葉系細胞」という動き回れる細胞のように変化して転移を起こしやすくなった状態を言う。

 研究グループは、乳がん細胞の上皮間葉転換を調節するプロセスにおいてプテロスチルベンの抗転移能を試験管レベル、動物実験レベルで検証した。

分子レベルの変化を確認

 その結果、プテロスチルベンは上皮間葉転換プロセスに関与するEカドヘリンを増やす一方で、スネイル(Snail)、スラグ(Slug)、ビメンチン、ZEB1を減らすことで、がん細胞が移動する能力と広がっていく能力を邪魔していた。

 さらに、プテロスチルベン処理した乳がん細胞では、遺伝子の活動を調節する「miR-205」が著しく増えており、その結果、がん遺伝子「Src」の活動が低下していた。

 プテロスチルベンを上皮間葉転換プロセスを押さえる補助的な治療に使える可能性があると研究グループは見ている。

 基礎的な実験ではあるものの、人間の病気との関係にもつながるかもしれない。

2015年03月24日 (10:39)

最先端のがん治療である免疫細胞療法

樹状細胞ワクチン療法とは

がんの治療法には一般的に、「外科療法(手術)」「化学療法(抗がん剤治療)」「放射線療法」と3つの標準的な治療法があり、それぞれ単独で行うか、症状に応じて複数の治療法を組み合わせながら治療を行っている。テラが提供する樹状細胞ワクチン「バクセル(R)」は第4のがん治療法と言われる免疫療法のひとつであり、これらの標準的な治療と組み合わせることで効果を発揮する、最先端のがん治療法となる。

免疫細胞療法とは患者自身の体から血液(免疫細胞)を一旦採取して、それを培養、活性化して体に戻し、取り除きたい悪性細胞(がん細胞)を退治していく方法である。「樹状細胞」はこの免疫細胞のことを言い、体内で異物を捕食することによりその異物の特徴(抗原)を認識し、リンパ球(異物を攻撃する役割を持つT細胞等)にその特徴を覚え込ませるといった役割を担う。これにより、そのリンパ球が異物のみを狙って攻撃することができるようになる。こうした「樹状細胞」とリンパ球の体内での役割、特徴をがん治療に活かしたものが、「樹状細胞ワクチン療法」と呼ばれるものである。同療法は同社が先駆して開発してきたが、現在は同療法を独自で開発、実施する競合企業や医療機関が増えてきている。

「樹状細胞ワクチン療法」の最大のメリットは、がん細胞のみを狙って攻撃し、正常細胞を傷つけないため、副作用が少ないという点にある。また、がん種に関しても同社では免疫効果の高い「WT1ペプチド」(独占実施権保有)をがん抗原として使用することでほぼすべてのがんを対象とすることが可能となっている。

一方、デメリットとしては、保険適用外であるため治療費が全額自己負担となることである。このため、現状では「手術」や「抗がん剤」など一般的な治療法では効き目がなくなった重度のがん患者、あるいは膵臓がんのように外科的手術が難しいがん種患者の症例数が多くなっている。2014年12月末までの約8,900症例をがん種別でみると、膵臓がんが約2割と最も多く、次いで大腸がん、胃がんが各1割強となっている。

2015年03月23日 (16:43)

抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ配合錠」の効能・効果の一部変更承認を取得-大鵬薬品

投与対象患者を限定した条件が解除

大鵬薬品工業株式会社は3月20日、進行・再発の結腸・直腸がん治療薬である抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ(R)配合錠T15・T20」(一般名:トリフルリジン・チピラシル塩酸塩)について、厚生労働省より迅速審査にて効能・効果の一部変更承認を取得したことを発表した。

ロンサーフ配合錠T15・T20は、日本では国内第2相臨床試験の結果に基づき、「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌(標準的な治療が困難な場合に限る)」を効能・効果として、世界に先駆けて2014年3月に承認、5月に発売された。承認時の条件として、有効性と安全性を検証する国際共同第3相臨床試験「RECOURSE」の終了後、速やかにその結果を提出することが求められていた。

第3相臨床試験でもOSを有意に延長

RECOURSE試験は、標準化学療法に不応・不耐となった治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん患者800名を対象に、日本を含む13か国で実施した国際共同第3相臨床試験。同試験において、同剤投与群はプラセボ投与群と比較して、主要評価項目である全生存期間(OS)を有意に延長(HR=0.68、p<0.0001)。また、安全性において特に問題となるような事象は観察されなかったとしている。

そして今回、同試験で示された有効性と安全性に基づき、「標準的な治療が困難な場合に限る」との投与対象患者を限定した条件が解除され、「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」を効能・効果とする一部変更承認を取得したという。

同剤は、トリフルリジン(FTD)とチピラシル塩酸塩(TPI)を配合した経口のヌクレオシド系抗悪性腫瘍剤。FTDは、DNAの複製時にチミジンの代わりにDNA鎖に取り込まれ、DNAの機能障害を引き起こして抗腫瘍効果を発揮すると推測されている。一方TPIは、FTDの分解に関与するチミジンホスホリラーゼを阻害し、FTDの血中濃度を維持するという。なお、米国と欧州においては現在承認申請中としている。(横山香織)

▼外部リンク
・大鵬薬品工業株式会社 ニュースリリース

2015年03月23日 (11:05)

肉・卵・牛乳は危険?がんの原因?1日2千カロリー&30品目摂食が病気を生む

 1日の必要摂取カロリーは成人で1800~2200キロカロリー、1日30品目を食べるべきなどといわれておりますが、それは病気を生む食事です。

 戦後、西洋の栄養学が広まり、「日本人は栄養が足りないから西洋人に比べて体が小さい」などと喧伝され、欧米の食文化が定着しましたが、その結果、がん、心臓病、糖尿病、脳梗塞、高脂血症などの生活習慣病が急増しました。

 例えば、現在日本人の死因はがん、心疾患、脳血管疾患ですが、特にがんと心疾患については、1950年以前に主要な死因となったことはありませんでした。逆に老衰で亡くなる割合が激減しています(厚生労働省統計より)。明らかに戦後の食生活の変化によって日本人の体に変化が起きています。また、子どもにアレルギーや喘息などが増加しているのも、食事の影響が大きいと考えられます。高脂肪、高たんぱく、高カロリーの食生活を改めれば、生活習慣病を避けられるはずです。

 いまや肉、卵、牛乳は日本の食文化にすっかり溶け込んでいますが、これらのたんぱく質が最も病気を生んでいるといえます。動物性たんぱく質は腸内で有害な毒素を発生させ、血液を汚します。血液の汚れは細胞の働きを鈍化させ、時には炎症を引き起こします。この炎症を「細胞のがん化」といいます。また、動物性たんぱく質を消化するために胃や腸は多大なエネルギーを使います。そのため、多量に肉を食べた場合などは、体のほかの部分にエネルギーが回らず、睡眠をとっても疲労が回復しにくくなるのです。

 さらに、腸内の環境が悪化すると、免疫力が低下します。腸内細菌の働きが免疫に直結することが知られており、昨今は腸内細菌のエサとなる乳酸菌の研究が盛んになっています。肉などの動物性たんぱく質を摂取すると悪玉菌が増殖するので、ひいては免疫力の低下につながるのです。

 免疫力が低下すれば、風邪をひきやすくなり、花粉症などのアレルギー反応も過剰になります。ほかにもさまざまな病気にかかりやすくなるだけでなく、自己治癒力も低下します。

動物性たんぱく質は不要?

 次に、動物性たんぱく質について語られるメリットについて考えてみます。たんぱく質が体をつくるという見解がありますが、これは動物性たんぱく質である必要はありません。そもそも、動物性のたんぱく質を摂取しても、それが人間の体に取り込まれて細胞になるというデータはありません。むしろ、異質な動物のたんぱく質はうまく消化できない可能性が高いのです。

 例えば、牛乳を飲んでも栄養素はほとんど人間の体に取り込まれないことがわかっています。主要な栄養素であるカルシウムも骨をつくるために役立たないどころか、牛乳に含まれるリンが骨からカルシウムを奪う可能性まで指摘されています。つまり、牛乳を飲めば飲むほどカルシウム不足になる危険があるのです。

 筆者は菜食主義ではなく、動物性たんぱく質を一切排除するように勧めるつもりもありません。しかし、現在の牛、豚、鶏をはじめとする家畜のほとんどは、成長ホルモンや抗生物質が含まれた化学飼料で育てられています。これらを与えられていない動物は極めて少数です。そのような状況から提供されている肉、牛乳、卵を摂取することは極力避けるべきだと考えているのです。

 化学飼料を使わずに育てられた家畜の肉、牛乳、卵を、たまに少量楽しむ程度にとどめ、米や味噌を中心とした食生活を送ることが、健康で長生きをするために重要なのではないでしょうか。
(文=豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター)

2015年03月20日 (16:49)

塩野義製薬、がん患者のつらさ緩和ケアプログラムを2015年度より本格展開

塩野義製薬は、がん患者にのしかかるの身体的、精神・心理的、社会的などのつらさをトータルでとらえ、つらさの撲滅を目指して、患者の家族や医療従事者が連携しながら患者をサポートする緩和ケアプログラム「つらさ軽減プロジェクト」を2015年度より本格的に展開すると発表した。

同プログラムの展開にあたっては、同社東京支店に創設されたがん疼痛克服推進室・疼痛治療推進グループにおいて、啓発資材(つらさを伝えるアプリなど)の開発などを通して、患者に対し 「つらさをすべて伝えて下さい」、家族に対し 「患者のつらさを理解し、家族からも伝えるサポートをして下さい」、医療従事者に対し 「つらさが起こりうることを事前説明して下さい。そして、そのつらさに対処できることを患者に伝えて下さい。」というメッセージを発信していくとする。

また、同グループ内に新たな専門チーム・SWATを創設し、同社がこれまで25年にわたって取り組んできた「がんの痛みからの解放」を目指した活動を進化させるとしており、SWATが東京都を中心としたがん診療連携拠点病院を担当することで、がんと診断された時からの疼痛治療の推進をめざし、緩和ケアチームを中心とした情報提供活動を行っていくとする。

なお、同プロジェクトは、すでに3月25日までの募集期間にて映像コンテストが実施されているほか、2015年4月から9月までの6カ月間にわたって、全国の拠点病院を中心とした施設での啓発ポスターの製作・掲示を行う予定。また、患者・家族・医療従事者のコミュニケーションを活性化させるためのツール「つたえるアプリ」「つたえるノート」を2015年7月から順次、PCおよびスマートフォンに向けて配信していく計画であるという。

2015年03月20日 (11:17)

菜食で大腸がんリスクが20%低減

菜食によって大腸(結腸直腸)がんリスクが20%低減することが、新たな研究で明らかにされた。また菜食主義者のなかでも、肉は食べないが魚は食べる人たちにおいて、特に大きくリスクが低減されることもわかった。

大腸がんは米国のがん死亡原因の2位を占めている。「大腸内視鏡検査などのスクリーニングによって多くの命が救われているが、はじめからがん発生を予防できれば一層望ましい」と、研究を率いた米ロマ・リンダ大学(カリフォルニア州)助教授のMichael Orlich氏は話している。

今回の研究の対象とした菜食主義者は、肉だけでなく甘味類、スナック食品、精製穀類、カロリー飲料の摂取量が少なく、果物、野菜、全粒穀類、豆類、ナッツ類を多く摂取していた。

これまでのエビデンスでは、赤身肉や加工肉の摂取と大腸がんリスクの高さに関連がみられ、繊維質の多い食品を摂取する人はリスクが低いことが示されている。しかし、米コロンビア大学メディカルセンター(ニューヨーク)教授のAlfred Neugut氏によると、菜食により大腸がんリスクが低減する理由はわかっていないという。野菜に防護成分が含まれているのか、肉に有害成分が含まれているのかは明らかにされていない。菜食は、運動や禁煙など、他の健康的な行動を示す指標である可能性もあると同氏は述べている。

「JAMA Internal Medicine」オンライン版に3月9日掲載された今回の研究では、アドベンティスト健康調査2(AHS-2)に登録された約7万7,700人の男女を対象とした。7年の追跡で、結腸がん380例、直腸がん110例が認められた。

被験者の約半数は、週1回以上肉を食べる非菜食主義者だった。その他の被験者は、以下の4タイプの菜食主義者だった。
・肉を食べる頻度が週1回未満の半菜食主義者(semi-vegetarian)。
・肉は食べないが魚介類を食べるペスコ・ベジタリアン(pesco-vegetarian)。
・肉を避け、卵や乳製品を食べる乳卵菜食主義者(lacto-ovo vegetarian)。
・肉・卵・乳製品をいっさい食べない完全菜食主義者(vegan)。

非菜食主義者に比べ、菜食主義者全体では大腸がんリスクが平均22%(結腸がん19%、直腸がん29%)低かった。ペスコ・ベジタリアンでは43%、完全菜食主義者では16%、乳卵菜食主義者では18%、半菜食主義者では8%、リスクの低減がみられた。

米ノースショア大学病院(ニューヨーク州)のDavid Bernstein氏は、さらに研究を重ねる必要があると述べる一方、「何事も適度にすべきではあるが、今回の研究は真剣に受け止めるべきものだ」と指摘している。(HealthDay News 3月9日)

2015年03月19日 (16:50)

腎臓がんの発生や増殖の仕組みを解明

2つの新規遺伝子が腎臓がんの原因遺伝子と協調して、腎臓がんの発生や増殖を抑えていることを、横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器科学の蓮見壽史(はすみ ひさし)助教、矢尾正祐(やお まさひろ)教授らが発見した。腎臓がんの仕組みの一端を解明するもので、腎臓がん治療薬の開発の新しい手がかりとなりそうだ。熊本大学、東京大学、米国立衛生研究所(NIH)との共同研究で、3月16日付の米科学アカデミー紀要オンライン版に発表した。

がんは多数の遺伝子に異常が起きて発生し、進行する。腎臓がんでは、FLCNというがん抑制遺伝子が2002年に見つかった。研究グループは2006年と2008年に、FLCNに結合するFNIP1とFNIP2という2つの新規遺伝子を発見した。しかし、FNIP1やFNIP2の腎臓での役割は不明で、FLCNのがん抑制機能に関わっているかどうかもわかっていなかった。

研究グループはこれまでに、FLCNとFNIP1が筋肉や心臓では協調的に働いていることを確かめていた。しかし、FNIP1を腎臓から取り除いても、筋肉や心臓と違い、腎臓には何も起きなかった。その理由が疑問だった。腎臓では「FNIP1によく似た遺伝子のFNIP2が重要な役割を果たしているのではないか」と考え、FNIP2をマウスから取り除いてみたが、この場合も、腎臓だけでなく、全身の臓器で何も異常なことは見られなかった。

マウスのいろいろな臓器でFNIP1とFNIP2の発現量を比べてみた。筋肉と心臓ではFNIP1が圧倒的に多い一方、腎臓ではFNIP2の発現量がFNIP1と同じレベルであることがわかった。この腎臓でのFNIP2の発現が、FNIP1を取り除いたマウスの腎臓に何も起こらなかった原因とみて、マウスの腎臓でFNIP1とFNIP2を同時に取り除いたところ、腎臓細胞が異常増殖を起こし、最終的に重量が10倍以上にもなった。

さらに、FNIP1とFNIP2を同時に取り除いたマウスを長期的に観察していると、生後2年で、FLCNを取り除いたマウスと同じように腎臓がんが形成され、FNIP1とFNIP2がFLCNと協調して腎臓がんの発生を抑制していることを突き止めた。FLCN、FNIP1、FNIP2という遺伝子が作るタンパク質は互いが結合して複合体を形成する。研究グループは「この複合体ができなくなった時、腎臓細胞は異常増殖を始め、最終的にがん化する」と結論づけた。

今回の結果を進化生物学の観点から検討した。ハエなどでもともと1つだったFNIPが、ヒトのような高等動物に進化する過程で、腎臓細胞の異常増殖を確実に予防するために、FNIP1とFNIP2という2つのFNIPに分かれていったというシナリオが浮かび上がった。

蓮見壽史助教らは「腎臓がんの異常増殖を抑えるには、FLCN、FNIP1、FNIP2という遺伝子群の協調が鍵となることがわかった。今後はさらに基礎研究を進めて、この遺伝子群の発現による複合体形成の詳しい仕組みを解明しつつ、将来は複合体形成を促進するような腎臓がん治療薬の開発を目指したい」としている。

2015年03月19日 (10:54)

がんより怖い「がん治療」の実態 医療業界の有り様を知らないとカモに…

 医者が信じられない。頼りになるはずなのに、不信感しか持てなくなりそうだ。このままでは、病院に行くのも怖い。そんな暗い気分にさせる、知りたくなかった医療の現実を見せつけたのが、『がんより怖いがん治療』(小学館刊)だ。がん治療、がん検診、医者の裏側を赤裸々に明かしたのは、『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋刊)で日本の医療界を敵に回した近藤誠氏。40年間にわたり医者として活動してきた慶応義塾大学病院で見てきたことや経験してきたことなどから、医療界の真実の姿を浮き彫りにする。

 ■ともに怖い、手術と抗がん剤治療

 第1章と第2章で明かされるのは、がん治療の怖さ。次のような実態を知れば、怖くなるだろう。勘三郎さん(歌舞伎俳優の中村勘三郎さんのこと)は、食道がんの手術から約4か月後に亡くなった。真の死因は食道の全摘手術にある。胆汁や消化液を誤嚥し、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)を引き起こしたのは、手術によって胃や気道の機能に障害を起こした結果だからだ。(※第1章19ページ)

 がんに冒された食道を全摘出し、胃袋を引き上げて代用食道を作る大手術の結果が「術死」。誰にでも起こり得ることだけに、手術への不安がかき立てられる。ならば、抗がん剤が安全かといえば、そうともいえない。

 抗がん剤が効かない最大の原因は、がん細胞を殺すと同時に、正常細胞を殺してしまうことにある。(中略)最も危険な側面は、生命に関わる重要な臓器に害を与えることだ。骨髄、循環器、呼吸器、消化器、泌尿器、中枢神経などの機能を低下させる。その結果、体は異常を来して、ひどくなると死亡する。

 手術も抗がん剤も信じられない。がん治療が信じられないものになっているのは、患者第一ではない医療界の体質にあった。手術は、19世紀に始まったときから、がん治療の最新、最良の技能と見なされ、医療界に君臨してきた。(中略)手先が器用で手術がうまければ、論文など書かなくても、つまり研究しなくても、出世の道が開けるのが外科である。(中略)よって、切除できそうががんは手術になって、臓器が取られてしまう。(※第1章25ページ)

 抗がん剤治療の恐ろしさは、新薬の実験台(被験者)にされることだ。(中略)第2相試験の実験台に選ばれるのは、もう何をしても治る見込みのない患者たちだ。対象になるのが、乳がん、胃がん、肺がん、卵巣がんなど、もともと抗がん剤が効かない種類のがんだからである。さらに、すでにほかの抗がん剤を使って効果が見られない患者を選んでいるからである。(中略)しかし、治る見込みがないなら、残された人生をできるだけQOLを保ちながら、穏やかに暮らしたい人も多いだろう。それを医者は、ゼロに等しい効果をちらつかせて、実験台にしてしまうのだ。(※第2章45-46ページ)

 がん患者は、出世と実験のために利用されるということか。医療界には、病に苦しむ人を救うという崇高な理念は微塵も残っていないのか、と絶望したくなる。

 ■がん検診に意味はなし

 しかし、がん治療よりもある意味で恐ろしいのが、がん検診だ。第3章では、がん患者がつくり出される現実を示す。健常者をがん患者に仕立てるのは、治療より怖い。こんな信じられないことがまかり通っている現実に、背筋が凍る。

 がん検診に意味がないことは、日本のがんによる死亡者がいっこうに減らない事実を見ればわかる。厚生労働省の統計では、がん死亡者が1950年以降、増えつづけているのだ。定期検診や人間ドックが普及し、「早期発見・早期治療」が推奨されている。検診推進派が言うように、早期がんを早期治療すれば、進行がんにならないのだとしたら、日本では早期がん患者が増えているのに、なぜ死亡者は減らないのだろうか。早期発見されるがんの多くが「がんもどき」であるからだ。(※第3章74ページ)

 「がんもどき」とは、他臓器に転移しておらず、放置しても転移が生じないがんのこと。「がんもどき」をがんとして取り扱い、治療に持って行くのは、医療は産業でもあるからだ。「医は算術」という側面が露骨なまでに表出している。

 しかし今や、がん検診は多くの人の生活を支えている。検査料を稼ぐだけでなく、発見したがんを治療することで二重に稼ぐことができる。がん検診からがん治療に至るコースは、病院の大きな収入源になり、医者や職員を養っている。(中略)しかし病気になる人の数は、毎年だいたい同じである。市場規模は決まっているのだ。そこで新たな市場として、健康な人を病人に仕立て上げようとする。そのための手段が検査。(中略)今や健康な人たちが、医療産業にとって米であり石油なのだ。彼らがいないと医療産業は回っていかない。(※第3章79-80ページ)

 本来、「医は仁術」であるべきなのだろうが、産業としての側面もあることは理解できる。しかし健康な人を病人に仕立てるのは詐欺そのもの。医療機関に対する信頼が、音を立てて崩れていくような衝撃を受ける。

 ■不必要な検査や医療は受けないで

 第1章から第3章は、高い専門性を利用し、がん治療でやりたい放題のことをしている医療界の印象を強く印象づけたが、第4章以降は、間違った治療や検診に立ち向かう著者の戦いにシフト。どのように戦い、その過程で達した新境地が中心になっている。

 苛烈な戦いに、著者には味方する者などおらず、孤独な戦いを強いられる。そのため採用した戦法が、メディア利用し患者を味方につけることだった。『文藝春秋』にある論文が掲載されるとき、二人の娘に対して語ったことが、戦いの苛烈さを物語っている。

 原稿を編集部に渡し、輪転機が回っている頃、ぼくはふたりの娘を呼び寄せて語った。「パパはこれから外科を相手に一戦かまえる。それで、いろいろ迫害されて、うちは貧しくなるかもしれない。覚悟しておいてくれ」と。(※第5章 132ページ)

 そして、戦いは無傷では済まず、代償が伴う。著者が支払った代償は、出世の道を完全に断たれたことだった。覚悟を決め、万年講師の道を受け入れた著者だが、覚悟を決めた人間は強く、しぶとい。万年講師生活で得られた時間を使って最新の医学論文を読み込み、メディアを利用してこれまでのがん治療やがん検診を真っ向から否定する言論活動を活発に展開する。その真骨頂といえるものが、『患者よ、がんと戦うな』であった。

 面白くないのが、真っ向から否定された医療界。なりふり構わず著者を潰しにかかる。しかし、そんな医療界をよそに、患者は著者に味方し、著者の外来を訪れる新患は後を絶たない。セカンドオピニオンを求めて来る人が多いことから、著者は治療をせず相談だけを受けるセカンドオピニオン外来を開く。医療界との戦いから著者が読者に伝えたかったことは何か。それは、次の記述で明確に示されている。

 人は自然にまかせて生活するのが一番健やかに、長生きできる。だから読者には、不必要な検査や医療を受けないようにしてもらいたい。そのためには医療や治療法の知識以外に、医療業界の有り様について知っておくことも必要だろう。知らないとカモにされるのである。ほかの業種ならカモられたところで、お金や財産を失うだけだが、医療では最悪の場合、命がなくなる。(※第7章 205ページ)

 医療は産業。治療代と検査代を稼ぎたい病院に、製薬会社や医療機器会社の思惑も絡む。様々な思惑が絡む複雑な構図の中で病院の言いなりにばかりになっていれば、助かる命も助からないことだってある。長生きしたければ、賢くなるしかない。これが、著者が読者に伝えたいメッセージである。

2015年03月18日 (16:33)

テラ、免疫細胞用凍結保存液を開発へ

 がんの免疫細胞療法を開発するバイオベンチャー、テラは17日、免疫細胞用凍結保存液の開発に取り組むと発表した。同社関連会社で京都大発バイオベンチャー、バイオベルデ(京都市南区)の技術を活用し、九州大と共同開発する。2015年中に治験を始め、2、3年後の実用化を目指す。

 従来の凍結保存では、凍結時の結晶が細胞を傷つけることがある。結晶を作らない保存液もあるが、毒性が強いなどの課題があった。新たに開発される凍結保存液は毒性がないため、保存液を希釈するなどの手間が省け、迅速な治療ができるようになるという。

2015年03月18日 (10:51)

現代人の健康にバナナが欠かせない理由とは?

“三寒四温”という言葉が、もはや当てはまらなくなっている感じがする昨今。それでも季節の変わり目で気温の変化が激しいこの時期は、体調管理が難しい季節だ。入学式、入社式など、ここ一番という大事なときに体調を崩してしまっては元も子もないだろう。そんな季節でも体調を維持し、うまく乗り切るための手軽な食べ物として注目されているのがバナナだ。

 そもそもバナナは、食物繊維が豊富で便秘にいいというのは知られた話。食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があるが、どちらの食物繊維も腸内に生息する善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌の栄養源となり、これらを増やしてくれる。特に水溶性食物繊維は、水に溶けるとゲル状になり、腸内で余分な脂質(コレステロール)を吸着して包み込むことで、便として体外へ排泄してくれる働きもある。バナナは不透性食物繊維を多く含むが、この水溶性食物繊維も含んでいる。要するに2種類の食物繊維を含んでいるわけだ。

 特に青みがかったバナナには、食物繊維と同じ働きをする難消化性デンプンが多く含まれているので、便秘に悩んでいる人はバナナの中でも特に青めのバナナがオススメ。整腸効果が期待できる。

 これ以外にもバナナには、ポリフェノールも含まれている。ポリフェノールは、脂肪の吸収抑制、血圧低下作用、老化抑制、がんの予防、美白効果等の作用が研究されていて、熟したバナナに多く含まれている。積極的にポリフェノールを摂りたければ、熟したバナナがオススメだ。

 加えてバナナには、体内の過剰な活性酸素の害を抑えてくれる抗酸化成分も含まれている。活性酸素は本来、体内に侵入してきたウイルスや細菌から身を守るためにつくられる成分だが、必要以上につくられると、体内の正常な細胞までも攻撃してしまうというもの。この活性酸素は動脈硬化、高血圧、ガン、糖尿病などの生活習慣病や、老化促進の原因としても知られている。だから、活性酸素の害を抑えてくれるバナナを食べることは、生活習慣病や老化促進対策になるというわけだ。

 このように日常的にバナナを食べると、いろんな病気から体を守ることができる。コンビニやスーパーなどで手軽に手に入れやすいバナナは、手軽に栄養補給できる食べ物であるとともに、現代人の健康に欠かせない食べ物だと言える。 ちなみにバナナは、冷蔵庫などの低温で長時間保存すると皮が黒くなってしまうことがある。保存する際は、直射日光が当たらない風通しのよい場所に保存しよう。

 忙しくてバランスがいい食事が難しい人や、体調管理に不安を感じている人は、バナナを積極的に食べることから始めてみてはどうだろうか? <文/日刊SPA!取材班>

2015年03月17日 (17:03)

国がんが通院でフェーズ1試験を含む治験の実施を可能とする国内初の施設である第二通院治療センターを開設

 国立がん研究センターは、3月16日、中央病院に国内では初めて通院でフェーズ1試験を含む治験の実施を可能とする第二通院治療センターを開設し、3月23日から本格稼働すると発表した。

 現在、海外の主要ながんセンターではフェーズ1試験を含め、多くの臨床試験は外来で実施されているが、日本では設備・体制整備が遅れ、特にフェーズ1試験は入院で実施しているという。

 第二通院治療センターには臨床研究コーディネーター(CRC)、がん化学療法看護認定看護師、がん専門薬剤師、検査技師など専門職種も十分に配置され、海外同様に外来で実施できる設備・体制が整備されている。

2015年03月17日 (11:34)

細菌や細胞の増殖抑制=アミノ酸調達妨げる新手法―がん治療など応用期待・海洋機構

 たんぱく質の材料であるアミノ酸を調達するシステムを妨げる新たな手法で、細菌や細胞の増殖を抑えることに成功したと、海洋研究開発機構の小林英城主任研究員が17日発表した。
 細菌や細胞のシステムを利用して増殖するウイルスにも有効。まだ基礎研究段階で、実用化には医療研究機関との連携が必要だが、将来はがんやエイズなどの遺伝子治療に応用できる可能性があるという。論文は米微生物学会の専門誌に掲載された。
 遺伝子を構成するDNAの文字のような配列は伝令リボ核酸(メッセンジャーRNA)の配列に転写される際、3文字ずつの「コドン」として機能する。コドンは伝票の役割を果たし、コドンに応じた種類のアミノ酸が調達されてたんぱく質が組み立てられる。
 小林主任研究員は、1種類のアミノ酸に対して複数のコドンが使われており、コドンによって使用頻度が違うことに注目。使用頻度が低いコドンだけを生み出す遺伝子を人工合成して外部から送り込めば、アミノ酸を調達する仕組みが対応できず機能不全に陥ると考えた。
 大腸菌やヒトのがん細胞にこの人工合成遺伝子を導入し、増殖を抑える実験に成功。風邪の原因となるアデノウイルスを安全に改変しヒト細胞に感染させる実験では、ウイルスの増殖を抑制できた。 

2015年03月16日 (16:55)

肺がん治療~最新の話題と正しい情報選択 川崎医大呼吸器外科学准教授 清水克彦

 肺がんは現在、がん罹患(りかん)数で2位、がん死亡数で1位であり、難治性がんの代表的な存在です。近年の医学の進歩により多種多様な治療法が開発されていますが、それに比例して非常に多くの情報があふれています。

■1 正しい情報選択を

 肺がんの最新治療を求めるにあたり、まず最初に重要なことは「正しい情報選択」ができることです。現在、インターネットで膨大な情報が入手可能ですが、「日本のインターネット上のがん情報で、正しい情報にヒットする確率は50%以下である」との報告があるように、インターネット上のがん情報には注意が必要です。

 では、どうやって「正しい情報選択」を行うか? まず、現時点で最善の医療である「標準治療」は、「診療ガイドライン」に記載されています。最近は医療者用だけでなく、患者さん用の本も発売されています。次に、良い治療として期待される研究段階の「最新治療」は、公的な病院のホームページが情報源になります。今話題のがん免疫療法は「標準治療」ではなく、「最新治療」に属します。

 川崎医大病院においても「臨床試験」が行われています。

 また、「臨床試験」「治験」の他に、厚生労働省が指定する「先進医療」があります。

肺がん治療~最新の話題と正しい情報選択 川崎医大呼吸器外科学准教授 清水克彦

■2 肺がんの最新治療

 肺がんの外科治療の最新の話題は、2cm以下の小さい肺がんに対して肺機能を温存する手術の「臨床試験」が日本で行われ、昨年9月で終了したことです。近い将来、小さい肺がんに対しては小さな範囲の切除ですむ時代が来ることが期待されます。

 肺がんの抗がん剤治療に関しては、数年前までは「非小細胞肺がん」は全部同じがんとして治療していましたが、現在では「扁平上皮がん」か「非扁平上皮がん」や「がん組織の遺伝子発現の有無」を参考にして、多様な抗がん剤治療が行われています。

■3 川崎医大病院の取り組み

 リンパ節転移を伴うような進行した肺がん(III期の肺がん)に対しては、手術・抗がん剤・放射線をうまく組み合わせた「集学的治療」という治療成績を向上させる取り組みがなされています。川崎医大病院でも、週に1回、呼吸器内科・呼吸器外科・放射線科(画像診断)・放射線科(治療)の各科から集まって、患者さん一人一人に適した治療を話し合って決めています。

 また、すべての病期の肺がん患者さんに対して、呼吸リハビリ・治療前口腔(こうくう)内ケア、栄養サポート、抗がん剤のための通院治療センター、骨転移に対するリエゾン治療・緩和ケアなど、大学病院の特性を生かした多種多様なチームが肺がん治療に携わり、この難治性がんの治療成績向上・日常生活の質の向上のために日々邁進しています。

 最後に、肺がん治療は進行度・組織型・遺伝子発現など、多くの情報を参考に治療を組み立てています。患者さん一人一人が「正しい情報選択」を行い、「納得のいく治療」を受けていただけるように希望します。

2015年03月16日 (10:53)

山形大医学部のがん治療ネット、始動 東北など61病院結ぶ


 山形大医学部は16日、東北6県の60病院・施設と重粒子医科学センター病院(千葉市)を情報通信網でつなぎ、がんの治療法の検討などを行う「広域がん放射線治療ネットワーク」の運用を同日から開始したと発表した。2019年10月に次世代型重粒子線がん治療装置を導入する予定の同大が中心となり、重粒子線、陽子線など高度放射線治療を広域利用できる仕組みを構築した。

 テレビ会議システムを応用した「広域医療遠隔カンファレンスシステム」で61病院・施設を結び、同時に最大10病院が参加して症例検討や診療相談を行うことができる。東北全域で地域を問わず最先端の治療を受けられる態勢が整うほか、患者が高度放射線治療装置を持つ病院・施設まで移動する負担が軽減されるなどの効果が期待される。

 がん対策基本法は、全国どこでもがんの標準的な専門医療を受けられるように医療技術などの格差の是正を図る「均てん化」を基本的な施策の一つとして提示。しかし、放射線がん治療に関しては、最先端施設がある地元の患者に利用が限られるなど、地域で偏りがあるのが実情だった。会見した同大の嘉山孝正学長特別補佐は「地域を越えて最適な医療を選択できることが当たり前にならなければならない。これだけ広域的なシステムは例がなく、日本の医療のモデルになる」と強調した。

 同大は重粒子線がん治療装置の導入に伴う患者数の採算ラインを年間600人と試算しており、ネットワークは東北各県から患者を集める意味で重要な役割を果たすことになる。当面は同大が月50~100人の患者に対応できる態勢の構築を目指す。会見では同大の根本建二がん臨床センター長が新システムを通して弘前大(青森県)の医師と症例を検討するデモンストレーションを披露した。

 政府が13年度補正予算で計上した同大の重粒子線がん治療施設の研究開発費約10億円のうち、ネットワークシステムの構築に約4億円を充てた。

山形新聞社

2015年03月14日 (17:11)

がん抑制効果に期待 高機能性ビタミンE多い米 富山県農業研究所が新商品開発

 富山県農林水産総合技術センター農業研究所は、がん細胞の増殖を抑制するとされる高機能性ビタミンE(トコトリエノール)を米ぬか部分に多く含んだ稲の新品種を開発した。トコトリエノールを多く含む韓国品種「密陽23号」と「コシヒカリ」との交配を重ねた。「コシヒカリ」と出穂期、外観形質がほぼ同じで、1.7倍のトコトリエノール含量を持つ系統を選抜している。2017年度に国へ品種登録を出願する。

 トコトリエノールには、コレステロールを低下させ、中性脂肪の蓄積を抑える働きがあり、動脈硬化を抑制する。がん腫瘍などが周囲の組織から養分を取り込んで増殖しようとするのを抑える作用があるとされる。

 研究所は、米ぬかトコトリエノールを効率的に活用するため、国内外250種以上のビタミンE含量を分析し「密陽23号」を選んだ。DNA分析でトコトリエノール含量性に関わる遺伝子領域を4染色体上に特定。それぞれの領域に遺伝子を診断するDNAマーカーを設計し、育種選抜ツールとして活用した。

 米ぬかビタミンEの分析は、収穫後の玄米を用いるため2年に1度しか交配できなかったが、DNAマーカーを活用することで毎年交配・選抜でき、育種期間を大幅に短縮した。村田和優主任研究員は「コシヒカリと同じように栽培でき、“くすりの富山”ブランドにふさわしい品種だ」と期待する。
.
日本農業新聞

2015年03月14日 (11:45)

アジレント、ClearSeqがん研究用キャプチャライブラリの最新版を発表

アジレント・テクノロジー(アジレント)は3月16日、がん臨床研究に向けた新製品「ClearSeq SS Comprehensive Cancer キャプチャライブラリ」を発表した。

同製品はアジレントが米ワシントン大学セントルイス校と共同で開発したキャプチャライブラリ。疾患関連変異を含む151種のがん関連遺伝子を網羅しており、さまざまながん遺伝子や腫瘍抑制遺伝子を迅速に解析することができる。

同社はこの新製品について「がんは複数遺伝子の変異によって引き起こされる複雑な疾患です。その遺伝子変異の多くは発生頻度がきわめて低くなっています。このたび、当社のシーケンシングソリューションに追加された新製品は、がんに関連する重要な変異を高い信頼性で検出できる新しいソリューションを提供します」とコメントしている。

2015年03月13日 (17:01)

薬物療法で「胃がん」治療が変貌を遂げる?〈週刊朝日〉

3月の「日本胃癌学会総会」で「胃癌薬物療法2015Update~大きく変貌する予感~」という題目で講演し、同学会で治療ガイドライン作成委員会の委員も務める、愛知県がんセンター中央病院薬物療法部部長で外来化学療法センター長の室圭(むろ・けい)医師に、胃がんの薬物療法の展望を聞いた。 

*  *  *
 胃がんの薬物療法は、ここ数年で進歩してきました。講演で“変貌の予感”と銘打ったのは、薬の選択肢が増えてきて、これから先もさらに増えていきそうだからです。

 一つは、2011年にHER2陽性というタイプに対する分子標的薬トラスツズマブ(商品名ハーセプチン)の投与が可能になったことです。HER2陽性は胃がんの15%ぐらいですが、昨今話題になっている食道胃接合部がんという胃上部のがんでは3割ぐらいになります。

 そして進行・再発・転移胃がんに対しての標準治療にSOXやCapeOX(S‐1の代わりのカペシタビンという薬による)療法が加わったことも大きなトピックです。SOXやCapeOX療法のメリットは、外来での治療が可能なことです。患者さんは大腸がんや乳がんの患者さんと同じように、仕事をしながら治療を受けることができるようになりました。

 15年中には、ラムシルマブという分子標的薬が保険で使えるようになります。この薬は、がん細胞に栄養を運ぶ血管が作られるのを抑え、がん細胞を兵糧攻めにするというメカニズムの薬です。1次治療が効かなくなったときの2次治療の切り札になるでしょう。

 そして、少し先になりそうですが、抗PD‐1抗体という免疫治療薬が、胃がんでも使えるようになるでしょう。現在、悪性黒色腫(メラノーマ)で承認されている薬です。がんは免疫細胞の活動を抑制しますが、この薬は、免疫細胞を元気にし、がん細胞を異物として攻撃する薬です。

 従来、薬物療法は、根治ではなく延命を目的におこなわれていました。また、薬への耐性ができると、短期間で症状が悪化するために長期延命が困難でした。それが、この薬によって切除不能の進行・再発・転移胃がんでも、長期延命への道が探れることになるかもしれません。まさに胃がん薬物療法の「大きな変貌の予感」と言えるでしょう。

※週刊朝日  2015年3月20日号
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