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2015年12月29日 (15:37)

子宮のがん 不正出血が一度でもあったら病院行くべきと医師

 原千晶や生稲晃子、仁科亜季子らが子宮頸がんに罹ったことを告白したが、女性が悩むのが子宮にまつわる病だ。がんだけでなく、子宮内膜症や子宮筋腫など、生理やホルモンの影響を大きく受けるため、不調を感じやすい臓器でもある。そして、そうした不調が、がんにつながることがある。子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんがあり、異なる病気なので注意が必要だ。

 ポートサイド女性総合クリニックビバリータ院長の清水なほみ先生が説明する。

「子宮頸がんは子宮の出口側にできるがんで、かかりやすい年齢は30~40代です。原因は、HPV(ヒューマンパピローマウイルス)というウイルスの感染です。このウイルスは性交渉によってうつるので、最近は若い人でも子宮頸がんになるリスクが高くなっています。

 子宮体がんは、妊娠時に着床のためのベッドとなる子宮内膜の細胞ががんになります。かかりやすいのは40代後半~50代の閉経前後。原因としていちばん大きく関係しているのは、女性ホルモンバランスの変化です」

 予防のための検診として、何をどんなタイミングで受ければいいのだろうか。厚労省の指針では、子宮頸がん検診は「20才以上、2年に1度」を対象とし、子宮体がんについては、検診の指針は定められていない。しかし、イーク表参道の高尾美穂副院長は「自治体の検診だけでは充分とはいえない」と言う。

「自治体の検診すら受けていない人も少なくないのですが、受けていたとしても“2年に1度、ちゃんと受けていたはずなのに…”ということが現場ではよくあります。子宮頸がん検査と自治体の検査には含まれていない超音波検査は、毎年受けたほうがいいでしょう」

 子宮頸がんの予防法のひとつに子宮頸がんワクチンがあるが、副作用の危険性など、使用には賛否両論ある。自覚症状でわかる病気のサインは“不正出血”や“おりものの異常”だ。

「不正出血が一度でもあったら病院に行ったほうがいいですね。特に、子宮体がんは閉経前後の女性に多いのですが、その時期は生理周期が安定しないことも多く、出血しても生理なのか不正出血なのか判断しかねることがあります。生理か不正出血かわからない、疑わしいと思ったら、婦人科を受診し、体がんの検査も考慮すべきでしょう」(高尾副院長)

 ちなみに、超音波検査では、子宮筋腫や子宮内膜症も発見できる。自覚症状がない場合の検診は、全額自費負担となり、7000円程度。症状があれば保険が適用されるので、性交渉を持つ年齢になったら、年齢に関係なく超音波検査も受けるほうがいい。

「子宮筋腫は特に30~40代に多い病気で、筋腫の大小を問わなければ、3人に1人の女性が筋腫を指摘されます。命にかかわる危険性は低いけれど、筋腫ができる場所によっては、小さくても過多月経による貧血を引き起こすことがあります。逆に、閉経後は筋腫ができていても小さくなるので、よほど大きな筋腫ではない限り、問題はありません」(清水院長)
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