ガン完全克服マニュアル

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2015年10月20日 (10:54)

医師が警告。手遅れになる前に知っておいてほしい「女性の病気」5つ

 忙しくてついつい見逃してしまうことの多い「女性の病気」。女性が社会に進出したり、また妊娠・出産回数が減ったりすることによって女性特有の病気の内訳もだんだん変わってきているのです。たとえば乳がん患者さんの数は1970年代の約3倍。その死亡者数はなんと年間1万人にも上ります!

 30歳をすぎたら体のメンテナンスに気を使いましょう。今回は「コレだけは知っておきたい女性の病気5」をご紹介します。

■1.年々ひどくなる生理痛が特徴「子宮内膜症」

 子宮内膜症という病気を簡単に解説すると「子宮内膜という子宮の内腔を覆っている赤ちゃんのためのベットとなる膜が、子宮の中以外で増えてしまう病気」です。

 一番多いのは30代の女性ですが、20代くらいから注意が必要! なんと月経のある女性のうち10人に1人は子宮内膜症とも言われています。

 エストロゲン(女性ホルモン)依存性の病気なので、月経がある数が多ければ多いほど(つまり妊娠・出産が減り、初潮年齢が早くなるほど)発育してしまいます。ですから、患者数も急増中&若年化中。なんと昭和40年代に比べると患者数は3倍にも増えているといわれています。

 また、環境ホルモン(ダイオキシン)が影響しているともいわれています(ダイオキシンは体の中で女性ホルモンと似た働きをするので子宮内膜症が増える原因になるといわれているのです)。

  「年々ひどくなる生理痛」が一番の特徴! 9割の人に月経痛があるといわれます。鎮痛剤が効かなくなるほどひどくなることも……。また、「性交痛」「不妊」なども特徴です。

■2.子宮にコブができてしまう「子宮筋腫」

 さて、次は子宮内膜症と並んで「ひどい月経痛」をおこす原因疾患の代表選手「子宮筋腫」。とっても簡単に言ってしまうと、コレは「子宮の内外にできる良性のコブ(=腫瘍)」です。良性なので命にはかかわりません。ひとまずご安心を。

 30代女性の4人に1人が子宮筋腫をもっています。心強いような、困ったことのような気もしますが……。とにかく、よくある病気ということです。

 でも、本来なら無いものがあるため、「コブ」がある場所によって、いろいろな症状を引き起こします。「ひどい月経痛」「月経血の量が多い」「貧血」などが代表的な症状。でも、あまり症状がないこともあります。子宮筋腫の大きさは大豆くらいの小さいものから大人の頭になるくらいまで(!)大きさはまちまちです。数も1個から20個くらいまでと様々です。

 ちなみに子宮筋腫もエストロゲン依存性です。ですから、子宮内膜症との合併も多く、子宮内膜症の4~5割に子宮筋腫が合併しているのです……ツライですね。

 治療は大きく分けると手術をしない方法(経過観察、ホルモン療法)と手術がありますが、これはケース・バイ・ケース。なので、お医者さんとよく相談してくださいね!

■3.肥満気味、妊娠・出産未経験者は要注意「乳がん」

 コレもまたエストロゲン依存性の病気です。エストロゲンは女性ホルモンのなかでも、大変重要なホルモンなのですが、こう書いているとだんだん悪者のような気がしてきましたね。しかし、そういうわけでもないのです。ただ単に、現代女性は今までよりもエストロゲンにさらされる時間が増えているので、エストロゲンが引き起こす病気になる可能性も同時に増えているだけのお話です。

 そんなわけで、乳がんも急増中です。年齢的には40~50代がピークですが30代からの検診をオススメ!

 乳がんになりやすい人は「肥満」「家族に乳がんの人がいる」「エストロゲンにさらされている期間が長い(初潮年齢が早い、妊娠・出産回数が無い、少ない)」など。

 30歳を過ぎたら定期検診をこころがけてくださいね。

■4.卵巣の中に分泌液がたまって腫れてしまう「卵巣嚢腫」

 20代から要注意の「沈黙の臓器」卵巣の病気。進行するまで分かりにくいのが特徴ですが、「ひどい生理痛」「なんとなくお腹が重い」「腰痛」などの症状をおこすこともあります。

 卵巣嚢腫とは「卵巣の中に分泌液がたまって腫れてしまうもの」で、イメージとしては、ぶよぶよした水風船みたいなものですね。たまる液体の種類によって皮様のう腫、偽ムチンのう腫、しょう液性のう腫の3種類に分けられます。

 治療は、大きく分けて経過観察と手術の2通りですが、大雑把に言って、鶏の卵以上くらいの大きさになると手術することが多いようです。

 ちなみに卵巣嚢腫の早期発見には、検診が一番!です。

■5.年齢に関わらず性体験がある人は要注意「子宮頸がん」

 子宮には頚部と体部があります。入り口の部分にできるのが子宮「頚」癌。もともと日本人は子宮頚癌のほうが多く、子宮頚癌と子宮体癌の割合は9:1くらいでした。ところが最近は子宮体癌がだんだん増えてきています。

 子宮頚癌は40歳代に最も多い(40%くらい)のですが、たとえ10代だとしても安心はしていられないのです。

 なぜかといいますと、子宮頚癌を引きおこす原因にヒトパピローマウイルス(HPV)という“イボ”をつくるウイルスの一種がかかわっている可能性が高いからなのです。

 そして、HPVは性交渉によって感染するといわれているので、性体験がある人はだれでも年齢に関わらず要注意!ということなのです。ちなみに子宮頚癌はいままで取り上げてきた病気と違って、「出産回数が多い」ほうがなりやすいのも特徴です。あとは「性体験の回数が多い」人も注意が必要です。

 ちなみに病気が進行すると「不正出血(生理でもないのに血が出る)」「性交渉のあとに血が出る」なんてことがありますが、最初は無症状。

 癌を発見するためにはめん棒やブラシで子宮頚部を軽くこすって、癌細胞がいないかどうかたしかめる「細胞診」という簡単な検査があります。痛くないので麻酔も必要ない簡単な検査です。企業だと健康診断に含まれていることもありますが、産婦人科だったらどこでも大丈夫です。1年に1回は受けましょう!

 またHPVに感染しているかどうかはおりものをしらべる検査(保険適応外ですが)があります。

 癌が進行すればしただけ、子宮や回りの臓器を広く手術でとらなければならなくなります。早期発見を目指しましょう!


文・山田 恵子(All About 婦人病・女性の病気)
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