2007年12月19日 (21:52)
緑茶5杯、進行前立腺がんのリスク半分に 厚労省研究班
岩手、秋田、長野、大阪、長崎、沖縄など全国10地域の40~69歳の男性約5万人を対象に約10年間、追跡調査した。
緑茶を飲む量が1日1杯未満の人を基準に、1~2杯、3~4杯、5杯以上のグループに分けて前立腺がんになるリスクを比べたところ、進行性の前立腺がんにかかるリスクは、緑茶を5杯以上飲むグループが、1杯未満のグループより52%低かった。
研究班によると、緑茶に含まれるカテキンが発がんを抑えるほか、腫瘍(しゅよう)の広がりを妨げたり、がんが転移する際に多く現れるたんぱく質を抑制したりするとの報告があるという。研究班の倉橋典絵研究員は「緑茶を飲むことで進行性前立腺がんの予防効果が期待される」と話す。