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ガン完全克服マニュアル

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2008年03月25日 (23:46)

陥凹型“タチ悪大腸がん”にやられるな

大腸がん治療の世界的権威 工藤進英医師を直撃

●悪性度低い大腸がんだが、これは手ごわい
 2015年には「がん患者数第1位」になるといわれているのが大腸がんだ。
 大腸がんは一般的に悪性度が低く、大腸壁内にとどまる早期がんなら、5年生存率は95%。大腸壁を突き破っていてもリンパ節転移がなければ80%、リンパ節転移があれば70%といわれている。進行が非常にゆっくりなのも特徴だ。
 しかし一方で、非常に悪性度が高い大腸がんもある。それが「陥凹(かんおう)型がん」だ。発育が速く、転移も速く、数カ月で進行がんに至る可能性もあるという。
 どう“自衛”すればいいのか? 世界で初めて陥凹型がんを複数例発見し、報告した昭和大学横浜市北部病院・工藤進英副院長(消化器センター長)に聞いた。
 まず気になるのは、どれくらい怖いのかだ。
「粘膜下層にまで達している率(リンパ節転移している可能性が高く、生存率が低くなる)は、21ミリ以上で87%、6~10ミリで43%、5ミリ以下でも8.4%です。一方で、隆起型がん(通常の大腸がん)は、21ミリ以上でも29.1%、6~10ミリならわずか1.3%です。要するに、小さくても“手遅れ”になっている可能性が高いのが陥凹型がんなのです」
 自覚症状はあるのか?
「残念ながら、早期の段階では自覚症状は全くありません」
 定期検査が不可欠になるのは40歳以上。
「自覚症状がない以上、自ら検査を受けてチェックするしかない。進行が速い陥凹型がんは40代、50代の若い世代に多い。少なくとも年に1回は検査を受けるべきです」
 健康診断や人間ドックでは、大腸がんの有無を検査する便潜血反応検査が行われるが――。
「この検査では陥凹型がんはほぼ見つかりません。毎年便潜血反応検査を受けていたのに、大腸がんを見落とされていたという患者さんの中には、陥凹型がんだった方が結構な割合でいるのではないかと思うほどです。早期の陥凹型がんは、大腸内視鏡検査でしか見つけることはできません!」
 ただし、大腸内視鏡検査を受ければ安心というわけでもない。
「陥凹型がんは、見つけようと意識して検査をしていないと、見つけることができない。私は微妙な色の変化で見つけますが、陥凹型がんを念頭においていない医師は、これに気が付かない。まず“おかしいな”と思い、拡大内視鏡でより詳細をチェックし、場合によっては色素を散布してコントラストをつけて発見する方法で確認する。知識と経験がない医師はこれもしない」
 陥凹型がんの知識がある医師かどうかを知るには、検査前に「拡大内視鏡を使っていますか?」と聞けばいいという。全国の3分の1くらいの病院に置いてあるが、これがある消化器科なら、“期待”が持てるそうだ。


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