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2017年01月14日 (17:00)

「オーラルセックスは癌の原因」と警鐘を鳴らす厚労省

先進国において、性感染症が増加傾向にあるのは日本だけといわれている。日本人は性行為による性感染症に関して非常に無防備なのだ。


「性感染症について正しい知識が広く浸透していないからでしょう。日本性教育協会の調査によると、女子高校生の13.1%(男子高校生は6.7%)が、クラミジアに感染しているというデータがあるほか、性交渉の相手が多い人ほど、コンドームの使用率が少ないというデータもあります。10代女子の罹患率は世界のトップクラスに及びます」(感染症の専門医)


特にフェラチオやクンニリングスといった、口や舌を使って相手の性器を刺激する“オーラルセックス(口腔性交)”は妊娠の心配がないといった理由から、さらに無防備になる人も少なくない。


厚生労働省は「オーラルセックスにより性感染症に感染するということには二つの意味があります」と警鐘を鳴らしている。


一つは、「性器にいる病原体がオーラルセックスにより口腔内に感染を起こす」という意味。もう一つは、「口腔内にいる病原体が性器に感染を起こす」という意味だ。つまり性器と口が感染ルートなので、お互いに感染するリスクにさらされるのだ。


同省によると、どちらの場合も自覚症状がある場合とない場合とがある。 特にオーラルセックスで、性器から口腔に感染した場合は無症状のことが多いので、自分が感染していることに気付かないままに、さらに別の性交渉相手にオーラルセックスを介して、性器に感染させてしまうことがあるという。
感染する性感染症には、淋菌感染症、クラミジア感染症、ヘルペス感染症、梅毒などがある。アメリカの俳優のマイケル・ダグラスは先日、イギリスのガーディアン紙に対し、2010年に公表した咽頭ガンは、「オーラルセックスが原因で発症した」と発言している。クンニによるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が、がんの原因だと主張したのだ。


この件に対する日本人の危機意識も低い。


「発がん性のあるウイルスとしては、肝炎ウイルス(B型およびC型)、EB(エプスタイン・バー)ウイルス、ヒトパピローマウイルス、ヒトT細胞白血病ウイルスがあります。それぞれ肝ガン、B細胞リンパ腫、皮膚ガン、子宮頚ガン、T細胞白血病を引き起こす可能性があるのです」(前出の専門医)


EBウイルスによる代表的な感染症には、伝染性単核球症という風邪に似た病気があり、これは唾液によって感染することから、別名“キス症”とも呼ばれる。極端に言えば、絶対にがんになりたくなかったら性行為の際には必ずコンドームを使用し、オーラルセックスは厳禁、キスもやめておいた方がいいということになるが…。
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