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2017年06月27日 (08:22)

"乳がん" 自分にあった検査法を 札幌市では40歳対象"無料クーポン券"送付も


女性の11人に1人が乳がん。この時代に知っておきたいこととは。

 乳がんのため34歳で亡くなった小林麻央さん。最期まで闘い続けた姿に、多くの人が勇気づけられました。

 札幌市民:「子どもを残して亡くなるのは、同じ母親として心残り」「毎年がん検診を受け、気を付けている」

 乳がんにかかる人は、30代後半から増え始め、40代後半から50代でピークを迎えます。

 泉久美子さんは、定期的に乳がんの検診を受けています。この日は2年ぶりのマンモグラフィー検査。乳房を板状の器具で挟みX線で病変を調べます。

 最初に検診を受けたのは30代前半のころ。まだ乳がんにかかる人が増える年齢では無かったのですが…。

 医師:「母も、母の妹も乳がんだったので」

 血縁者に乳がんや卵巣がんの患者が複数いると、なりやすい体質を受け継いでいることも。そのような人は20代や30代からマンモグラフィー検査を受けた方が良い場合があるのです。

 泉久美子さん:「早く見つかれば早く完治する。子どもがいるので、1年でも長く成長を見たい」

 マンモグラフィー検査は、超早期がんのサインである「石灰化」の発見に威力を発揮します。

 泉久美子さん:「これが、きょう撮った写真」

 今回も、異常はありませんでした。心強い検査ですが、リスクや症状のない20代、30代が受けると、X線による被ばくの影響の方が大きくなります。国の指針では40歳以上が2年に1度受けるよう推奨しています。

 一方で、マンモグラフィー検査だけでは発見できない乳がんもあるんです。

 別の施設で受けた人間ドックでは、異常が見つからなかった水野恵さん(仮名)。しかし、その9か月後。

 水野恵さん(仮名):「あおむけになって寝たとき、ぐっと押されるような痛み。嫌な予感がして病院に行った」

 再び検査を受けると、左胸にマンモグラフィーには写らなかった1.5センチのしこりが見つかり、乳がんと診断されました。

 乳房は、脂肪と乳腺組織でできています。画面の左は脂肪が多い乳房。右に行くほど乳腺の密度が濃い、高濃度乳腺と呼ばれる乳房です。日本人に多く、水野さんもこのタイプでした。マンモグラフィーではがんも乳腺も同じように白く写るため、高濃度乳腺では、がんを見つけにくい場合もあるのです。

 東札幌病院 ブレストケアセンター長 大村東生医師:「乳腺なのかしこりなのか、判断は難しいが、(高濃度乳腺でも)7~8割はマンモグラフィーでわかる。必要な検査だが検査に100パーセントというのはない」

 マンモグラフィーの弱点をカバーするのが超音波検査です。

 がんは黒く乳腺は白く写るため、高濃度乳腺でもがんを発見しやすいという利点があります。しかし、治療の必要がない良性のしこりも写し出します。精神的な不安が増えることがあるため国が推奨する検診にはなっていません。

 東札幌病院 ブレストケアセンター長 大村東生医師:「乳腺にあった検診を受けるべき。検診を、単純に40代以上は受けようというのではなく、個人に合った検診を考えるべき」
.
UHB 北海道文化放送
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