ガン完全克服マニュアル

当ブログはガンを克服するための最新治療法を全て掲載しています。
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2015年10月31日 (17:13)

皮膚がんの血管肉腫起こす遺伝子異常 熊本大などが発見

 皮膚がんの一種、血管肉腫の原因の一つと考えられる遺伝子の異常を、熊本大学と北里大学が共同研究で発見した。本来は別々の遺伝子がくっつく異常が生じ、がんを発生させていた。新薬開発など治療の進歩につながることが期待されるという。

 米医学誌「キャンサーリサーチ」の電子版で発表された。

 血管系の腫瘍(しゅよう)などが専門の熊本大大学院生命科学研究部、神人(じんにん)正寿准教授(41)らのグループが2012年から、血管肉腫の患者のがん細胞のRNA(リボ核酸)を解析。「NUP160」と「SLC43A3」という遺伝子は、本来なら別々の遺伝子だが、調べた血管肉腫の患者25人のうち9人で、二つの遺伝子がくっつく異常が生じていることを発見した。異常をきたした遺伝子を含む細胞をマウスに注射したところ、皮下にがんを確認。二つの遺伝子の融合と血管肉腫との関係を証明した。
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2015年10月31日 (11:05)

難治性進行胃癌にTAS-102を投与するフェーズ3が12月に開始【癌治療学会2015】

 難治性進行胃癌に対して、支持療法に加えてTAS-102(一般名:トリフルリジン・チピラシル塩酸塩)を投与する群(TAS-102群)とプラセボを投与する群(プラセボ群)を比較する国際フェーズ3試験が12月に始まる。10月29日から31日まで京都市で開催されている第53回日本癌治療学会で、国立がん研究センター先端医療開発センターの大津敦氏が行った「胃癌に対する新薬開発の現状」の発表の中で紹介された。

 開始されるフェーズ3試験は、医師主導のフェーズ2試験で有望な結果が得られたため実施されるもの。このEPOC1103試験では疾患制御率65.5%(95%信頼区間:45.7-82.1)、無増悪生存期間(PFS)中央値は2.9カ月だった。

 フェーズ3試験の詳細は、既にclinicaltrials.govに掲載されている。掲載内容によると、28日間を1サイクルとして1日目から5日目と8日目から12日目に35mg/m2のTAS-102かプラセボが1日2回投与される。登録患者数は500と見積もっており、2018年12月に試験が終了する予定。主要評価項目は全生存期間となっている。

 また、大津氏は講演の中で癌の個別化医療を進めるために行われているゲノムスクリーニング、GI-SCREEN-Japanの進捗状況を紹介した。大腸癌については2014年2月から2015年8月24日までに1066人のデータが、非大腸癌については2015年4月から2015年8月24日まで224人のデータが登録されているという。

 さらに大津氏は、胃癌におけるPD-1抗体の開発の現状に触れ、PD-L1の発現がEBV陽性またはマイクロサテライト不安定性(MSI)のある患者で高いことを紹介した。抗PD-1抗体の効果と変異の頻度の状態に関する情報がSCRUMプロジェクトで得られるであろうことも指摘した。また、イマチニブが調節性T細胞を抑制することを紹介、抗CCR4抗体などと同様に免疫チェックポイント阻害薬と併用できる可能性にも触れた。

2015年10月30日 (16:19)

<医療>「抗がん剤は効かない」は本当か

勝俣範之・日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授

 川島なお美さんが胆管がんで急逝、また北斗晶さんが乳がんを告白と、著名人のがんのニュースが相次ぎ、改めてがんの予防や治療への関心が高まっています。しかし、がん治療についての誤解や、科学的根拠のない代替療法の宣伝などが、インターネットを通して無限に拡散されているのが現状です。「患者さんに害を及ぼす情報を放置してはいけない」と発信を続けている日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授の勝俣範之医師に聞きました。【聞き手=編集部・中村好見】

 --川島なお美さんの訃報の後、「『抗がん剤の副作用でステージに立てなくなる可能性があるなら、私は最後まで女優として舞台に立ち続けたい』というのは、抗がん剤に対する誤解ですので残念です」という先生のツイッターやフェイスブックでの投稿は、大きな反響がありました。一歩踏み込んだ発言だと感じましたが、どのような思いで発信されたのでしょうか。

 抗がん剤に対する誤解が、さらに広まってしまうのではと危惧しました。この10年ほどの医学の急速な進歩で、抗がん剤の副作用対策はかなり進みました。僕の患者さんには、きちんと副作用管理をして、抗がん剤治療を受けながら仕事を続けている人が大勢います。それなのに「誰もが吐いて、髪の毛が抜けて、体がぼろぼろになって、寝たきり状態で仕事ができなくなってしまう」という世間の抗がん剤のイメージは、ほとんど変わっていません。もちろん、すべての副作用が無くなったわけではなく、不快な症状を伴うことはありますが、旧来の副作用のイメージとは大きく異なるのが事実です。そして患者さんの選択は尊重しなければなりません。ただ、著名人の影響力は大きく、正しい情報を受けられていたのかが気になりました。また、抗がん剤治療への誤解をあおるようなメディアの報道の仕方にも大きな問題があると感じました。

 --抗がん剤治療は、入院して受けるというイメージがありました。

 がんは、白血病などの血液がんと、それ以外の固形がんに分かれます。血液がんは抗がん剤だけで治る可能性があるので、連日強力な抗がん剤を投与するため、入院する必要があります。一方、固形がんの抗がん剤は、一部の治療を除いて、ほとんどが通院で受けることができます。通院治療が可能であれば、患者さんの生活の質(QOL)を保つことを考えて、通院で行うことが原則と思います。欧米では通院治療が主流です。しかし、日本では慣習で初回の抗がん剤治療は入院としたり、基本的にすべて入院でやっていたりと、9割以上の病院で一度以上は入院させています。もちろん、がんが進行し、症状が出て体力が弱って通院治療が困難な場合など、入院が必要な場合もありますが、まだまだ通院治療が遅れているという現実があります。

 --インターネット上や書籍では「抗がん剤は効かない、逆に命を縮める」という言説が多く見られます。そもそも、抗がん剤でがんは治るのでしょうか。

 まずは、「抗がん剤が効く」とはどういうことか説明しましょう。先ほど、血液がんは抗がん剤だけで治る可能性があるとお話ししましたので、ここでは固形がんについてお話しします。抗がん剤を使う目的は、大きく分けて二つです。一つは手術や放射線治療後の再発を予防する(完治率を高める)治療、もう一つは進行再発がんに対する延命(がんが大きくなるのを一定期間防いで共存する)治療です。いずれも、効果があることが科学的なデータで示されています。また、分子標的薬などの新薬が毎月のように登場し、これまで治療が難しかった患者さんにも可能性は広がっています。

 しかし、抗がん剤に限界があることも正しく理解しなければなりません。特に進行再発がんについては、現状では完治は極めて難しい。抗がん剤には副作用がありますし、ほとんどの固形がんは、次第に抗がん剤への耐性を持ちます。どのような患者さんに抗がん剤が適応するかは、がんの種類、ステージ、年齢、全身状態や臓器機能によって一人一人異なります。また、最も重要なのは患者さんの価値観です。医療者は正しい情報提供をした上で、患者さんが大切にしたいこと、QOLを考慮し、抗がん剤治療を続けるか続けないか、最善の方法は何なのか一緒に考えていくことが大切です。

2015年10月30日 (11:24)

なぜ、むやみに“がん”を恐れる必要がないのか

 抗がん剤、病院選び、がんの正体……がん患者さんとご家族が“がん”と“がん治療”の全体像について基本的知識を得る機会は多くありません。本連載では、父と妻を“がん”で失った専門医が、医師そして家族の立場から、がん治療の基本を説きます。

■進行しなければがんは怖くない

 自分にがんの疑いがあると告げられたときのショックは、計り知れないものがあります。家族ががんになったときも同様でしょう。取り乱し、何も手に付かず放心状態になり、落ち込んでしまう人がほとんどです。なぜそうなるかといえば、「がんの告知=死の宣告」と受け止めてしまうからにほかなりません。

 しかし医師として言えば、不安があることはよくわかりますが、なにもその時点で、そこまでショックを受ける必要はないということがほとんどです。

 あなたは、がんという病気がどういうものか、本当にわかっていますか? 

 ただテレビドラマや映画などで見たことのある、末期がんの恐ろしい状態だけを思い描いていないでしょうか。

 現代は日本人の3人に1人ががんで亡くなり、2人に1人はがんにかかるという時代です。しかし、がんは怖い病気だ、といった漠然としたイメージだけがあり、その実態について正しい知識を持っている人は非常に少ないのが現実だと思います。

 いま大事なのは、がんという病気について正しい知識を得ることです。なぜなら、恐怖は無知から生まれるからです。逆に言えば、恐怖は知ることで薄れます。

 まず、がんはとても痛みを感じるとか、非常に苦しむ病気というイメージがありますが、がんは相当進行しなければ、痛くもかゆくもありません。たいていの人は告知されたばかりの時点では、どこも具合が悪くないことが多いものです。それなのに、がんだと言われたとたん、末期がんで苦しむ人のイメージを自分に重ね合わせてパニックになってしまいます。

 でも、よく考えてみてください。がんが見つかったのは最近でも、がんが身体に発生したのは、ずっと以前のことです。つまり、ずいぶん前からがんがあったにもかかわらず、気がつかなかったということは、症状がないということです。

 がんがあっても、まったく苦痛がなく、食欲も普通にあり、日常生活に何も支障がない場合も珍しくありません。痛みや違和感などの症状を訴える人でも、その大半はがんとは直接関係ないこともよくあります。

■がん細胞は痛みや苦痛を引き起こさない

 多くの人が誤解していることですが、がん細胞そのものに痛みや苦痛を引き起こす性質はありません。もしがんの治療中、日常生活に支障があるとすれば、その多くはがん細胞やその塊がつくり出すというよりも、がんの治療によって引き起こされることのほうが多いといえます。

 つまり一般的ながんのイメージのように、痛みに苦しみ、痩せて、生気を失う状態は、がんがかなり進行して治療ができない状況やそれに近いときのことです。がん細胞が初めて身体の中で発生してからの時間の経過を考えれば、それは本当に最後の最後の一時期でしかありません。したがって、これから治療を行う人や行っている最中の人にとっては、その状態を想像することは、いたずらに不安をあおるだけで、まったく意味のないことなのです。

 このように正しい知識があれば、がんを必要以上に恐れることはありません。しかし医療関係者でない一般の人が、がんについて正しい知識を得るのはなかなか難しいことです。 患者さんの中には、自分ががんという病気である事実を受け止めようとして、いろいろ調べてみる人がいます。しかし今の世の中は情報が多すぎるため、多くの場合、かえって混乱することが多いようです。患者さんの体験談を参考にする人もいますが、状況が異なる人の治療内容を鵜呑みにすることは危険な場合すらあります。

 自分で調べてもよくわからないから、診察してもらっている先生に詳しく聞いてみても、患者側が期待するほどの答えをもらえることは、まずありません。なぜなら医師は非常に忙しく、がん患者は大勢いるからです。

 主治医は必要最低限のことしか答えてくれず、結局よくわからないまま、治療が始まっていきます。そうして決して患者さんの疑問や不安が解消されたわけではなく、ただ医師の用意した道を突き進むだけのことがほとんどです。

 この不安は、知らない夜道を歩くときの気持ちに似ているかもしれません。同じ道でも、明るい日中であればさほど怖くないものです。ディズニーランドに「スペースマウンテン」という暗闇の中を進むジェットコースターがありますが、あれがもし明るい屋外であれば、それほどスリルを味わうことはないはずです。

 つまり「知ること」には恐怖をやわらげる効果があるのです。のちほど詳しく説明しますが、精神的に落ち込み、将来を悲観することは身体の免疫を低下させてしまいます。

 したがってがんを告知されたら、まずしなければいけないのは、がんは怖いという表面的なイメージにとらわれるのではなく、がんという病気の実態を知ることです。がんという病気の内容や行く末を本当に理解することで、今後の対策を立てることができるのです。

 ※本連載は書籍『がんを告知されたら読む本』(谷川啓司著)からの抜粋です。

ビオセラクリニック院長・医学博士 谷川啓司=文

2015年10月29日 (16:53)

近藤誠医師 がん手術が転移・再発を引き起こす可能性を指摘

 手術はがんの標準治療のひとつだ。しかしその手術によって、がんの転移が早められている可能性があるという。

 先月、胆管がんで亡くなった川島なお美さん(享年54)は、2014年の1月に手術を行った。そのわずか半年後の7月に再発。それから1年足らずで亡くなってしまった。同じく先月、胃がんで亡くなったアナウンサーの黒木奈々さん(享年32)は、昨年9月に胃の全摘出手術を受け、今年の7月に再発し、やはり手術から1年後に亡くなった。もうひとり今年の有名人でいうと、俳優の今井雅之さん(享年54)は昨年11月に大腸がんの手術を受けて、5月に死去している。

 3人とも手術後いったんは「経過良好」と伝えられた。しかしそれから1年も経たないうちに再発しているのである。がん治療に詳しく、現在はセカンドオピニオン外来で患者相談を続ける近藤誠医師(元慶應大学病院放射線科)は、手術と転移の関係についてこう話す。

「手術すると転移しやすくなることは、昔から医学の世界では指摘されていることです。大まかに2通りの考え方があります。ひとつは、初発巣(初めにがんができた部位)のがん細胞から、転移先のがん細胞の増大を抑える物質が分泌されているという説。だから初発巣のがんを手術で取ってしまうと、転移先のがんの増大スピードが上がり、転移が発見されるのも早まります。

 もうひとつは、手術で切除した初発巣があった部位に再発するケースです。よく手術後の記者会見で『がんは全部取りました』などと発表されますね。ところが数か月後に同じところに再発が見つかる。理由は、転移性のがんでは、血液中にがん細胞が浮遊しているからだと考えられます。

 メスが入って血管が破れると、血液とともにがん細胞が流れ出て、傷ついた組織に着床します。他方で、メスで傷ついた箇所は、白血球などから正常組織の修復を盛んにする物質が分泌され、がんも成長させてしまうのです」

 手術が転移を促進するとする説は新説でもなんでもない。1950年には世界的な医学誌『ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』に、転移促進説を支持するケースレポートが掲載されている。その後もこの説を裏づける論文は時折、医学雑誌に発表されている。しかし医者からこんな話は聞いたことがない。なぜ日本の医者は手術の転移促進説を知らないのかと、近藤医師にたずねると、こう答えた。

「知らなくはないでしょう。メスを入れた外科医は経験的に、手術をすると再発や死期が早まることを知っています。『空気に触れたからがんが暴れた』なんて酒飲み話みたいに話していますよ。医療界にとって転移促進説は世界的にタブー。がん患者が手術を嫌がり、外科医の仕事が減ってしまいますからね」

 今のところ、がん細胞から分泌されるという「がん細胞増大を抑える物質」が何かは明らかではない。メスを入れた同じ箇所に再発しやすくなるという説も、原因が裏づけられたわけではない。とはいえ、手術をするという選択がベストかどうか、一考する必要がありそうだ。

2015年10月29日 (10:23)

FDAが腫瘍溶解性ウイルス療法薬を初めて承認

 米Amgen社は、2015年10月27日、腫瘍溶解性ウイルス療法の治療薬であるtalimogene laherparepvecについて、米食品医薬品局(FDA)が生物学的製剤承認申請(BLA)を承認したと発表した。適応は、黒色腫で初回手術後に再発した患者の切除不能な皮膚、皮下、リンパ節の病変に対する局所治療となる。

 talimogene laherparepvecは、大規模臨床試験で示された治療効果に基づいてFDAに承認された、初の腫瘍溶解性ウイルス療法の治療薬となった。ただし、全生存期間(OS)や内臓転移に対する効果は示されていない。

 talimogene laherparepvecは遺伝子組換え単純ヘルペスウイルスI型で、腫瘍内で複製し、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)と呼ばれる免疫を活性化する蛋白質を産生する。talimogene laherparepvecは細胞溶解、すなわち細胞死を引き起こして腫瘍を破裂させる。腫瘍細胞が破裂する際には、腫瘍由来抗原がGM-CSFとともに放出され、腫瘍特異的免疫応答が促進すると考えられているが、正確な作用機序は不明である。

 今回の承認は、多施設共同、非盲検、フェーズ3のランダム化比較試験(OPTiM)のデータに基づいて行われた。同試験ではIIIB期、IIIC期、IV期の黒色腫で切除不能な患者を対象に、talimogene laherparepvecとGM-CSFを比較した。主要評価項目は持続的奏効率(DRR)で、6カ月以上完全奏効(CR)または部分奏効(PR)が持続した患者の割合と定義された。

 OPTiM試験には436人が登録された。DRRは、talimogene laherparepvecが投与された患者では16.3%、GM-CSFが投与された患者では2.1%となった(p<0.0001)。持続的奏効を認めた患者のうち、29.1%はCR、70.8%はPRが持続的に得られた。talimogene laherparepvecが投与された患者では、奏効までの期間の中央値は4.1カ月となった。

 talimogene laherparepvecが投与された患者で最も多く観察された薬剤による有害反応は、倦怠感、悪寒、発熱、嘔気、インフルエンザ様疾患、注射部位の疼痛だった。多くは軽度から中等度で、72時間以内に消失したものがほとんどだった。グレード3以上の有害反応として蜂巣織炎を認めた。

 Amgen社は、1週間以内に米国の患者がtalimogene laherparepvecを使用できるようにする予定である。同社の予想によると、talimogene laherparepvecの平均費用はおよそ65万ドルとなる。新規の画期的医薬品であることから、用量は患者毎に異なるとみられるため、同社は医療現場と協働してプログラムを進め、適格な参加施設では平均費用を65万ドルに抑えたいとしている。

 臨床的に適格な患者がこの薬剤にアクセスできるよう、Amgen社は米国では同社のプログラムを通し、無料薬剤や一部負担金のクーポンなどの方法で援助するとしている。詳細は同社の「AMGEN Assist」のサイトで閲覧できる。

 なお、talimogene laherparepvecは、免疫不全状態の患者および妊婦には禁忌である。

2015年10月28日 (17:25)

<前立腺がん>抗ウイルス薬併用で抗がん剤効き目再び

 前立腺がんの抗がん剤が効かなくなった患者に既存の抗ウイルス薬を併用すると、再び効果が得られる可能性があるとの研究結果を、慶応大などのグループがまとめた。来春から医師主導の治験を始める計画。京都市で開かれている日本癌(がん)治療学会で発表した。

 前立腺がんは、日本人の男性では胃がんに次いで多い。進行した場合の標準的な治療として抗がん剤「ドセタキセル」が広く用いられているが、使い続けるうちに効果が弱まり、再びがんが増殖してしまうケースも少なくないという。

 グループは、抗がん剤が効きにくくなった状態のがん細胞では、遺伝子の働きが変化していることに着目。その変化を打ち消す既存の薬を探し、肝炎治療に使われている抗ウイルス薬「リバビリン」を見つけた。

 抗がん剤の効かなくなった患者5人にリバビリンを併用した臨床試験では、2人でがんの指標となる「PSA」の数値が下がり、うち1人は画像診断で骨に転移したがんが消えていたという。

 小坂威雄(たけお)・慶応大専任講師(泌尿器科学)は「リバビリン投与が、抗がん剤が効きにくくなったがんを、効くがんに巻き戻すと考えられる。新たな治療法の一つになると期待できる」と話す。【下桐実雅子】

2015年10月28日 (10:57)

C型肝炎薬、進行した前立腺がん治療に効果 慶大チーム

 抗がん剤が効きにくくなった前立腺がんの患者にC型肝炎の治療薬リバビリンを使うと、抗がん剤の治療効果が再び高くなることを慶応大の大家基嗣(もとつぐ)教授(泌尿器科)らのチームが見つけた。来春にも医師主導治験を始め、効果や安全性を詳しく調べる計画だ。京都市で開かれている日本癌(がん)治療学会で発表した。

 進行した前立腺がんの標準治療に使われる抗がん剤ドセタキセルは、投与を繰り返すうちに効きにくくなる場合が少なくない。チームは、リバビリンを併用するとドセタキセルが再び効くようになることをマウスで確認。そのうえで、ドセタキセルが効かなくなった60~80代の患者5人を対象に、リバビリンを1~2週間のんだ後にドセタキセルを点滴する併用療法の臨床試験を実施した。

 その結果、2人でがんの進み具合の目安となる腫瘍(しゅよう)マーカーの値が下がった。1人では骨に転移したがんが消えていた。大きな副作用はなかった。

 大家教授は「リバビリンはすでに肝炎の薬として安全性が確認されている。効果が確かめられれば、比較的早期に治療に使えるようになるかもしれない」と話す。(竹石涼子)

朝日新聞社

2015年10月27日 (17:18)

加工肉に大腸がんリスク、WHO専門機関が報告

[パリ/シカゴ 26日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)は26日、ホットドッグ、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉が大腸がんのリスクを高めるほか、赤身肉も同様のリスクがあるとのリポートを発表した。

赤身肉の消費と膵臓および前立腺がんには因果関係があるとも指摘した。

IARCは、加工肉は「人体にとって発がん性をもつ」とし、たばこやアスベスト同様、がんとの因果関係を示す「十分な根拠が」認められる「グループ1」に分類した。

リポートによると、毎日摂取する場合、50グラムの加工肉(ホットドッグ1本、ベーコンスライス2枚に相当)を食べるごとに、大腸がんの発症リスクが18%上昇する。

赤身肉は「恐らく発がん性がある」とされる「グループ2A」に分類。具体的には、牛肉、ラム肉、豚肉など哺乳類の肉には発がん性を示す「限定的な根拠」がみられると指摘した。ほかには除草剤成分の1つであるグリホサートなどが同じグループに分類されている。

ただ、IARCは同じグループに分類された物質ごとの発がんリスクの高さを比較していないため、肉を食べることが喫煙と同様に危険だと指摘されたわけではない。

リポートは、22人の専門家が今月、800の研究結果を分析したもの。

IARCのカート・ストレイフ博士は声明で「個人においては加工肉の消費による発がんリスクは依然低い。しかし、肉の消費量に比例してリスクは上昇する」と述べた。

オックスフォード大学のティム・キー教授は、医療界では長らく、赤身や加工肉と直腸・結腸ガンの間に因果関係がある可能性が指摘されてきたとし、文書で「ときどきベーコンサンドイッチを食べても大きな害はない。健康な食事は程度の問題だ」と述べた。

リポートを受け、動物の権利擁護団体が菜食ダイエットのスターターキットを無料で配る一方、精肉業界からは肉は必要なたんぱく質やビタミン、ミネラルを提供しており、「リポートは常識を欠いている」などの批判が出ている。

一部科学者や研究者はIARCリポートについて、健康のためにはこれらの肉類の消費を制限すべきとの長年の助言に、大きく付け加えられたものは何もないとの見方を示している。

2015年10月27日 (10:49)

最新がん治療の「陽子線療法」 どんな場合に受けるべきか?

 著名人の相次ぐがん報道を目にして、「もし自分ががんになったら……」と改めて考えた人も多いだろう。そんながんの最新治療のひとつが、陽子線療法だ。保険が適用されず、300万円ほどが全額自己負担になるが、その価値はあるのか? 2009年に厚労省から先進医療実施施設の認定を受けた「南東北がん陽子線治療センター」(福島県)の中村達也副センター長に聞いた。

 陽子線は放射線治療のひとつ。放射線治療にはX線と粒子線があり、一般的に知られる放射線治療はX線で、陽子線は粒子線になる。

「2つの違いは、放射線ががんを突き抜けるかどうかです」

 X線は体内を通過すると次第に減速する。がんに強い放射線を当てようとすると、その手前にある正常組織に、がんに当てるよりもさらに強い放射線が当たり、がんを通り過ぎた後にも放射線は照射される。

「一方、粒子線は体内を進んだ先で高いエネルギーを発揮し、消滅します。だから、X線より強い放射線をがんに照射でき、正常組織へのダメージも小さくできる」

 ただし、陽子線治療センターの副センター長という立場ながら、中村医師は「陽子線が一番、というわけでは決してない」と強調する。

「X線にも、正常組織への照射を極力少なくした強度変調放射線治療があり、がんによっては十分な効果を発揮します。実際、当センターでは、陽子線だけでなく、強度変調放射線治療も行っています。病変の部位によって、よりよいと思われる方を選んでいます」

 肝臓がん、肺がんなど胸や腹にあって呼吸で動く臓器は強度変調放射線治療が難しい。こうした臓器に対し、がんにより限局して放射線を当てられる陽子線療法は、そのメリットを十分に生かせる。数年後に出てくる障害(晩期障害)を軽減できる可能性もある。

「当センターでは、進行した頭頚部のがんに対し、がんの栄養を運ぶ動脈に高濃度の抗がん剤を直接注入する動注化学療法などと組み合わせ、強度変調放射線治療あるいは陽子線の照射を行っています。しかし、それでも必ずしも全員がうまくいくわけではないということを患者さんに説明し、理解してもらっています」

 粒子線は夢の治療のようにいわれているが、進行したがんに行うことが多く、副作用が全く出てこないケースは少ない。口が開きにくくなるなどの障害が起こることもある。治療後、放射線治療医がきちんと定期的に経過観察を行っているか。副作用が出たら対処してくれるか。再発しても対処してくれるか。陽子線療法を受けたいと考えたら、これらが病院選びのポイントになるという。

「陽子線療法を行う医療機関の中には、陽子線は照射するが、その後に再発や障害が出ても、『地元の医療機関で対処してもらって下さい』というところもあるのです。自分たちが治療した患者の再発や副作用と向き合わない放射線治療医は、うまく治らなかった患者からの苦情を直接聞くことがないため、同じ誤りを繰り返します」

 どのがんに対して陽子線療法を行っているかもチェックした方がいい。前述のとおり、陽子線は難易度の高いがんほど適している。一方、陽子線でなくても、ほかの治療法で高い成績を出せるがんもある。

「一例を挙げれば、前立腺がんがそうですが、“陽子線療法を最も多く行っているのは前立腺”という医療機関が実は多いのです」

 患者が希望した上でのことならいいが、ほかの治療法との比較を知らずに高額のお金を出したというのなら、ハッピーではないだろう。

2015年10月26日 (17:24)

正常細胞のがん攻撃力強化 北大チームが化合物発見 予防薬に道

 北大遺伝子病制御研究所の研究チームは26日、初期段階のがんの治療や予防に役立つ低分子化合物を見つけることに成功したと発表した。この低分子化合物を、初期のがん細胞の周辺にある正常な細胞に加えることで、がん細胞を排除する能力が高まるという。研究チームは「初期のがん細胞を見つける診断が確立されれば、がん予防薬の開発につながる」と話している。

 同研究所の藤田恭之教授(分子腫瘍)らの研究チームで、論文は20日付の英国の科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に公表した。人間の身体には少数の変異を持つ「がん前段階」の細胞が存在するが、それを予防的に排除する治療法は見つかっておらず、今回の発見で、薬によるがんの予防を実用化できる可能性が出てきた。

 研究チームによると、今回はスクリーニング(ふるい分け)という手法で、正常細胞が持っている変異細胞を攻撃する能力を促進させる低分子化合物を見つけた。この低分子化合物を実際にマウスや哺乳類の培養細胞に加えてみると、正常細胞の攻撃力が増すことを確認できた。
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北海道新聞

2015年10月26日 (11:22)

認知症やがんのリスクが大きくなる「サルコペニア」 3つの診断基準とは?〈週刊朝日〉

「立つ」「歩く」など、人間の基本的な動作を可能にする筋肉。加齢によってそれが衰えると、高齢者のさまざまな問題を引き起こすことがわかってきた。近年提唱される「サルコペニア(筋肉の減少)」は、転倒・骨折のリスクを高めるだけでなく、認知症やがんにも関係しているという。

 サルコペニアは、握力、筋肉量、歩行速度の三つの基準で診断される。

 握力は男性で26キロ未満、女性で18キロ未満、筋肉量は男性で1平方メートルあたり7.0キロ未満、女性は5.7キロ未満、歩行速度は1秒当たり0.8メートル以下のすべてに該当したときにサルコペニアと診断される。

 この中の「歩行速度」について、自分で秒速を測るのに簡単な目安がある。それは「横断歩道」だ。一回の青信号で横断歩道を渡りきれないときは、歩行速度が秒速0.8メートルを下回っている危険性が大きい。

 筋肉量と筋力が急速に衰えるサルコペニア。放置すると運動量が減り、外出や人付き合いへの意欲も低下する。自宅にいても「立ったり歩いたり」をしたくなくなる。着替えや入浴なども一人では難しくなり、人の手を借りなければ日常生活にも困るようになっていく。

 そのため、日常の運動量が減れば筋肉量はさらに減少し、並行して骨量の低下にも拍車がかかる。つまり、骨粗鬆症の進行だ。サルコペニアは筋肉量の減少にともなって骨も弱くなる病態。人間のからだを建物に例えるなら「柱と壁」がそろってもろくなっていくようなものと考えれば分かりやすいだろう。

 しかも、筋力と筋肉量が低下すればバランス感覚も正常ではなくなり、転倒しやすくなる。骨粗鬆症で転倒すれば簡単に骨折するし、そのまま寝たきりに移行するリスクが高いことは言うまでもない。サルコペニアは「寝たきりの入り口」なのだ。

 こうした現象は、サルコペニアが「筋肉が衰えていく」という病態であることから、ある程度想像できるが、その先には、ほかにも恐ろしいことが待っている。

「実は、サルコペニアの発症にともない、認知症やがんなどのリスクも大きくなることが報告されています」

 と語るのは、東京都健康長寿医療センター研究所老年病態研究チーム運動器グループ研究部の重本和宏部長だ。

 骨格筋の機能を基礎科学の見地から研究している重本部長によると、骨格筋は単にからだを支え、筋肉を収縮させることでからだを動かすだけではなく、非常に高度でダイナミックな機能を担っていることが分かってきたという。

「骨格筋からたんぱく質などのさまざまな物質が出ていて、それらは中枢神経を含む全身の臓器の代謝を制御していると考えられます。この物質が膵臓で働けば糖の代謝に役立ち、肝臓で作用すれば栄養維持をアシストする。つまり、骨格筋の衰えは全身の代謝を悪くし、あらゆる病気にかかりやすくするのです。免疫系が弱れば感染症やがんのリスクは当然高まります」

 同様に重本部長は、認知症についても言及する。

「脳についてはマウス実験の段階ですが、運動量の多いマウスとあまり動かないマウスを比べると、運動量の多いマウスは脳の海馬の細胞活性が活発で、空間認知機能も高いのです。運動することで骨格筋から何らかの物質が出て、脳もその刺激を受けているということが見て取れます。この仕組みを解明することで、認知症の早期予防法開発の大きな手がかりになる可能性も出てきました」

※週刊朝日 2015年10月30日号より抜粋

2015年10月24日 (16:36)

肉を食べると大腸がんリスク増との研究結果

 国立がん研究センターの発表によると、今、日本人でがんに罹患する人が最も多いのは大腸がん。男女合わせて約13万人に上ります。これだけ多くなったのは、肉中心の食事をしてきた世代が50代になったからだ、と考えられています。和食が世界遺産となったにもかかわらず、当の日本の家庭では「肉・肉・野菜・肉・肉」といったアメリカ的食事が大手を振ってまかり通っているのです。この食事を改めることで、大腸がんは減らせるはず。それを裏付ける研究発表が行われているのです。

 4月28日、米国ピッツバーグ大学医学部のほか、英国、フィンランド、南アフリカ、オランダの国際研究グループが、オンライン科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」にある研究結果を発表しました。

 南アフリカの農村地域では、大腸がんの発生率は1万人あたり5人未満。一方、アフリカ系米国人は1万人あたり65人にも上ります。その原因は食事にあると考え、そこにスポットを当てたのです。研究グループは南アフリカの農村地域の住民とアフリカ系米国人それぞれ20人(50~65歳)ずつに協力してもらい、施設に宿泊して食事のパターンを逆にしたのです。南アフリカの農村地域の人々には低繊維、高たんぱく、高動物性脂肪の食事を食してもらう一方、アフリカ系米国人には高繊維で低たんぱく質の食事を食してもらったのです。そして、前後で便と共に大腸内視鏡で腸の中を調べました。

 すると、わずか2週間にもかかわらず、米国人は腸内の炎症レベルが低下し、何よりがんのリスクと大いに関係がある化学物質が低下。となると、気になるのは南アフリカの農村地域の人々の変化。予想通り、がんに関係する計測値が明らかに増加したのです。

 わずか2週間でこの結果が出たのです。高繊維で低たんぱく質の食事をこのまま続けると、明らかに大腸がんの減少に結びつくと思われます。50代に突入したアメリカ的食事をしてきた日本人も、今からでも遅くはない。すぐにかつての和食文化を思い出して、各家庭がそれを実行すると大腸がんは確実に減らせるはずです。

 このような信頼度の高い研究報告がなされたのですから、厚労省はもっと積極的に食事の見直しを提案すべきでしょう。このままいくと大腸がんで亡くなる人々が右肩上がりになることが予想されます。大腸内視鏡検査も当然大事ですが、まずは食事の見直しではないでしょうか。これを勧めると確実に大腸がんの罹患者、そして死亡者を減らせると共に、生活習慣病も減少に向かうことでしょう。

文=松井宏夫/医学ジャーナリスト

2015年10月24日 (10:47)

筋力も代謝もUP! 知って得するりんご健康術

 秋に旬を迎える果物はたくさんありますが、りんごもそのひとつ。年中出回ってはいるものの、この時期は特にたくさんの品種が店頭に並び、それぞれの味の特徴が生かされた商品も見られますね。

そんなりんごには「りんごポリフェノール」という独自の成分が含まれています。そしてこの成分が、筋力アップや体脂肪減に効果的であることが近年の研究で明らかになっているのです。

■ りんごポリフェノールとは何者? 

 冬に向かって日に日に気温が下がると、ただでさえ筋肉が硬くなりがちです。さらに、長時間のデスクワークで座っていることが多い場合は、筋肉の硬直が顕著になってしまいます。

 こうなってくると、少し階段を登っただけで息切れしたり、肩こり・腰痛が起こったり、お腹や腕周り、太もも辺りに体脂肪がついたり……。それだけではなく、血管内に脂肪の塊(血栓)ができてしまうと、動脈硬化や高血圧、さらには脳梗塞といった生活習慣病リスクも高まります。

 生活習慣病は(文字通りですが)日々の食事や運動量など生活習慣のバランスが悪くなると罹患率が上がります。ですが、運動や食事にきちんと気を配る余裕などない人が多いのも事実。そんな方にこそ、りんごをうまく活用していただきたいのです。

 りんごポリフェノールとは、数千種あるポリフェノールの中でも特にりんごに多く含まれる「プロシアニジン」「フラボノイド」「カテキン」「フェノールカルボン」などを指します。そして今回注目したいのは、りんごポリフェノール全体の65%を占めるプロシアニジンです。

 老化やがん、メタボなど生活習慣病の原因のひとつは、体内の細胞の「酸化」にあります。プロシアニジンには強力な抗酸化作用があるため、悪さをする酸化物質から身を守る役目を果たします。

 軽度肥満の被験者に12週間りんごポリフェノールを摂り続けてもらった調査では、摂っていない人よりもCTで見た内臓脂肪面積が平均16平方センチメートル減ったという報告があります。またラットを使った動物実験では、りんごポリフェノールを摂取させ続けることによる筋力アップ、脂肪代謝力アップの効果も認められているのです。

■ 取り入れやすいアイテムは? 

 りんごまるごと1個を毎日食べ続けるのは難しいかもしれませんが、コンビニアイテムを利用すれば、少しずつ取り入れられそうです。

〈みわ子流、りんごポリフェノール摂取のためのコンビニアイテム! 〉
●お惣菜、食事類
・ポテトサラダ、レトルトカレー
意外かもしれませんが、レトルトカレーの「甘口」タイプにはりんごが入っていることが多いので、成分表をチェックしてみてください。煮込んで溶けていますが、りんごポリフェノールはしみ込んでいるでしょう。
●スイーツ類
・ゴロっとりんごパイ、焼きりんご × パンケーキ、りんごデニッシュ、りんごのタルト、りんご × カスタード
りんごは加熱調理すると食物繊維が増えるという特徴もあります。ただ、甘煮のりんごを使ったメニューは糖分に気をつけつついただきましょう。
●ゼリー、ヨーグルト類
・りんご果肉入りヨーグルト、果汁100%りんごゼリー
果肉がそのまま入ったヨーグルトは、腸のお掃除にもピッタリ。りんごゼリーは果汁100%のものや、果肉が入ったもの、寒天ゼリータイプも探せるでしょう。
●おやつ類
・りんご100%グミ、ドライりんご
レジ脇や、おつまみコーナーなどでも見かけます。デスクワークしながらいただけるのが便利ですね。
●生りんご類
・カットフルーツ、はちみつ × 生りんご
店によってはりんごそのものを買えるので、丸かじりができる環境があればトライしてみてください。袋入りのカットフルーツは、旬の今なら皮付きの国産のものも見つかります。はちみつ入りのカットりんごなら、ミネラルも一緒に摂れるでしょう。
●飲料系
・100%りんごジュース、低圧縮タイプのりんごジュース
各メーカーで使っている品種が違うので、お気に入りのりんごジュースを探してみましょう。またお値段がやや高めですが、生絞りに近い低圧縮タイプのりんごジュースも登場しています。

 ちなみに、りんご栽培の歴史は4000年もあり、古来から人々の健康を管理してくれる果物だったのでしょう。手に入りやすい食材で生活習慣病の予防ができるなら、忙しい方でも続けやすいですね! 

丸田 みわ子

2015年10月23日 (16:44)

日本人にも無関係ではない、今年のノーベル化学賞「DNA修復」


  日本人が受賞した生理学・医学賞、物理学賞に比べると、日本ではあまり注目されなかったノーベル化学賞。しかし、ノーベル委員会のメンバーがインタビューで、福島の原子力発電所の事故による放射線ダメージを直す仕組みもDNA修復だと言っていたことは、もう少し注目されるべきなのかもしれません。

  2015年のノーベル化学賞にはTomas Lindahl博士、Paul Modrich博士、Aziz Sancar博士が選ばれました。

  受賞理由は「DNA修復の仕組みの研究」。DNAが傷付いたときにどうやって直しているのか、についてです。

■DNAは常に傷付いている

  遺伝子を構成するDNAは非常に重要な物質ですが、意外にも常に傷付いています。太陽からの紫外線、タバコに含まれる有害物質、細胞内の活性酸素などが、DNAにダメージを与えます。ノーベル委員会のメンバーは、発表のときにDNAの模型にタバコの煙を吹きかけるジェスチャーをしていました(冒頭の写真)。

  また、DNAの文字にあたる塩基がヒトには30億塩基対ありますが、細胞分裂するときにはこのすべてをコピーします。ただ、30億文字すべてを完璧にコピーするのは至難の業で、推定で10万分の1の確率でコピーミスが起きます。つまり、ヒトでは1回の細胞分裂で3万文字に変化が起きます。

  細胞内外からの攻撃、あるいはコピーミスによってDNAが傷付く、つまり文字が変化すると、出来上がるタンパク質(体内でさまざまな機能をもつ物質)が変化するときがあります。すると、私たちの体にも異常が現れたり、病気になったります。典型的なのは、がん。一部の神経変性疾患や加齢にも関係しています。

■なぜ今年の受賞対象なのか

  DNA修復は、現在ではかなりのことが分かっており、大学生向け教科書でも必ずでてきます。

  なぜ今年になって受賞対象となったのか、はっきりとしたことは不明です。しかし、委員会メンバーの1人は発表後のインタビューで、

  「DNAに傷をつけるものとしては、タバコに含まれる有害物質、日光からの紫外線、そして福島第一原発の大災害で放出されたような放射線などを考えなければならない。そして、これらによって受けたダメージを修理しようとするメカニズムが『DNA修復』である」と話していました。

  公式なプレスリリースでは一切触れていませんが、このようにインタビューでは放射線の例としてレントゲン等でなく、福島第一原子力発電所の事故を挙げていました。事故から4年半以上が経ち、多くの報告がされている中で、この事故を少しは意識した研究テーマとも受け取れるインタビューがあったことは、あまり報じられていません。

■3種類のDNA修復

  さて、今回のノーベル化学賞を受賞した3人は、それぞれ違う方法で傷付いたDNAを直す「DNA修復」の仕組みを解明しました。

 1. 塩基除去修復

  Tomas Lindahl博士は、「塩基除去修復」という仕組みを解明しました。塩基のうちC(シトシン)は、別の塩基であるウラシルに変化しやすいという特徴があります。DNAの二重らせんでは、C(シトシン)がG(グアニン)とペアになるのですが、ウラシルはA(アデニン)とペアになるため、このまま放置すると 細胞分裂時にコピーしたときに間違ったものが作られます。

  Tomas Lindahl博士は、このタイプの傷はまずウラシルを取り除き、前後をつないでいる鎖も取り除き、新たにC(シトシン)を取り付けるのに必要な物質などを発見しました。

 2.ヌクレオチド除去修復

  Aziz Sancar博士の功績は、特に紫外線によって起きるDNAの傷を直す「ヌクレオチド除去修復」です。

  塩基のうちT(チミン)は、2個連続で並ぶとチミン同士が結合する場合があります。すると、2重らせん構造がくずれてしまいます。このときは、つながったチミンを含む12塩基を丸ごと取り除いて、新しく作り直します。
 3.DNAミスマッチ修復

  細胞分裂時のコピーミスを修復するしくみを見つけたのがPaul Modrich博士で、現在では「DNAミスマッチ修復」といわれています。

  DNAのコピーは、2重らせんがほどけて、それぞれを鋳型(テンプレート)として新しい鎖を作ります。このとき、テンプレートの方には「メチル基」という目印を付けておきます。コピーミスが見つかったときは、メチル基の付いている方が元々の正しい鎖として、間違ったほうの鎖を切って作り直します。

  DNAミスマッチ修復によって、細胞分裂するときに起きるコピーミスの確率を、理論上の10万分の1から1億分の1にまで下げています。

■微生物の発見からヒトの病気の解明、治療へ

  これらの仕組みは、いずれも1970年代から1980年代にかけての研究成果です。どれも最初は微生物(大腸菌や酵母など)で見つかったものですが、今ではヒトにもあることが分かっています。そして、病気に関係するもの、病気の治療のヒントとなっています。

  例えば、2番目のヌクレオチド除去修復が機能しないと、紫外線による皮膚がんのリスクが高まります。この病気の1つは「色素性乾皮症(XP)」と呼ばれています。映画『タイヨウのうた』で、アーティストのYUIが演じた主人公の抱える病気として知られています。

  応用としては抗がん剤があります(例えば、卵巣がんの抗がん剤であるOlaparib、商品名はLynparza)。がん細胞の中には、DNA修復がうまく機能しないものがありますが、そのような細胞だけを殺すような抗がん剤を使い、がん細胞だけを殺すというものです。

■なぜDNAは傷付きやすいのか

  そもそも、なぜDNAは傷付くのでしょうか。遺伝子となるDNAは重要な物質であり、簡単に傷付くような性質は不釣り合いのように見えます。

  DNAが傷付くと、誤った設計図をもとに作られるタンパク質も変わってしまいます。こう言われると、タンパク質の異常による疾患をイメージします。確かに事実ですが、見方を変えれば「新しいタンパク質によって、新しいからだができる」とも言えるはずです。変わることは必ずしもネガティブな面だけではなく、結果として環境に適応して生き延びたとき、それは進化と呼ばれます。

  進化には、DNAの変化が欠かせません。しかし、個々の生物にとっては、DNAの変化はあまり好ましくないことです。多くの場合は機能が悪い方向に変わるためです。そこで作り出されたメカニズムがDNA修復です。

  地球上の生命全体としては、進化するためにDNAを変化させたい。個々の生物は、生きるためにDNAの変化を抑えたい。その狭間で生まれたのがDNA修復ではないでしょうか。そのようなことが、意識はしていないくとも、日々私たちの体の中で行われているのです。

 (*)この記事は「ぶろぐ的サイエンス? 」に掲載された『2015年ノーベル化学賞~進化と生存のアンビバレンスから生まれたDNA修復~ 』を再構成したものです。

2015年10月23日 (10:31)

がん死亡率11年連続1位の青森 飲酒・喫煙率の高さも要因か

 国立がん研究センター(東京都)が9月に公表した「都道府県別がん死亡率(2014年)」が波紋を広げている。青森県が2004年から11年連続でワースト1位を維持する結果となったためだ。

 1995年から始まったがん研の調査は、厚労省の人口動態統計(75歳未満)をベースに、年齢分布の偏りを調整(※高齢者の多い県は必然的に死亡率が高くなるため)し、「人口10万人あたり何人ががんで死亡したか」を都道府県ごとに比較したものだ。

 11年連続で1位となった青森県の死亡率は、男女計で98.0人と47都道府県で最悪。全国平均79.0人を大きく上回り、最も低い長野とは29.7人もの開きがあった。

「この結果を重く受け止め、県庁全体で対策に取り組んでいる最中です。要因としては、県民の喫煙率と飲酒率の高さが挙げられています。喫煙率は厚労省の国民生活基礎調査(2013年)で男性が全国1位、女性は同2位。飲酒率も同省の国民健康・栄養調査(2010年)で1日1合以上を週3日以上飲む男性が51.6%と、全国平均の35.9%よりかなり高い」(県がん・生活習慣病対策課)

 青森県の部位別のがん死亡率を見ると、「胆のう・胆道」「膵臓」「大腸」が全国ワースト。「肺・気管(支)」はワースト2位だった。

「日本人の3人に1人ががんで死ぬ」と言われて久しいが、2007年に施行された「がん対策基本法」などの対策がとられる中で、近年、がんによる死亡率は減少傾向にある。青森県の死亡率も下がっているが、その減少率は全国平均より鈍く、さらに「がんで亡くなる人のうち40~50代の働き盛りの男性が増えている」(前出・対策課)という大きな課題も抱えている。弘前大学医学部付属病院の松坂方士・准教授が指摘する。

「発症率は全国平均とほぼ変わらないのに、死亡率が高いのが青森の特徴です。受診時に転移がなく治癒が期待できる『早期発見』は全国平均43.6%に対し、県内は34.0%。症状が進行してから受診する県民が多いことを示しています。受診機会を早めなくてはいけません」

※週刊ポスト2015年11月6日号

2015年10月22日 (17:06)

読むだけで9割節約!「医療費のムダ」撲滅法7

 簡単なやり方で家計を圧迫する医療費は節約できる!  いざというときにあわてないためにどうしたらいいか。自らも長期の治療に直面したお金のプロが、経験をもとに解説する。

■1. 高額療養費制度をフル活用する

 大手メーカー勤務のAさん(42歳)は、月収約50万円。ある病気で1カ月入院することになった。Aさんにかかった医療費は100万円。しかし、Aさんは100万円を払う必要はない。Aさんが加入している健康保険の「高額療養費制度」が適用となるからだ。この制度は、医療機関に1カ月に支払う自己負担限度額(以下、自己負担)が一定額を超えると、超えた部分の額の払い戻しが受けられる制度のこと。自己負担は、年齢や所得によって決められており、Aさんの場合は8万7430円となる(図を参照)。

 ただこの制度は、いったん窓口で立て替え、申請手続きを行った後に還付されるというもの。一時的とはいえ支払いが大変な場合、「限度額適用認定証」を保険証と併せて事前に提示しておけば、窓口の支払いは自己負担までとなる(70歳未満の場合)。ちなみに限度額適用認定証は、2012年4月以降、外来でも適用となっている。

■2. 高額療養費活用の変則ワザ! 

 もしAさんの病気の治療が長引けば、この制度はさらに威力を発揮する。直近12カ月以内に、3回以上高額療養費の支給を受けていれば、4回目から自己負担が下がる「多数回該当」のしくみが適用されるからだ。Aさんの場合、自己負担は4万4400円(70歳未満/一般)となる。またAさんが複数の診療科にかかる場合、様々な診療科のある総合病院等で、同じ月の間にまとめて治療を受け、できれば薬も院内処方で受けたほうが合算しやすくなり、自己負担の範囲内での支払いで済む可能性が高くなる。このほか、Aさんの医療費だけでは、高額療養費の対象にならない場合も、Aさんの妻など扶養家族が支払った医療費を合算できる(ただし、70歳未満の合算できる医療費は2万1000円以上)。この「世帯合算」のしくみで適用を受けやすくする方法もあるのだ。
■3. 組合健保の「付加給付」は要チェック! 

 このように、非常に奥が深い高額療養費制度だが、2015年1月に改正され、それまで3つだった所得区分を5つに細分化。年収370万円未満の自己負担が5万7600円に引き下げられるかわりに、年収770万円以上の自己負担が増えた。高所得者層では、最大約10万円の負担増となる。

 ただし、高所得者層のサラリーマンの多くは、大企業に勤務しており、彼らが加入する組合健保には、法律で定められた法定給付に加えて、独自の給付を上乗せする「付加給付」がある。自己負担も、所得に関係なく一律2万円などと設定されており、制度改正の影響を受けることはない。そうなると直接影響を受けるのは、付加給付のない中小企業の会社員や国民健康保険に加入する自営業・自由業者などだろう。

■4. ジェネリック医薬品を使う

 昨年、乳がんと診断されたBさん(50歳)は再発防止のためホルモン治療を行うことになった。そこで、主治医から、「使用するお薬は、ジェネリック医薬品(以下、ジェネリック)にしますか? 」と尋ねられた。

 聞けばジェネリックは、新薬と同一成分で効果は同じだが、薬価は安いという。今後、ホルモン治療は10年の予定なので、医療費が節約できるならば、ジェネリックにしたいのが本音だ。でも他の乳がん患者から、有効成分は同じでも、薬の溶け方や形状が異なったり、副作用が強く出たりするという話も聞いた。自分の体のことだけに、負担が多少重くなっても、品質や効果が確実なほうを選ぶべきかもしれない。

 Bさんのように治療が長期にわたる場合、ジェネリックを使うかどうかで悩む患者は少なくない。乳がん患者である私自身もホルモン治療を始める前に、医師からジェネリックの説明を受けた。そして薬価一覧を見せられたときに、ジェネリックを選択することに決めた。やはり治療が長期間になれば、負担する医療費の差は大きくなるからだ。

 例えば、通常のホルモン治療に使用される1錠あたりの薬価を比較してみよう。ノルバテックス錠20mgは322.4円、ジェネリックであるタスオミン錠20mgは204.5円で、年間4万3033.5円(1日あたりの差額117.9円×365日分)の差額が生じる。自己負担3割の場合、窓口で支払う金額が、年間で約1万2910円変わる計算だ。これがBさんのように10年間ホルモン治療を継続するとなると、医療費はボディーブローのように家計に響く。

 もちろん、いずれを選ぶかはジェネリックのメリット・デメリットを踏まえたうえで、じっくり検討すべきだ。ただ可能であれば、ジェネリックを使ってみて、効果や副作用が気になるようであれば、通常の医薬品に戻すという方法もあるだろう。
■5. 医療費控除をオトクに使う方法

 夫婦共働きのCさん(52歳)は、慢性疾患の持病があって、いつも年間の医療費は10万円を超えてしまう。去年も、自分の源泉徴収票を見ながらe-Taxで医療費控除の還付申告の手続きをしていたのだが、どうもうまくいかない。そこでふと、夫の所得で手続きをしてみたところ、還付金額が自分の場合の倍以上になるではないか! 

 なぜなら医療費控除で戻ってくる税金の額は、その人の所得税の税率によるからだ。所得税の税率は、所得に応じて5~40%まで(15年分以降は5~45%)。例えば、対象となる医療費が10万円であれば、所得税率が10%だとすると1万円。所得税率が20%だとすると、2倍の2万円が戻ってくる。

 したがって、医療費控除を受けるときは、家族の中で、一番所得の多い人(つまり税率が高い人)がまとめて医療費を負担し、申告して適用を受けるのが有利となる。なお、医療費控除は、医療費が10万円を超えなければ対象にならないと思っている人も多いが、総所得が200万円以下で、医療費がその5%以上であれば適用を受けられる。所得150万円の人であれば、医療費が7万5000円以上かかればOKだ。

■6. 医療費はカード払いにすべし

 大学病院や大病院を中心に、最近は、クレジットカードが使える病院が増えてきた。カード払いができれば、多額の現金を持ち歩く必要がなく、ポイントも貯まる。ちなみに私の場合、乳房再建手術を受けており、その費用だけでも150万円以上かかっている(全額自己負担のため)。その支払いも当然カード払いにしたが、ポイント還元率1.5%のクレジットカードであれば、2万2500円分のポイントがつく計算だ。

 また、自分の持っているカードの利用限度額が医療費に足りない場合、一時的に限度額を増やしてもらうこともできる。手続きはいたって簡単。カードの裏面に記載されているサポートセンターに電話をし、「○月×日に、XY病院で入院、手術を行う予定のため、利用限度額を増やしてほしい」とお願いするだけだ。早ければ数時間後に増額の可否の連絡がくるはずである。カード会社によっては、あらかじめ引き落とし口座に不足する分のお金を入金しておくことで、利用限度額を増額してくれる場合もある。


■7. 民間保険の付帯サービスを使う

 保険に加入すると、保障対象以外にいくつかのサービスが受けられるのをご存じだろうか?  いわゆる「付帯サービス」と呼ばれるもので、健康や福祉、育児に関する無料の電話相談や、人間ドック割引・レジャー施設の割引など多岐にわたる。まさに“グリコのおまけ”的なものなのだが、最近は、専門カウンセラーの面談サービスやセカンドオピニオンサービス(専門の医師紹介)といった特徴的なサービスを提供する保険会社もある。

 実際に、がん告知後に、セカンドオピニオンを受けたいと思っても、どうやって医師を探せばよいか悩む人も多い。小さなお子さんなどをお持ちの方であれば、ちょっと電話で病気のことを相談したい場合もあるだろう。どこまでが無料かは、各社によって若干異なるが、せっかくタダで受けられるのであれば、一度利用してみてはいかがだろうか? 

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ファイナンシャルプランナー 黒田尚子
1級FP技能士、消費生活専門相談員。株式会社日本総合研究所に勤務後、1998年FPとして独立。個人向けの相談業務、セミナー・FP講座等の講師、書籍や雑誌、ウェブサイト上での執筆など幅広く行う。
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ファイナンシャルプランナー 黒田尚子=文

2015年10月22日 (11:19)

食べ物を飲み込めない人のための「胃ろう」って何?

食べ物を飲み込めない人のための「胃ろう」って何?

高齢者や食道の病気などで、普通に食事を取るのが難しい場合「胃ろう」を作る、という方法があります。

胃ろうとはどんなものなのでしょうか?今回はこの胃ろうについて、医師に聞いた話をお伝えします。

胃ろうってどんなもの?

胃ろうとは、口から食道に問題があり、食べ物をうまく胃まで運ぶことができない場合に、お腹の皮膚から胃の中につながるトンネルを作って直接胃に食べ物を入れる方法です。

通常、内視鏡(胃カメラ)を用いて局所麻酔のみで30分から1時間程度の処置でできます。トンネルの中にやわらかいチューブを通しておき、そこから流動食や液体、ゼリー状のものなどを食事として入れます。自宅では家族と同じものをミキサーにかけて流動食にする場合もあるようです。

胃ろうはいつか中止できるのか?というと、近年増えている認知症や脳梗塞、パーキンソン病に伴う嚥下(えんげ)障害で胃ろうを作る場合には、もともとの疾患が徐々に進行する場合が多く、9割のかたが中止できないのが現状です。

胃ろうを作ると寿命は延びる?

胃ろうをするときちんと栄養が補えるので、寿命は延びるように思われます。

しかし近年の研究では重度認知症患者の嚥下障害で胃ろうを作っても、それほど寿命が延びないという報告があります。もともと低栄養状態だと胃ろうを作ること自体がリスクとなること、胃ろうを作っても寝ている時間が長いと食べ物が逆流して肺に入り肺炎を起こしてしまう事例が多いことなどが理由として考えられます。

ただ、中には食べ物が肺に入って起こる肺炎(誤嚥性肺炎)をよく起こしていた患者が、胃ろうをつくることで改善が見られた例もあるようです。なお、がん末期の食欲不振に対しては、通常胃ろうを作ることは行われません。

胃ろうは作るべきか、否か?

例えば、のどのがんの完治手術後の方など、疾患が進行しない場合、栄養補給方法として胃ろうから食事をとることは大変有効です。しかしながら、特に家族の顔もわからないような重度の認知症患者における嚥下障害のかたに胃ろうを作るべきかどうかは意見が分かれており、病院では家族の希望に沿って、どうするかを決めることが多いです。

数十年前であれば「ぼけたのかしら」といわれ、食が細くなって痩せ「寿命ですね」と看取られていた患者さんが、現代では「認知症」という病気と診断されることで、進行を遅らせる薬などを使えるとともに「嚥下障害」という末期症状を胃ろうで「治療する」ことができるようになりました。

ひょっとしたら寿命を延ばすことができるかもしれませんが、このような患者さんでは胃ろうから栄養を入れている間に管を引き抜いてしまうことがあるので、胃ろうを使っている数時間は手に特殊な手袋をつけてベッドに縛らざるを得ないことが多いです。

なお、ゼリー状の栄養を使い短時間で食事を済ませる方法なども開発されていますが、値段が高い既製品を用いるか、手間をかける必要があるため、一部の在宅で面倒をみている方に限られているのが現状です。

家族が「長生きさせてあげたい」と思う気持ちは当然ですが、患者はこのように縛られたり、家族に大きな負担をかける状態でも長生きしたいと思っているでしょうか? 医師や看護師と相談しながら、患者が胃ろうを望んでいるのか考え、判断することが求められています。

医師からのアドバイス

「胃ろうを作らない」という選択をすることは、家族にとって大変な重荷です。もしあなたが「胃ろうを作ってほしくない」と思うならば、そのことを家族に伝えておきましょう。そうすれば、もしかすると将来家族の葛藤をなくし、自分が望む最期を迎えることができるかもしれません。

「Doctors Me」寄稿 医師監修コラム

2015年10月21日 (16:48)

なぜ、担当医は“がん”の基本を説明しないのか?

 抗がん剤、病院選び、がんの正体……がん患者さんとご家族が“がん”と“がん治療”の全体像について基本的知識を得る機会は多くありません。本連載では、父と妻を“がん”で失った専門医が、医師そして家族の立場から、がん治療の基本を説きます。

■がんになってもあわてる必要はない

 日本人にとって、がんはとても気になる病気です。

 健康管理に気をつけている人は定期的にがん検診受診を欠かさないでしょうし、がん検診を義務づけている職場もあります。結果が出るまでの数週間は、なんとなく落ち着かない、という人も多いでしょう。

 またテレビや雑誌を見ても「がん予防に効く食品」や「がんにならない生活習慣」など各種の情報が氾濫しています。有名人ががんになったことを公表すれば、それだけでニュースになります。これも私たちのがんという病気への関心の高さを示すものでしょう。

 しかし関心が高いわりには、がんについて正しい知識を持つ人は少ないのではないでしょうか。

 私は、がんを専門分野としている医師ですので、がんをテーマにした講演を頼まれることがあります。

 あるとき私は講演で、次のようなことを話しました。

 《がんと診断されたからといって、すぐに死んでしまうわけではない。あわてなくていい。痩せこけたりするのは長いがんの過程の最後の最後であり、苦しんだり、髪が抜けたりするのは、ほとんどが治療の影響である。
がんそのものが痛みや苦しみを生じさせることは少ない。
私たちの身体には免疫という病気と戦うしくみが備わっており、がんの治療においても、この免疫の力を上げることがとても大事である。
がんを完治させるのは難しいけれど、治療によってその人本来の寿命に近づくことができれば、それは天寿をまっとうしたと言えるのではないか。》

 これらは私が常日頃から主張していることで、講演ではこれと同じことをわかりやすくお話ししたつもりでした。

 講演会の後は懇親会が開かれ、私はその席で隣り合わせた方とご挨拶し、名刺を交換しました。その方は、「今日はよいお話を聞きました。がんになってもあわてる必要はないのですね」と講演の感想を述べてくれました。

 ところがその1週間後。その方から電話がかかってきました。なんだかひどく動揺しています。

 「先生、がんと診断されてしまいました!  私、いったい、どうしたらいいですか? 」

 あれほど「がんになってもあわてることはないんですね」と言っていたのに……。

 人間は、いざ自分ががんになると、たった1週間前に聞いたことでも忘れてしまうのだと、よくわかった出来事でした。

■がんについて正しい知識を持つことが大切

 実は、私は父と妻をがんで亡くしています。ですから、がんを治したいという気持ちを人一倍強く持っていますし、普通の医師にも増して患者さんの不安や、ご家族の悩みも理解しているつもりです。その不安や悩みを少しでも減らしたい。心からそう思っています。

 特に患者さんの不安は、心理的に不安定な状態になるだけでなく、治療効果を下げることにまでつながってしまいます。

 不安を減らすために、もっとも大切なこと。それはがんについて正しい知識を持つことです。そのためにも、できるだけ多くの人に、がんについての正しい知識を持っていただきたいと考え本も執筆しました。

 患者さんや、そのご家族が、がんの基本的な知識を正しく俯瞰的に得ることは、実際には容易ではありません。

 なぜなら、ほとんどの医師は非常に忙しく、患者さんの疑問に十分答える時間がないからです。

 「診察を待っている患者さんが何十人もいる中で、1人の患者に“がんのなりたち”から説明している時間はない」というのが医師たちの本音だと思います。

 その結果、患者は、診断や治療を受けているにもかかわらず、いつまでたってもがんという病気について知らないことだらけです。「がんのステージはいくつで、こんな治療をします。副作用や合併症はこういうものです」というような当面のことは聞けても、がんについての根本的な質問はしにくいものです。根本的な質問とは、

 がんとは何か? 
なぜ、がんができるのか? 
がんのどこが怖いのか? 

 というような、いわば素朴な疑問です。この基本的なところがわからないと、どんな治療法を選ぶにせよ、心からの納得は得られません。

 まずは、がんについて、しっかり知る。これが大切なのです。

 ※本連載は書籍『がんを告知されたら読む本』(谷川啓司著)からの抜粋です。

ビオセラクリニック院長・医学博士 谷川啓司=文

2015年10月21日 (10:50)

心筋梗塞や胃がんに効果期待のエノキ 鍋では汁ごと摂取推奨

「安いし、どこでも売ってるし、それでこんな効果あったらメチャクチャありがたいですよ!」

 博学な林修先生(50才)を仰天させた、ミラクルな“秋の食材”が大ブームになっている。発端は10月6日放送の『林修の今でしょ!講座』(テレビ朝日系)だった。同番組によれば、朝夕の冷え込みが厳しくなり始めたこの季節、夏の間運動不足になっていた人は血管が細くなり、心筋梗塞や脳卒中などの血管疾患にかかりやすい状態になっているのだという。

 それを予防する秋の食材として紹介されたのが、「えのき」である。えのきに含まれる『キノコキトサン』という栄養素が、血管疾患予防に効果があることがわかったというのだ。 栄養学博士の白鳥早奈英さんが語る。

「キノコキトサンにはコレステロール値を下げる働きがあります。心筋梗塞や脳卒中は、コレステロールが血管にとどまることが原因のひとつなので、キノコキトサンの摂取で予防が期待できるんです。他にもこの栄養素は、脂肪の吸収を妨げるのでダイエット効果も期待できます」

 キノコキトサンはキノコ類には等しく含まれているが、中でもえのきはその含有量がずば抜けて多い(他のキノコ類と比べて約3倍)ことも特筆すべき点だという。さらに、えのきにはもうひとつ知られざる効能がある。

 それは「胃がん」の予防。国立がん研究センターと長野県農村工業研究所などが共同で行った調査(2002年)によれば、週に3食えのきを食べる人は、まったく食べない人に比べて胃がんの罹患率が34%も低かったのだという。

「詳しいメカニズムはまだわかっていないのですが、キノコキトサンには体の免疫力を高める『βグルカン』という多糖体の栄養素が豊富に含まれています。これが、がん予防に効果を発揮している可能性はあります」(前出・白鳥さん)

 食べる上で最も大切なのは調理法と食べ方である。

「えのきの栄養成分はほとんどが水に流れ出る水溶性なので、例えば鍋にえのきを入れるのであれば、汁ごと食べることが大切です。また、えのきは細胞壁が硬く、そのままでは栄養分が吸収されにくいので、細かく粉砕することも重要です。いちばんいいのは、ミキサーにかけて凍らせること。凍らせることでキノコキトサンが増えます。スープなど必要な時に必要な量だけ取り出して使うようにしましょう」(前出・白鳥さん)

※女性セブン2015年11月5日号

2015年10月20日 (16:21)

「薄めるのが面倒」という一通の手紙がきっかけに…タマノイ酢「はちみつ黒酢ダイエット」

 健康食品として知られる酢。タマノイ酢の清涼飲料水「はちみつ黒酢ダイエット」は、黒酢を薄めずに飲む手軽さが消費者の心をつかみ、来年に発売20周年を迎えるヒット商品に成長した。調理の場面で使われる酢を、もっと手軽に飲んでもらうにはどうしたらよいか。商品が生まれるきっかけとなったのは、消費者からの1通の手紙だった。

 平成8年ごろ、堺市にあるタマノイ酢の本社。「健康のためにいつもお酢を飲んでいるけれど、毎回薄めるのは面倒くさい」。消費者の手紙でこんな意見を知った播野勤社長は驚いた。このころ、黒酢を原液のままで販売しており、社内では自由に薄めることができる方が消費者のためになると思い込んでいたからだ。すぐに、黒酢を薄めずに飲むというコンセプトで新商品の開発を思い立った。

 その2年前に就任した播野社長は、本業の酢だけでは終わりたくないと考えていた。だが、明治40年に大阪府下の5つの製酢業者が集まって創立された老舗だけに、研究開発は酢やポン酢など調味料が主流。社内からは、未知の分野への進出に反対の意見もあった。

 そんな中、播野社長はしがらみのない入社2年目の女性社員を中心した開発部門に開発を託した。商品作りの経験のない若手社員による手探りの奮闘が始まった。

 黒酢を毎日飲んでもらうためにはどうしたらよいか。商品化への最大のハードルは、黒酢を飲みやすくするための「割る」素材だった。開発チームは、数十種の果汁を黒酢と混ぜた試作品を作った。当時、社内のフロアは社長室や企画、人事、購買などの部署が間仕切りなく配置されていた。試作品ができると、播野社長が開発チームのいる丸テーブルまで駆けつけ、その場で飲んで感想を述べた。わいわいがやがやの雰囲気の中、遠慮のない意見が交わされた。

 その結果、酸味との相性が良いリンゴが選ばれた。黒酢がのどを通るときに感じる軽い刺激をなくそうと、ハチミツを入れることにした。薄めないで飲める黒酢飲料が誕生したのだ。

 紙パックのデザインにもこだわった。原液のままで販売していた黒酢は黒色だったが、店頭で目立つように赤色を採用。初期のデザインでは、親しみやすさを打ち出そうと、黒酢の「酢」を人の顔を想起させるようにした。担当した西辻耕治氏(現東京支店長)は「どうしたら女性が手に取りやすいかを考えた」と振り返る。

 ところが、発売して約2年間は思うように売れなかった。「ある雑誌の表紙にはちみつ黒酢ダイエットの写真を見つけて、『あ、有名になったな』とよく見たら、まずいものランキングでナンバーワンだった」(松田好司マーケティング部長)。

 しかし、テレビの健康情報番組などが相次いで黒酢の特集を組んだことや、実際に飲んだ消費者から「健康によい」という評判が口コミで広がり、はちみつ黒酢ダイエットの人気に火がついた。社員が一丸となって、スーパーなどに営業攻勢をかけて商品棚に大量陳列してもらい、店頭に立って黒酢の効用を消費者に訴えてきた努力が報われた。

 18年には、累計販売が6億本を突破。翌年には中国・上海や香港、シンガポールでも販売されている。

 同時に、黒酢の効用を調べる研究も続けてきた。同社の中央研究所(奈良県大和郡山市)によると、黒酢には体内で増えすぎるとがんや糖尿病などの原因になるとされる活性酸素を消去する傾向が確認された。ラットを使った実験では、黒酢を継続して摂取することで血圧の上昇が抑えられる傾向がみられた。

 同社では、社員の中から専門家を育成する「フューチャー制度」を設けており、医師や調理師などの資格者が在籍する。松田氏らは、彼らの専門知識が自社商品の一層の成長に貢献してくれることを願っている。(鈴木正行)

2015年10月20日 (10:54)

医師が警告。手遅れになる前に知っておいてほしい「女性の病気」5つ

 忙しくてついつい見逃してしまうことの多い「女性の病気」。女性が社会に進出したり、また妊娠・出産回数が減ったりすることによって女性特有の病気の内訳もだんだん変わってきているのです。たとえば乳がん患者さんの数は1970年代の約3倍。その死亡者数はなんと年間1万人にも上ります!

 30歳をすぎたら体のメンテナンスに気を使いましょう。今回は「コレだけは知っておきたい女性の病気5」をご紹介します。

■1.年々ひどくなる生理痛が特徴「子宮内膜症」

 子宮内膜症という病気を簡単に解説すると「子宮内膜という子宮の内腔を覆っている赤ちゃんのためのベットとなる膜が、子宮の中以外で増えてしまう病気」です。

 一番多いのは30代の女性ですが、20代くらいから注意が必要! なんと月経のある女性のうち10人に1人は子宮内膜症とも言われています。

 エストロゲン(女性ホルモン)依存性の病気なので、月経がある数が多ければ多いほど(つまり妊娠・出産が減り、初潮年齢が早くなるほど)発育してしまいます。ですから、患者数も急増中&若年化中。なんと昭和40年代に比べると患者数は3倍にも増えているといわれています。

 また、環境ホルモン(ダイオキシン)が影響しているともいわれています(ダイオキシンは体の中で女性ホルモンと似た働きをするので子宮内膜症が増える原因になるといわれているのです)。

  「年々ひどくなる生理痛」が一番の特徴! 9割の人に月経痛があるといわれます。鎮痛剤が効かなくなるほどひどくなることも……。また、「性交痛」「不妊」なども特徴です。

■2.子宮にコブができてしまう「子宮筋腫」

 さて、次は子宮内膜症と並んで「ひどい月経痛」をおこす原因疾患の代表選手「子宮筋腫」。とっても簡単に言ってしまうと、コレは「子宮の内外にできる良性のコブ(=腫瘍)」です。良性なので命にはかかわりません。ひとまずご安心を。

 30代女性の4人に1人が子宮筋腫をもっています。心強いような、困ったことのような気もしますが……。とにかく、よくある病気ということです。

 でも、本来なら無いものがあるため、「コブ」がある場所によって、いろいろな症状を引き起こします。「ひどい月経痛」「月経血の量が多い」「貧血」などが代表的な症状。でも、あまり症状がないこともあります。子宮筋腫の大きさは大豆くらいの小さいものから大人の頭になるくらいまで(!)大きさはまちまちです。数も1個から20個くらいまでと様々です。

 ちなみに子宮筋腫もエストロゲン依存性です。ですから、子宮内膜症との合併も多く、子宮内膜症の4~5割に子宮筋腫が合併しているのです……ツライですね。

 治療は大きく分けると手術をしない方法(経過観察、ホルモン療法)と手術がありますが、これはケース・バイ・ケース。なので、お医者さんとよく相談してくださいね!

■3.肥満気味、妊娠・出産未経験者は要注意「乳がん」

 コレもまたエストロゲン依存性の病気です。エストロゲンは女性ホルモンのなかでも、大変重要なホルモンなのですが、こう書いているとだんだん悪者のような気がしてきましたね。しかし、そういうわけでもないのです。ただ単に、現代女性は今までよりもエストロゲンにさらされる時間が増えているので、エストロゲンが引き起こす病気になる可能性も同時に増えているだけのお話です。

 そんなわけで、乳がんも急増中です。年齢的には40~50代がピークですが30代からの検診をオススメ!

 乳がんになりやすい人は「肥満」「家族に乳がんの人がいる」「エストロゲンにさらされている期間が長い(初潮年齢が早い、妊娠・出産回数が無い、少ない)」など。

 30歳を過ぎたら定期検診をこころがけてくださいね。

■4.卵巣の中に分泌液がたまって腫れてしまう「卵巣嚢腫」

 20代から要注意の「沈黙の臓器」卵巣の病気。進行するまで分かりにくいのが特徴ですが、「ひどい生理痛」「なんとなくお腹が重い」「腰痛」などの症状をおこすこともあります。

 卵巣嚢腫とは「卵巣の中に分泌液がたまって腫れてしまうもの」で、イメージとしては、ぶよぶよした水風船みたいなものですね。たまる液体の種類によって皮様のう腫、偽ムチンのう腫、しょう液性のう腫の3種類に分けられます。

 治療は、大きく分けて経過観察と手術の2通りですが、大雑把に言って、鶏の卵以上くらいの大きさになると手術することが多いようです。

 ちなみに卵巣嚢腫の早期発見には、検診が一番!です。

■5.年齢に関わらず性体験がある人は要注意「子宮頸がん」

 子宮には頚部と体部があります。入り口の部分にできるのが子宮「頚」癌。もともと日本人は子宮頚癌のほうが多く、子宮頚癌と子宮体癌の割合は9:1くらいでした。ところが最近は子宮体癌がだんだん増えてきています。

 子宮頚癌は40歳代に最も多い(40%くらい)のですが、たとえ10代だとしても安心はしていられないのです。

 なぜかといいますと、子宮頚癌を引きおこす原因にヒトパピローマウイルス(HPV)という“イボ”をつくるウイルスの一種がかかわっている可能性が高いからなのです。

 そして、HPVは性交渉によって感染するといわれているので、性体験がある人はだれでも年齢に関わらず要注意!ということなのです。ちなみに子宮頚癌はいままで取り上げてきた病気と違って、「出産回数が多い」ほうがなりやすいのも特徴です。あとは「性体験の回数が多い」人も注意が必要です。

 ちなみに病気が進行すると「不正出血(生理でもないのに血が出る)」「性交渉のあとに血が出る」なんてことがありますが、最初は無症状。

 癌を発見するためにはめん棒やブラシで子宮頚部を軽くこすって、癌細胞がいないかどうかたしかめる「細胞診」という簡単な検査があります。痛くないので麻酔も必要ない簡単な検査です。企業だと健康診断に含まれていることもありますが、産婦人科だったらどこでも大丈夫です。1年に1回は受けましょう!

 またHPVに感染しているかどうかはおりものをしらべる検査(保険適応外ですが)があります。

 癌が進行すればしただけ、子宮や回りの臓器を広く手術でとらなければならなくなります。早期発見を目指しましょう!


文・山田 恵子(All About 婦人病・女性の病気)

2015年10月19日 (16:53)

ベンダムスチンのCLLを対象にした申請が来年第1四半期に

 シンバイオ製薬は、ベンダムスチンの慢性リンパ性白血病(CLL)を対象にした申請を2016年第1四半期に行う見通しだ、また現在認められている再発・難治性のリンパ腫の適応を、未治療リンパ腫へと拡大する申請に向けた準備も行っている。

 同社は10月19日、エーザイと共同で実施しているベンダムスチンのCLLを対象とした国内フェーズ2試験を終了したと発表した。

 同社は既に終了している海外フェーズ3試験データを利用し、国内データと合わせて申請する考えだ。

2015年10月19日 (10:52)

レンバチニブの腎癌への適応拡大に向けエーザイと欧米当局との協議が進行中

 エーザイはレンバチニブの進行または転移性腎細胞癌への適応拡大に向けて、申請の可能性について米国食品医薬品局、欧州当局と協議中で、日本の当局とも協議を行う予定だ。現在、国内では腎癌を対象にしたフェーズ1試験を進めている。

 エーザイは、10月19日、6月の米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表された進行または転移性腎細胞癌を対象としたフェーズ2試験(205試験)の結果がThe Lancet Oncology電子版に掲載されたと発表した。

 205試験は、転移性の淡明型腎細胞癌で、VEGF阻害薬が奏効しなかった患者を登録し、レンバチニブ、エベロリムス、これらを併用の3群に割り付けたオープンラベルの無作為化フェーズ2試験。エベロリムス単剤投与に比べ2剤を併用すると、無増悪生存期間(PFS)の延長と、客観的奏効率(ORR)の上昇が見られることを示した。

 205試験には日本人が含まれておらず、日本人腎癌を対象にしたフェーズ1が始められた。

2015年10月17日 (16:22)

血液1滴でがん免疫療法効果測定 岡山大・二見准教授らグループ開発

二見淳一郎准教授


 岡山大大学院の二見淳一郎准教授(タンパク質工学)、川崎医療福祉大(倉敷市松島)などの共同研究グループは、体内の免疫の働きを利用してがんを治療する免疫療法の効果を血液1滴で測定する技術を開発した。がん免疫療法の新しい治療薬や診断薬の開発などに応用できる成果と期待される。

 研究グループは、がん細胞が免疫の働きで死滅すると、血液内で「がん抗原タンパク質」に対する抗体の濃度が上昇することに着目。品質が良く、多様な抗原タンパク質を大量に作り出し、血液による測定技術の基盤を確立した。200種類以上存在するとされる抗原タンパク質のうち、約70種類を作り出したという。

 抗原タンパク質は水に溶けにくい性質があるが、電荷を帯びさせる技術を用いて解決した。技術は二見准教授らが研究、開発した。

 さらに、市販されている特殊な粒子(磁気ビーズ)の表面に抗原タンパク質を固定し、血液検査で使える診断薬にする方法を研究。専用の医療機器を使い、希釈した血液中の抗体量を簡易に測定できる仕組みを編み出した。

 成果は9月上旬、米国の化学誌に掲載された。患者一人一人のがんの特性や薬との相性などを考慮して治療法を選ぶオーダーメード医療の拡大に貢献できる成果といい、二見准教授は「検査に有効な抗原タンパク質を見極め、岡山大病院などとも連携しながら、早期の実用化につなげたい」と話す。

2015年10月17日 (10:30)

<活性酸素>光らせ撮影 老化・がん防止に期待

 東京大と慶応大の共同研究グループは23日、生きたラットの体内で発生した活性酸素を光らせ、体外から画像化する技術を開発したと発表した。活性酸素は老化やがんの発生に関係しているとされ、生体内で活性酸素の分布や挙動が分かれば、老化やがんの予防につながる研究が進むと期待される。

 体内では、代謝の過程で他の物質との反応性が高い活性酸素が発生する。活性酸素は無色透明で、生体内ですぐに消えてしまうため、発生場所や量を知ることは困難だった。

 東京大の浦野泰照教授(ケミカルバイオロジー)と慶応大の小林英司特任教授(移植・再生医学)らは、ホタルの発光物質を利用し、活性酸素と反応すると光るようにした「ホタルラット」を使い、活性酸素の分布を体外から撮影することに成功した。

 小林特任教授は「活性酸素の低減をうたう健康食品の検証などにも利用できるのではないか」と話している。【久野華代】

2015年10月16日 (16:51)

血液つくる細胞、無限増殖の方法開発 理研・京大など

 血液をつくる造血幹細胞を取り出し、体外で様々な血液細胞に変化できる能力を保ちながら無限に増やせる方法を開発したと、理化学研究所と京都大再生医科学研究所などのチームが発表する。増えた細胞は主に白血球に変わるので、体内に戻してがん細胞を攻撃させるという治療法に応用できる可能性があるという。

 造血幹細胞は主に骨髄にあり、増殖しながら白血球や赤血球、血小板などに変化する。ただ、体の外に取りだすと、うまく増えず、血液細胞を体外でたくさん作ることは難しかった。

 研究チームは、マウスの胎児の肝臓から造血幹細胞を取りだし、特定のたんぱく質の働きを邪魔する遺伝子を組み込んだ。すると、血液細胞などになる前の段階で増え、1カ月で1万倍になった。条件を変えると、この細胞は様々な血液細胞に変化した。

朝日新聞社

2015年10月16日 (11:05)

世界初、毒性の強い抗がん剤を自動調合するロボット開発 九州大学病院など


 危険な抗がん剤の調合は、ロボットにお任せ-。九州大病院が、毒性の強い抗がん剤を自動調合するロボットを開発した。九大によると、人手を介さず、調合作業のすべてを行う機械は世界初という。1年以内の実用化を目指している。

わずか13歳で「がん宣告」・・・病魔と闘う女剣士

 抗がん剤に使われる薬剤は毒性が強く、薬剤師など医療従事者の安全確保のため、ロボット開発が世界的に進められている。九大病院が開発したのは、円柱の胴体部分から、二つの腕が伸びる「ダーウィン・ケモ」。腕部分に七つの関節があり、複雑な動きもなめらかにこなす。
 ロボットは密閉された作業台の中で、瓶入り薬剤の分量を読み取り、注射器を使って必要量を輸液バッグに注入。バッグにふたを取り付け、バッグ表面の洗浄まで行う。1個当たりの作業時間は、薬剤師3~5分に対し、ロボットは8分程度かかるが、精度はロボットがやや高いという。
 安川電機(北九州市)、日科ミクロン(埼玉県)との共同開発で今後、さらに調整を加える。開発に携わった九大病院の渡辺裕之副薬剤部長は「調合をロボットに任せられれば、薬剤師の人手が他の業務に回せる」と一石二鳥の効果を期待する。

西日本新聞社

2015年10月15日 (16:05)

がん治療の特効薬となるか?話題の「免疫チェックポイント阻害剤」とは

 免疫チェックポイント阻害剤とはズバリ、がんに対して自分の免疫力を発揮させて治療する薬のこと。理論的には、どんながんにも治療効果が期待できるという。その画期的な治療法とは、いったいどんなものなのだろうか。

■不治の病と怖れられるがん。患者は全国で85万人にも上る

 人々が怖れる病気のトップクラス、がん。国立がん研究センターによると、2015年3月に発表した全国のがん罹患数は、男性が約50万人、女性が約35万5000人の計85万5000人にのぼるという(2011年集計)。多くの患者が外科治療や放射線治療、抗がん剤投薬などの治療を行っており、かつてのような“不治の病”という意識は低くなってきているが、厚生労働省による死因の順位で、心疾患、肺炎などを抑えて死因のトップ(死亡総数に対して約3割)である危険な病気だ。

■自分の免疫で治せる画期的な薬が誕生

 がん治療の代表格が化学療法だ。しかし、副作用が強く、また薬効が続きにくいことが課題であった。その化学療法にがん治療の主役とになれるかもしれない最先端の薬が登場した。それが免疫チェックポイント阻害剤だ。

 従来の化学療法はがん細胞を攻撃するとき、間違って健康な細胞も攻撃してしまい、副作用を引き起こす原因になることが多かった。また、がんそのものが変質して、抗がん剤の効果が続かなくなるという欠点もあった。それに対して、免疫療法はリンパ球の一種のT細胞でがん細胞を殺すもの。理論的には副作用も少なく、効果も長続きするはずだが、残念ながら免疫療法は今まで、がんには効かないと思われていた。

 それは、がん細胞がT細胞の働きを停止させていたからだ。T細胞には自分自身を攻撃しないため、必要以上の攻撃を止めるブレーキ、PD-1というタンパク質がついている。それをがん細胞がPD-L1というものを使い、勝手にブレーキをかけてしまうのだ。免疫チェックポイント阻害剤は、T細胞が持つPD-1を始めとするタンパク質のブレーキをがん細胞に押させないようにする薬なのだ。

 発想のターニングポイントはT細胞の攻撃を強めるのではなく、ブレーキをかけさせないこと。免疫でがんを治せないのではなかったのだ。免疫の力をがんにより止められていたのだった。

■3週間に一度の点滴で治療する「オプジーボ」

 免疫チェックポイント阻害剤は2014年7月にメラノーマという悪性の皮膚がんへの薬事承認が行われ、「オプジーボ(一般名はニボルマブ)」という名前で世界初の製造販売が認証された。黒色腫は皮膚の色素を作る細胞やほくろの細胞(母班細胞)が悪性化した腫瘍で、皮膚がんの中でも悪性度の高いがんのひとつとされている。治療は3週間に一度、成人には1回2mg/kgを点滴する。体重60kgの人ならオプジーボ120mgを処方するわけだ。

■治療できるがんの種類が今後は増える

 オプジーボの治療は現在、根治切除不能なメラノーマに限られている。しかし、4月22日に小野薬品工業は切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(非扁平上皮がんを除く)に対して、効能追加承認申請を行った。また、同社がライセンス契約を行っているブリストル・マイヤーズ スクイブと共に、腎細胞がん、非小細胞肺がん(非扁平上皮がん)、食道がん、胃がん、頭頸部がんなどの臨床試験をおこなっており、今後はオプジーボで治療できるがんの種類が増えることを期待されている。

■免疫チェックポイント阻害剤の課題と可能性

 副作用が弱くて長い間治療の効果が持続するという、免疫チェックポイント阻害剤。しかし、弱点はないのだろうか?まず、副作用は残念ながら存在する。間質性肺疾患、肝機能障害、甲状腺機能障害などが、患者さんによっては起こりうる。

 それから自己免疫機能のT細胞が弱ってしまっている患者も多く、その場合は免疫効果が出にくい。また、PD-1以外にもブレーキとなるたんぱく質もあり、オプジーボだけで全てをカバーするのは難しいといわれている。そこで現在、効果を上げるために新たな治療法が試されている。それは他の治療と組み合わせるもので、T細胞の力を増す薬などと組み合わせる臨床試験が、すでに始まっているという。

 気になる治療費はどうだろうか。小野薬品工業は20年にわたり地道な研究開発を行ってきた。1992年に現 京都大学 医学部の本庶佑客員教授の研究チームがPD-1を発見し、以来同社は共同研究を進めてきた。長い時間と人々の努力と手間がかかる新薬は、どうしても高価になってしまうのだ。

 厚生労働省が算定したオプジーボの薬価は20mg入りで15万200円、100mg入りで72万9849円である。体重60kgの成人であれば1回の投薬量は120mgとなり、88万49円かかる。先進医療はやはり、費用がかかるものである。それに対応する医療保険への加入は、将来のために今から考えておくべきことだろう。

 しかし、化学療法のひとつの柱になりうる、免疫チェックポイント阻害剤によるがん治療には大きな期待がかけられており、その高い実力が次々と証明されている。今後、適用されるがんの種類が増えたり、市場拡大することで、薬価再算定を受けた場合に価格が下がる可能性があるだろう。そして科学的に有効性が確認された治療法として、患者のがん克服への大切な道になるのだ。がんが“不治の病”と呼ばれなくなる日は、そう遠くないのかもしれない。

文/中馬幹弘

2015年10月15日 (10:08)

乳がんにかかりやすいのはどんな人? 乳がんができる位置と進行の仕方

女性のがんのなかで、大腸がんに次いで2番目に多いのが「乳がん」です。欧米では日本と比較すると乳がんの数自体は多いものの、死亡者数は減少し始めています。しかし、日本では乳がんの死亡率は上がり続けています。

欧米では、乳房をX線撮影する「マンモグラフィ」による早期発見と、再発予防のための薬物治療が、乳がん死亡率減少の要因だと考えられています。

■乳がんにかかりやすい人の傾向

乳がんにかかりやすい人の傾向の条件として、次のものがあげられます。
・初潮が早い
・閉経が遅い
・初産年齢が遅い
・未産

一般に、女性ホルモン(エストロゲン)にさらされる期間が長いことが乳がんにかかりやすい条件だと言われています。また高脂肪食、肥満なども乳がんになりやすい原因です。日本で乳がんが増えているのは、女性の社会進出などで、食生活の欧米化、ライフスタイルの変化などが影響しているのではないかと考えられています。

また、遺伝性の乳がんは、5~10%で、家族や親せきに乳がんの人が多い場合は、若いうちから自己触診をして、乳がん検診も積極的に受けておいた方がいいでしょう。

■乳がんが出来やすい部位

乳房は「脂肪」と「乳腺組織」で構成されていますが、乳がんは乳腺から発生します。大人の乳房には、乳頭を中心に乳腺が放射線状に15~20個並んでおり、それぞれの乳腺は小葉に分かれていて、乳管で繋がっています。乳がんのうち約90%は、この乳管から発生するもので、「乳管がん」と呼ばれます。小葉から発生するがんも約5~10%あり、「小葉がん」と呼ばれます。

乳がんができやすい部位は次の通りです。
・外側上部(約45%)
・内側上部(約23%)
・外側下部(14%)
・乳輪下部(8%)
・内側下部(7%)

左右の乳房で発生率に差があり、左の乳房のほうががんはできやすい傾向があります。セルフチェックするときは上記のことを念頭におくといいでしょう。

■乳がんの進行スピードとは

乳がんは、がんのなかではゆっくり進むタイプのがんです。一般的には、乳がんの細胞が増えるスピードは約3か月で2倍になるといわれています。そして、がん細胞が約1センチのしこりになるのは10年かかります。

がんは、大きくなればなるほど成長速度がはやくなります。がんが大きくなるということは細胞数が大きくなるということですから、増えた細胞がそれぞれに細胞分裂して、大きくなるのです。しこりとして倍になるのは、約9か月~10か月かかります。ただし、なかには炎症性乳がんのように進行が早く悪性度が高いものもあります。

乳がんのがん細胞は小さい時期から乳腺組織に入り、リンパや血液の流れに乗って乳腺から離れた臓器に小さな転移巣をつくると考えられています。このごく小さない転移巣が大きくなってくると、がんとしての症状が出てきます。乳がんが見つかった時点で、すでに他の臓器に転移が見つかったものは「転移性乳がん」といい、手術など治療をしてから他の部位に発見されるものを「再発性乳がん」といいます。

乳がんの進行は年齢や体質によっても差が見られます。いずれにしても、定期的に検診へ行き、早期発見・早期治療をすることが重要です。


執筆:南部洋子(助産師)
監修:岡本良平(医師)
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